D.O.(EXO)「ずっと手をつないでいました」ぎこちなくて冷や汗…初恋エピソードも語る<インタビュー>
2016.06.09 17:00
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韓国の男性ダンスボーカルグループ・EXO(エクソ)のメインボーカルをつとめるD.O.(ディオ)の初主演映画『純情』が、6月11日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国の劇場にて日本公開。D.O.が撮影のエピソードや初恋の思い出を語ったインタビューをお届けする。
涙なしでは見られない胸キュン青春純愛ストーリー
1991年夏―。港町を舞台に描かれる、甘酸っぱくも切ない少年少女の初恋物語を描く本作で、主人公・ボムシルを演じるのは俳優としても高い評価を受けるD.O.(EXO)。ボムシルが想いを寄せるヒロイン・スオク役には、最高視聴率46.1%を記録したドラマ「太陽を抱く月」のキム・ソヒョンをキャスティング。生まれつき足の不自由なスオクを不器用ながらも一途に支える、ひたむきで純粋なボムシルのキャラクターはまさしくD.O.本人に重なる。そんな純粋さゆえに、ビニール傘を通してキスをするという初々しすぎる“ビニキス”のシーンは必見。気持ちをうまく伝えられない初恋のもどかしさ、泣けるほどに熱くて真っ直ぐな仲間たちとの友情が共感を呼ぶ。
撮影中はずっと手をつないでいました
― いよいよ映画『純情』が日本公開となりますが、今の心境はいかがですか?D.O.:いよいよ映画『純情』が日本で公開されるんですね。とても嬉しいです。韓国で撮った映画が日本で公開されて、日本のファンの方々、日本の皆さんに僕の作品を見てもらえると思うと、とても幸せです。映画を見ていただいて、温かい気持ちで帰っていただけたなら、嬉しいです。
― 撮影初日のことを覚えていますか?
D.O.:覚えています。初日に撮ったシーンはスオクとボムシルが中庭に座って、歌合戦に出場したいという話をするシーンでした。それがクランクインだったのですが、ソヒョンさんとは、まだぎこちなかったですね。その時監督からソヒョンさんと手をつないでいなさいと言われ、撮影中はずっと手をつないでいました。
おかしいですよね。初めて会った人と手をつなぐのは。撮影前に繋いでいて、アクションという監督のサインがあると手を離して演技して、カットと言われたらまた繋いで、ずっとそんな感じでした。とてもぎこちなかったし、冷や汗をかきました。でも、最初の初々しいシーンの撮影にはとても効果があったと思います。ぎこちなさだったり、照れくささだったり、初々しさが必要なシーンだったので、その感情をつくるのにとても役に立ちました。
― ボムシルと自分の似ているところ、違うところはどこですか?
D.O.:ボムシルは隣で見てて、とてももどかしい子です。僕との共通点で言うと、男らしいところは似ていますね。ボムシルの恥ずかしがり屋だったり、照れくさいところは似ていないと思います。
― 劇中で一番お気に入りのシーンを教えてください。
D.O.:僕の一番お気に入りのシーンは、堅い固い絆で結ばれていた友達同士の友情が、あることをきっかけに一瞬で壊れてしまうという場面ですね。そのシーンでの僕の出番は多くありませんが、友達役を演じた方々の演技がとてもリアルで素晴らしくて、心にぐっと刺さりました。映像もとてもキレイだったので、一番印象に残っています。
― 印象に残っているセリフはありますか?
D.O.:予告編に出ていたセリフです。僕の「一生 俺が守る」というセリフですね。最も印象に残っています。女性に「一生 守ってやる」と言うのはとても難しいことだと思います。また、この映画の核となるセリフでもあると思うので、一番印象に残っています。
初恋は高3「すごく温かくて、幸せでした」
― D.O.さんにとって、初恋とは?D.O.:僕が考える初恋…まだはっきりとは分かりませんね。でも僕の考える初恋の意味は、一番幸せで、一番温かい、そんな感情が感じられるのが初恋だと思います。
― 初恋の特別な思い出はありますか?
