iKON、6人体制初の新曲解禁 脱退のB.Iが作詞・作曲で議論も…再出発にエール殺到
2020.02.07 09:19
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ボーイズグループ・iKONが6日、3rdミニアルバム「i DECIDE」をリリース。昨年6月のB.I脱退後、初の新曲公開となった。
1年1か月ぶり、6人体制では初の新曲をリリース
前作から約1年1か月ぶりに、待望の新曲をリリースしたiKON。6人体制となってからは初の楽曲披露に。同アルバムのタイトル曲「Dive」は、カントリー的な哀愁漂うギターサウンドと、iKONらしい力強いEDMの要素を融合したユニークなヒップホップダンスジャンルの楽曲だ。
脱退のB.Iが作詞・作曲に参加した楽曲
同曲は、脱退したリーダー・B.Iが作詞・作曲に参加したことでも話題となっている。これについて所属事務所・YG ENTERTAINMENTは、もともとこの曲はB.Iが脱退前に制作していた楽曲であることを明らかに。そして、グループのプロデューサーでもあったB.Iが制作に参加した楽曲を全て排除し、新たな曲を準備するのではiKONのブランクの長期化につながることを憂慮したこと、また、B.Iが参加したラップをすべて排除し、新たなメロディを作ってレコーディングをやり直すことも、従来のパートを担当したメンバーのバランスが崩れ、パート割りや順番を修正してレコーディングをし直さなければならないことを考慮した結果だと発表。また、準備期間中にメンバーの努力と愛情が詰まった楽曲だということを鑑み、同曲を修正して使うこととなったという。
結果として、同アルバムに収録された6曲のうち、5曲にB.Iが作詞或いは作曲に参加した曲となった。曲の100%を彼が制作したわけではないが、これはこれまでに、iKONの楽曲において彼のクリエイティビティがどれだけ大きな割合を占めていたかを示す結果となった。
今回のYGの決断については、脱退メンバーの製作楽曲に反対する意見も上がり、ファンの間で対立を生む事態にもなった。一部のファンの間では、同楽曲をボイコットするという動きも出るほどとなっている。
再出発にエール 4月から日本ツアーも
しかし、B.Iの能力を再確認し、制作側としてだけでも参加を喜ぶ肯定的な意見もあった。「Dive」は、「飛び込んでいく。君が炎なら、僕は温かいと言いながら燃え上がる」「棘の道でも、僕は柔らかいと言いながら身を投げ出す」「君が僕を崖っぷちに立たせるのなら、飛びたいからと墜ちていく」といった、愛する者のために自分を顧みず危険に飛び込んでいく情熱的で危うい感情を、切なくもエネルギッシュに表した歌詞が印象的。中には「涙が止まらない」「心が震えた」といった反響も寄せられた。リリース当日の6日、iKONの6人は、ライブ配信アプリ「V LIVE」で生放送番組を実施。メンバーのJAYが「今回のアルバムを準備する途中でたくさん悩んだし、新しいことが多かった」と話す場面もあった。ファンからは1年以上ぶりにカムバックしたiKONに応援の声が殺到している。
今回、B.Iが制作に参加した楽曲で再出発を切ったiKONだが、今後はさらに新たな道を歩くこととなりそうだ。4月より日本ツアー「iKON JAPAN TOUR 2020」の開催も決定しているiKON。再出発した6人にエールを送るしかないだろう。(modelpress編集部)
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