「9ボーダー」謎の少年役で話題・齋藤潤、川口春奈からは「すごく可愛がっていただいています」NG連発シーンも明かす【インタビュー】
女優の川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』(読み:ナインボーダー/毎週金曜よる10時~)に出演している齋藤潤(さいとう・じゅん/16)。第7話の放送を前に、撮影現場での初体験や共演者とのエピソードを語った。【インタビュー】
川口春奈主演「9ボーダー」
本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前の「ラストイヤー=“9ボーダー”」真っ只中の3姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の「3L」をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。齋藤は、3姉妹の弟・品川九吾を演じる。齋藤潤「9ボーダー」途中参加の思い
― 九吾は物語中盤からの登場となりますが、3姉妹たちと共演してみていかがでしたか?齋藤:すでにみなさんの関係性が完成されている中に自分が入った映像を観ると、「これで大丈夫なのかな?」と少し不安になりました。でも、九吾は3姉妹たちに反感を持っている役柄だったので、いい意味で違和感を持ちながらお芝居ができたと思います。
現場はとても温かい雰囲気です。川口さんはカメラが回ってないとき、ずっと「可愛いね!」「ちゃんと食べてる?」などと言ってくださったりして、すごく可愛がっていただいています。すごくありがたいです。高橋克実さんは休憩時間に、昔の撮影現場のエピソードを教えてくれました。あとは昔の銭湯の値段とかも。いろいろお話も聞いてくださって、本当に“頼れるお父さん”みたいな方です。ほかの方たちにもとても優しく話しかけていただいているので、これから大庭家に馴染んでいけるようがんばって演じていきたいです。
― クランクインのときの心境は?
齋藤:自分ひとりだけのシーンで、まだ『9ボーダー』に出演しているという感覚はありませんでした。でも、セットでの撮影が始まり、やっとこの作品に関わっているという実感がわきました(笑)。居間のセットはとても広くて撮影のセッティングをしている間も、みなさん居間にいることが多いんです。こだわりのセットだと聞いてはいましたが、誰もがいたくなる居心地の良さというものを僕も感じました。
齋藤潤「9ボーダー」で初めての体験「5カットぐらいNG」
― 九吾を演じるにあたり、共感するところはありますか?齋藤:九吾は今までお母さんとおばあちゃんと暮らしてきました。3年前にお母さんが亡くなってからは自分の思いを打ち明けられる人もいなくて、ずっと我慢して生きてきたんです。それに苦労してきたお母さんの思いを無駄にしてしまうと感じて、九吾は「俺はひとりで生きていく!」と決心したように思います。そういうところは男の子だなと思いましたし、九吾の気持ちがよくわかりました。
― 今回の現場で何か初体験があったと伺っています。
齋藤:収録中、初めて笑いのツボというものにハマりました(笑)。大庭家の居間でウメケンこと梅津剣(伊藤俊介)さんの顔を見るたび、笑いがこらえられなくなってしまったんです。5カットぐらいNGを出してしまい、みなさんも「がんばれ!」と応援してくださって。カメラが回るたび、笑ったカットがフラッシュバックするので「やばい、集中しなきゃ!」といったんはリセットするのですが何度も笑ってしまい、同じことを繰り返していました。OKシーンもちょっとニヤリとしていたんじゃないかな、と思います(笑)。これまでほかの作品で笑ってしまうことがあっても、1回ぐらいでリセットできたんですが…。撮影現場で、ここまで笑いをこらえきれなかったのは初めての体験です。
齋藤潤、芝居でのこだわり
― お芝居に入る前、必ずすることはありますか?齋藤:現場に入ってお芝居が始まる前は、事前に考え過ぎないようにして、いったん全部忘れてからお芝居をするようにしています。前日まで台本を読み込み、自分の役はこうなるんだ!ということを体に染み込ませます。でも、それを意識し過ぎると、ほかの作品でもワケがわからなくなってしまうことがありました。そのとき「現場に入ったらリセットしたほうがいいかもしれないね」とプロデューサーさんにアドバイスをいただいたんです。最近はその言葉を思い出しながら演じるようにしています。
齋藤潤、学校&俳優活動両立の工夫
― 現在、高校生の齋藤さんですが、学業と俳優業を両立させるために工夫していることはありますか?齋藤:テスト前はやはり勉強をしないといけないので、そこはがんばるしかないという思いでやっています。普段はどちらかというと仕事に気持ちが向いていることが多いですね(笑)。
― テスト前、撮影現場に勉強道具を持ってきたりするんですか?
齋藤:それはなくて、現場が終わってから家で勉強をするようにしています。仕事に学業を持ち込みたくないという思いもあって…。
― ちなみに台本を覚えるのと、勉強をするのはどちらが大変ですか?
齋藤:勉強のほうが大変です(笑)。セリフを覚えるのが大変だと感じることは、ほとんどありません。家のソファで座りながらセリフを覚えることもあって。あとはお風呂とか、夜ベランダに出てひとりつぶやいているときもあります。歩きながら、ひとりでセリフを言っていることも多いですね(笑)。
齋藤潤、役作り&衣装の裏話明かす
― 撮影前、プロデューサーや監督から何かリクエストはありましたか?齋藤:衣装合わせのとき、新井プロデューサーから九吾の設定資料をいただきました。そのときに「嫌な感じのキャラクターにはしたくない」とおっしゃっていたので、意識して九吾の役作りをしています。
― 九吾の衣装にもこだわりがあるのでしょうか?
齋藤:長野に住んでいたという設定で、どちらかといえば都会っ子ではない、というのが九吾の衣装のベースになっています。新井さんもとても悩みながら衣装を選んでいました(笑)。
齋藤潤「9ボーダー」で学んだこと
― この撮影現場で学んだことはありますか?齋藤:テンポ感のある会話のシーンが多いので、とても学ばせていただくことが多いです。実際に芝居をしてみると、間の取り方も自分が想像していたものとはまったく違いますし、すごく勉強になります。
― では最後に、今後の見どころを教えてください。
齋藤:これからもっと九吾の素の顔が観られると思います。自分の思いを吐き出す九吾の表情をぜひ楽しんでいただきたいです。また、七苗さんとコウタロウさんとの関係も展開がありますので、ぜひ期待してください!
(modelpress編集部)
「9ボーダー」第7話あらすじ
誕生日会を終えて長野へ戻っていた九吾(齋藤潤)が、正式に大庭家に住むことに。父・五郎(高橋克実)からの突然のその知らせに、七苗(川口春奈)、六月(木南晴夏)、八海(畑芽育)は驚きながらも受け入れ、九吾の引っ越し準備と母親の墓参りを兼ねて、大庭家一同で長野へ行くことになった。久々の家族水いらずの旅に、何だかんだと小競り合いしつつも九吾が暮らしていた品川家にたどり着く。早速、荷物の片付けを進める一同。家の中に残る母親の面影を感じる物の数々に、3姉妹はそれぞれ想いを馳せる。一方で未だよそよそしい九吾との距離を埋められないでいた。
さまざまな思いを抱きながら家族との時間を過ごす中、七苗は急遽、1人で東京へ戻ることに。その頃、東京では雨風が強まり嵐の予感が…。
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