モデルプレスのインタビューに応じた上坂樹里(C)モデルプレス

朝ドラ主演話題の上坂樹里、3度目の挑戦で掴んだ夢「手応えは全くなかった」“唯一の存在”高石あかりから受けた刺激・心強さ明かす【モデルプレスインタビュー】

2025.07.19 07:00

1st写真集「日日是好日」(幻冬舎)を発売した俳優の上坂樹里(こうさか・じゅり/20)に、モデルプレスがインタビュー。10代ラストを詰め込んだ写真集への思いや刺激を受けた共演者、朝ドラのオーディション秘話をたっぷりと語ってもらった。

  

上坂樹里1st写真集「日日是好日」

上坂樹里(C)モデルプレス
豊かな自然、歴史、文化が共存する長崎県・五島列島で等身大な上坂の姿を収めた1st写真集「日日是好日」。10代最後を記念した貴重な1冊になっており、20歳の誕生日である7月14日に発売された。

2024年に「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)で連続ドラマへのレギュラー出演を果たし、2025年1月クールの日曜劇場「御上先生」(TBS系)では真面目な学生・東雲温を演じ注目を集めた上坂。3月には2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)の主人公の1人を務めることも発表され、ネクストブレイク筆頭株だ。

上坂樹里、1st写真集は「自分らしさが出せれば」

上坂樹里(C)モデルプレス
― 10代ラストの記念となる写真集ですが、決定したときの心境をお聞かせください。

上坂:写真集を出すことはずっと1つの夢でもあったので、すごく嬉しかったです。

― ファンの方やご家族、周囲の方の反響はいかがでしたか。

上坂:ファンの方はすごく喜んでくださり、DMやメッセージをたくさんいただきました。これまでファンの方と対面でお話する機会がなかなかなかったのですが、今回は発売記念イベントも開催するので、それも喜んでくれていて、私自身も楽しみです。家族も喜んでくれました。友達は「どこから買えるの?」「イベントってどうやって応募するの?」とメッセージをくれたりして、嬉しかったです。楽しみにしてくれているみたいです。

上坂樹里、五島列島で掛けられた言葉に感動

上坂樹里(C)モデルプレス
― 今回は長崎県・五島列島で撮影されていますが、五島列島に決めた経緯をお聞かせください。

上坂:いくつか候補があり、その中からみなさんと話して五島列島に決めました。10代最後に行ったことのないところに行き、自然や新しい空気を感じる機会にしたいと思い、選びました。

― 実際に行ってみていかがでしたか?

上坂:最高でした。自然が広がっていて、どこにいても空気が澄んで綺麗で、人も温かくて、ご飯も美味しくて。撮影していく中ですごく自分にいいエネルギーをもらえたなと感じました。

― 五島列島での印象的なエピソードはありますか?

上坂:たくさんあります。撮影の中で釣りを体験させてもらい、釣った魚をさばいていただいてお刺身で食べたのですが、信じられないぐらいに美味しくて、すごく印象に残っています。あと、そこでお世話になった方から最後に名刺をいただいて、「1番応援しているから、頑張ってね」という支えになるお言葉をいただき、心が温まりましたし、もっと頑張ろうと思いました。

上坂樹里、写真集に向けたボディメイク「きつかったです」

上坂樹里(C)モデルプレス
― 釣りをしたカットがあるとのことですが、ほかにお気に入りのカットやこだわったカットはありますか?

上坂:鬼岳という場所で撮影をしたのですが、そこで見た夕日が忘れられなくて、すごく特別な時間でした。

― 企画の段階から「こういうカット撮りたい」という構想があったのでしょうか?

上坂:事前に何かを準備していたというより、行く場所を事前に調べてワクワクしていたので、実際にその場所に行って感じたままの表情がきっと出ていると思います。

― 素に近い表情が見られるんですね。今回の撮影に向けてボディメイクなど、準備したことはありますか?

上坂:体調を整えるために食事制限をして、撮影に備えました。

― 食事制限はきつかったですか?

上坂:きつかったです…(笑)。でも、写真集の撮影のときに美味しいご飯もたくさん食べられて、より幸せな気持ちになりました。

― トレーニングをすることはあまりなかったのでしょうか?

上坂:トレーニング…たくさん歩きました(笑)!

上坂樹里「御上先生」で共演者から刺激

上坂樹里(C)モデルプレス
― 「ビリオン×スクール」、「御上先生」と学校を舞台にした作品への出演が続いており、同年代の方と共演する機会が多いと思いますが、刺激を受けた方はいますか?

上坂:それぞれの撮影現場で学んだことや得たものがたくさんあるのですが、「御上先生」で事務所の先輩でもある高石あかりさん(※「高」は正式には「はしごだか」)とご一緒できたことが嬉しかったです。事務所に入ってからずっと背中を追いかけ続けている方なので、刺激もたくさんいただきました。

― 実際に側でお芝居されている姿を見て、ご自身の仕事への向き合い方にも変化はありましたか。

上坂:気になったことや聞きたいことがあればすぐに駆け寄って聞いてみたりして、たくさんアドバイスもいただいたのですが、それをすぐ真似してやるのはなかなか難しいので、同じ空間でお芝居をできたという経験そのものが自分にとって大きなものだったと思います。

上坂樹里、朝ドラオーディションは3度目挑戦「手応えは全くなかった」

上坂樹里(C)モデルプレス
― 連続ドラマへのレギュラー出演からわずか1年足らずで朝ドラ「風、薫る」の主人公に決定しましたが、オーディション時から手応えはありましたか?

