TOMORROW X TOGETHER、Z世代の窮屈さ・お金・愛…スクーター・ブラウン氏とのやり取りも語る<「The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE」メディアショーケース全文>
2021.08.19 09:45
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ボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHERが17日、2ndリパッケージアルバム『The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE』を発売。同日オンラインメディアショーケースが開催され、アルバムに込めた思いやZ世代を代表するグローバルスターとして成長した心境を語った。
TOMORROW X TOGETHER『The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE』ショーケースを実施
TOMORROW X TOGETHERは、5月に2ndフルアルバム『The Chaos Chapter: FREEZE』を発売し、「夢の章(The Dream Chapter)」に続く新シリーズ「混沌の章(The Chaos Chapter)」の幕を開けた。今回のアルバムは、その2ndフルアルバムに続く、リパッケージアルバムとなっている。エモポップファンクジャンルのタイトル曲「LO$ER=LOVER(Vは正式にはハートマーク)」は、危機の中で出会った「君」という存在と共に世界に立ち向かって戦うか、一緒に世界から逃げてしまいたいという少年の感情を表現。ラップメイキングにYEONJUNも参加し、世界的プロデューサーらが手掛けた曲について、今年春よりHYBE傘下となったイサカホールディングズのスクーター・ブラウン氏との関係性を交えながらメンバーが説明する場面もあった。
また2ndフルアルバムでグローバルスターとして飛躍的な成功を収めたことについてや、TOMORROW X TOGETHERが体現するZ世代が抱える窮屈さ、お金、愛について、メンバーたちが自身の経験や心境を交えながら語った。
以下、ショーケースのトーク&質疑応答全文。
TOMORROW X TOGETHER、グループ史上最短期間でカムバック
― まず挨拶をお願いします。SOOBIN:約3か月ぶりにリパッケージアルバムで戻ってきました。本日もショーケースをご視聴いただいている皆さんに感謝いたします。本日も精一杯頑張ります。
HUENINGKAI:新しい姿を早くお見せしたく、3か月ぶりにカムバックしました。たくさん準備しましたので、宜しくお願いします。
BEOMGYU:こうして早くMOAの皆さんに新しい曲とパフォーマンスをお見せできると思うと嬉しく、楽しみです。かっこいいパフォーマンスをお見せするので是非ご期待ください。
YEONJUN:今まで発売したアルバムの中で最短期間でカムバックすることになりました。ドキドキするし楽しみです。今回の活動を通じてさらに成長した姿をお見せできるよう頑張ります。
TAEHYUN:このようにリパッケージアルバムで今回ご挨拶することになりました。ファンの皆さんに感謝申し上げます。今回の活動も楽しくやっていきたいと思います。
リパッケージアルバムとタイトル曲「LO$ER=LOVER」に込めた思い
― アルバムについての説明をお願いします。HUENINGKAI:2ndフルアルバムは突然の世界の変化に何もできず凍ってしまった少年の物語を盛り込みましたが、今回のアルバムは、世界に立ち向かって立ち向かう、または、世界から抜け出したいと思う少年の本当の心を話しています。少年がこのような心に気づいたのは救いのように現れて僕を見つけてくれた「君」に出会ったからです。予測できない窮屈な現実に突然対面したときに、状況を解決していく方法が人によって異なると思いますが、僕たちの方法は「君と共に立ち向かう、または、逃げ出す」ということです。
― タイトル曲「LO$ER=LOVER」について。
TAEHYUN:「LO$ER=LOVER」はエモポップファンクジャンルの曲で、爆発性のあるコーラスと、何度も聞きたくなるフックが目立つ曲です。世の中の視線では仮に「LO$ER」のように見えても、唯一の世界であり救いである君にとってはお互いに救い合う「LOVER」になりたいという少年の心を表現しました。
SOOBIN:そして、唯一の答えである君を救うために、たとえ失敗しても世界に立ち向かって戦う、または君と一緒に逃げ出したいという少年のロマンチックな心を描きました。前回のタイトル曲「0X1=LOVESONG」に続き、僕たちだけのラブソングを披露したいと思います。
― タイトル曲にYEONJUNが直接ラップメイキングに参加したことについて。
