「トリリオンゲーム」今田美桜、Snow Man目黒蓮と2度目の共演で「信頼」“キリカ”に憧れる理由とは<インタビュー>
2023.09.08 06:00
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TBS系金曜ドラマ「トリリオンゲーム」(毎週金曜よる10時~)に出演し、強烈な印象を残している女優の今田美桜(いまだ・みお/26)。モデルプレスなどのインタビューに応じ、演じている黒龍キリカ(こくりゅう・きりか)について、印象的なシーンや共演者との裏話を語った。
目黒蓮主演「トリリオンゲーム」
原作は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で好評連載中の原作・稲垣理一郎、作画・池上遼一の同名漫画。主人公である“世界一のワガママ男”・ハルと、“気弱なパソコンオタク”・ガクという正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世のすべてを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。
今田は、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の取締役で、多言語を操るクールで強欲な才色兼備の女性・通称“桐姫”役を担当。Snow Manの目黒蓮演じるハルと俳優の佐野勇斗演じるガクにとっての宿命のライバルとなる。
今田美桜「トリリオンゲーム」出演で「色々なことに挑戦できた」
― 桐姫を演じる上で大切にしていることや意識していることは何ですか?今田:キリカは黒龍家の令嬢で、24歳という若さにしてかなり仕事ができる設定のため品格を出す必要があると思い、早口にならないような話し方や瞬きが多くならないようにしています。また、監督から桐姫の父親・黒龍一真を演じる國村隼さんがあまり瞬きをしないように意識していると聞いたため、親子関係を演じていることからより瞬きをしないようにしています。
― 國村さんとのお芝居はいかがですか?
今田:初めての撮影が社長室でのシーンだったのですが、やはり目が合った瞬間はドキッとして目線を逸したくなるぐらい緊張しましたが、「負けないぞ」という気持ちでお芝居をしました。カメラが回っていないところでは和やかな方で少し驚きながらも楽しく撮影させていただいています。
― 社長室のシーンは緊張感がありましたね。ほかにもこれまでの撮影で印象に残っているシーンはありますか?
今田:緊張したという意味で印象に残っているのは第1話のビリヤードのシーンです。これまでに1度触ったことがあるかないか程度の経験しかなかったため、事前に先生にレッスンをしていただき撮影に臨んだのですが、セリフを言いながらビリヤードをしなければいけないシーンだったため緊張しましたし、無事に撮り終わってほっとしました。
遊園地のシーンは楽しかったですね。原作の漫画にもあるシーンですが、キリカの年相応な弾け具合が見られるため私自身もすごく好きなシーンで撮影中も乗り物に乗って素直に楽しんでいました。
― 桐姫を演じるにあたって挑戦だと感じる部分はありますか?また、成長を実感したと思う瞬間や印象に残っている出来事はありますか?
今田:全体的に挑戦だと感じています。わがままな役柄に関しては「花のち晴れ~花男 Next Season~」(同局系/2018年)で経験しているのですが、ビジネス用語がたくさん出てくる重厚感のある社会人の役に不安はありました。役として中国語やフランス語を話すシーンもあるため色々なことに挑戦できた作品になりました。
このお仕事をしていると常に挑戦させていただいているため、日々自分自身が成長していると感じていたいですし、作品が終わる毎に「次も頑張ろう」というモチベーションになっています。上手くいかなかったなと思うようなことがあっても特別なことはせず、好きなものを食べて睡眠を取り、次の日には切り替えるようにしています。
― 日々、挑戦しながら桐姫を演じられているとのことですが、監督からリクエストされたことなどはありますか?
今田:最初にキリカは表情がコロコロ変わるようなキャラクターにしたいという狙いを話して、「強気な一面と無邪気な一面の差を出せたらいいね」という話しもしました。
今田美桜、黒龍キリカに“憧れる”理由は?
― 桐姫はかなり個性的なキャラクターですが、今田さん自身と共通する部分はありますか?また、今田さんから見た桐姫の魅力はどんなところですか?今田:共通する部分についてはまだ見つけきれていないです(笑)。
キリカの魅力はやはりかっこいいところ。ただわがままを言っているわけではなく、黒龍家の娘というプライドを持ち、父を尊敬した上で自分のためではなく「ドラゴンバンク」のためという理由があって動いていることがかっこいいなと思い、憧れます。今後、キリカの人間味があらわになる場面もあるのでしっかりキリカの思いが見えるように撮影に臨みたいと思っています。
― キャラクターだけではなく桐姫の個性豊かなファッションもSNSなどで話題になっていますが、今田さんのお気に入りの衣装は何ですか?
