キム・ヨンデ氏(C)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

2022年・K-POPトレンド“3つのキーワード” Kep1er・IVEらガールズグループの躍進が大きな鍵に

2022.11.16 12:54

CJ ENMが16日、K-POP授賞式「2022 MAMA AWARDS」(29~30日/京セラドーム大阪 ※全世界で生中継)の開催に先駆け、グローバル記者懇談会を実施。音楽評論家のキム・ヨンデ氏が2022年のK-POPトレンドを分析した。

  

1:世代交代

「2022 MAMA AWARDS」(C)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
コロナ禍による世界情勢で音楽産業は大きな打撃を受け、ここ数年低迷していた。そんな中2つの分野だけが成長したとヨンデ氏は語った。1つはラテン音楽、そしてもう1つはここアジア音楽市場だという。以前はJ-POPがリードしていたアジア音楽市場だが、現在はK-POPが主役となって市場を導いてると分析。

続けてヨンデ氏は「過去のK-POPは、一部のマニアだけが楽しむ“限られた文化”だった。しかし、K-POPはその地位を高め、中堅企業くらいのシステムを備えるようになった」と過去の性質と比較して説明した。第3世代、第4世代と次々と新世代が登場し、世代交代が行われている様はK-POPが一過性の流行ではなく“メジャー音楽”として進化を遂げている証とし、“世代交代”を1つ目のキーワードとして挙げた。

2:ガールズグループの躍進

2つ目は、2022年特に顕著に見受けられた“ガールズグループの躍進”だ。これまでもK-POP界の中心にいたガールズグループだが、第4世代のKep1er(ケプラー)・LE SSERAFIM(ルセラフィム)・IVE(アイヴ)・NMIXX(エンミックス)・ NewJeans(ニュージーンズ)らは「一味違う」とヨンデ氏は語った。その要因となった最も大きな変化は、“ファン”の力だ。これまでボーイズグループが持っていた影響力と購買力をガールズグループも持つようになり、ガールズグループが1つの大きなファンダムに基づいて、トレンドを左右できるに位置にまでに成長したと分析した。

実際、世間では「ガールズグループオタク」と呼ばれる人も増えたように、大きなファンダムが形成されている。ヨンデ氏は「第2のBTSは必ずしもボーイズグループではなくガールズグループになる可能性もある」とK-POP界に旋風を巻き起こしたボーイズグループ・BTS(ビーティーエス)の次を継ぐ存在について、自身の考えを明かした。

3:国際的なコラボの開幕

そして3つ目は“国際的なコラボの開幕”。ヨンデ氏はK-POP界が数年前から進めてきた「韓流3.0」と言われているK-POP現地化戦略の第3モデルについて「グローバル化グループと手を携え、現地でK-POPをローンチすること、そして現地のファンをターゲットにする戦略が増加している」と近年の動きを説明。

2022年はまさに、その活動の元年でもあるとし、現地でK-POPを制作し現地のファンに働きかけるような新しいモデルが誕生すると考えていると語った。

「2022 MAMA AWARDS」

「2022 MAMA AWARDS」公式ポスター(C)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
CJ ENM主催の「MAMA AWARDS」は1999年に第1回目の授賞式「Mnet映像音楽大賞」として開催。2009年に「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」に改称し、 約23年間K-POPを牽引している授賞式だ。CJ ENMは、K-POPの影響力がアジアからグローバルに拡大するなどグローバル音楽市場の変化に合わせ、2022年より「MAMA AWARDS」にリブランディングし、アジアを越えて世界最大級のK-POP授賞式に進化させ開催することが決定。

2022年のコンセプトは「K-POP World Citizenship」。K-POP を愛する数多くの「私(I)」が集まって「私たち(WE)」になる瞬間全世界のファンは音楽を通じて平等に、そして一帯になれることを意味する。「K-POP World Citizenship」」というコンセプトを 通して、全世界に希望と共感のエネルギーを与え、音楽が伝える「善良な影響力」を見せるという意志を含んでいる。(modelpress編集部)

開催概要

日時:11月29日(火)、30日(水)

レッドカーペット:16時~18時
本式:18時~

場所:京セラドーム大阪

DAY1(29日)

KARA、ヒョリン、Forestella、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHER、BIBI、JO1、Kep1er、NMIXX、LE SSERAFIM、STREET MAN FIGHTER ほか(アーティストは、デビュー順)

DAY2(30日)

ZICO、イム・ヨンウン、(G)I-DLE、ITZY、TREASURE、ENHYPEN、NiziU、INI、 IVE、NewJeans ほか(アーティストは、デビュー順)

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