上原実矩「連続ドラマW シャドウワーク」(C)2025 WOWOW

「シャドウワーク」上原実矩、多部未華子と「君に届け」から15年ぶり再会「当時のことを覚えててくださり」現場でプライベートトークも

2025.11.23 19:00

女優の上原実矩(うえはら・みく/27)が、「連続ドラマW シャドウワーク」(WOWOWにて11月23日~毎週日曜午後10時放送・配信/全5話※第1話無料放送)にシェアハウスの住人・洋子役として出演。モデルプレスでは、上原にインタビューを実施し、役作りで意識したことや15年ぶりに再会した多部未華子とのエピソードを語ってもらった。

  

多部未華子主演「連続ドラマW シャドウワーク」

須藤理彩、上原実矩「連続ドラマW シャドウワーク」(C)2025 WOWOW
多部が主演を務める本作は、夫からのドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ妻たちが、志村昭江(寺島しのぶ)と路子(石田ひかり)が運営するシェアハウスで共同生活を送り、自らの力で生きようとする姿を描く衝撃のミステリー作品。「江ノ島のとある家で人生を取り戻していく女性たち」と「館山で発見された女性の不審死を捜査する刑事」という、一見すると交錯することのない2つの視点で展開されていく。

上原は、最年少だが奈美(トリンドル玲奈)の次に入居歴が長く、ハキハキとした性格でシェアハウス内で元気印のような存在の洋子を演じている。

上原実矩、役を演じる上で意識したこと

寺島しのぶ、上原実矩、須藤理彩、多部未華子「連続ドラマW シャドウワーク」(C)2025 WOWOW
― 「連続ドラマW シャドウワーク」に出演が決まったときの心境をお聞かせください。

上原:特別なご縁から繋がった作品でしたし、シャドウワークのように社会性のある、意義や挑戦を感じる作品と巡り合うことができて私自身とても勉強になりました。こんなに素敵な先輩方が勢揃いしている現場にいられることは毎日夢のようでした。

― 本作は、ドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ女性を描いたドラマですが、最初に台本を読んだとき、撮影が始まり実際に演じられてから、それぞれ作品や役にどのような印象を受けましたか?役作りで意識したことがあれば教えてください。

上原:DVの直接的な描写が少ない分、それぞれ持つ過去をどう表現するかを意識しつつ、現場で生まれるものに反応していこうという日々でした。志村家はみんなでちゃぶ台を囲んでやり取りをするシーンが多かったのですが、セリフと雑談が飛び交う本当に愉快な現場だったので、そこで先輩方がどんなボールを投げてくれるのか、楽しみにしながらの撮影でした。洋子もわたしも最年少だったので、志村家入居2年目の先輩でありつつも、末っ子のように甘えさせてもらいながら、のびのびと現場にいられたように思います。

上原実矩、映画「君に届け」以来の再会・多部未華子との思い出

上原実矩、寺島しのぶ、トリンドル玲奈、多部未華子「連続ドラマW シャドウワーク」(C)2025 WOWOW
― 主演の多部さんとは、上原さんの映像デビュー作である映画「君に届け」以来、15年ぶりの再会ですが、撮影はいかがでしたか?

上原:当時多部さんの幼少期を演じたので、カメラ前でご一緒することは叶いませんでしたが、たまたま1日だけ現場ですれ違う日があり、台本にサインをいただきました。まさか次にお会いするのが15年後のクランクインの当日だとは夢にも思わなかったので、今まで感じたことのない緊張をしていましたが、多部さんが当時のことを覚えててくださり、朝から和やかに迎えてくださったのでそれだけで胸がいっぱいになりました。初日から背中をさすったり、タメ口で話しかけるようなシーンが多かったので、慣れるまでは「わたしはなにをしているんだ?」と意識が落っこちてしまいそうになるのを、「我に返らない!今日を楽しむように!」と言い聞かせる日々でした。タメ口を使うシーンで無意識に敬語を使ってしまったこともありましたが、良い思い出にしています(笑)。

― 当時上原さんは12歳で、役者としても成長されたと思いますが、演技について多部さんから何かコメントなどはありましたか?

上原:現場がとても和気あいあいとしていたので、多部さんに限らず先輩方との雑談の中で、お芝居の話はもちろん、仕事やプライベートのいろんなお話を伺えたのはとても贅沢な日々でした。「わたしもこうなりたい」と姿で魅せてくれた本当に素敵な先輩方との出会いはわたしにとって大きな財産です。

上原実矩の悲しみを乗り越えたエピソード

上原実矩、須藤理彩「連続ドラマW シャドウワーク」(C)2025 WOWOW
― これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

上原:具体的なエピソードが思いつかないので、最近はその都度うまく昇華できてるのかもしれません(笑)。十代の頃は前を向いて歩くのが怖かったので、終わったことの後ろ姿ばかりを追いかけては背中を丸める日々も多かったのですが、いろんな経験をさせてもらう中で視野が広がり、失敗も前に進む原動力になるということを心得てからは、かすり傷の治癒の時間も楽しめるようになりました。自分の気持ちから逃げずに向き合う機会をもらえた、その過程で得たものは大きかったです。あとは大体そういうときは身体がこわばるので、お湯に重力を預けたり、人の手を借りてマッサージなど身体をほぐすことは大切だなと思います。

上原実矩の夢を叶える秘訣

― 上原さんが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

上原:抱いた夢や目標に自分自身もエネルギーを受けながら、たくさんの人に夢のお裾分けをして、支えてもらえるような自分でいれますように。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

上原実矩(うえはら・みく)プロフィール

1998年11月4日生まれ、東京都出身。2007年、NHK・Eテレ「シャキーン」に出演、2010年に映画「君に届け」で多部演じる主人公・黒沼爽子の少女期を演じ、女優デビュー。映画「来る」(2018年)、ドラマ「全裸監督」(Netflix/2019年)、映画「余命10年」(2022年)、映画「流浪の月」(2022年)、ドラマ「私の夫と結婚して」(Prime Video/2025年)、ドラマ「グラスハート」(Netflix/2025年)など数々の話題作に出演している。
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