今田:本当にたくさんの衣装を着させていただき、正直どれも印象に残っていますが、第3話でキリカがホストクラブに行った時のモノクロのノースリーブ型のワンピースは素敵だなと思いました。あとは、第8話でやきとり屋に行った時の真っ白なドレスの衣装がその場の雰囲気と似つかわなさすぎて、そのギャップも込みですごく好きな衣装です。
今田美桜、Snow Man目黒蓮と2度目の共演で「信頼」
― 目黒蓮さんとは映画作品で共演した時とは真逆で、惹かれ合いながらも対立していく役どころですが、前回の共演時と変化を感じた部分はありますか?共演を重ねて、目黒さんに刺激を受けたことや感心させられたことはありましたか?今田:目黒さんは今作で2度目の共演ですが、前回ご一緒した時とは全く違う役柄のため明るい役を演じている姿が新鮮です。現場ではストイックに作品や役と向き合っているという印象で、目黒さん自身はハルのように明るくたくさんお喋りをするタイプではないのかなと感じていますが、撮影シーンが多い中でもハルとしての人格を保っているのはすごいなと思い、ハルとキリカは対立する役柄ですがハルの押しに負けないように対峙して、勝手に目黒さんとのやり取りを楽しんでいます。
目黒さんとは2度目の共演ということもあり、撮影の前は特別に相談することはなく、信頼感があって遠慮せずにハルとキリカとして現場に立つことができています。
― 佐野さん、トリリオンゲーム社では働く高橋凜々演じる福本莉子さん、同じシーンでの共演が多い桐姫の秘書・長瀬忠則演じる竹財輝之助さんの印象についてもそれぞれ教えてください。
今田:佐野さんとは今回初めてご一緒したのですが、役とは真逆の印象で遊園地のシーンは色々とお話ししてすごくフランクな方だなと思い、現場でもムードメーカー的な存在です。
福本さんは第2話以降、第8話まで全く一緒のシーンがなくてあまりお話しできていないのですが、すごくしっかりしていて大人っぽい一面もありつつ可愛らしい印象の方だなと
感じました。
竹財さんは他愛のない話をしていることが多く、この間の撮影時はプロジェクターの前で影絵を作って遊んでいました(笑)。すごく柔らかい方で毎回撮影が楽しみです。
今田美桜、人生で「思い切った行動」振り返る
― 桐姫は劇中で様々な賭けに出るなど思い切りの良いキャラクターですが、今田さんがこれまでの人生で思い切って行動を起こして成功したことはありますか?今田:今の事務所に声をかけてもらったことがきっかけで上京したのですが、上京して心から良かったなと思っています。同じ時期ぐらいに仲の良い友人も上京しているので、その友人とは頻繁に会ったり、「頑張ろうね」と連絡を取り合ったりして事務所の方を含め支えられています。
― 素敵なエピソードですね。では、桐姫の「欲しいものは何でも手に入れてきた」という役柄にちなんで、今田さんが必ず手に入れたいものはありますか?
今田:すごく身近なことですが、自分にしっくりくるサイズと厚さのタオルをずっと探していて、巡り会いたいです(笑)。
― 最後に第9話の見どころを教えてください。
今田:とにかく第9話は色々なことが起こり展開も早く、よりワクワクが詰まっている内容になっています。第8話からはオリジナル展開のため、キリカの立場の変化やトリリオンゲーム社との絡みがどうなっていくのかを楽しみにしていただきたいです。
― 貴重なお話をありがとうございました。放送を楽しみにしています。
(modelpress編集部)
今田美桜(いまだ・みお)プロフィール
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ「花のち晴れ~花男NextSeason~」「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」「ドクターX 外科医・大門未知子」「半沢直樹」「おかえりモネ」「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」などの話題作に数多く出演。2023年はドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」、映画「わたしの幸せな結婚」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」に出演し、存在感を高めている。第9話あらすじ
黒龍(國村)から、ハル(目黒)、ガク(佐野)、祁答院(吉川晃司)が持つトリリオンゲーム社の株式を700億円で全て買い取ると買収話をもちかけられたハルたちはある1つの答えを出す。そして次なるはキャッシュレス決済事業に目を付け、QRコード決済サービス「トリンリンペイ」を開発し、天下を取ろうと動き出す。
一方、子会社のスーパーマーケットチェーンに異動させられた桐姫は、ドラゴンバンクの電子マネー「ドラコ」を使った新戦略を思いつく。その桐姫にハルから思わぬ申し出があって…。
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