IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所

IVE、東京ドームでワールドツアー完走 未発売楽曲サプライズ披露&ファンへの感謝も「夢のようです」

2024.09.06 12:24

6人組ガールズグループ・IVE(アイヴ)が、ワールドツアー「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」のファイナル公演として、初の東京ドーム公演を開催。ここでは、9月4日に行われた東京ドーム公演の模様を伝える。

  

IVE、ワールドツアー開催

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
2021年に韓国でデビューし、名実ともに瞬く間にその人気が世界規模に拡大し続けている韓国6人組ガールズグループ・IVEが、ワールドツアーのファイナル公演として、初の東京ドーム公演を開催。日本においては、2023年11月から2024年2月に横浜、福岡、大阪で開催された全6公演で約78,000人を魅了した。

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
今回のワールドツアーでは、アジア各国、アメリカ、ヨーロッパ各国、南米など世界19か国・28都市・計37公演で42万人を動員。アメリカの大型フェス「ロラパルーザ」や日本でも「サマーソニック2024」への初参戦を経て一段と成長したパフォーマンスを、過去最大規模の東京ドームにて披露した。本2公演で計95,800枚のチケットが完全ソールドアウトとなった。

8月28日にリリースされたJAPAN 2nd EP『ALIVE』は、2024年9月4日公開(集計期間:2024年8月26日~9月1日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で1位を獲得。9月7日には、さいたまスーパーアリーナで開催される「第39回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER」にも初登場する。

IVE、初の東京ドーム2DAYS公演

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
IVEとして初の東京ドーム2DAYS公演となった「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE – ENCORE’ IN TOKYO DOME」。11ヶ月にも及ぶ初のワールドツアーのアンコール公演ファイナルとなった本公演では、全23曲、約3時間に渡って東京ドームを熱狂の渦に巻き込んだ。

バンドのグルーヴと光の演出が美しいオープニングから、東京ドームは熱気に包まれた。ピンク色のレーザーが放たれると、スクリーンが上がり、リフターに乗った6人のシルエットが浮かび上がる。白の衣装でポーズをとった6人は、ゆっくりとメインステージに降り立ち、花道をランウェイさながらにさっそうと歩いてセンターステージに到達すると、再びポーズを決める。1曲目の「I AM」が始まると、ファンコールが大きくドームに響き渡った。

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
3曲目の「Blue blood」までいっきに駆け抜けたが、花火や銀テープなど冒頭から華やかな演出が彩りを添えた。軽い挨拶の後、アリーナ公演とは異なる「Blue Heart」、「Holy Moly」でムードを一変させる。そして、ヒット曲「Eleven」で、さらにファンの熱気を高めていった。

「Shine with me」は、IVEとDIVEIVEファンの総称)にとって特別な意味を持つ楽曲だ。ウォニョン(WONYOUNG)がDIVEへの想いを込めて作詞したこのバラードは、メンバー1人ずつがボーカルをリレーするように歌い上げる。パフォーマンスでは、大きな花園のセットが登場し、幻想的な雰囲気を醸し出した。メンバーたちは、ピンクのキュートな新衣装に身を包み、曲の感動的な雰囲気をさらに引き立てた。歌声とともに、メンバーの想いがファンに真っ直ぐに伝わっていくような、心温まるステージとなった。

IVE、未発売楽曲をサプライズ公開

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
トークでは、「この大きな会場でWaveが見たい!」というIVEに約48,000人がペンライトで巨大なWaveを作り出すと、「めっちゃキレイ」とメンバーたちが感嘆。美しい光景を堪能した後は、ガウル(GAEUL)から発せられた、「ここ東京ドームで、私たちの未発売の曲をサプライズで公開しちゃいます!」という衝撃発言に会場から「ウォー」という雄たけびが上がる。

レイ(REI)が「良い機会をいただけて、デヴィッド・ゲッタさんと作業をしました。その曲を東京ドームで初披露します!特別な曲なのが、聴いたらわかると思います」と言うと、流れ出したのは、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」のメロディー。そのメロディーにメンバーたちの柔らかな声が乗り、ハウスのビートと共に曲が展開していく「SUPERNOVA LOVE」にドームが熱狂。そのまま初パフォーマンスとなる日本の新曲「CRUSH」に突入したが、この特別な2曲は、この日のハイライトといえるだろう。