YEONJUN:パン・シヒョクプロデューサーが、今回のラップを直接書いてみたらどうかと提案してくださり、参加することになりました。初めてタイトル曲の作業に参加することになり、個人的にもとても印象深かったです。「このサイテーな世界の終わり」というドラマがあるのですが、これを見て歌詞の大きな構想を描くことになりました。2人の主人公が冒険に旅立ち、経験する感情の変化が印象的で、ソウルメイトに会って救われ、「一緒ならなんでも乗り越えられる」という感情を包括的に盛り込んでみました。『너와 함께라면 추락도 아름다워(君と一緒なら墜落も美しい)그저 서로를 안아줬으면 해(ただお互いを抱きしめてほしい)』という歌詞が最も記憶に残ります。少年のより切実な感情に注目してください。
― 同曲には、ジャスティン・ビーバー、ザ・ウィークエンドの曲などを手掛けたBilly Walsh、ポスト・マローン、カミラ・カベロ、セレーナ・ゴメス、テイラー・スウィフトらと作業をしたLouis Bellも参加した。どのようにこのようなプロデューサーたちと作業することになったのか。
TAEHYUN:パン・シヒョクプロデューサーが曲作りをしながら、アメリカのイサカホールディングズのスクーター・ブラウンさんに助けを求めたそうです。スクーター・ブラウンさんが僕たちの音楽によく合いそうだと2人のプロデューサーを紹介してくださり、一緒に曲作りをすることになりました。とても頼もしく、ありがたいと思いました。この場をお借りして感謝を申し上げたいです。
HUENINGKAI:普段僕たちが好んで聴いている曲を作曲された方々が、僕たちの曲作りに参加してくださると聞いて、大変光栄でしたし、僕たちも完成した曲を聞いてとても嬉しかったです。
― BEOMGYUがSNSでも紹介した、「LO$ER=LOVER」の中に出てくる特別なギターの演奏について。
BEOMGYU:パン・シヒョクプロデューサーが、スクーター・ブラウンさんからギターをプレゼントされたのですが、そのギターはローリングストーンズのキースリチャードさんが使用されていたものだそうです。そのギターで僕たちの「LO$ER=LOVER」のギターセッションを作るという話を聞いて、とても光栄でしたし驚きました。このような素晴らしいサウンドが入って、「LO$ER=LOVER」がより特別になったように感じられます。
「LO$ER=LOVER」で描いた日常と戦い逃避する少年たちの姿
― TOMORROW X TOGETHERと言えば独特且つ意味深なタイトル曲がおなじみだが、今回の曲もタイトルがかわっている。「$」の記号が入っていて、お金に関する深い意味もあるのではないか。SOOBIN:その通り、少年が気づいた欲望には、お金に対する率直な気持ちも含まれています。お金に執着する大人の姿を嫌いながらも、君と僕とを救うためにはお金が必要で、それで一発逆転を夢みるという話を盛り込みました。
TAEHYUN:周りを見ると、仮想通貨や株式投資などお金を稼ぐ方法に興味をもっている友達が多いような気がします。程度の差はあると思いますが、少なくともお金が生活の手段であり、生存に必要だと感じるのは誰しも同じような気がします。特に僕たちと同年代は、現実に直面する瞬間がもっと早くなっているような気がするので、小さいころからお金について考えるようになるのだと思います。
YEONJUN:正直これまで僕はお金の重要性を認めていませんでした。いつも幸せが優先だと考えていましたし、お金についてはまり知らなかったと思います。しかし社会生活を始め、今は自分が欲しいものを買うためには、お金が必要だと分かるようになりました。
― そのような少年の姿がMCにも盛り込まれている。窮屈な日常から抜け出そうとする少年の姿を垣間見ることができる、MVの中でのそれぞれの役割は?
SOOBIN:僕はハンバーガー屋で友達とフライドポテトを投げて遊ぶ中、結局店員さんに怒られて、お金も払わず逃げ出す場面を撮影しました。反抗したかったからじゃないでしょうか。
HUENINGKAI:僕はカフェで働くアルバイトの役でした。ほかの仲間が怒られる様子を見て、怒って物を壊し、そのまま友達を連れだして逃げるシーンを撮影しました。
BEOMGYU:僕はネット放送をするインフルエンサーの役をしました。やりたいことを反対する父親に怒り、放送の装置を全て壊して、自転車に乗ってどこかに逃げ出すようなシーンを演じました。
YEONJUN:僕は銀行のATMで残高があまりなくて挫折している中で、傍らに現金がぎっしり入ったカバンを発見します。そのカバンを持って逃げ出すシーンを撮りました。
TAEHYUN:僕はスケートボードをする姿を撮りました。スケートボードは危険ではありますが、その中でかえって「生きている」という快感を感じさせるスポーツなので、僕たち同年代の姿をよりうまく表現で生きたと思います。
BEOMGYU:僕はいくら今まで怒っても大声で叫ぶことはなかったと思います。今回叫ぶ演技をすることで違う面を見せたと思います。そのようなシーンを見て多くの方々がスッキリした開放感を感じてくださればと思います。
SOOBIN:僕も快感を感じる姿を見せたかったです。物を蹴ったり、人にフライドポテトを投げたりして、普段はできないようなシーンを演じて面白くもあったのですが、こんなことしていいのかなという気持ちもありました(笑)。
― MVの中だけでなく、実際も多くの同年代の若者が、現実を窮屈に感じる瞬間があると思う。メンバー自身も同じような瞬間があるか?そのようなときはFIGHTするか、ESCAPEするか?
