エンバ、ソルリさん(Photo by Getty Images)

f(x)エンバ、元メンバー・故ソルリさんへの思い訴える K-POP取り巻く問題に言及

2020.01.04 16:18

韓国のガールズグループ・f(x)のエンバ(AMBER)が2日、アメリカのニュース番組「CBS This Morning」にて、昨年10月14日に亡くなった元メンバーのソルリさんについて、また自身がK-POP界で経験してきたことについて語った。

  

エンバ、「完璧を求められる」K-POP界での経験を吐露

番組ではBTSやBLACKPINKをはじめとするK-POP文化がアメリカでも流行を巻き起こしている中で、昨年はソルリさん、HARAさんという2人の女性アーティストが自ら命を絶ったことを報道。WHOの発表によれば韓国は世界で最も自殺率が高い国の1つで、それはアメリカの2倍近くにも及ぶことも報じられた。

エンバは現在グループ時代の所属事務所であるSMエンターテインメントから独立しているが、自身の経験をもとにK-POPのアイドルについて「完璧であることを求められます。決められた体重より下でなければ間違えなくカットされるし、何をするか、何を言うか、何を考えるのかも教えられている。誰かが助けを求めても『何?なぜ助けが必要なの?』という感じだし、メンタルヘルスに対する偏見はとても強いです」と語った。

エンバ(Photo by Getty Images)
さらに「完璧であることが重視されます」と強調したエンバは、「『あなたはアイドルなんだ。人々に憧れられる人、お手本にされる人にならないといけない』(と言われていた)。私たちの髪型、メイクアップはいつも完璧で、そしていつもナンバーワンにならないといけない、順位をあげなくちゃいけない、チャートのトップを取らないといけないと言われていました。だからそれを望まないということさえもすごくプレッシャーになるんです。それは皆が望むことだから」と思い起こした。

エンバ、ソルリさんへの思いを告白

ソルリさん/2019年8月13日に参加したイベントより(Photo by Getty Images)
またエンバはソルリについて「まるで喜びの塊のような子でした」と説明し、「いつもかわいくて、反抗的で、でも、『何とかなる、やってみよう』みたいな感じで、予測できなくて面白い子でした。冗談でソルリを「弟」と呼んで、彼女は私を「お兄ちゃん」と呼んでいました(笑)。ソルリは最高で、今でもすごく恋しいです」と思いを吐露。「正直に言うと、今でも多くのことが整理がつかないでいます」と打ち明けた。

また、ソルリさんやHARAさんを苦しめ、韓国の芸能界で大きな問題となっている“悪質コメント”にも言及。「ソルリはいつも、コメントを読んだり、見たりしてとても傷ついていました。でも数時間後には平気そうにしていて、それを見て本当にとてもかっこいいと思っていました。私はそういうコメントを読むと『うわ、私にはもう対処できない』とシャットアウトしてしまうけど、彼女はそれを読んで『サイテー』とその話をして、『OK、で、次は?』みたいな感じでした」と悪質コメントを見た時のソルリさんの様子を明かした。

さらに、ソルリさんがf(x)を脱退し女優として活動を始め、イメージや仕事の内容も変化させていったことに触れ「私はいつも『彼女の好きにさせてあげてよ』と思っていました。1人のアーティストに、女優にさせてあげればいい。それがアートというものです。表現の1つです。1人の人間に常に同じものを求めることはできません。彼女について書かれた記事を見ると、『ソルリが今何したっていうの?なぜこんなに大きく取り上げるの?』と感じていました。1人の女の子がただ彼女の人生を生きているだけなのに」と思いを訴えていた。

ソルリさん、昨年10月に死去

ソルリさんは子役として芸能界デビューした後、2009年にf(x)のメンバーとして歌手デビュー。2014年まで同グループで活動し、2015年からは女優として活躍していた。昨年10月14日に自宅で遺体で発見され、同日正式にソルリさんの死が伝えられた。同日はソルリさんがレギュラー出演していた、スターたちが悪質コメントについて思いを打ち明けるテレビ番組「アクプルの夜」の収録日だったとも報じられている。(modelpress編集部)
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