TWICE、苦難乗り越え大人の女性へ成長した1年【2019年末特集】
2019.12.31 21:00
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今や日本でも不動の人気となった9人組多国籍ガールグループ・TWICE。様々な苦悩を乗り越えつつも、大人の女性として成長を遂げた9人の2019年を振り返る。
思えば昨年大晦日、「NHK紅白歌合戦」「CDTV」(TBS)に出演し、日本から始まったTWICEの2019年。変わらず韓国と日本両方でのリリース活動やイベントを行い、多忙を極めた彼女たちだが、そんな中でも今年はメンバーそれぞれが自分自身と向き合い、1つの転換期となった1年だったのではないだろうか。
同ツアーは、小さい舞台からスタートし、ついに大きいステージにたどり着いたという軌跡がコンセプトになっていた。ドーム公演の成功は、TWICEにとって大きな転機となっただろう。
韓国で今年初のカムバック(新楽曲の発表)となったのは、4月にリリースされた7thミニアルバム『FANCY YOU』。同アルバムはコンセプトビジュアルが公開になると同時に、ビビッドでセクシーなメンバーの姿が新鮮で鮮烈な印象を与えた。タイトル曲の「FANCY」では、楽曲だけでなく衣装も含め、“メンバー全員がイメチェン”と言われるほど成熟した大人の姿に。
メンバー自身も「これまでと違った姿を見せたかった」「ターニングポイント」と語る同曲。ブラックのタイトなレザーや、大きなスリット、透けるブラックのレースなどが施された衣装を身にまとい、TWICE史上最高レベルに色っぽいパフォーマンスを見せたメンバーに「こんな姿も見られるんだ」と驚いた人も多いのではないだろうか。
「Newtro」とは「New」と「Retro」を合わせた造語で、“新しいレトロ”を意味。レトロチックでありながら新しい、過去のものと最新のものを融合させたムードのことで、今年韓国の音楽業界やファッション、コスメ業界で感度の高い若者たちを中心に流行を見せた。流行の理由は日本のシティポップ好きで知られるDJ・Night Tempoの人気の影響が大きいとされるが、一昨年日本で流行った“バブリーダンス”が韓国エンタメ界に輸入されたことなども挙げられる。
こういった流れでファッション界でも肩パットの入ったジャケットや、派手なボディコン衣装、ヒッピー風のベルボトムパンツ、くすんだパステルの色づかいなど、70~90年代を彷彿とさせるようなアイテムが1つのトレンドとして人気に。また友達同士でレトロな衣装を着て街に繰り出したり、アンティークなセットで記念写真を撮れる写真館が若者たちのホットスポットにもなった。
そんな中TWICEも、『FANCY YOU』のビジュアルではカラフルで斬新なボディコンデザインが際立ち、8thミニアルバム『Feel Special』ではスパンコールや光沢感のある衣装、ニーハイブーツなどをとり入れ、日本の70年代、90年代のアイドルへのオマージュをも感じさせる衣装が目立った。
最近公開となった、11月発売のJAPAN 2nd ALBUM『&TWICE』や、来年2月に日本で発売するリパッケージアルバム『&TWICE -Repackage-』のビジュアルも、パワーショルダーやボディコンデザインのドレス、ベルボトムのスーツなどを身にまとったレトロな印象のものとなっている。
またデビュー4周年記念ファンミーティングのビジュアルは、メンバー全員がレトロな淑女風衣装で、写真館で写真を撮っているようなビジュアル。まさに若者たちの流行の最先端をグレードアップして取り入れることで、女子からも男子からも支持されるトップアイドルの姿を見せつけていた。
そんな今年は、インターネット上の闇や大衆の過激な行為に苦しめられた年でもあった。3月にはチェヨンがInstagramでネット上に自身の写真が流出していたことを「怖い」と訴え、日本人メンバーのサナが「令和」への改元を受け「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!」とInstagramで投稿した時には、それだけで一部のネットユーザーから厳しく非難されたりもした。
つい最近はファンとみられる人物がナヨンをストーキングするような映像をネット上に掲載し、所属事務所が警告する事態に。また今月に入り、写真撮影などで空港に集まったファンの転倒に巻き込まれ、ジヒョが負傷して涙を流すという事故も起きている。
なにより7月からはミナが、健康上の理由で休養を決定。8月には不安障害だと発表された。所属事務所はこれに対し、悪質な掲示物とコメントの程度が、アーティストに対する誹謗、名誉棄損に至るほど深刻な状態だと訴えるほどになっていた。
パク・ジニョンプロデューサーが、メンバーたち自身の話を聞いて歌詞にしたというこの曲は、孤独に感じようと、世界が私を責めようと、なんでもないような存在だと感じても、あなたがいれば“Special”に感じられる…と、TWICEそのものを歌ったような曲。メンバーもこの曲について「大変で諦めたい時に、友人から力と応援を受けて元気を出すというメッセージを盛り込みました。私たちもスケジュールや負傷などで大変な時があります。そのたびにファンやメンバーたちからの応援を受けて乗り越えることができました」と話している。
そしてこの曲には、活動には参加できなかったものの、ミナがジャケットやMVにしっかりと参加。メンバーたちも彼女が不在の活動中、頻繁にミナについてコメントし、TWICEは9人であることを片時も忘れさせなかった。
