Kep1er、全員が日本語で伝えた想い 「Girls Planet 999:少女祭典」シグナル曲も歌唱「初心を忘れないように」<日本デビューショーケースオリジナルライブレポ>
2022.09.12 19:00
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日中韓の9人組グローバルガールズグループKep1er(ケプラー)が10日と11日、千葉県・幕張メッセイベントホールにて来日ショーケース「Kep1er Japan Debut Showcase Live <FLY-UP>」(※<>は正式には半角表記)を開催した。ここでは初日公演の様子をレポートする。<オリジナルライブレポ>
Kep1er、<FLY-UP>で日本デビュー
Kep1erは、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」から誕生した、ユジン、シャオティン、マシロ、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヒュニンバヒエ、ヨンウン、イェソからなる、K-POPアイドル第4世代を代表するグループ。グループ名のKep1erは「夢をつかんだ」ことを意味する“Kep”と、9人の少女が1つになって「最高のガールズグループ」になるという意味の“1”を組み合わせている。7日にJapan 1st Single
Kep1er来日ショーケース「Kep1er Japan Debut Showcase Live <FLY-UP>」
ショーケースは当初10日と11日の夜公演2回の予定だったが申し込みが殺到し、多くのファンの期待に応えるかたちで急遽11日の昼公演が追加。全3公演・計2万席のチケットが、一般発売後3分で即ソールドアウトした。また、10日13時からは日本のマスメディアに向けた初のお披露目会「Kep1er Japan Debut Media Show <FLY-UP>」を同会場で開催。最終公演は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて全世界独占生配信された。
「WA DA DA」Japanese ver.で熱狂的に開幕
一部機材席も急遽開放し、端までKep1ian(読み:ケプリアン/ファンの愛称)でいっぱいになった会場がパープルのライトスティックで染まると、ピンクとブラックを基調とした衣装のメンバーがステージに颯爽と登場。中毒性のあるメロディーとダンスで鮮烈なデビューを果たした韓国の1stミニアルバム「FIRST IMPACT」のタイトル曲「WA DA DA」のJapanese ver.で開幕。1曲目からピンクの銀テープがアリーナに舞い落ち、客席のボルテージが上昇した。K-POPファンにはおなじみの古家正亨の進行で、メンバーが再登場すると観客は大きく拍手。一人ずつ日本語の自己紹介から始まり、最年少のイェソが「生きてるだけで可愛い末っ子イェソです!」と挨拶すると思わずメンバーも笑顔に。「緊張してる?」と古家が問いかけるなど、念願の光景に緊張も見えたメンバーだが、ヨンウンが2枚椅子にあったひざ掛けをヒュニンバヒエにすかさず渡しに行くなど、チームワークの良さが垣間見えるワンシーンもあった。
リーダーのユジンは「デビューという言葉はいつもワクワクします。日本での一度しかない瞬間ですので私たちが準備してきたすべてをお見せしたいです」と意気込み、チケットが3分で売り切れたことについてダヨンは「最初は『本当?』って信じられませんでした」と日本での人気に驚き。日本人メンバーのマシロは「今日が本当に待ち遠しかったんですけどKep1erという名前でステージに立つことを夢見ていました」と凱旋ステージに感慨深い様子で、ヒカルは「韓国にいるときにメンバーが沢山助けてくれたので、今日は私が引っ張っていきたいと思います」と頼もしく話した。
チェヒョンも「私は日本のKep1ianの皆さんに会えるのをすごく待っていました。いろんなところで私たちを応援してくれているのを知っていたので1日も早く会いたかったです」と明かすと、日本語で「会いたかったでーす」と挨拶。
イェソが「本当は一人ひとり手を握って挨拶したいです。でも今はちょっと難しいからこの場で皆さんと目を合わせるのはどうでしょうか?」と切り出し、全員で左、正面、右とゆっくりと客席を見てファンサービスする場面も。ハートマークを作ったり大きく手を振ったりとファンサービスをたっぷりと行い、Kep1ianと温かいコミュニケーションを取っていた。
