XG・スキズ・NCT…ド派手「グリルズ」ビジュアルが増加中
2024.06.24 18:12
views
米ヒップホップカルチャーから生まれた歯に着けるアクセサリー「グリルズ」が、K-POPなどポップスシーンで進化を遂げている。
米ヒップホップシーン発の「グリルズ」K-POPでも流行
米ヒップホップカルチャーやブラックカルチャーの中で生まれた「グリルズ」は、ギラギラとした派手さを表象する“Bling Bling(ブリンブリン)”なジュエリーとしてラッパーらを中心に流行した。ここ数年、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)などメインストリームのポップス歌手もグリルズを取り入れ、米音楽シーンの影響を強く受ける韓国でもトゥースジュエリーは注目され続けている。K-POPでは、ブラックミュージックの精神性の影響を強く受けるYG Entertainmentの御用達アイテムとしてもおなじみだ。XGのグリルズ制作「SAEMINIUM」の作品で広がる口元のアート
オーソドックスなグリルズは、歯全体を高価な金属で覆ったり、ダイヤやクリスタルのラインストーンを並べたりと、羽振りの良さや富を象徴するものというイメージで定着している。一方、最近韓国ではミュージシャンの表現の一部となるアート作品としても進化を見せる。数々の人気グループのビジュアルディレクションを務めるアーティスト、チョ・ギソクが手掛けたXG(エックスジー)「WOKE UP」のキービジュアルには、XGのロゴやオオカミの牙の形をかたどったユニークなグリルズが登場し注目を集めた。このグリルズを付けた口物の写真は、アルバムをレペゼンするジャケット写真にも使用されている。
XGのグリルズを制作した「SAEMINIUM」は、NCT(エヌシーティー)のTAEYONG(テヨン)やTEN(テン)、NCT DREAM(エヌシーティードリーム)、イ・チェヨン(LEE CHAE YEON)など数多くのアーティストのトゥースアクセサリーを手掛けてきた。TAEYONGには矯正器具をポップにアレンジしたもの、TENには歯から顔の中心を額まで貫くアクセサリー、NCT DREAMには楽曲タイトル「ISTJ」の形をしたグリルズを提供するなど、その作品は想像性豊かに発展を続けている。
楽曲メインビジュアルにグリルズを使用するK-POPアーティストが増加
28日に最新ソロ曲「ROCKSTAR」をリリースするBLACKPINK(ブラックピンク)のLISA(リサ)も、コンセプトフォトで「SAEMINIUM」のグリルズを着用している。「SAEMINIUM」の作品の影響力や、本格的なヒップホップ楽曲に取り組むK-POPグループが増えたこともあり、楽曲のメインビジュアルでグリルズを付けた口元を強調するグループは増加傾向だ。Stray Kids(ストレイキッズ)が7月19日にリリースする新アルバム「ATE」のオンラインカバーは、歯列模型をメタリックアクセサリーにしたようなオブジェの写真。歯には「STRAY KIDS」の形のグリルズが輝き、そのインパクトの強さで話題になっている。偶然にも重なったトップアーティストたちのグリルズウェーブが、今後どのような影響を与えていくのかにも注目したい。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】