モデルプレスのインタビューに応じた福士蒼汰(C)モデルプレス

福士蒼汰「ひたすら減量」で挑む極限チェイス 恋人役・志田彩良&初共演・田中樹への期待語る【「ハイド&シーク」インタビュー】

2026.09.30 18:00

10月4日スタートの日本テレビ系新日曜ドラマ「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(毎週日曜よる10時30分~)で、9年ぶりに同局系連続ドラマ主演を務める福士蒼汰(ふくし・そうた/33)にモデルプレスがインタビュー。国家から追われながら、死んだはずの恋人を追う男・津倉勇一を演じる福士が、役への向き合い方から過酷なアクションシーンへの準備、共演者とのエピソードまでたっぷりと語ってくれた。(取材はクランクイン前に実施)

  

福士蒼汰主演「ハイド&シーク 0秒前の彼女」

「ハイド&シーク 0秒前の彼女」ポスタービジュアル(C)日本テレビ
爆弾事件に巻き込まれ、最愛の恋人・紗奈(志田彩良)を目の前で失ったフリージャーナリスト・津倉勇一(福士)。事件を首謀したテロリストとして国家から追われる身となった彼のもとに、ある日、死んだはずの紗奈から1本の電話がかかってくる。彼女は本当に生きているのか。国家から逃げながら、謎に包まれた恋人を追いかける逃走×追跡劇が幕を開ける。

福士蒼汰「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(C)日本テレビ
原作は、デビュー作「屍人荘の殺人」で「このミステリーがすごい!2018年版」など国内主要ミステリーランキングを席巻した人気作家・今村昌弘による完全書き下ろし小説「0秒前の彼女」(双葉社)。脚本は「相棒」(テレビ朝日系)や映画「リボルバー・リリー」(2023年)などを手掛けてきた山崎太基が担当する。

福士蒼汰、9年ぶりの日テレドラマ主演「ミステリーで戻ってきました」

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 今作は、今村昌弘さんによる完全書き下ろし小説を原作としたラブミステリーです。お話を聞いたときの率直な心境をお聞かせください。

福士:日本テレビのドラマ主演は「愛してたって、秘密はある。」(2017年)以来9年ぶりです。ミステリーで再び日本テレビの作品に戻ってきました(笑)。今回はラブミステリーで、ヒューマンドラマの要素もある作品です。頭で考察しながらも、心が動いていく内容なので、演じさせていただくことがとても楽しみですし、自分の得意な部分も出していけるんじゃないかなと思っています。

― 今回演じる津倉勇一という男は、どのような人物ですか?

福士:津倉は、正義感あふれる「赤い炎」のような男です。失ったはずの恋人から電話がかかってきて、彼女がまだ生きていると信じて行動する、愛にあふれた男でもあります。

― 津倉に共感できる部分や似ていると感じる部分はありますか?

福士:正義感という部分は似ている気がします。

― もし自分が同じ状況になったら「恋人を救いたい」という一心で、同じ行動に出ますか?

福士:爆弾事件が起きて濡れ衣を着せられたとしたら、僕は一旦裁判を起こします(笑)。弁護士を通して「やっていません」という事実ををきちんと発信しますね。裁判で争って無罪になると思います(笑)。

― 現実的ですね(笑)。

福士:はい。まずはそこからです(笑)。

福士蒼汰(C)モデルプレス
― では逆に、ご自身とは少し違う部分や演じるうえで難しそうな部分はありますか?

福士:先ほど話した「赤い炎の男」という部分ですね。自分はそこまで熱くなるタイプではありません。割と冷静に淡々と行動することが多いので、前へ前へと突き進む津倉とは少し違うのかなと思います。

― 津倉が赤い炎だとすると、福士さんは?

福士:どちらかと言えば「青い炎」に近いと思います。

― 津倉という役に向き合う上で大切にしたいことはありますか?

福士:何のために今ここで生きているのかを明確にすることです。彼には、死んだはずの恋人・紗奈から電話があって彼女を救いに行く目的と、自身の冤罪の真実を追うという2つの目的があります。それらを果たそうとしながらも、世間的には容疑者として追われる身でもあるので、周囲の目をかいくぐり逃げながら行動する、という緊張感を大事にしていきたいですね。

福士蒼汰、今村昌弘原作の“ラブミステリー”に感じる面白さ

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 本作はラブストーリー、サスペンス、チェイスなどさまざまな要素が詰まった作品ですが、福士さんが特に「ここが新しい」「今作ならでは」と感じた魅力はどんなところでしょうか?

福士:たくさんありますが、展開の速さは今作ならではかもしれません。物語が進んでいく中で、「こんなことも起きるんだ」という展開もあるので、毎話じっくり観ていただきたいです。

― 今村昌弘さんの書き下ろし小説を原作にしているからこそ感じた面白さはありますか?

福士:やはりミステリー要素ですね。過去の映像化作品でも、登場人物が裏の顔を持っていたり複雑なトリックがあったりと、一筋縄ではいかない人物が多い印象を受けました。僕が演じる津倉がジャーナリストとして真相を追っていく過程が探偵のようでもあり、そこが面白いなと思います。

― ミステリーはもちろん、物語の根底には“ラブ”の要素もあります。ラブについてはどのように捉えていますか?