Kep1er「初旅行で必ず持っていくアイテムは?」私物紹介で個性炸裂
トークの「What's in Kep1er's Carrier?」のコーナーでは「新しい目標に向かって飛行を始めたKep1erが初旅行で必ず持っていくアイテムは?」とメンバーのお気に入りアイテムを詰め込んだキャリーケースがステージに登場しそれぞれが私物を公開。紹介したのは、マシロがパジャマ、ユジンがビタミンサプリ、ヒュニンバヒエがパン、シャオティンが帽子、ダヨンがタピオカパール、ヨンウンが写真アルバム、チェヒョンが甘いもの、ヒカルがヘッドホン、イェソが靴と、9人9様のキャラクターが炸裂。
メンバーの間で流行っているというタピオカミルクティーをどこでも飲めるようにとダヨンが用意したタピオカは瓶詰めにされており、その光景に笑いが起こった一方、ヨンウンは「Kep1erとKep1ianの思い出を全部とっておいて、一生大事にしたい瞬間があるのでアルバムに入れたいんです」とグループへの愛を表現。最後にイェソが「これからもっとWA DA DAって走り続けるからです」と「WA DA DA」に合わせた靴で見事にまとめた。
Kep1er「Girls Planet 999:少女祭典」シグナル曲「O.O.O(Over & Over & Over)」歌唱
そして、2曲目は「私たちKep1erのスタートを知らせた曲です」と韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」のシグナル曲「O.O.O(Over & Over & Over)」を披露。くるくると曲調が変わるメロディーラインやキリングパートの「パロナヤ」で魅了し、チェヒョンのセンターで始まり、シャオティンのセンターで締めくくる構成。チェヒョンは「この歌を歌うと番組をしていたときに戻ったような気分になります。日本のデビューショーケースでも初心を忘れないようにという意味で、原曲バージョンでお届けしました」とコメントした。VCRを挟んで2ndミニアルバム「DOUBLAST」のタイトル曲「Up!(Japanese ver.)」を初披露。エネルギッシュでポジティブなKep1erの魅力を凝縮した軽快な夏ソングに日本語で新たな魅力が加わった。
マシロ、一人だけチャレンジ失敗もメンバー総立ちで拍手の結末
VCRは空港ファッションのメンバーが“猛獣ズ”(マシロ、チェヒョン、ヨンウン)、“モデルズ”(ユジン、シャオティン、バヒエ)、”長身ズ”(ダヨン、ヒカル、イェソ)の3つのユニットに分かれて、飛行のための脱出ミッションに挑戦するという内容。続いて、1つのチームで力を合わせるコーナーとして「Wing Wingチャレンジ」を実施。メンバー1人が絵を描いて他のメンバーがお題を当てるスケッチチャレンジ、日本語の歌詞を表現した絵文字で曲名を当てる絵文字チャレンジ、動くカメラに映り込むスナップショットチャレンジの3つのゲームを行い、9つの羽をすべて集めないと「Wing Wing」のステージをお見せすることができないというルール。スケッチチャレンジではイェソが絵の才能を発揮し、順調に正解。絵文字チャレンジではヒュニンバヒエがリードし羽を3つゲットするものの、スナップショットチャレンジでマシロだけ失敗してしまうという展開に。マシロは「今のお写真以上に魅力的な表情を見せたら」と古家に条件を持ちかけられ、見事カメラ目線で「Wing Wing」の一節をダンス。その完璧な表情にメンバー総立ちで拍手し、見事クリアとなった。
Kep1er、衣装チェンジで「Wing Wing」「Daisy」パフォーマンス」
後半はパープルを基調とした衣装にチェンジし、満を持して「Wing Wing」をパフォーマンス。シャオティンは「すごく緊張していました。もちろん他の曲も一生懸命頑張りましたが、タイトル曲なのでさらに完璧な姿をお見せしたいと思っていました」と、チェヒョンは「ステージをしながら胸がいっぱいになりました」と曲への思い入れをコメント。ヒカルが「Kep1erにはKep1ianがいて完全体になると皆さん分かってますよね?」と呼びかけ、マシロは「この場にいるKep1ianの方々を見て私は今日すごく自信が持てました。とても心強いです」と喜びを語った。最後に観客と記念撮影をすると、全員が日本語で感想をコメント(記事ラストに全員分掲載)。ダヨンは「皆さんがいるから私たちが羽を広げられると思います。Kep1erにとってKep1ianが一番大切な存在です」と、ユジンは「Kep1erのメンバーとして日本でデビューすることができて本当に感激です。Kep1erの活動をしながら奇跡のような出来事を沢山経験して来ましたが、すべてがKep1ianのおかげだと思います」とKep1ianへ感謝。
