iKON“驚異のヒット現象”子供たちに失恋ソング「LOVE SCENARIO」が流行したワケ
2018.09.26 18:07
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BIGBANGなどが所属するYG ENTERTAINMENTの7人組ボーイズグループ・iKON(アイコン)は9月26日、日本ニューアルバム『RETURN』を発売。韓国では今年1月にリリースされ、異例のヒット現象を巻き起こした同アルバムのタイトル曲「LOVE SCENARIO」の魅力に迫る。
新境地見せた「LOVE SCENARIO」異例の大ヒットに
iKONの約2年ぶりのフルアルバムとして、今年1月25日にリリースされた韓国版の『RETURN』。リーダーのB.Iが作詞・作曲を手がけ、満を持して発表した「LOVE SCENARIO」は、メンバー自身も驚くほどの大成功を収めた。iKONというと、これまでは比較的ハードなEDM、ヒップホップ系の曲が多く、大衆に馴染むようなアーティストというよりもどちらかと言うと“型破りなパリピ”というイメージが強かった。
しかし「LOVE SCENARIO」で彼らが見せたのは、全く別の顔。B.I自身もリアルタイム配信アプリ「V LIVE」で「今回は耳が痛くならないヒップホップ」と語るほど、心地よいリズムに叙情的なメロディがマッチし、誰もが口ずさみたくなるようなポップソングに仕上がった。そして歌詞の内容も、“恋が終わりを迎えてしまったけれど、素敵な恋だった”とほろ苦い失恋を歌い、成熟した一面を披露。
iKONがこれまでにない感性を見せた同曲は、「結果にこだわらない」と話していたB.Iの意に反する形で国内の主要音楽チャート1位を独占。約40日間、主要チャートを“オールキル”するというデビュー後最大のロングヒットとなり、Billboard Koreaが発表する「2018年上半期最多の1位を獲得した楽曲」に輝いた。
子供たちの間で大流行した理由とは?
クセになるメロディと誰もが共感できるような歌詞が受け入れられ、これまでiKONを聞いたことが無かった層でも同曲をリピートする人が多発。音楽の好みのジャンルを問わず愛されるような曲となった「LOVE SCENARIO」。そしてこのヒットのもう一つの特徴は、世代を問わずに愛されたこと。特に小学生や幼稚園生など、子供たちの間で異例の流行を見せたことは大きな話題となった。同曲のサビのメロディは致命的なほど中毒性があり、まるで童謡のように聞こえるほど心地よくもあることから、この曲を耳にして口ずさむ子供たちが大発生。“恋人との別れ”という子供らしくはないテーマを歌った曲ながら、学校のクラスや遠足のバスの中などで大合唱になるほどのブームに。その様子はニュースでも取り上げられ、“小学生の大統領”という意味でiKONは“小統領”とまで呼ばれるようになった。
なんと「子供が1日中歌い続けている」と親たちから困惑の声が寄せられたほどだといい、中には歌詞をハングルや歴史の勉強用に替え歌して歌っている子供たちもいるそう。
思いがけずちびっこたち、ファミリー層の人気者にもなったiKONは、その人気に答えるべく特別イベント「PiKONIC DAY」も開催。子供やファミリーたちも一緒に「LOVE SCENARIO」を大合唱した。彼らのコンサートにも、以前より幅広い世代のファンたちが訪れこの曲を一緒に歌っている。
日本オリジナル版『RETURN』、ジャパンツアーにも目が離せない
日本セカンドアルバム『RETURN』は、日本オリジナルの内容で「LOVE SCENARIO」をはじめ、10曲の日本語Ver.を含む全11曲を収録。映像には日本オリジナルとなるミュージックビデオ、メイキングムービーに加え、「a-nation 2017」出演時のライブを完全収録している。また現在「iKON JAPAN TOUR 2018」の真っ最中のiKONは、9月26・28日の愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール、11月6・7日の東京・日本武道館、12月22・23日大阪・京セラドーム大阪と合わせて、全国5都市17公演で20.6万人超を動員する予定。
様々な世代からの人気を獲得しつつ、これまでの“自由奔放なiKON”という良さは変わらずに進化し続けるiKON。7人の今後の活躍に目が離せない。(modelpress編集部)
『RETURN』リリース情報
◆2018.9.26リリース・2CD+2DVD+PHOTO BOOK+スマプラミュージック&ムービー -DELUXE EDITION-
・2CD+2BD+PHOTO BOOK+スマプラミュージック&ムービー -DELUXE EDITION-
・CD+DVD+スマプラミュージック&ムービー
・CDのみ+スマプラミュージック
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