CROSS GENE・SHIN、1年間で急成長した「2つの魅力」 寝る前の“妄想”も初告白 モデルプレスインタビュー
2015.11.20 12:00
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6人組ダンスボーカルグループ・CROSS GENE(クロスジン)のメンバー、SHIN(シン・24)がモデルプレスのインタビューに応じた。2015年もいよいよ終盤ということで、この1年を振り返ってもらうと「今年は色々ありすぎて、よく覚えていないんです」と笑う。それだけ多忙で、大きな成果も得ることができた1年。CROSS GENEの“SHIN”として、そして日本でドラマ出演もこなす“シン・ウォンホ”として―彼の中にある2つの軸に沿って、今の心境を語ってもらった。
CROSS GENEの舞台は全世界
日本、中国、韓国―3つの国の6の遺伝子が集結したアジアグローバルユニットとして、2012年6月に韓国で誕生したCROSS GENE。そのグローバルな特色を生かしてアジアのみならず世界各国でライブパフォーマンスを披露、日本でも2013年3月にシングル「Shooting Star」でデビュー。今年10月には3rdシングル「Love&Peace/sHi-tai!(シタイ)」をリリース、年明け1月2日にはZepp DiverCity Tokyoで2016年第一弾単独ライブ「CROSS GENE JAPAN LIVE 2016 BE HAPPY TOGETHER ~New Year Luv Luv Night~」の開催も控えている。そのリーダー、ボーカルをつとめるのがSHIN。インタビュー冒頭、お正月ライブの計画を聞いてみると「色んな面白いことを企画しているんですけど、それはまだヒ・ミ・ツ」といたずらっぽくニヤリ。爽やかで甘いルックスとは裏腹なシニカルさ―女子のハートをわしづかみにする“ギャップ”をいきなり投下しつつ、メンバー達と一緒に温めているというライブのコンセプトを紹介する。
「お正月に単独ライブをするのは初めてなので“ファミリー感”を出したいなと思っていて。ファンの皆さんはもちろん、CROSS GENEをまだよく知らない家族や親戚、友達と一緒にいらっしゃってもすごく楽しめる。そういう温かなライブにして、皆さんがいい1年をスタートできるといいですね。今回Zeppなので、座席はスタンディングなのですが、家族皆で楽しめるように“ゆったりシート”っていう座席も用意しました。来てくれたお客さんに優しく、楽しくしてもらえるように色々考えてます!」
早くもCROSS GENEと過ごす年明けが楽しみになるが、その前に2015年のあれこれを振り返る時期。「今年はCROSS GENEにとって、どんな1年だったか?」という問いには「いい1年でした」とキッパリ一言。「すごく嬉しいことばかりで、ラッキーな1年だったと思います」と確かな手応えを語る。
「まず韓国でカムバックして、台湾で初のショーケースができたし、日本ではシングルを2枚リリースして、チャート2位を獲得できました。それに初めてブラジルにも行きましたね。昔は言葉が通じない場所だと不安があったりしたんですけど、今は国や言葉に関わらず、ファンの皆さんを喜ばせることができるようになった。そういう成長もあり、音楽を通じて世界のファンの皆さんと出会うことができるようになったなと思います」
最近は日本人メンバーのTAKUYAが韓国のバラエティ番組でブレイク、中国人メンバーのCASPERも台湾での映画主演が決まるなど、幅広い活躍ぶりでCROSS GENEの名前は順調に広がりを見せている。一方で「もっと新しいグループにならなきゃいけない。たくさんのアーティストがいる中で“CROSS GENEだけの色”をこれからもっと作らなきゃいけない」と今の課題を明示するSHIN。グループとして新たな可能性を開花させるにはどうすればいいのか、メンバー同士でアイデアを出し合いながら、目下成長中だ。
「(シングル『Love&Peace/sHi-tai!』収録の)『MIRACLE』という曲は初めてみんなで作詞しましたが、そういうことを増やしていけば、もっと成長できるんじゃないかな。やっぱり、自分達から出たアイデアを形にすること。それがファンの皆さんの心に伝わる一番の方法だと思うから。そして、もっと世界に行きたい。今CROSS GENEはアジア全域とアメリカ、南米に行ったんですけど、まだアフリカとヨーロッパには行っていないんです。全世界でライブをしたいね、とメンバーと話しています」
“役者”の肩書きを目標に
それと同時に、彼が今、真剣に向き合い、育てているのが“俳優シン・ウォンホ”の魅力。「ここ2年ぐらいは『CROSS GENEに集中したい』と言って、それ以外のことに目が行く時間があまりなかったんです。だからこれからは個人の仕事も頑張り、自分を成長させたいと思う」と意気込む。日本語能力検定2級の持ち主で、もちろん今回のインタビューも通訳なし。自ら「僕、外国人ですよ(笑)?」とちょくちょく確認して笑いをとるほど、違和感のない流ちょうな日本語で受け答えをする。今年8月にはテレビ朝日系「手裏剣戦隊ニンニンジャー」に出演、スーパー戦隊シリーズ40年の歴史で初の韓国人キャストとして大きな話題に。そして上野樹里×T.O.P from BIGBANG チェ・スンヒョン W主演ドラマ「シークレット・メッセージ」(dTVで日本独占配信中)では、主人公のハルカ(上野)に思いを寄せる劇団員のチェ・ガン役を演じている。
役者業での活躍も目覚ましいが、演技について聞くと「まだ自信がないです」と意外な言葉。「今は自分を役者とは呼ばない」と自己評価は厳しい。
「『ニンニンジャー』の現場では、出演者の皆さんがそれぞれ演じる役柄に本当に集中して頑張る姿を実際に見て、すごく感動的でした。それと同時に、自分ももっと頑張らなきゃいけないと思ったし、まだまだだな、と。今は役者と呼べるレベルじゃない。主演を飾るまでには行かなくとも、いつか自分を役者だと言える日が来たらいいな、といつも思っていますね」
恋愛は超・現実主義?
