【櫻坂46的野美青インタビュー】“憧れ”小林由依の卒業は「立ち直れないんじゃないかと…」心に刻む言葉・前を向けた理由<自業自得>
2024.06.27 18:00
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櫻坂46が6月26日に9thシングル『自業自得』をリリース。モデルプレスでは三期生の的野美青(まとの・みお/17)にインタビューを実施し、選抜メンバーとして活動する思いや同期とのエピソード、夢を叶える秘訣などを語ってもらった。
的野美青、山下瞳月のセンターの姿明かす
― 三期生の山下瞳月さんがセンターを務めることでも注目を集めている今作。最初に聴いた時の印象を教えてください。語りかけるような強い楽曲だったのはすごくびっくりしました。山下は普段甘めの可愛いキャラなんですけど、『自業自得』ではかっこいいところがたくさん出ているので、山下のギャップも楽しめる1曲になっていると思います!
― センターに立つ山下さんの姿はいかがですか?
プレッシャーを感じているとは思うんですけど、同期の三期生にも不安な姿を見せたことがないんです。私たちを強く引っ張ってくれるんだろうなと思えるし、期待に応えてくれるセンターなので、無意識に頼ってしまっています。
的野美青「一緒に頑張って良いんだ」先輩との活動への思い
― そんな的野さんも、今作では初の2列目のポジションにきました。初の選抜入りを果たした前作は3列目でしたが、心境に変化はありましたか?私自身もすごく驚きましたし、想像していなかったポジションでこの楽曲に参加させていただけると思うと嬉しかったです。「1歩前の列に立って大丈夫かな」という気持ちも最初はあったんですけど、不安な気持ちは見てくださるファンの皆さんにも伝わっちゃうと思うので、今は心からこのポジションを楽しんで、その場所で成長した姿をお見せできれば良いなという気持ちが強いです。
― 2列目には二期生の先輩方が並んでいますが、先輩方と何かお話はしていますか?
フォーメーション発表の後、シンメ(※シンメトリーの略。ステージで対になってパートを担当すること)の大園玲さんから「シンメだったね~」といった連絡をいただきました。“ずっと憧れていた先輩方と同じ列になる”ということに対して「どうしたら良いんだろう」という気持ちも少しはあったんですけど、大園さんからメッセージをいただいて「一緒に頑張っても良いんだな」と救われた気持ちになりました。
― 「先輩と一緒に頑張っても良いのかな」という不安を感じることは、加入から現在までに何度かあったのでしょうか?
常に思っていた時期もありました。最初は三期生みんなで活動することが多かったんですけど、7thシングル『承認欲求』から選抜メンバーとBACKSメンバーに分かれて、先輩方と一緒に活動する時間が増えて、それからよく三期生同士で「今のままで良いのかな」みたいなことを話したりしています。三期生同士でも心が離れてしまったりした時期があったのですが、みんなで話す中で「二期生さんも今グループを引っ張ってくださる立場だから、私たちも追いつかなきゃ。いつか引っ張っていけるように頑張ろう」と気持ちを一つにしていました。
― 三期生で集まるときは、中心となって声を掛けるメンバーがいるんですか?
「このままじゃダメだ」とそのとき気づいた人がみんなに声を掛けているので、決まっているわけではないです!私はみんなに声を掛けるのが苦手なんですけど、グループを良い方向に持っていきたいし、同期の絆も強いままでいたいので、個人的には一人ひとりと話すことを心がけています。誰かの気持ちを少しでも軽くできたら良いなと思っています。
的野美青、初の東京ドーム終えた心境は
― 15日~16日に開催された東京ドーム公演では『自業自得』を初披露しました。ファンの皆さんの前でパフォーマンスした感想はいかがでしたか?会場からの熱気が伝わってきて、ライブで初披露をするというのは本当にすごいと改めて感じました!MVが公開されてから初披露まで、ファンの皆さんもワクワクしながら待っていてくれていたので「その期待に応えたい」と思いましたし、私自身も「この空間で新曲を初披露するんだ」とすごくワクワクしました。
― 三期生の皆さんにとっては、初の東京ドーム公演にもなりましたね。
約2年前は研修生として先輩方の東京ドーム公演を客席で見学させていただいて、「いつかステージに立てたら良いな」と思っていたので、ステージからの景色を観たときは感動しました。たくさん経験させていただいてから東京ドームで先輩方と一緒にステージを作り上げるというのも全然違いますし、2年前の自分もワクワクしていたけど、今回の自分もまた違ったワクワクを味わえました。
― 三期生楽曲も多数披露されましたが、中でも『静寂の暴力』では広い東京ドームから音と光が消える演出も話題を呼んでいました。
『静寂の暴力』の演出は、私もすごいなと感じました!普段はファンの皆さんが声を出して盛り上げてくださりますが、この楽曲は真っ暗な中、会場が無音になって…。ファンの皆さんも一緒に世界観を作り上げてくださったことが本当に嬉しかったです。無音の中でダンスをするのも新鮮でしたし、「今の瞬間を心から楽しもう」という気持ちでパフォーマンスしていました。ファンの皆さんの協力があったからこそできた演出です!