TAEHYUN:僕の場合は状況を変えられないのであれば、その状況に合わせて馴染もうとすると思います。変化を作り出す力が僕になければ、状況に合わせて進化して、苦しみに慣れるまで待つタイプだと思います。自分が無力だということを感じているからこそ、社会ではなく自分自身のベストを探していると思います。このような文脈から僕がMVの中の登場人物だとしたら、戦うよりは解決できる方法を探すと思います。
SOOBIN:僕は周りの友達を見ても、学校の成績や、大学の入学試験や、就職など、一つを解決したらその次の課題が待っている場合がほとんどだと思います。僕も繰り返される日常に窮屈さを感じることがあります。はたから見たらそんなにFIGHTとは言えないかもしれませんが、それでも新しい趣味を自分なりにつくったりしながらFIGHTしているような気がします。
BEOMGYU:僕はオーディションに合格して練習生になって、努力してデビューをして、壁を乗り越えるたびにいつも新しい悩みができました。正直前回のアルバムの前までは会社や宿舎、放送局だけを行き来するくりかえされる日常に窮屈さを感じていたと思います。前回のアルバムの活動が僕にとってのターニングポイントになったような気がします。同じ状況でも、以前は苦痛だと思っていたような感情が、今は認めながらその中でいい点を探しているような気がします。これが僕のFIGHTの方法だと思います。
YEONJUN:最近僕が感じる一番大きなプレッシャーは「会社のおかげで成功した」という視線です。もちろん会社という垣根の中で、より安定的に成長できた部分もありますが、僕たちもこのような視線に打ち勝つために基準を厳しく設定して頑張っていますし、努力しています。僕が信じているのは、このような視線を避けるよりは、時間が少しかかっても、自分で考えて着実に努力していけば、いつかいい音楽で僕たちの努力を証明できることです。ゆっくりとでも戦っていくのが僕の方法です。
HUENINGKAI:僕は練習生の時は色々試練があったので、世の中を恨んだりもしました。でも考えを変えて、ポジティブな面を見ようとして、挫折を経験しながら、挫折そのものよりはより大きく成長できるという点に集中しました。僕は現実的なことを考慮したとき、戦ったり逃げ出したりするよりは、ただ今現在に集中した方がいいと思います。そしていつか世の中に復讐できる機会を狙いながら、かっこよく登場するということです(笑)。
ファンソング「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」で描いたMOAの存在
― 全員が作詞作曲に参加したファンソング「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」について。ファンにどんな心を伝えたかったか?SOOBIN:最もTOMORROW X TOGETHERらしく曲を作ろうとしました。ある意味、少しはユニークで幼いと感じるかもしれませんが、それが僕たちだけの長所だと思うので、ファンの皆さんもその部分を愛してくださると思いました。
HUENINGKAI:MOAの皆さんとの初めての出会いから、これまでの道のりを表現したいと思いました。大変だった過去を回想して振り返るのもいいですが、かえって僕たちはより楽しく盛り上がれる曲を書きたかったです。この曲で皆さんも幸せになってくれればと思います。
― ファンが残してくれたコメントの中で印象に残っているもの、あるいは伝えきれなかったことはあるか?