上坂:手応えは全くなかったです。最終オーディションは特に自分の中でボロボロの結果で「悔しい」という気持ちが1番残っていたので、受かったという報告を受けたときはびっくりしました。

― 事務所の先輩であり、2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK)でヒロインを務める高石さんから合格を伝えられたそうですが、知らされたときの心境はいかがでしたか?

上坂:自分に起きていることが受け入れられないというか、何が起きているのかちょっとわからないぐらい、嬉しさを通り越して困惑しました。「まさか自分が」という思いがあったので、嬉しかったですし、たくさん泣きました。

― ご家族はどんな反応でしたか?

上坂:家族も「それはつまりどういうこと?」みたいな(笑)。全員がすぐに「よかったじゃん!おめでとう!」とはならなくて、どうにも整理がつかないような状態だったので、発表会見が終わって家に帰ってから改めて直接伝えて、「こんな日が来ると思わなかったな」と振り返りながら時間を過ごしました。

― 過去に朝ドラのオーディションを受けたことはありましたか?

上坂:今回が3回目でした。過去のオーディションでは1度も対面の審査に進んだことがなく、今回初めて実際にお芝居を見てもらえる審査まで進んだので、どんなものなのか分からずずっとソワソワしていましたが、自分の姿を見てもらおうと思ってお芝居しました。

― 朝ドラヒロインに憧れるきっかけになった作品や女優さんはいらっしゃいますか?

上坂:元々家で朝ドラが当たり前のように毎朝ついていて、それを見ながら学校に行く支度をしたりするのが日常でした。朝の15分って結構貴重なもので、その日常の一部になるということはすごく特別なことだと思っていたので、この仕事を始めてからずっと1番の夢として掲げていました。だから、何か1つの作品を観て「なりたい」と思ったというより、自分が常日頃観ていた“朝ドラ”自体に憧れを抱いていました。

上坂樹里、高石あかりは「唯一の存在」朝ドラ撮影見学も

上坂樹里(C)モデルプレス
― 高石さんからのバトンタッチになることも話題になっていましたが、心強さはありますか?

上坂:とてもあります。第一線で活躍されている大きな存在が身近にいることはとても心強いですし、これまでもこれからも追いかけ続けていきたいなと思います。

― 高石さんは「ばけばけ」の撮影をされていると思いますが、撮影についてもお話しされていますか?

上坂:実際に「ばけばけ」の撮影現場を見学させていただいたのですが、佇まいも撮影への向き合い方もすべてがかっこよかったです。プライベートで一緒にご飯にも行かせてもらったりしているのですが、そのときは意外と他愛もない話で笑い合ったりするので、何でも話せる唯一の存在で、私にとってはすごく大切な方です。

― 撮影はまだ先になると思いますが、撮影の見学などを経て、改めて意気込みをお聞かせください。

上坂:自分に務まるのかという不安はもちろんありますが、私が演じる大家直美という役とともに、自分自身も一緒に成長していけたらいいなと思います。

上坂樹里の悲しみを乗り越えたエピソード

上坂樹里(C)モデルプレス
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、上坂さんがこれまでの芸能活動の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

上坂:私は1日を振り返って、仕事についてやそれ以外でも「あのときああいうこと言わなければよかったな」と反省会のようなことをしているのですが、そのときにいろいろな感情の中に悔しさや悲しさもあります。でも、悲しいときはとことん悲しむことを大事にしていて、中途半端に無理やり前向きに考えるのではなく、とことん悲しんで次に切り替えるメリハリを意識しています。

上坂樹里の夢を叶える秘訣

上坂樹里(C)モデルプレス
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。2024年11月のインタビューで、夢を叶える秘訣を「壁から逃げないこと」とお話されていましたが、「御上先生」の撮影や朝ドラのオーディションを経て、変化はありますか?

上坂:前回言ったことと変わらずです。壁から逃げないというより、自分の前に立ちはだかるものを恐れない。そのときが来たときにちゃんと正面から向き合える自分でありたいなと思います。

― 最後に、20歳を迎えて挑戦したいことや今後の意気込みをお聞かせください。

上坂:これからもいろいろな作品と出会って、たくさんお芝居をしたいです!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

上坂樹里(こうさか・じゅり)プロフィール

2005年7月14日生まれ、神奈川県出身。2021年に雑誌「Seventeen」の専属モデルとなる「ミスセブンティーン2021」の1人として選ばれ、専属モデル入り。数々のファッションショーやCMに出演するほか、近年はドラマ「生理のおじさんとその娘」(NHK総合/2023年)、「いちばんすきな花」(フジテレビ系/2023年)、「となりのナースエイド」(日本テレビ系/2024年)、「ビリオン×スクール」(フジテレビ系/2024年)、「御上先生」(TBS系/2025年)、「トゥルーカラーズ」(BS NHK/2025年)などに出演し、俳優としても注目を集めている。2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)では見上愛とともにW主演を演じる。
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