ハライチが語る“舞台に立ち続ける理由”「テレビはラッキーで出られてるだけ」ライブ直後にインタビュー
お笑いコンビ・ハライチ(岩井勇気・澤部佑)が11月1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAにてハライチライブ『!』を開催。終演直後、モデルプレスのインタビューに応じた。
テレビの第一線で活躍する今でも舞台に立ち続ける理由とは?
ハライチ、毎年ライブ開催 今年は『!』
テレビ番組出演本数ランキングの上位の常連であり、フジテレビ系「ぽかぽか」(毎週月~金曜ひる11時50分~)のMCとして“お昼の顔”である一方、2020年から毎年『けもの道』と『!』を交互に開催し、多忙な中でも精力的に新ネタを作り、ライブを開催しているハライチ。この日は、国立競技場で行われた「ルヴァンカップ」決勝戦のハーフタイムに「ぽかぽか」の企画でPK対決を行った数時間後に開演。5本のネタとトークでしゃべりっぱなし、笑いっぱなしの約90分間となった。
ライブを振り返って 良かったところは?
― お疲れ様でした!まずは今日のライブの感想をお願いします。澤部:疲れましたね〜(笑)。「ぽかぽか」のPK対決をやってからだったので、岩井さんがちょっとやばかったですね。
岩井:ちょっとピリッとしてました。全然違うベクトルの大変さが2つありましたね。
― PKが終わってすぐ移動してライブ。バタバタでしたね。
澤部:バタバタでしたし、国立とLINE CUBE SHIBUYAが近いので、あんまり切り替える時間もなかったです。
岩井:サッカーの気持ちというか、「とにかく勝つ!」「必ずシュートを決める!」みたいな闘志。“やってやるぞ”という気持ちのままライブ会場に来てしまって、あんまりお笑いに結びつかないかな、このままスベリそうだなって思いました。
澤部:だからオープニングをサッカーのテンションでやっちゃってね(笑)。お客さんはうっすら戸惑ってましたね。
― 反省会じゃないですけど、今日のライブを振り返って良かったところ、悪かったところを挙げるとしたら?
澤部:いや〜、全部基本よかったです(笑)。
岩井:お互いのトーク部分が1個ずつあって、お互い最後しっかり落とせた。
澤部:(笑)10〜15分ぐらいのトークをそれぞれ持ってきたんですけど、落ちてたね〜。
岩井:途中で笑いがめっちゃ起こって、最後はうやむやでも良いパターンもあるんですけど、今回はどっちもちゃんと落とせてたね。
澤部:岩井さんのスペイン旅行のトークの中で、空港でバーンって寝ちゃうくだりがあってね、あれが面白かったですね。
― 次回のライブに向けての構想があればお聞きしたいです。
岩井:来年20周年なので、特別なことをやろうかなと思ってます。
ハライチがライブを続ける理由「大事にしといた方がいいと思う」
― テレビを中心に多忙の中でも、年1回以上ちゃんとライブを続ける意図をお聞きしたいです。岩井:例えば、全く仕事がなくなった時、テレビは「出たい」と思っても出られないけど、ライブは自分たちでできるじゃないですか。それを大事にしといた方がいいと思うんです。
― これだけテレビに出ていても、「いつかなくなる」という思いがある?
澤部:いつかなくなるでしょうからね…どんどん新しい人は出てきているので、いつかなくなるでしょうけど、こっち(ライブ)はなくならないっていうね。
岩井:僕の中でテレビはラッキーで出られているだけだと思ってるんです。でも、こっちはちゃんと自分で作っているので、どうにかこれを組み立てていけば、一生出来るんじゃないかなと思います。
― 今回のライブのネタはどうやって?
岩井:今年から「60」という新ネタライブをやっていて、大体2本ずつぐらい新しいネタを下ろしているので、今回は選べる本数が多かったですね。3本はそれで選んで、他は新しいネタやりました。
― オードリーさんとライブやテレビ番組で共演した際に「ネタを書く側・書かない側」論争がありました。5年ほど経って変化は?
澤部:別に変わらないし、今後も変わらないんですけど、岩井と若林(正恭)さんが“ネタ受取師”という言葉を生み出して、あの論争が大きくなりすぎたのでいろんなコンビが揉めてますよね(笑)。
岩井:逆にもう俺たちは言わなくなりました。もう味しなくなっちゃったし(笑)。
― 「ぽかぽか」が始まったことで2人でいる時間が増えたかと思いますが、それによってネタ・ライブに変化はあるものですか?
澤部:ちょっとだけ練習する時間が増えました。楽屋でもちょっと出来るようになりましたね。
配信は行わず「絶対に現場に来た方が面白い」
― 今回もそうですが、ライブは配信を行なっていないです。配信を行うお笑いライブが増えている中で、そう決めた理由は?岩井:配信を見てくれてる人もお客さんではありますけど、俺は絶対に現場に来た方が面白いと思うんです、配信を見て判断されるのももったいないなって。コロナ以降に配信文化ができて、配信もみんな儲かるからやってるだけだと思うんですけど、たぶん儲からなくなってくると思うんです。だったら、狭まっている牌(パイ)を追うんじゃなくて、別にこのままずっとなしでやろうかなと思ってます。
澤部:そうなると(舞台に)出ていった時に熱をすぐ感じますよね。毎年やってますし『60』もできたので、どこかで来てもらえると。
― 今日は新ネタもありました。場数を重ねてきた今でも新ネタ披露は不安があるものですか?もう不安はないものですか?
澤部:心配はありますよね、昔からでもそうなんで。
岩井:そうなんですよね。
澤部:ただ、M-1の決勝に行ったらほぼネタ変えてくるとかがあったんで、もう慣れてたかもしれないですね。
岩井:何回かやってると自分の中で飽きちゃうんですよね。
ハライチの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。最後に、お二人の「夢を叶える秘訣」を教えてください。澤部:ほぼ無心でしたけどね。同級生に誘われて「面白そうだな」と思って勢いで芸人を始めちゃったので、芸人になることが夢だったわけでもなかったし。始めたら楽しかったし、テレビに出たいなとは思ってましたけど、それもなんか気づいたら出られたみたいな。
でも、始めた時から「絶対テレビ出たら売れる」みたいな謎の自信はあったんですよ。1発でもテレビに出してもらえれば、ハネる自信があるというか。なので、無心とその揺るぎない自信、“揺るぎない無心”。テレビが好きでいっぱい見てて、平場のバラエティとか出れたら適用できるぞっていう謎の自信は、なんかずっとあったんですよ。
岩井:同じようなものかもしれないですね、大体芸人なんて勘違いから始まってるんで。最初は面白くもないのに「自分が面白い」っていう勘違いをどれだけ信じられるかどうか。
たまに言うんですけど、始めた頃から1つも面白さ変わってないなと思うんです。表現ができるようになっただけ。面白くない人って世の中にいなくて表現が上手くなっていくだけなので、才能がない人はいないのかなと思いましたね。
― ありがとうございました。
★2026年2月7日(土)にハライチライブ『60』開催決定。詳細は公式サイト・LINEに掲載。
(modelpress編集部)
ハライチ プロフィール
・岩井勇気1986年7月31日生まれ、埼玉県出身
・澤部佑
1986年5月19日生まれ、埼玉県出身
フジテレビ「ぽかぽか」、TBSラジオ「ハライチのターン」ほかにレギュラー出演中。M-1 グランプリ 2009・2010・2015・2016年、2022年、5大会ファイナリスト
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