HUENINGKAI:(ファンコミュニティプラットフォームの)Weverseでファンのみなさんと頻繁にコミュニケーションしようと努力しています。素敵な姿をお見せするべきだとも思うのですが、僕たちの感情を率直に表すのがよりいいと思いました。ありのままの姿を現すのがより重要で、コミュニケーションが円滑にできると思います。MOAの皆さんもそのような僕らの姿を見て少し勇気をもらってくれたらと思います。
YEONJUN:僕はMOAのみなさんの投稿を見ながら、いつも感謝しています。お互い大変だった話をしたり、慰め合ったりするのを見て、僕も勇気、元気をもらいました。僕もたまには人間なので弱い姿をお見せすることもあるのですが、それも逆光を乗り越える過程だと思うので、僕のように多くの方々も乗り越えられるんだと必ずお伝えしたいです。そして、芸能人だからできない経験もあるのですが、いろいろなMOAの皆さんの書き込みを見て間接的にですが経験しています。
TikTokで流行した「Anti-Romantic」
― 別途のプロモーションなしでビルボードチャートでも記録的な成果を出し、TikTokでも話題になった「Anti-Romantic」が愛された理由は?メンバーも、誰かとの繋がりを求めながらも怖い、という感情に共感するか?HUENINGKAI:やはりタイトルから多くの方の共感を得られる曲だと思います。恋をしたいけれど、一方では怖くて不安な感情になるというのに多くの方が共感しているようです。人に会って関係を築く期間は短くなっているように思います。最近は5日ほどだけ恋愛してからメッセンジャーで別れを告げることもあると聞きました。直接会うのが難しい時期なので、よりそうなのかもしれません。恋はしたいけど傷つきたくないからなのではないでしょうか。
BEOMGYU:多くの方がこの曲に共感されているようです。実は僕もこの曲にとても共感しました。何かを始めたら終わりがあったりもするので、終わりが怖くて気持ちを告白するよりは、関係を長持ちさせることを念頭に置いている人が多くなっている気がします。そういう感情がこの曲によく表現されていると思うので、それで多くの人たちに共感を得られた気がします。あまり深く関係を続けるとそれが壊れてしまうかもしれないので、その関係を維持するために、そのまま続ける、ある意味悲しいかもしれませんが、それでこの曲が愛されたのではないかと思います。
世界的な好成績の実感は?
― 前回の「The Chaos Chapter: FREEZE」は英NMEで★5つの満点評価を得たり、米ビルボード「Billboard 200」で5位、日本のチャートでもトップを獲得したりした。デビュー3年目のグループとしては初めてで最高の記録だが、実感するか。メンバー同士でどのような話をするか。YEONJUN:MOAの皆さんと会えないため最初は実感が湧かなかったのですが、いい成績を得られたという知らせを何度も聞いて今は少し実感しています。プレッシャーを感じる時もありますが、このようなプレッシャーをいい原動力により一生懸命頑張るグループになりたいです。
HUENINGKAI:前回のアルバムは僕たち5人が全員楽しく活動しました。アルバムに盛り込まれたメッセージもそうですし、歌やパフォーマンスにもとても共感できたようです。楽しみながら活動したのですが、いい成績も得られてさらに幸せに活動しました。MOAの皆さん応援のおかげですし、遠くで見守ってくださっている分、もっと僕らのエネルギーが遠くまで伝わるよう楽しく頑張りたいと思います。
記者の質問への応答
― 2ndアルバムでグローバルアイドルとして本格的に飛躍しました。それについての感想と成し遂げたい目標はありますか?また世界のK-POPファンからこのように高い人気を得られるのはなぜだと思いますか?TAEHYUN:なによりもファンのみなさんに感謝を伝えたいです。僕らも初めて5位になったと聞いたときは本当に信じられないなと話しました。世界の多くの方が多くの愛情を送ってくださるだけに、さらに素敵な音楽で応えようという話もしました。そして僕たちが音楽を通じて伝えようとする真心が伝わることを願っています。今のように真心を込めてやっていけば、今より良い成果を得られるのではないかと思います。
SOOBIN:多くの方々が僕らの音楽を聴いて共感できると話してくれます。真心のこもった物語、共感が大事だと思います。僕たちと同時代を生きていく同世代の皆さんをだれよりも共感して代弁できるアーティストになりたいです。
― 全世界の10代から若者から多く共感を得ていますが、10代ではない世代も注目すべきグループの長所は何だと思いますか?
