「DOPE」高橋海人の演技に担当Pが涙「ボロボロ泣いてしまって」印象的シーン明かす【長谷川晴彦PインタビューVol.2】
King & Princeの高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)と俳優の中村倫也がW主演を務めるTBS系金曜ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(毎週金曜よる10時~)を手掛ける長谷川晴彦プロデューサーに、モデルプレスら報道陣がインタビューを実施。Vol.2では、高橋の演技で涙したシーンや、特に思い入れの強い第7話について語ってもらった。
高橋海人&中村倫也W主演「DOPE 麻薬取締部特捜課」
本作は、熱き人間ドラマと本格アクションシーンが織りなす新時代の麻取アクション・エンターテインメント。突然特捜課に異動することになった新人の麻薬取締官・才木優人を高橋、常識はずれで型破りな言動が目立つ才木の教育係・陣内鉄平を中村が演じる。高橋海人の演技に涙「浄化作用がある」
― ドラマ決定時に「撮影1か月で既にお2人のお芝居で数回泣いています」と思わず涙されたというエピソードが印象的ですが、特に心を動かされたシーンや演技はどのようなものでしたか?長谷川:真っ先に思い浮かぶのは、第3話で才木が母・美和子(真飛聖)に更生施設の退所が決まったことを伝えるシーンです。台本では2人が座ったところから才木の台詞「退所していいと言われたよ」が始まる予定でしたが、当日の段取りで高橋さんが「最初にとりとめのない話から入っていいですか?」「テーブルについたら、お母さんの手を握ってもいいですか?」と提案してくれました。
ぜひやってみましょうということでお任せしたところ、高橋さんが窓を見ながら天気の話をして、お母さんに「座って」とテーブルに連れて行き「話があるんだ」とお母さんの手を握ったんです。それを見ていたらボロボロ泣いてしまって、「才木めっちゃ優しいじゃん!」と(笑)。僕はここまで想像できていなかったので、高橋さんの演技力に感動すると同時に、そこまで深く考えてくれていたんだという驚きもありました。
それから第1話で、才木が「ドーパー」(DOPE服用者)に関する考え方について陣内と意見が対立する屋上のシーンも印象的です。台本上、才木があそこまでボロボロ泣く設定ではなかったのですが、高橋さんがしっかりと思いを込めてあれだけ泣く演技をしてくれて、夕日も相まってすごくいいシーンになって泣いてしまいました。あとは、ラストシーンで高橋さんが真摯な瞳でまっすぐに台詞を言うので、その演技を見ていたらグッと胸に来ました。
― 泣けるラストシーンになったようですね。
長谷川:このシーンは本当に感動しました。高橋さんの真摯な目を見ていると自然と涙が出てくるので、浄化作用があるんですかね(笑)。
高橋海人の提案を採用・思い入れの強い第7話
― キャラクター造形や脚本に関して、キャスト陣と意見交換をされているということですが、長谷川Pからリクエストしたことやご本人の提案を採用したことはありますか?長谷川:才木と陣内が正反対のバディから本当のバディになっていく過程をどう描くか、というところが大きな課題でした。2人の距離が縮まるのは第5話と第7話なので、第5話については陣内が自分の復讐に才木を巻き込むのをやめることを決意する回として、原作より少しアレンジを加えているため、僕と中村さんで撮影前に目線合わせをする必要がありました。
第7話については、中村さんと話していて思いついた原作にはないサイコメトリーの選択や、脚本の田中さん、高橋さん、中村さんも第7話への思いが特に強かったこともあり、様々なやりとりを経て、みんなで「じゃあこれで行こう」という形にまとめるのが大変でした。
― 特に第7話の制作は大変だったのでしょうか?
長谷川:第7話は、僕も含めてみんなの思いが強く、それぞれやりたいことが明確にあったのですが、微妙に方向性が違っていたんです。だからそこの目線合わせはすごく大変でした。誰かのやりたいことを尊重すると、別の誰かのやりたいことができなくなるという状況で。でも意見交換した結果、みんなでものすごくいい選択ができたのかなと思っています。
― 第7話では、陣内の妻・香織(入山法子)を殺した犯人が戸倉(小池徹平)だと判明し、復讐として殺そうとする陣内を才木が止めるという迫真のシーンがありましたね。
長谷川:才木が何を理由に陣内を止めるのが最も説得力があるのか、みんなで考えました。様々な意見があったのですが、結果的に高橋さんが才木家の家族関係を丁寧に演じてきてくださっているので、そこに説得力があるんじゃないかということになりました。原作では才木の妹も登場しませんし、母親もまだ施設にいる状態なんです。しかしドラマでは小さい頃から母親がいない中で育ち、能力に関してもずっとジレンマを抱えていた。そのあたりに陣内を止める説得力があるのではということになり、そこを最大限に活かして陣内を止めるシーンが完成しました。
― 他にもキャスト陣と意見交換をする中で、なにか生まれたアイデアはありますか?
長谷川:ジウ(井浦新)のキャラクターについては、髪色や目の色、爪などの外見的な統一感をあえて無視して、つながりを考えすぎない自由なキャラクターにしようと井浦さんと合わせました。また第1話の国会議事堂前で異能力を発動するシーンは井浦さんからのアイデアで、もともと発動する予定はありませんでしたが、結果的に見せておいて良かったなと思います。第1〜3話あたりでジウと陣内が会話するシーンでは、実は昔の哲学者の言葉をモチーフにしていますが、ジウの知性を見せるためにIQ高めの会話をやれたらと井浦さんから提案をいただきました。
それから、才木と陣内に関しては1話の屋上のシーン。「ドーパー」(DOPE依存者)に関しての解釈の違いでぶつかるところは2人とすり合わせて、様々なアイデアをもらいました。第4話については、才木と椿(忍成修吾)が決別するシーンは元々台本になかったのですが、撮影途中で高橋さんから提案があって、確かに椿が死ぬ前に決別をしておくのはヒーロー像としては良かったと思います。
そのほかにも、柴原(豊田裕大)とニコラス(フェルナンデス直行)のオフ台詞(※画面外からの台詞)をほぼお任せしたり、台本上では強い女性のイメージだった香織が入山さんの雰囲気も相まって優しい存在に変化したりと、キャスト陣の魅力によって作品がより良いものになっています。
(modelpress編集部)
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