福士:この作品で描かれるラブは、ヒューマンドラマに近いのかなと思っています。ラブコメのように「イケメン男子が可愛い女子に…」という話ではなく、もっと普遍的な恋愛や家族愛が描かれています。フックとしてキュンとする要素もありつつ、演じる側としては少し照れてしまうような場面もあるので、幅広い世代に楽しんでいただける作品だと思います。

福士蒼汰、トレーニングを重ねてアクション準備

福士蒼汰「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(C)日本テレビ
― 津倉は逃げながら真実を追う役どころですが、アクションやチェイスシーンに向けて準備していることはありますか?

福士:怪我をしないように、足腰を重点的に鍛えています。

― 5月に公開された映画「TOKYO BURST-犯罪都市-」ではかなり鍛えて大きくした肉体が注目を集めていましたが、今回はかなり絞られていますよね。

福士:今回は絞っていますね。ひたすら減量です。

― 「TOKYO BURST」撮影時はかなり増量していたとのことでしたが、今はどのくらい落としていますか?

福士:前回の増量は脂肪も含めて体を大きくしましたが、今回の減量は筋肉を維持しながら脂肪だけを落としています。数字だけで換算するのは難しいですが、増量前の体重に戻っていると思います。

― 食事やトレーニングなど、具体的にどのようなことをしているのですか?

福士:トレーニング内容はあまり変えず、食事をメインに調整しています。脂質を制限して減量する人も多いですが、僕は普段からあまり脂質を摂らないので、炭水化物や糖質の量を意識しています。

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 今回は“戦う”というより“逃げる・追う”アクションですが、動きの面で意識したい違いはありますか?

福士:逃げながらも追いかけるので、前に進みつつも引き返さなければいけない場面もあります。その「もどかしさ」を身体でどう表現するかですね。がむしゃらに突き進むだけのアクションでもなければ、ただ守りに入って引き続けるだけでもありません。相手との押し引きのバランスが大事になってくると感じています。

― 近年は海外作品への出演経験も重ねられていますが、そこで得た学びやご自身の変化をどのように活かしていきたいですか?

福士:さまざまなことを学んできましたが、今回は敢えて取り入れていないかもしれないです。ただ、お芝居の根底は一緒なので大きく変わることはないかなと。作品に対して熱き思いを持ったスタッフの方々がたくさんいるので、やりたいことやこだわりがあると思いますし、そこは信頼して任せようと。どんな現場になるか楽しみに待っている段階です。

志田彩良は「この作品で大きく羽ばたいていく」福士蒼汰が語る期待

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 共演者の方についてもお聞かせください。 恋人・紗奈役の志田彩良さんとは過去にも共演されていますが、当時はどのような印象を持っていましたか?

福士:撮影当時、志田さんは22、3歳でしたが、セリフにも力がある素敵な女優さんだなという印象でした。

― 今回再会して印象の変化はありますか?

福士:素敵な大人に成長されている印象です。僕自身もそうでしたが、20代後半は変化を求めたり焦りを感じる時期なので、いろいろな思いを抱えながらお芝居と向き合っているのかなと思います。

志田彩良「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(C)日本テレビ
― 前作からお互いにそれぞれキャリアを積み、今回は恋人役という近い関係での共演になります。楽しみにしている部分はありますか?

福士:この作品で大きく羽ばたいていく予感がするので、楽しみです!ドラマの放送を重ねていくたびに、さらにステップアップしていく姿を視聴者のみなさんも感じられるのではないかなと思いました。

― 撮影ではどのように関係性を作っていきたいと考えていますか?

福士:志田さんは悩んでいてもその素振りを見せないタイプなので、さりげなく見守っていきたいです。

福士蒼汰、田中樹から驚かれたこと Travis Japan宮近海斗との食事会計画も?

志田彩良、田中樹「ハイド&シーク 0秒前の彼女」(C)日本テレビ
― 田中樹さんとは初共演となりますが、どのようなイメージを抱いていましたか?

福士:ポスター撮影と取材の日に会ったのが最初ですが、第一印象は「人見知りされる方なのかな」と。一緒にインタビューを受けたときも「映像の現場はそんなに多くない」「普段はグループで活動しているから」とおっしゃっていて。僕もバラエティに行くと緊張しますし、どう立ち回っていいかわからなくなります(笑)。でも、素直に吐き出してくれる方だったので、自分からもどんどん話しかけて、ドラマの現場で交流を深めていけたらと思っています。田中さんの魅力も存分に発揮される作品になったら嬉しいです。

― お芝居で対峙することについて、楽しみにしていることはありますか?

福士:田中さん演じる兵頭とは、敵対もするし、仲間でもあるという、何と表現したらいいのかわからない関係性です。物語が進むにつれて変化していく2人の関係性も見どころの1つだと思います。視線がパッと合う瞬間や、そのときに2人が何を考えているのかというところも含めて、相対する存在として楽しみながら演じたいです。

― 田中さんご本人とはどのような関係を築いていきたいですか?