TAEHYUN:音楽を聴いていて、「TOMORROW X TOGETHERの歌みたいだな」と調べてみたら実際に僕たちの歌だったということがよくあるという話を聞きました。どんなジャンルを歌うにしても、僕たちの個性が強くなっていっているのではないかと思いました。僕たちの物語と魅力が入った曲が長所だと思います。
BEOMGYU:実際に僕たちの音楽や物語を音楽やコンテンツに盛り込んでいるので、同年代のみなさんが共感してくださっているのだと思います。時代によって少し違いはあるかもしれませんが、誰もが成長する過程で一度は感じる感情を歌っているので、多くの人が共感してくれ、愛情を送ってくださるのではないかと思います。
― ファンソング「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」はどのような過程で作られたのか?Dubaddu Wari Wariの意味も説明してください。
BEOMGYU:Dubadduは、僕らのグループ名TOMORROW X TOGETHERを少し違う呼び方で呼んでいる言い方です。ファンの皆さんが使っているのを見て、Dubadduの語感がいいと思いこの特別な呼び名を利用してみました。僕らは明日も明後日も共にいよう、永遠に一緒にいようという言葉を毎日のようにしているのですが、僕らは永遠に一緒だという気持ちで歌詞を書きました。MOAの皆さんも感動してくださるのではないかと思います。
HUENINGKAI:5人のメンバーが各自歌詞を書いてから、その中でいいと思った部分を選び曲を完成させました。僕は思い出を回想するように歌詞を書きました。MOAの皆さんと今までどんな話をしたのか、僕が日記にどんな話を書いたのか、MOAの皆さんがどんな応援のメッセージを書いてくれたのか、そういうことを考えながら歌詞を書きました。本当に伝えたかったことを歌詞にできたので、本当に楽しい作業でした。
― 目覚ましい成長を遂げているが、先輩のBTSの成功により、一方では心的なプレッシャーもあるのではないか。そのような感情があるのであればどのように解決するのか。
YEONJUN:BTS先輩のいいお知らせを聴いて、僕たちも本当に嬉しかったですし、いい刺激をたくさん受けています。素晴らしい先輩がいらっしゃるということは大きな刺激になります。プレッシャーを感じるのは避けられない部分だと思います。プレッシャーに打ち勝つために、基準をより厳しく設定して努力しています。いい音楽といいステージで僕たちの努力を証明できると信じています。
― パフォーマンスでこれまでと異なる点は?感情の表現の側面からお願いします。
SOOBIN:「LO$ER=LOVER」のパフォーマンスは重苦しい現実から逃げ出したいと思う少年の気持ちを表現しました。NIRVANA の「Smells Like Teen Spirit」をはじめ、多くのロックステージを見て着想を得ました。控えめで節制している振り付けから感じられる内面の爆発的ものを表現するためスタンドマイクを活用しました。控えめな動きの中で爆発的な感情を表現しました。外的要因で制限されるほど、内面的にはさらに激しくなるという少年の感情を表現しようと思いました。
― TikTokのトレンドをどのようにリードしてきたのか。「Anti-Romantic」がTikTokで流行したことについてどのように思っているか。
YEONJUN:僕たちのTikTokコンテンツを多くの方が愛してくださり感謝しています。このようにしようという何らかの計画や目標があったというよりも、まずは持続的に多くの方とコミュニケーションしようという思いでコンテンツを探したり、反応も見ながら頑張って準備して投稿しました。ステージとは違う僕たちのフリーな姿、面白い方の姿を愛してくださっているのではないかと思います。
TAEHYUN:「Anti-Romantic」について、いろいろと話したいことがたくさんありました。別途のプロモーションなしでたった一つのステージで予想外にたくさんの愛情を得られました。なのでとても感謝しています。この曲が愛情を得られたのは、やはりそのメッセージにあると思います。多くの方が考えてはいるけれど、表現はしていないそのような感情を、僕らがステージで表現して、多くの方が愛してくれていると思います。僕らが「Anti-Romantic」で表現したいと思ったのは、愛情は欲しい、恋はしたい、でも不安で恐怖を感じるという感情で、そこに皆さんが共感してくれたと思います。
― TOMORROW X TOGETHERは多くの人がZ世代のItボーイだととらえているが、このような立場について責任感や期待が伴われるか?どのように最近の若者の経験を反映している?
BEOMGYU:僕たちがZ世代の話をしようと考えているわけではないのですが、僕たちが直接僕たちの話をしているため、僕たちの世代が共感できる話題が多く反映されているのではないかと思います。「We Lost The Summer」や「No Rules」はパンデミックの状況で感じる10代の思いを歌にした曲です。このようにダイレクトに僕たちが経験している状況を曲にしたりもします。
TAEHYUN:表面的にZ世代というわけではなく、僕たちが実際にその時代を生きている少年たちであるため、自然にそのように多くの場面で反映されているのだと思います。
HUENINGKAI:やはりこの時代を今生きているので、確かに作詞の時も役に立ちますし、多くの方が共感できる歌詞を書けるようになるのだと思います。
― 最後にリーダーのSOOBINから。
SOOBIN:ご視聴くださった皆さんに心から感謝します。3か月ぶりに、いつもより早くカムバックしました。MOAのみなさんと大切な思い出をたくさん作っていきたいです。よろしくお願いします。
(modelpress編集部)
2ndリパッケージアルバム『The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPE』
発売日:2021年8月17日(火)01.LO$ER=LOVER(※Vは正式にはハートマーク)
02.Anti-Romantic
03.0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori
04.Magic
05.Ice Cream
06.What if I had been that PUMA
07.No Rules
08.MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)
09.Dear Sputnik
10.Frost
11.0X1=LOVESONG(I Know I Love You) feat. Seori(Emocore Mix)
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