ヒカルが「日本のKep1ianの皆さん、本当に心から会いたかったです。今日この場を埋め尽くして下さって本当にありがとうございます」と満杯の会場を見渡すと、マシロも「昨日リハーサルしてこの会場を見て、私たちが埋めることができるのかすごく不安だったんですけど、本当にこんな沢山の方々が来て頂いて本当に幸せで感動しています」と感謝の気持ちを告白。日本での活動でメンバーをリードしている2人は「これからも日本のスタートを見守って下さった皆さんの期待を超えられるパフォーマンスをするのでずっとずっと待っていて下さい」(ヒカル)、「これからもお互いにとって良いエネルギー、エナジーを与えられる存在になりたいなと思っています」(マシロ)とさらなる成長と飛躍を頼もしく約束した。
そしてラストは<FLY-UP>に収録されている新曲の「Daisy」。ステージを端から端まで歩いてKep1ianとの最後の楽曲を噛み締め、メンバー同士手を繋いだり、抱きついたりと仲良く歌唱。花吹雪を飛ばす感動的な演出で歌い終わると、「皆さん愛してるよ~」「また会いましょうね、大好きです」と口々に日本語を発しながらKep1ianとの別れを惜しみ、最後は全員で手を繋いで挨拶し、ステージを終えた。
メンバーが去った後、モニターにはショーケースの練習中のメイキング映像が流れた後、日本語で一人ずつからの直筆メッセージが届けられ、最後の一瞬までKep1ianへの愛が感じられる時間に。約2時間の公演を通して日本人メンバー以外も多くの場面を日本語で話していたのが印象的で、特にヨンウンはすべてのコメントを日本語で回答。観客も歓声はあげられないながら、グッズのバルーンや拍手で精一杯にメンバーへの愛を伝えていた。(modelpress編集部)
「Kep1er Japan Debut Showcase Live <FLY-UP>」セットリスト
1.WA DA DA(Japanese ver.)2.O.O.O(Over & Over & Over)
3.Up!(Japanese ver.)
4.Wing Wing
5.Daisy
Kep1er、最後の日本語スピーチ
シャオティン「今日は1回目のショーケースでとても緊張していたんですが、実際に皆さんに会って心が楽になりました」ダヨン「皆さんがいるから私たちが羽を広げられると思います。Kep1erにとってKep1ianが一番大切な存在です。いつも感謝しながら皆さんのために歌います」
ユジン「Kep1erのメンバーとして日本でデビューすることができて本当に感激です。Kep1erの活動をしながら奇跡のような出来事を沢山経験して来ましたが、すべてがKep1ianのおかげだと思います。私たちにいつも大きな愛を下さって本当にありがとうございます」
ヨンウン「私たちと皆さんがどれだけ素敵な思い出を作っていくのか楽しみです。私たちがいつも一緒にいますので皆さんもずっとKep1erのそばにいて下さい」
ヒカル「日本のKep1ianの皆さん、本当に心から会いたかったです。今日この場を埋め尽くして下さって本当にありがとうございます。初めから最後まですごく感動しています。これからも日本のスタートを見守って下さった皆さんの期待を超えられるパフォーマンスをするのでずっとずっと待っていて下さい。大好きです」
マシロ「今日は日本のKep1ianの皆さんに会えて本当に幸せでした。昨日リハーサルをしてこの会場を見て、私たちが埋めることができるのかすごく不安だったんですけど、本当にこんな沢山の方々が来て頂いて本当に幸せで感動しています。これからもお互いにとって良いエネルギー、エナジーを与えられる存在になりたいなと思っています。頑張りますのでこれからも応援お願いします」
イェソ「私にとって本当に夢のような1日になった気がします。違う国なのにこんなに大きな愛をもらえるなんて不思議でもありますし、とても感動しています。これからもっと沢山会えたら嬉しいです」
チェヒョン「Kep1ianに会えて1stショーケースがもっと特別になりました。この瞬間を忘れずにずっと皆さんを思い出しながら一生懸命頑張ります」
ヒュニンバヒエ「いつも沢山のものをもらっていた気がして、今日は私たちが皆さんに楽しみを送りたかったです。私たちの真心が届いてこの時間が幸せになったことを願います」
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