IVE、ユニットステージで個性輝く

ユジン「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
イソ「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
中盤は、2人ずつのユニットステージが見どころとなったが、ユニットステージ前のMCを盛り上げたのが、ツアー恒例のユジン(YUJIN)とイソ(LEESEO)の「ヘヘズタイム」だ。毎回、SNSで話題のチャレンジに挑戦しているこの2人。ユジンが「数えたら、今までに35回のヘヘズタイムをやってきました」という。36回目のヘヘズタイムでは、超ときめき◆宣伝部(※◆は正式にはハートマーク)の「最上級にかわいいの」に挑戦し、かわいいポーズを決めて大きな拍手を集めた。そして「東京ドームスペシャルがあるかも」とユニットステージへの期待を高めると、ユジンがフロアごとに「叫べー!」と盛り上げて勢いをつけた。

ガウル「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
レイ「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
最初のユニットは、ガウルとレイ。まずはソロで、ガウルが「新しい振付になった」というアリアナ・グランデの「7 Rings」をセクシーにパフォーマンス。続くレイは、「IVEがついに東京ドームに来られたので、日本の曲を披露したくて」と、ORIGINAL LOVEの「接吻」をセーラー服姿でキュートに歌った。そして2人が揃うと、「東京ドーム、盛り上っていきましょう!」と勢いをつけて、スパイス・ガールズの「Wannabe」を歌い、最後に2人でセルカ撮影をした。

ウォニョン「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
リズ「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
ウォニョンとリズ(LIZ)は、プリンセスのような衣装で「塔の上のラプンツェル」の「When Will My Life Begin?」を歌ったが、途中で花かごの花びらをまいたり、リズがピアノを弾いてウォニョンとのハーモニーを聴かせるなど、ガーリーで幻想的な世界観で魅了。ユジンとイソは、かわいい「ヘヘズタイム」とは真逆のセクシーかつパワフルなステージをリトル・ミックスの「Woman Like Me」で展開し、全身黒の衣装で、カッコいいダンスブレイクを披露して会場を沸かせた。

ユニットステージの後は、ホラー映画のような新しいブリッジ映像が導入されると、「Hypnosis」でそのイメージを引継ぎ、古い洋館セットの中で白い布を使った印象的なパフォーマンスを展開。そして今夏の「サマーソニック」でも盛り上がりを見せた「Accendio」で再び大きなファンコールが上がると、メンバーたちも「皆さんの声が大きくて驚きました」と感動の表情を見せた。

ウォニョン&ユジン、誕生日祝福に笑顔

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
トークを挟んだ後は、ウォニョンが「一番IVEらしいステージ」と称するブロックに突入。ガウルの「IVEの魅力にDIVEしてくださいね。DIVE、Let’s dive!」という掛け声を合図に、「LOVE DIVE」がスタート。イントロが流れると同時に、会場には大きな歓声が沸き起こり、ダンスブレイクでは、息の合ったファンコールがさらに大きくなり、会場の熱気は急激に高まった。ウォニョンが「東京、盛り上がっていきましょう!」と煽った「Kitsch」では、曲が進むにつれ、見事な一体感が作り上げられていった。ヒット曲「After LIKE」からはラストスパート。「NOT YOUR GIRL」で楽しいムードを打ち上げると、韓国最新活動曲「HEYA」のファンの合唱で本編を終えた。

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
アンコールの「WOW」と「Mine」では、メンバーたちが2台のトロッコに乗ってアリーナフロアへ降りて一層ファンの近くへ。メインステージに戻ると初パフォーマンスとなる日本オリジナル曲「Will」で楽しいムードを作り上げた。最後のトークパートでは、サプライズで大きなケーキが登場。8月31日に20歳になったウォニョンと、9月1日に21歳になったばかりのユジンの誕生日を祝うと、ウォニョンが「本当に幸せです」とつぶやく側で、ユジンはレイの鼻にクリームをつけて笑顔を見せた。