「シークレット・メッセージ」で演じたチェ・ガンとは「ちょっとチャーミングなところ」が似ているという。ドラマチックな恋愛に憧れるかと聞くと「出来ないことは出来ないし、あり得ないことはあり得ない。ドラマはドラマですよ(笑)」と潔いほどにリアリスト宣言。ドラマにちなんで「憧れのデートは?」「初恋は?」といったお決まりの“胸キュン”トークに持ち込もうとすれば「ファンの皆さんが僕の彼女だから、それで十分胸いっぱい(笑)。そこにもう1人(恋人が)増えても困ります!」とサラリとかわされてしまった。そんな彼の寝る前の日課は“妄想”。24歳男子の頭の中を埋め尽くすのはドラマのような恋愛沙汰ではなく、幼い頃から憧れるヒーローだった。
「これは初めて言うんですけど、実は寝ることが苦手で。今も寝る時に部屋の明かりを消すとちょっと怖くて(笑)、寝るのに時間がかかる。そういう時は、好きなアニメに自分を登場させてストーリーを作るとよく眠れます。例えば『ワンピース』はサボとエースとルフィで3兄弟だけれど、実はもう1人いて、それがSHIN。悪魔の実を食べて、能力も持っていて…そうやって妄想しながら寝ると、そのストーリーがそのまま夢に出てくるんです!寝ながら体も動いてるから、すっごく疲れるんですけどね(笑)」
第一に、自分を愛すること
最後に、モデルプレス読者へ向けて“夢を叶える秘訣”のアドバイスをもらった。「自分を愛すことです。自分を愛してこそ、相手の心に伝わるものがあると思うから。自分を愛さない人は、それが全部顔に出ます。だから、たとえ自信がなかったとしても、常に自分を愛して。ワガママでもいいと思う。自分を第一に愛することで、全ては成立すると思います」
SHINらしい答えを噛み締めていると「今、感動したでしょ?」とまたもキラースマイル。出会ったその瞬間から、相手を“SHINモード”に引き込んでいく―“魔力”とも言うべきパワーを秘めた青年は、これからも彼らしく、華やかな世界で輝き続ける。(modelpress編集部)
CROSS GENE ライブ情報
【公演名】CROSS GENE JAPAN LIVE 2016 BE HAPPY TOGETHER ~New Year Luv Luv Night~【会場】Zepp DiverCity Tokyo
【公演日時】2016年1月2日(土)開場16:30 開演17:30
※最新情報は公式サイト(https://www.crossgene.jp/)でご確認ください。
SHIN WONHO(シン・ウォンホ)
1991年10月23日生まれ、CROSS GENEのボーカル担当。2011年「BEAN POLE」CMで芸能界デビュー。「SKIN FOOD」や「KT」など数々のCMに出演し、2012年1月に「CMモデル賞」受賞。また「僕らのイケメン青果店」でドラマデビューを果たし、翌年6月にはドラマ「ビッグ ~愛は奇跡<ミラクル>~」にも出演。モデルや役者の活動を通して認知度を上げ、2012年6月にCROSS GENEとしてデビュー。外見からうかがえる純美少年のイメージとは違い、ユニークでシニカルな性格が魅力的。シックさと明るい笑顔を兼ね備えている。<インタビューこぼれ話>
・今は月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」にハマっているというSHIN。「韓国でも月曜9時に放送しているんですよ。日本のドラマを見る時は、自分がやりたいシーンのセリフをパソコンで書き起こして、日本語バージョンと韓国語バージョンの台本で演じてみます。どっちも喋れるのは役者としての強みになると思うから」。この努力の甲斐あって、日本のドラマ現場でも日本語に困ることはないそう。
・今後演じてみたい作品、役柄は?「日本のドラマで言うと『LIAR GAME』のような作品。そして、もし『花より男子』を演じる機会があれば、道明寺司役。よく日本の友達から『司に性格が似てる』って言われるから(笑)」。
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