くれまぐの夢を叶える秘訣&心に残る言葉 試行錯誤の5年間を振り返る<モデルプレスインタビュー>
2023.09.08 07:00
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エア(えあ/25)、UraN(うらん/26)、浅見めい(あさみ・めい/22)の3人からなる超個性派“期限切れJK”3人組クリエイターユニット“くれまぐ”こと「くれいじーまぐねっと」。いつも太陽のような笑顔と仲の良い掛け合いで視聴者に元気を与えてくれる3人だが、その裏には数々の失敗もあった。それでも彼女たちがめげることなくポジティブでいられる理由とは?「夢を叶える秘訣」から、3人の素顔に迫る。
くれいじーまぐねっとの夢を叶える秘訣
― 今回はモデルプレス恒例の質問である“夢を叶える秘訣”からお伺いしていきたいと思います。くれいじーまぐねっとさんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。浅見:まずは1回挑戦してみること、そして続けることが大事だと思います。1回やってすぐ諦めるのではなく、ある程度の期間はしっかりと継続してみて、そこで失敗したことやダメだったところを改善して試行錯誤しながらやっていけば、夢を叶えられるんじゃないかなと思います。
― どのような経験からそう思われたのですか?
浅見:YouTubeも最初はなんとなくで始めたんですけど、5年間で3人とマネージャーさん含めて「ここはもうちょっとこうしたら見てもらえるんじゃないか」「サムネこうしてみよう」と色々な細かい試行錯誤を続けてきたからこそ、チャンネル登録者数195万人に繋がったと思います。なので、継続が大事だなと思いました。
UraN:私も「できるかな」じゃなくて、「とりあえずやってみよう」という気持ちが大事だと思います。私自身、学生の時から「東京に行ってこういうことをやりたい」と思っていて、それを中学や高校の先生に話すと「こういうところに進んでこういうところに就職した方がいいよ」「あなたはそういうの無理だよ」と言われ続けていました。
多分、今も当時の私のように「それは夢の話だよ」と否定されてしまった子もたくさんいると思うんです。でも、私はその夢を叶えたかったから、自分で「こういう高校に行って、こういう演劇部に入って…」と考えて、結局は「先にその現場に行ってみた方が早いな」という思考になりました。そして高校2年生の時にオーディションを受けて、2年間ずっと毎週福島から東京に通ってレッスンを受けていました。その2年間は全く無駄ではなくて、そこから何かを得てまた違うことに繋がって今活動をできていると思います。もちろん、頭のどこかに「どうしよう」「親に反対される」「先生が『いいよ』って言ってくれなかった」「友達に馬鹿にされそう」という考えもありました。でもそれをやらなかったら大人になった時に後悔するのは自分だなと思って。できる・できないというのは、やってからついてくることなので、とりあえず少しでも興味のあることは勉強してみたり、現場に行ってみたりというのはすごく大切だなと。YouTube始めてからの経験も含めてそう思います。
エア:私も考えるよりもすぐに行動することが大事だなと思います。何個かの選択肢で迷っているんだったら、一つに絞らずに全部に手を出してみてもいいんじゃないかなと思っています。
― いくつかの選択肢で迷った時、どのような基準で優先順位を決めていますか?
エア:「やっていて楽しいか」「やりがいを感じるか」という部分を重要視しています。
くれいじーまぐねっとが重ねた地道な努力
― 5年間の中で挑戦したものの失敗してしまった、という出来事はありますか?UraN:たくさんあります(笑)。「YouTubeや世間の流行りを入れ込んでいこう」と思う時もあれば「自分らしさを貫こう」という方針になることもあるし、その時その時で何が伸びるかもわからない。今の時代「バズるって何?」と思うくらい色々なところでどんなSNSでもバズることってできるので。それをどう上手く使うかというのは、ひたすら細かく考えています。くれまぐはLINEで「こういうのいいんじゃないかな」「次の話題こういうのやってみようよ」と意見を出し合って、常に何か探っている感じです。
一つに決めるというよりかは、毎日のように探してやってみて「これ違うな」と思ったら、そこに別の要素を足してみるとか、一度失敗してもやめるのではなく「どう変えていくか」を考えます。同じような題材の動画をやっている人がたくさんいる中で、どう私たちらしさを出すかというのが難しいところです。例えば大食いをするというだけでも、そこに何かをプラスするとか、ただただ食べるだけじゃなくてゲーム要素を加えてみるとか、その1個に対して連想ゲームみたいに「これいいんじゃない?」「あれいいんじゃない?」とアイデアを出し合って、新しいものを作ります。
― どこから企画のアイデアを見つけてくるんですか?
UraN:TikTokから、Instagram、X(旧Twitter)まで色々です。
エア:YouTubeもあるよね。
浅見:「これ動画でやりたい」というよりは、日頃から思っていたやってみたいことや気になることを動画にする感じで、あまり「企画探さなきゃ」という感じではないです。
UraN:例えば、エアが「占いしたい」となったら、占い師さんを呼ぶのか自分たちで占うのか、まず1個の目的を決めてそこからどういう動画にするか考えていく作り方をしています。
― アイデア出しはLINEでされることが多いんですか?