的野美青、“憧れ”小林由依への思い
― 今年1月には、的野さんが憧れの先輩と公言していた一期生・小林由依さんが卒業されました。それから約半年経ちましたが、心境に変化はありましたか?由依さんは1番の憧れの先輩で、卒業されると聞いたときは本当にショックで、立ち直れないんじゃないかと思っていたんですけど…実際に卒業されるときの由依さんの輝きや言葉を見て、聞いて「自分ももっと強くならなきゃ」と感じたんです。卒業された後は悲しんでいる時間もなかったですし、ファンの方から心配されてしまうことが多くて「そう思わせないくらい自分が強くなろう」という気持ちが強くなって。由依さんの卒業はもちろん寂しいし悲しかったけど、その分成長できたんじゃないかなと思います。
― 特に心に残っている小林さんからの言葉はありますか?
「綺麗なものだけを見て楽しんで活動してくれたらそれで良い」という言葉は、今でもすごく心に残っています。最後にくださったお手紙にも書いてくださったのですが、8年間グループで活動していた先輩だからこそ言える言葉なんだろうなと思いますし、これから心に刻んで活動していきたいです。
的野美青が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、的野さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。私は結構落ち込んだり不安があったりすると、落ちるところまで落ちて、気が済むまで泣くようにしています。次の日に目が腫れてしまうので、今はそんなに落ち込んでも泣かないんですけど…(笑)、やっぱり心が泣いてしまうときもあるので、そういうときは「100点じゃなくても良い」と思うようにしていて。完璧じゃなくても今の経験はきっと良い方向に向かっていくと思うし、それを信じてゆっくり生きていけば良いと思います。私は未来の自分に「あのときの自分がした経験のおかげで今がある」と言わせられるように、不安や上手くいかないことをエネルギーに変えて頑張ることも多いです!
― リフレッシュするためにしていることはありますか?
リフレッシュするためには…食べて、寝て、遊びます(笑)。頑張ったご褒美に食べるというよりも、食べたいから食べるという感じ。自分の機嫌を取るのは自分なので、食べたくなったら食べますし、寝たいと思ったら寝ますし、したいときにできるのであればとことんやって良いと思います!
的野美青の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、的野さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。本当に心から自分を楽しんで、自分の好きなところを見つけることかなと思います。自分を信じられるのは自分だけだし、自分を楽しめるのも自分だけ。「夢を叶えたい」とか「憧れている」と言うのは簡単だけど、言っているだけの自分は好きになれないなと私は思うので、行動するようにしています。
夢は過去の自分が頑張って持ってきてくれたものなので、「あのときあれをして良かった」と思えるような日を積み重ねることも大切。人生の分岐点ってたくさんあると思うんですけど、未来の自分に「あのときの選択良かったよ」と言ってもらえるような道を進んでいきたいです。
― ありがとうございました!
インタビューこぼれ話
【こぼれ話1:最近の美容法を教えて!】元々見た目に興味がなかったんですけど、グループに加入してから「ちゃんとしよう」と意識し始めました。眼鏡からコンタクトにしたのも最近なんです!1番買って良かったなと思う美容アイテムは、頭皮マッサージ器。お風呂とかでも使えるやつで、頭をほぐすと顔が引き締まる気がします。
【こぼれ話2:三期生で美容に詳しいメンバーは?】
みんな詳しいけど、特に村山美羽!何もコスメを持っていなかった私にメイクをしてくれたり、「これをしたら顔が引き締まるよ」「肌が綺麗になるよ」とアドバイスをくれたりします。小島凪紗はメイクというよりは体のことに詳しくて「水飲んだ方が良いよ」みたいなことを言ってくれます(笑)。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
的野美青(まとの・みお)プロフィール
2006年11月8日生まれ、福岡県出身。身長は167cm、星座はさそり座、血液型はAB型。「櫻坂46 新メンバー募集オーディション」に合格し、2023年3月に三期生としてお披露目され、8thシングル『何歳の頃に戻りたいのか?』で初の選抜入りを果たした。櫻坂46・9thシングル『自業自得』
表題曲は三期生の山下瞳月がセンターを務める『自業自得』。形態は初回仕様限定盤Type-A・B・C・D(いずれもCD+Blu-ray)、通常盤(CD)の5種類で、共通カップリングとして『引きこもる時間はない』、そのほかTYPE-Aに『愛し合いなさい』、TYPE-Bに『イザベルについて』、TYPE-Cに『縁起担ぎ』、TYPE-Dに『標識』、通常盤に『もう一曲 欲しいのかい?』がそれぞれ収録される。特典映像は2024年1月に行われた『Sakurazaka46 7th Single BACKS LIVE!!~Center Performance Collections~』など。
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