なにわ男子・高橋恭平、日曜劇場初出演でキンプリ永瀬廉に報告 学生時代は「よく呼び出されていた」【「御上先生」インタビュー前編】
2025.03.06 16:00
なにわ男子の高橋恭平が、俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時~)に“謎の青年”として出演中。インタビュー前編では、ゴールデン帯ドラマ初出演、そして日曜劇場初出演となった思いや、憧れの先輩であるKing & Princeの永瀬廉に報告した際のエピソード、自身の学生時代などについて語ってくれた。
日曜劇場「御上先生」
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。第2話の中盤、雨空の繁華街で落とした週刊誌を拾い、殺傷事件の見出しを神妙な面持ちで見つめる“謎の青年”として突如登場した高橋。事前に告知はなく、わずか30秒ほどのシーンだったことから、視聴者からは多くの反響が寄せられ、X(旧Twitter)では「恭平くん」がトレンド入りを果たした。その後の第5話では、東京拘置所にて隣徳学院の生徒・神崎拓人(奥平大兼)と出くわし、神崎が「面会ならこの先ですよ」と問いかけると、青年は「いえ…違います」と答え、その場を後にする意味深な場面も描かれた。
高橋恭平「夢でした」日曜劇場初出演 憧れの先輩・永瀬廉に報告
― 未だ“謎の青年”として、具体的なキャラクターは明かされていませんが、本作に出演することが決まったときの心境をお聞かせください。高橋:こんなに素晴らしい作品に出られるんや、というのが率直な気持ちでした。これまで出演させていただいた少女漫画原作のようなキラキラした作品は、若いからこそ演じられる役柄でもあるので、もちろん演じていて楽しかったのですが、年齢を重ねるにつれて、もっと幅広い役柄で作品にお力添えできたらいいなと思っていたので、今回出演が決まってすごく嬉しかったです。
― ゴールデン帯のドラマ初出演、そしてなにわ男子のメンバーで日曜劇場に出演するのは高橋さんが初めてですが、日曜劇場のイメージを教えてください。(※取材時は、道枝駿佑さんが出演する4月スタートの日曜劇場「キャスター」発表前)
高橋:ゴールデン帯ドラマということをしっかり考えると気負いしてしまうので(笑)、敢えてあまり深く考えすぎず、ラフに考えるようにしています。日曜劇場は、僕が大好きで憧れているKing & Princeの永瀬廉くんも過去に出演されていたので、数あるドラマ枠の中でも日曜劇場に出演することは僕のひとつの夢でした。お芝居のことをいろいろ吸収して学べるという意味でも嬉しかったですし、これを機に僕を含めなにわ男子のことも知っていただき、他のメンバーにも繋いでいけたらいいなと思います。
― 日曜劇場に出演することは、永瀬さんなど先輩方には事前に報告しましたか?
高橋:廉くんには報告しましたが、いつも通り「へぇ~、おめでとう」と言われました(笑)。でも逆に3行くらいの返事が来たら怖いので、僕にはそのくらいの返事がちょうど良いです(笑)。
― 事前告知なしの出演ということで、放送をもってサプライズ解禁となりましたが、周りからの反響はあったのでしょうか?
高橋:道枝(駿佑)はメンバーのスケジュールを把握していて、今回も「御上先生」に出ることを事前に知ってくれていたので、「2話から出るよ」と話したら喜んでくれました。長尾(謙杜)とかも放送を観てくれたみたいで、メンバーみんなから「出てたね!」「30秒くらいやったけど、印象に残ったわ」と感想が来ました。
学生時代の同級生からもいっぱい連絡が来たんですけど、久しぶりすぎて気まずいのと、僕の性格上“未読スルー”が多いので、返事は返してないです(笑)。でも嬉しかったので、「ありがとう」という気持ちで受け止めました。それくらい「御上先生」の反響はすごいんやな、と思いました!
― (笑)。わずかなシーンですが、とても印象的でした。撮影はいかがでしたか?
高橋:雑誌をパッと落として眺めるという30秒ほどのシーンでしたが、あのわずかな目線にいろいろな感情を込めました。撮影現場がクレーンゲームの前だったので、それだけでウキウキして楽しかったです(笑)。雨を降らすシーンだったのに、撮影中、ビルの間から僕が立っているところだけに光が差していたので、監督から「なかなかないよ。すごいね!持ってるね!」と言われました(笑)。その光を遮るのが結構大変でしたが、カットがかかるとモニターのあるゲームセンターの中に逃げて、楽しい気持ちで撮影できました!
― 高橋さんも他のメンバーが出演している作品はチェックしていますか?刺激をもらったりしているのでしょうか?