福士:まだ1日しかご一緒しておらず、田中さんのことを全然知らないので、これからですね(笑)。でも、みんなで焼き肉に行こうという話をしました。以前、ちゃか(Travis Japan宮近海斗)とご飯を食べたときに「今度(田中と)共演するんだ」という話をしたら、ご飯に連れて行ってもらったことがあると言っていたので、ちゃかと田中さんと行くのもいいなと思っています。

― 田中さんはスタジアムライブに向けて体作りをしているとお話しされていたので、そういった話でも盛り上がれそうですね。

福士:週5くらいでトレーニングをしているそうです。僕に対して「TOKYO BURST-犯罪都市-」のイメージがあったらしく、「福士さんってあの感じで来るのかな…」と思っていたみたいで(笑)。「今日会ったら細かったので良かったです」と言われました。

福士蒼汰の二面性 キャリア重ねて変化も

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 今作では“二面性”がキーワードになっています。福士さんご自身が、世間から持たれているイメージと実際の自分との間にギャップを感じる部分はありますか?

福士:大いにあると思います。静かであまり喋らないイメージを持たれがちなのですが、実際はそんなことはなくて、真逆です。話すのが好きで、移動中の車でも寝ずにずっと喋っているので、周囲からは「よく喋るね」「明るいね」と言われます。

― 年齢やキャリアを重ねて、以前より人に見せられるようになった部分も?

福士:増えてきましたね。昔は隠していた部分も、今は自分らしさを出したほうが楽だなと思うようになりました。20代前半のころは若かったですし、周りも年上の方が多かったので、バラエティなどに出演したときの立ち回りが難しかったです。「生意気だ」と思われるのも嫌ですし、静かにしているほうが得じゃないですか(笑)。でも今は自分らしさを見せられるようになりました。

福士蒼汰、“初出しの秘密”を告白

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 津倉は、恋人にも言えない“ある秘密”を抱えています。福士さんが、もし誰にも知られていない“自分だけの秘密”を一つ挙げるとしたら、どんなことですか?言える範囲で教えてください。

福士:なんだろう、何があるかな…。あると思うんですけどね、小さい秘密…。

― 日々の習慣やマイブームなど、本当に些細なことでも大丈夫です。

福士:マイブーム…ずっと同じことをして生きているタイプなので、あまり変化がないんだよなぁ…。この作品以外でも、取材などで秘密について聞かれることって多いですよね(笑)?映画「楓」で双子の役を演じた時も「何か隠していることはありますか?」って(笑)。

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 確かに聞いている気がします、何かにこじつけて(笑)。

福士:(笑)。あ、筋トレで懸垂をやっていますが、少し前から15キロの重りをぶら下げてできるようになりました!これは誰にも言っていないので、ジムのトレーナーさんしか知らないです。

― 初出し情報をありがとうございます!

福士:初出しです。プラス15キロ。

福士蒼汰の恋愛観「秘密はあってもいい」

福士蒼汰(C)モデルプレス
― 津倉と紗奈は、お互いに知らない一面を抱えていますが、福士さんは恋愛において、すべてを話し合いたいタイプですか?それとも、お互いに秘密や1人の時間があってもよいと思うタイプですか?

福士:秘密はあってもいいと思います。全部をさらけ出す必要はないのかなと。自分も1人の時間が好きですし、お互いに相手をリスペクトする上でも、少しの秘密や個人の時間があるくらいが心地良いと思います。

― 恋愛において、一番大切にしたいことは何ですか?

福士:居心地の良さや楽さです。将来家族になることを考えたときに、飾らずにいられて何も考えなくても落ち着く関係性が理想です。1人の時間を持つことも、結果的にその居心地の良さにつながると思っています。

― 津倉のように、大切な人を信じて真実を追い続けることには共感できますか?

福士:できます。僕は人を深く信頼するまでに時間がかかるタイプですが、一度その壁を越えたらとことん信頼しますね。愛情も深くなります。

― 最後に、この放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。

福士:今回はラブミステリーということで、様々な要素が詰め込まれています。細かい演出やディテールにもこだわって撮影しているので、「実は背景の写真にヒントがあった」というような発見もあるかもしれません。日曜よるの放送なので、翌日に学校や会社で「あれ見つけたんだけど!」「実はこうなんじゃない?」と考察や感想を語り合ってもらえると嬉しいです。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

PHOTO:加藤千雅

福士蒼汰(ふくし・そうた)プロフィール

福士蒼汰(C)モデルプレス
1993年5月30日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューし、同年には「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日系)で主演に抜擢。2013年度前期放送の連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)でヒロインの相手役を演じブレイクを果たした。その後も数多くの話題作に出演し、近年の主な作品はドラマ「東京P.D. 警視庁広報2係」(フジテレビ系/2026)、映画「楓」(2025)、「TOKYO BURST-犯罪都市-」(2026)など。そのほか、Huluオリジナル「THE HEAD Season2」(2023)、Netflix韓国ドラマ「恋の通訳、できますか?」(2026)など、海外作品でも活躍している。2027年冬にW主演を務める台湾映画「花臉猫:修羅道」の公開が控えている。
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