D.O.:僕の初恋は、たしか高校3年生の時だったと思います。その時がすごく温かくて、幸せでした。もちろん幸せだと感じる時間は他にも沢山ありますが、異性に対して幸せを感じたのは、この時だったと思います。
― キム・ソヒョンさんとの初印象と、実際に共演してみてからの印象を教えてください。
D.O.:ソヒョンさんは幼い頃から子役として活動していたのと、僕より6歳年下なので、幼い印象がありました。でも、撮影が始まって色々話しているうちに、思いやりがあったり、同年代の人に比べて思慮深かったり、大人びている部分が多いと思いました。なので、撮影の時にも現場の雰囲気も良かったし、相性も良かったと思います。
― 監督が“耳打ち”でリアルな演出をされるのが得意と聞きましたが…
D.O.:ディレクションの内容は他の監督と同じでしたが、他のキャストに聞こえないように耳打ちをしてくれてたんですね。リアルな演出を引き出すと同時に、俳優に対する配慮でもあったかと思います。なので、監督のそのような思いやりが、とても温かく感じられました。
― 大変だった、苦労したエピソードがあれば教えてください。
D.O.:最も大変だったのは暑さでした。撮影期間は6月から9月の頭まででしたが、本当に暑かったんです。でもスタッフの皆さんが面倒見てくださったり、配慮してくださったおかげで、家族のような雰囲気で撮影を終えることができました。
悪い奴をうまく演じてみたい
― 本作を経て、俳優として成長できた部分を教えてください。D.O.:いつも一つの作品が終わるたびに成長したなと思います。自分では気づかなかったことも、他の俳優の演技を見て学ぶことも多いです。本作の撮影で一番勉強になったのは、現場でのエチケットですね。
― 尊敬する俳優はいますか?
D.O.:僕が尊敬していて、好きな先輩方は大勢います。チョ・インソンさん、イ・ビョンホンさん…。海外にもとても多いです。あまりにも多いので全部言えませんが、先輩方を目標に、より素晴らしい俳優になれるよう努力しています。
― 今後演じてみたいジャンル・キャラクターを教えてください。
D.O.:僕はチャンスさえあれば、本当に全てのキャラクター、作品に挑戦してみたいです。今考えているのは、これまでやったことのない真逆のキャラクター、例えば悪役。本当に悪い奴をうまく演じてみたいです。
(modelpress編集部)
映画『純情』
【STORY】2014年、ラジオDJボムシル(D.O./EXO)の元に届いた一通の手紙。それは初恋の相手からだった。リクエスト曲Kansasの“Dust in the Wind”が流れると、心の片隅に閉まっていた23年前の初恋の記憶が蘇る。
舞台は1991年夏。夏休みを迎え、スオク(キム・ソヒョン)が待つ地元の島に帰るボムシル。スオクに密かに恋心を抱くボムシルは、生まれつき足が不自由な彼女のために常に隣に寄り添い、島で育った仲間たちと共に、楽しい日々を過ごすのだった。ある日、スオクが主治医であるヨンイル(キム・グォン)に心を寄せていると知り、苛立ちがこみ上げるボムシル。些細な誤解が、二人だけでなく大切な仲間たちとの友情さえも壊していく。そんな中、スオクもまた受け入れがたい現実に直面し、ある決断を下す。そして23年の時を経て明かされる、スオクが本当に伝えたかった言葉。大切な仲間へ。そして愛する人へ。
【STAFF】監督:イ・ウンヒ 脚本:ハン・チャンフン
【CAST】D.O.(EXO)「大丈夫、愛だ」、キム・ソヒョン「太陽を抱く月」、ヨン・ジュンソク「サメ~愛の黙示録~」、イ・ダウィ「大風水」、チュ・ダヨン「感激時代~闘神の誕生」他
【Not Sponsored 記事】