高橋:「頑張っているんやろうな」「大変なんやろうな」と思ったりはするんですけど、僕は断トツでメンバーの作品を観ない人種なので(笑)、逆に「観て」と言われたら観るようにしています!連絡を返すのが遅いこともそうなんですけど、“高橋恭平の25年間の人生に難あり”ですね(苦笑)。でも作品を観てくれて感想がもらえると嬉しいですし、僕も映画を観に行くことは好きなので、メンバーの作品を観たときはちゃんと感想を伝えますよ!そのときは、「観に行ってくれたん!?」ってすごく喜ばれますね。
高橋恭平、AmBitious真弓孟之の堂々自己紹介に「エグぅ~!」
― 後輩のAmBitious真弓孟之さんも本作に出演していますが、真弓さんとの関係性はいかがですか?高橋:僕、関西の子が怖いんですよね…(笑)。関西人と言ってもみんなが面白いわけではなくて、面白くない関西人と面白い関西人がいて、僕は面白くないほうの関西人です。真弓は自己紹介ギャグを持っているので、顔合わせのときもキャストの皆さんがたくさんいるなかで「はい!」と元気に立ってギャグを披露していたんです。僕は「お願い!ここではギャグをしないで」という視線をずっと送っていたのですが、その願いは届かず、普通にギャグをしていたので「エグぅ~!」と思いました(笑)。
僕は自分の順番が来たら「◯◯役の高橋恭平です。この作品に携われて嬉しいです」みたいに挨拶しようと考えていたのに、一気にどうでもよくなりました(笑)。松坂さんをはじめキャストの皆さんとは初対面やったのに、「僕も何かせなあかんやん…」と思っていたら、案の定監督やプロデューサーが「先輩もギャグをやってくれるんじゃないか?」「最後にオチを落としてくれるんじゃないか?」と期待しながら僕を見てきたので、怖かったです(笑)。その後は、生徒役で唯一知っている大兼のことをずっと見ながら挨拶しました。大兼を見て安心していました(笑)。
― では真弓さんとは本作について連絡を取っていない?
高橋:そうですね。真弓の連絡先は知らないので、「すごく元気な子で頑張っている」「現場のムードメーカー」ということを、僕は大兼から聞いています(笑)。
― (笑)。現場に年下のキャストが年々増えて来ていると思うのですが、その辺りはいかがですか?
高橋:正直気まずいです(笑)。今まで先輩方にいろいろしてもらっていたことを自分がしなきゃいけないのかなとか、ご飯に連れて行かなきゃいけないのかなとか思うと、お金も飛んでいくし、困りますよね(笑)。
― (笑)。ちなみに今回の現場で考えている差し入れなどはありますか?
高橋:アジアツアーから帰って来てすぐに撮影があったので、お土産を買って差し入れしました。タイミング的にどうしても自分では買いに行けなかったので、マネージャーさんに「一番売れてるお土産を買って来て」と頼んで買いに行ってもらいました。
高橋恭平、学生時代の“やんちゃ”エピソード明かす
― 高校を舞台とした作品ということで、高橋さん自身の学生時代の思い出をお聞かせください。高橋:学生時代は、やんちゃしてました!とにかくみんなと違うことをしたくて、門の前で棒の飴ちゃんを舐めて、一気にガリッと噛んで口の中に隠したまま登校したり、薄いチャックパーカーを着て通学して、門の前で脱いでから登校したりしていましたね。先生に怒られたら怖いので、ちゃんと校則は守って、見えないところでこっそり破っていました(笑)。すみません(笑)。
― (笑)。得意科目はありましたか?
高橋:得意かはわからないですけど、僕は体育と美術が好きでした。小学校と中学校では、その2科目だけずっと通知表が「5」でした!
― 学生時代に思い出に残っている先生とのエピソードがあれば教えてください。
高橋:僕は器用貧乏と言いますか、テストの点数は取っていたんですけど、それをかき消すくらい提出物をちゃんと出していなかったので、担任の先生からよく呼び出されていました(苦笑)。「お前は何でテストの点数が良いのに、提出物を出さないんだ」「お前はもっとやればできる。絶対できるんだから」と言われていたのが一番印象に残っています。先生に言われてからは、提出物をちょこちょこ出すようにはなったのですが、テストの点数は取れていたので、ふんぞり返っていました(笑)。
― 学生時代からすでに芸能活動を始めていましたが、芸能活動に対して言われていたことなどは憶えていますか?
高橋:(しばし考えて)…ないかもしれないです(笑)。きっと僕が今アイドル業や俳優業をしていることをご存知になられていると思うんですけど、連絡を取る手段がないので、見守ってくださっていることを願っています!
― もしも「御上先生」のクラスの生徒だったら、どんなことを教わりたいですか?
高橋:僕なんかがあのクラスにいたら、きっと頭がショートしていると思うので、現代の教育について松坂さんから直々にちょっとずつ学びたいです(笑)。1時間とか50分とかの授業だと頭がもたないので、10分ずつくらいでみっちり教えてほしいですね。マンツーマンくらいが一番僕の耳に残ります(笑)。
― 第8話放送前の時点では、未だ“謎の青年”としてベールに包まれた役柄ですが、今後の登場シーンで視聴者に注目してほしいポイントをお聞かせください。
高橋:僕はこのままじゃ終わらない!謎の青年からもう一皮むけます!そして僕自身のキャラクターも全力で押したいところですが、「御上先生」は毎話内容が詰まった作品になっているので、引き続き注目してもらえたら嬉しいです。
★インタビュー後編では、俳優業への思いや、2月28日に25歳を迎えたことにちなみ25歳の抱負などについて語ってくれた。3月9日放送の第8話放送終了後に配信予定。
(modelpress編集部)
高橋恭平(たかはし・きょうへい)プロフィール
2000年2月28日生まれ、大阪府出身。2014年11月23日より関西ジュニアとして活動開始。2018年10月より結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビューを果たす。2019年8月放送の24時間テレビ42ドラマスペシャル「絆のペダル」(日本テレビ系)でドラマ初出演。2023年より美容雑誌「Men's PREPPY」のレギュラーモデルを務める。近年の主な出演作は、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(2023)、「映画 マイホームヒーロー」(2024)など。
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