IVE、ファンへの感謝語る

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
リズは「たくさんの国でツアーを行い、最後に東京ドームという大きなステージに立ちました。DIVEIVEだけの空間が、本当に素敵。私にとっていつが幸せか考えると、DIVEに会う瞬間です。こんなに愛されているんだと実感します。これからも成長した姿でDIVEに会えるよう、期待していてください」とコメント。

イソは「始めての東京ドーム。約48,000人の前でステージに立てて夢のようです。今日は来てくださってありがとうございます。私が皆さんに感動をもらうように、皆さんにとって、今日が感動いっぱいの良い思い出になったら嬉しいです。皆さんの笑顔を見て、エネルギーが充電できました。これからの活動も頑張ります」と語った。

ユジンは「今日、来てくださって本当にありがとうございます。どんどん大きな会場で公演ができる私たちが誇らしく、満足もしますが、ファンの皆さんは“IVEが遠くに行ってしまった”と思われているんじゃないかと心配もしました。でもトロッコで声援を送ってくださる皆さんを見て、そんな心配は必要なかったとわかりました。皆さんは、私たちの大切な存在です。皆さん、愛してる~!」とファンへ感謝。

ウォニョンは「私は本当にドームにいますか?甘い夢を見ているみたい。1回だけ私の名前を呼んで!(大きな声を聞いて)夢じゃないですね。私の夢が現実になった日を一緒に過ごしてくれてありがとうございます。IVEのウォニョンがすることは、すべてDIVEのためです。今日は私にとって大事な日だけれど、ここに来てくれた皆さんが私にとってもっとも大事な存在です。これからの日本活動も見守ってください。皆さん、大好き!」と伝えた。

ガウルは「東京ドームで公演ができるときいた時は、メンバーと喜びました。そしてチケットがソールドアウトしたときいて信じられませんでした。たくさんのDIVEの皆さんが会いに来てくれて、本当に幸せです。DIVEがいるからこそ、私たちはここに立てています。一人ひとりと目を合わせて感謝の気持ちを伝えたいです。私にとってステージに立つことが一番の幸せ。私の幸せが皆さんに伝わると嬉しいです。ずっと忘れられない日になると思います」と感動を口に。

レイは「今日は来てくださって、心からありがとうございます。待ちに待った日。デビューした時から、IVEとしていつか東京ドームに立てたらいいなと夢見てきましたが、東京ドームに来ちゃったよ!横浜公演の最後に“行くぜ、東京ドーム!”と言ったら、本当に来ちゃった(笑)。いつも“やればできる、言えば叶う”と言っていましたが、その願いがDIVEのおかげで叶って嬉しかったです。昨日緊張し過ぎで寝付けなくて、ママを部屋に呼んで手を繋いで寝ました。私と同じようにドキドキしているDIVEの顔を見て、頑張れました。小学5年生のころ、東京ドームの4階の一番後ろの席でライブを見た時はステージが遠かったけれど、ステージからはその席までよく見えているし、みんなの気持ちが伝わっているよと伝えたかったです。11ヶ月のワールドツアーを通してたくさんの経験と思い出を作ってチームワークもよくなりました。DIVEの応援のおかげで堂々と東京ドームに立つことができました。待っていてくれて、本当にありがとう。みんなの暖かい気持ちのおかげで、韓国での活動も頑張れます。またすぐに皆さんのところに戻ってきます」と語った。

IVE「IVE THE 1ST WORLD TOUR ‘SHOW WHAT I HAVE’」より(C)撮影:田中聖太郎写真事務所
最後に1人ずつファンに感謝を伝えると、「All Night」で盛り上がり初の東京ドーム公演のラストを飾った。米「ロラパルーザ」で絶賛され、日本の「サマーソニック」ではPACIFIC STAGEのトリを務め入場規制がかかるなど、世界の音楽シーンを席巻するIVE。東京ドームという夢を叶えた彼女たちは、もはやアイドルという枠に収まりきらない存在となり、世界中の音楽ファンの心を虜にしている。その輝きは、これからさらに世界の舞台で新たな伝説を紡ぎ出していくだろう。(modelpress編集部)
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