10月のファンミーティングのステージを皮切りに、一部の活動に復帰し始めているミナ。最高のメンバーと温かいファンに支えられ、完全復帰も近いだろう。今年1つ大人への階段を上ったTWICEが、来年はどのような姿を見せてくれるのかに期待したい。(modelpress編集部)
TWICEがたどり着いた夢の東京ドーム
まず3月には、2日間の東京ドーム公演を含む、3大ドームツアーを成功させたTWICE。全てのアーティストにとって大きな目標である東京ドーム公演だが、TWICEもデビュー当初から「目標は東京ドーム」と語っていた。そんな夢の舞台を韓国デビューから3年と少し、日本デビューからは2年弱というスピードで迎え、不安やプレッシャーももちろん大きかっただろう。しかしドームツアーのチケットはわずか1分で完売。コンサート演出では世界初の試みとなるVR技術を用いた「シンクシステム」も導入され、圧巻のステージで約22万人を動員した初のドームツアーをやり遂げた。同ツアーは、小さい舞台からスタートし、ついに大きいステージにたどり着いたという軌跡がコンセプトになっていた。ドーム公演の成功は、TWICEにとって大きな転機となっただろう。
全員でイメチェン「FANCY」で見せたオトナTWICE
そしてメンバー全員が20歳を迎えた今年、TWICEは女性としても成長した姿を見せた。2018年は「What is Love?」「Dance the Night Away」「YES or YES」と、キュートで明るい楽曲が多かった彼女たちだが、今年の楽曲は雰囲気が違った。Newtroブームけん引で感じさせたトップアイドルの姿
また今年のTWICEは、韓国の若者たちの間で流行を見せた「Newtro(ニュートロ)」の概念をいち早く、衣装に全体的に取り入れていた点も興味深かった。こういった流れでファッション界でも肩パットの入ったジャケットや、派手なボディコン衣装、ヒッピー風のベルボトムパンツ、くすんだパステルの色づかいなど、70~90年代を彷彿とさせるようなアイテムが1つのトレンドとして人気に。また友達同士でレトロな衣装を着て街に繰り出したり、アンティークなセットで記念写真を撮れる写真館が若者たちのホットスポットにもなった。
最近公開となった、11月発売のJAPAN 2nd ALBUM『&TWICE』や、来年2月に日本で発売するリパッケージアルバム『&TWICE -Repackage-』のビジュアルも、パワーショルダーやボディコンデザインのドレス、ベルボトムのスーツなどを身にまとったレトロな印象のものとなっている。
またデビュー4周年記念ファンミーティングのビジュアルは、メンバー全員がレトロな淑女風衣装で、写真館で写真を撮っているようなビジュアル。まさに若者たちの流行の最先端をグレードアップして取り入れることで、女子からも男子からも支持されるトップアイドルの姿を見せつけていた。
ミナが不安障害で休養…人気絶頂の中で苦難も
東京ドーム公演や、新たなムードの新曲で4周年イヤーを華々しく迎えたTWICEだったが、例年同様に忙しさは変わらない。韓国の活動だけでなく、日本でのたびたびのテレビ出演やイベントをこなしながら、5月からはワールドツアー「TWICE WORLD TOUR 2019 ‘TWICELIGHTS’」を敢行。今年はアジア各国だけでなく、アメリカ数都市やメキシコにも赴いた。そんな今年は、インターネット上の闇や大衆の過激な行為に苦しめられた年でもあった。3月にはチェヨンがInstagramでネット上に自身の写真が流出していたことを「怖い」と訴え、日本人メンバーのサナが「令和」への改元を受け「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!」とInstagramで投稿した時には、それだけで一部のネットユーザーから厳しく非難されたりもした。
つい最近はファンとみられる人物がナヨンをストーキングするような映像をネット上に掲載し、所属事務所が警告する事態に。また今月に入り、写真撮影などで空港に集まったファンの転倒に巻き込まれ、ジヒョが負傷して涙を流すという事故も起きている。
なにより7月からはミナが、健康上の理由で休養を決定。8月には不安障害だと発表された。所属事務所はこれに対し、悪質な掲示物とコメントの程度が、アーティストに対する誹謗、名誉棄損に至るほど深刻な状態だと訴えるほどになっていた。
「Feel Special」で表現した苦難の中でも輝く女性像
人気絶頂であるからこそ、本人たちにしか分からないであろう痛みも経験したTWICE。そんな中で今年9月に発表された「Feel Special」は、凛とした女性像を見せる中にも自分たちの繊細な心情を叙情的に表現した、「FANCY」に続くTWICEの新たな面を見せる曲となった。そしてこの曲には、活動には参加できなかったものの、ミナがジャケットやMVにしっかりと参加。メンバーたちも彼女が不在の活動中、頻繁にミナについてコメントし、TWICEは9人であることを片時も忘れさせなかった。
10月のファンミーティングのステージを皮切りに、一部の活動に復帰し始めているミナ。最高のメンバーと温かいファンに支えられ、完全復帰も近いだろう。今年1つ大人への階段を上ったTWICEが、来年はどのような姿を見せてくれるのかに期待したい。(modelpress編集部)
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