TOMORROW X TOGETHER、5人の熱望で実現したファイナル公演 ツアー経て強まったMOAとの強い絆<ACT : SWEET MIRAGE FINALライブレポート>
2023.12.03 20:30
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韓国の5人組グループ・TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー/TXT)が12月2日から3日にかけて、韓国・ソウルのコチョクスカイドーム(GOCHEOK SKY DOME)にて「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT : SWEET MIRAGE>FINALE」を開催。ここでは、1日目の様子をレポートする。
TOMORROW X TOGETHER(TXT)、ワールドツアー経て韓国にカムバック
3月の韓国・ソウルで行われたKSPO DOME公演を皮切りにシンガポール、台北を経て日本4都市(大阪、埼玉、神奈川、愛知)、米国6都市(シャーロット、ベルモントパーク、ワシントンD.C.、ダルース、サンアントニオ、ロサンゼルス)、インドネシア・ジャカルタ、フィリピン・ブラカンまで全世界15都市で計27回公演を開きファンとの時間を過ごしたTXT。2度目となる今回のツアーでは、グループデビュー後初めて北米スタジアムと日本ドームでの公演も行いワールドワイドな人気を証明した。スビン、ファンにお願い「目と目が合うこの瞬間を記憶して」
大きな歓声に包まれる中、城の中から王子のように登場した5人。童話の中に入り込んだかのような雰囲気の中パフォーマンスを繰り広げ、曲間には「久しぶり~!」「元気だった?」と韓国のMOA(グループのファンネーム)との再会を喜んだ。最初の挨拶では、スビン(SOOBIN)が「皆さん久しぶりです」と切り出し、ヒュニンカイ(HUENINGKAI)は「MOAの皆さん本当に会いたかったです」とにっこり。スビンは「より楽しいライブにするためMOAに一つお願いしてもいいですか?」と前置きし「カメラやスマートフォンに収めるのもいいのですが、しばらく置いて目と目が合うこの瞬間を記憶してみることもいいと思います」と伝えた。
その後5人はスポーティな衣装にチェンジ。バスケットボールをするような振り付けが取り入れられた「Drama」、「No Rules」をパフォーマンスし、犬や猫のポーズが取り入れられた楽曲「Cat & Dog」では、可愛らしい動きやポーズに客席からは黄色い歓声が終始沸いていた。
会場とのコールアンドレスポンスコーナーでは「Cat & Dog」をアカペラで再び歌唱。見事なコールアンドレスポンスを行い、公演を重ねパワーアップしたMOAとの一体感が感じられた。ファンとコミュニケーションを取り、テヒョン(TAEHYUN)の「TXTと一緒に逃げちゃおうか」という掛け声を合図に「Run Away」をパフォーマンス。その後は、まるで魔法を掛けるかのようにヒュニンカイがしなやかなソロダンスを踊り、5人は列車へ乗り込む。扉が開き、5人が下車をすると「We Lost The Summer」、「Can’t You See Me?」を続けて披露した。
TXT、魅惑のペアダンス披露
真っ暗な現実から抜け出そうとする衝動を持つ少年たちの複雑な感情を歌った楽曲「LO$ER=LO◆ER 」(◆はハートマーク)では、力強いボーカルと圧巻の表現力で訴えかけるように歌声を届けた5人。トロッコに乗り込み客席に接近し、ファンのすぐ近くで1人1人と目を合わせていた。次のセクションでは、魅惑的なペアダンスでこれまでの姿からは一変した色気が溢れるダンスで魅せた。「Opening Sequence」では、ヨンジュン(YEONJUN)がダンスを魅せ、楽曲の切ない雰囲気を身体で表現。「Anti-Romantic」では、ダンスを封印し甘い歌声を届けMOAとの幸せなひとときを彩った。
ギターサウンドをバックに「Are you ready?」の掛け声で始まったのは「Good Boy Gone Bad」。曲中には、ボムギュ(BEOMGYU)がバラの花をロマンティックに咥え、火を付け強烈な印象を残した。その後も「Tinnitus」ではクールな魅力を惜しみなく披露し、英語楽曲「Devil by the Window」では、ボムギュやヨンジュンが鍛え上げられた筋肉を衣装から覗かせ、パフォーマンスを披露した。
その後のセクションでは、クールな雰囲気から一変。軽快なサウンド共に「Angel Or Devil」を披露し、TikTokチャレンジが話題の楽曲「Happy Ever After」を全力で踊りきった。5人全員で作詞をした「Happy Fools」を披露する前には、作曲を担当した“ヨンジュン先生”による振り付けレクチャーのコーナーも。練習の成果もあり、会場が一丸となり楽曲が終わるとヨンジュンは「少し照れているMOAも居たけど本当に可愛かった!」と満足げだった。
TXT、ソウルでのファイナル開催秘話明かす
1人ずつコメントを話す場面でテヒョンは、「去年『ACT : LOVE SICK』ツアーはソウルでのアンコールライブが出来ず多くのMOAが寂しく思ったことをよく知っています。それで今回は僕たち5人がフィナーレをやらせていただきたいと言いました」とメンバーの熱望もあり今回のステージが実現したという。続けて「MOAの皆さんのおかげで、より大きい会場で一緒にライブをすることが出来ました!ありがとうございました」と笑顔で感謝を伝えた。その後は、清涼な口笛とファンキーなギターサウンドが中毒性のある楽曲「Sugar Rush Ride」を披露。続けて海辺を連想させる映像をバックに「Farewell, Neverland」を幻想的かつしっとりと歌い上げ、本編は幕を下ろした。
アンコールでは、以前の韓国公演では発売前で披露されなかった楽曲「Chasing That Feeling」、「Skipping Stones」を披露し、会場のボルテージは最高潮に。そして、TXTがMOAのために作ったファンソング「MOA Diary (Dubaddu Wari Wari)」では、ファンとしっかり目を合わせながらコミュニケーションを取り、交流を楽しんでいるようだった。最後には、名残惜しい表情を浮かべながら「Our Summer」を歌い、MOAから「覚えて私達が作った輝く瞬間を」とスローガンが掲げられると、5人は感謝を伝えTXTとMOAの固い絆を感じさせたまま公演は幕を下ろした。(modelpress編集部)
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