UraN:思いつくとその場でみんな送ります。記事などで見つけたら「これ次の動画で取り上げてみたらどうかな」とポンって送られてくる感じです。あとは、フリーでトークする動画だったとしても、みんながTikTokを見ている時に見つけた面白い話やゲームがどんどん出てきたりします。日常で見ているSNSからアイデアをもらっていますね。
― では、「今日は企画会議しよう」とそのための時間が設けられることはあまりないんでしょうか?
UraN:2〜3年目くらいはずっとやってたよね。
エア:うん、やってた。
UraN:2週間に1回くらいでみんながアイデアを持ち寄ったりとか、マネージャーさんが「こういうのどうかな」と出したアイデアに「こういうのどうですか」とさらに付け足したりする会議はやっていたんですけど、最近は思い立った時にLINEすることが多いです。
くれいじーまぐねっと、意見がぶつかり合うことがない理由
― 企画を考えていく中で、お三方の意見がぶつかることはありますか?UraN:「やりたくない」とマイナスに持っていくのではなくて、「これこうしたらいいんじゃない?」と誰かが1を持ってきたらそれを5にする感じなので、「良くないね」などと否定することはないです。
― お三方で過ごす上で「まず否定しないようにしよう」など、それぞれが決めてるのでしょうか?
UraN:いや、自然にそうなる感じです。
エア:人間性が良すぎて(笑)!
UraN:(笑)。常にみんな日常で起こった面白い出来事をメモしておくので、例えば食べる動画のアイデアが来たら、それを否定するのではなく、「新大久保のここ美味しそうだったよ」とか「こういうところもいいんじゃない?」とアイデアを出し合う感じです。
くれいじーまぐねっとの心に残る言葉
― 5年間でたくさん夢を叶えられてきたと思うのですが、叶えていく過程で響いた言葉や今でも心に残っている言葉はありますか?UraN:私はもらって嬉しかった言葉はスクリーンショットを撮っておくタイプなんです(笑)。褒められたLINEって嬉しいじゃないですか。だからスクショしておいたりします。またファンの方に「良かったよ」とか言っていただけるのもすごく嬉しいのですが、1番嬉しいのは身近な人に自然と褒められた時です。友達や親が観ていて「この間の動画すごく面白かったよ」と言ってくれたりとか。マネージャーさんが「感想を伝えたい」と思わず電話してくるくらい、衝動的に褒めてくれる時とかも嬉しいですね。そこが「頑張ろう」と思えるきっかけかもしれないです。
― スクリーンショットはどういう時に読み返すのですか?
UraN:「自分頑張っているな」「褒められたいな」という時に見ます(笑)。
エア・浅見:(笑)
エア:私はパパに言われた「失敗してもいいからなんでもやってみなさい」という言葉です。「それでダメになったらちゃんと帰ってくる場所があるんだから、そのやりたいことを後悔なくやりなさい」と東京に出てくる時に言われました。
― そのお言葉は、エアさんの“夢を叶える秘訣”にも繋がっていますね。
エア:そうですね!
― 浅見さんはいかがですか?
浅見:3人とかマネージャーさんとか含めて、「うちらっておもろくね」「てかおもろいし、可愛すぎ」とポジティブな話をよくするんです(笑)。そうやって自分たちで自分自身のことを認められるのが1番いいかなと思っています。なので、そういう会話は頻繁にしていて、それで頑張れているんじゃないかなと思います。
UraN:まだチェック段階の動画でも面白すぎて、LINEで「これまじバズる気しかしない」みたいな話もします(笑)。この間も、撮っている最中に「やばい、これ撮れ高多すぎて2本じゃ収まらない」とか言って、マネージャーさんに電話して「今回の動画3本立てにしていいですか!?」と提案して。あとは急にエアが「可愛すぎて困る」って私たちの写真を送ってきて、「当たり前だろ」って返すみたいな。
浅見:うちらが1番だもんね(笑)!
エア:うん、自分たちで自己肯定感を上げていかないとね。
― では、誰かがネガティブな気持ちになった時は誰かが引っ張り上げてくれる感じなのでしょうか?
UraN:はい、自然とそうなっていると思います。「今落ち込んでいるんだ」と話す感じじゃなくて、自然とそういう会話が出てくることで、「やっぱりうちらは可愛いよね」みたいな(笑)。他の人がモチベーションを上げて「そうだそうだ」と言い合っています(笑)。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
くれいじーまぐねっとプロフィール
エア(えあ):1997年10月18日生まれ、宮城県出身。趣味は美BODYづくりのトレーニングとアニメ鑑賞。特技は家族孝行。UraN(うらん):1997年3月7日生まれ、福島県出身。趣味は毎日好きなものを好きなだけ食べること。特技は浪費。
浅見めい(あさみ・めい):2000年11月2日生まれ、千葉県出身。趣味はコスメ集めなど美容のヲタ活。特技は他人をブサかわいく撮影すること。
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