宇多田ヒカルの名曲を浜崎あゆみがカバー　デビュー15周年記念企画の全貌が明らかに

今作は、自らがソングライターとして第一線で活躍しているアーティストに限定して、自由に宇多田の楽曲を表現してもらおうというのがコンセプト。浜崎をはじめ、AI、井上陽水、岡村靖幸、加藤ミリヤ、椎名林檎、吉井和哉など豪華アーティストが集結したことで話題を呼んでいる。

浜崎あゆみ「あの頃の日々が鮮明に蘇ります」選曲理由とは

今回のオファーについて、浜崎は「素直に『ヒカルちゃんの曲を歌ってみたい！』とワクワクした自分が居たので快諾させていただきました」と胸を弾ませ、選曲については「私的にヒカルちゃんとのリリースタイミングが近かったりなどの理由で当時よく耳にしていた、思い出のある『Movin’on without you』をチョイスさせていただきました」と説明。「今でもこの曲を聴くと、あの頃の日々が鮮明に蘇ります」と楽曲への思い入れを語った。

また自身が歌う「Movin’on without you」は「最近一緒に音楽を創っているRedOneチームと共にリアレンジして、原曲とはまた違った側面と魅力がプラスされたテイストになっていると思います」と紹介し「ヒカルちゃんはもちろんのこと、多くの人に楽しんでもらえるとうれしいです」と呼びかけている。

加藤ミリヤ、宇多田ヒカルへの憧れを語る

「For You」をカバーした加藤ミリヤは「宇多田ヒカルさんの声は私の永遠の理想であり憧れです」と明かし「どうしてこんなに切ないんだろう。どうして勝手に涙が出てくるんだろう。宇多田ヒカルさんの歌を聴く度にいつも感じていました」とコメント。さらに「孤独ばかり感じていつも苦しかった私の10代は、いつもそばに宇多田ヒカルさんの歌がありました」と回顧し「そして今も『誰か』との繋がりを求めている私の心の声を歌にしてくれる。そう強く感じます」と語った。

椎名林檎「ほんとうはこんなこと、やりたくなかった」その真意とは

「Letters」をカバーした椎名林檎は、「丁寧に重ねられた宇多田ヒカルのハーモニーは日本が誇る絹織物のよう」と宇多田の印象を語り「中でもその特徴が大きな魅力となっているナンバーを、敢えて選曲しました」と選曲理由を説明。また、今回のカバーについて「わたしは彼女のオリジナルテイクがだいすきなのです。だから、ほんとうはこんなこと、やりたくなかったのです」と告白。しかし、「この銘曲を生み出してくれた彼女の偉業へ、精一杯の敬意を込めて取り組みました。彼女への愛を共有してくださるかただけに、こっそりご試聴いただきたいと思っております」と思いを述べた。（modelpress編集部）

■「宇多田ヒカルのうた　－13組の音楽家による13の解釈について－」
2014年12月9日（火）発売予定

収録楽曲
1．井上陽水「SAKURAドロップス」
2．椎名林檎「Letters」
3．岡村靖幸「Automatic」
4．浜崎あゆみ「Movin’on without you」
5．ハナレグミ「Flavor Of Life」
6．AI「FINAL DISTANCE」
7．吉井和哉「Be My Last」
8．LOVE PSYCHEDELICO「光」
9．加藤ミリヤ「For You」
10．大橋トリオ「Stay Gold」
11．tofubeats with BONNIE PINK「time will tell」
12．KIRINJI「Keep Tryin’」
13．Jimmy Jam ＆ Terry Lewis feat．Peabo Bryson「Sanctuary」