栗原航大(C)モデルプレス

若手俳優の登竜門「テニミュ」抜擢の栗原航大は“10社同時スカウト”の注目株 孤立した海外生活…挫折経験が強みに<モデルプレスインタビュー>

2023.07.26 18:00

2019年、恋愛番組への出演がきっかけで注目を浴び、2023年の3月には「Zero PLANET」としてのアイドル活動にピリオドを打った俳優の栗原航大(くりはら・こうだい/22)。俳優としての活躍を広げる中、初めての舞台出演では「自分だけ少し劣っていると感じる時もありました」と彼は語る。困難に直面した時でも前向きでいられる理由を紐解くと、過去の挫折経験から困難に直面した時でも前向きでいられる理由が見えてきた。

  

栗原航大、注目の2.5次元俳優 恋愛番組出演の過去も

栗原航大(C)モデルプレス
栗原は、2000年6月12日生まれで現在の所属事務所であるプラチナムプロダクションからのスカウトがきっかけで芸能界入り。恋愛番組に出演した際には、英語が堪能なクール系イケメンとして注目を浴びた。

2021年8月には、オーディションイベント「シブスタ2021」内で開催されたイケメンダンス&ボーカルグループ「Zero PLANET」新メンバーオーディションでグランプリとなり、アイドルデビュー。約1年間活動し2023年3月12日、グループ活動に終止符を打った。

最近では、「饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』再演」(2022年)に出演し、2023年7月には「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学VS六角」を控えるなど2.5次元舞台を中心に活躍中。今回は、俳優としての活躍が期待される栗原の素顔に迫った。

栗原航大、原宿初訪問でスカウト

栗原航大(C)モデルプレス
栗原航大(C)モデルプレス
栗原航大(C)モデルプレス
― 最初に、芸能界に入ったきっかけを教えてください。

栗原:芸能界に入ったきっかけは、街中を歩いていた時にスカウトをしていただいたことです。それまで都会に行ったことがなく、友達と原宿に行った際に10社くらいの事務所から声をかけていただきました。そして、スカウトがきっかけで芸能界に興味を持ち、演技をやりたいと思いました。

― 一度に10社はすごいですね!芸能界に興味を持つきっかけとなった憧れの俳優さんはいますか?

栗原:賀来賢人さんの演技がとても大好きで、シリアスな演技やクールでカッコイイ演技ももちろんですが、そこから少し離れて自分をさらけ出すようなコミカルな演技にとても憧れています。あと「今日から俺は!!」がとても好きです。佐藤次朗さんの面白いアドリブ演技がとても魅力的に感じるので、僕も役にとらわれないような演技や、役柄を大切にしつつ、自分の良さを出していけるような役者を目指したいです。

― 栗原さんにとって恋愛番組への出演は大きく注目を浴びるきっかけになったと思うのですが、出演しようと思った理由を教えてください。

栗原:僕自身、恋愛番組をよく見ていて、恋をしたいという気持ちと注目を浴びたいという意気込みがあり、マネージャーさんに相談して出演することになりました。

栗原航大(C)モデルプレス
― 実際に恋愛番組に出演して、家族や周囲の反応はいかがでしたか?

栗原:幼稚園の頃に仲良くしていた友達と番組に出演したことがきっかけで連絡が取れて、再会したんです!周りからはとてもいい反響をいただきました。

また、母は僕の出演情報などくまなくチェックしていてこの番組は毎回リアルタイムで見ていたので恥ずかしかったです…。いつも無言で集中して視聴しており、時々笑い声が聞こえてくるのでどっちの笑いだ?と思いながら母の様子を眺めるのが恒例でした(笑)

栗原航大、歌&ダンス未経験でアイドルに

栗原航大(C)モデルプレス
― 約1年間「Zero PLANET」でアイドル活動をされてきて、3月に解散となりましたが、現在の心境を教えてください。

栗原:メンバーとは1つ屋根の下で暮らしていたのでとても仲が良く、ご飯に行ったりお出かけしたり、常に一緒に行動していたので、そんな日常がなくなりとっても寂しいです。頻繁にコミュニケーションが取れなくなったのは悲しいですが、今は連絡を取ったり仕事の現場が近い時はご飯に行ったりしています。

― とても仲が良いんですね。メンバーとの印象的だった出来事はありますか?

栗原:福岡に遠征で行った際にラーメンを食べる約束をしていたのですが、時間がなくて諦めかけていた時にラーメン屋を見つけて、これ以上遅れたら飛行機を逃すギリギリの時間に皆でラーメンを食べたことが忘れられません(笑)その後、なんとか飛行機に乗れて東京に帰ることができました!

― メンバーやファンの皆さんと過ごす最後の時間となったラストライブは、大切な思い出になったのではないでしょうか。

栗原:僕以外のメンバーは、長くグループ活動をしていたのでその分思い入れが強いと思いますが、差を感じないくらいメンバーと仲良くなれましたし、ファンの皆さんとも沢山交流ができたと思います。最後ということで、普段しないコールアンドレスポンスやらせていただき、涙が溢れそうな場面もありましたが、メンバーと笑顔で終わりたいねと話していたので我慢しました。でも歌うと歌詞が刺さり、ちょっと危なかったです…(笑)

― ステージでは、涙を堪えていたということですが、裏ではどうでしたか?

栗原:もちろん流しました(笑)ファンの皆さんには涙を見せず、最後は楽しく終えることができました。

栗原航大(C)モデルプレス
― 途中加入したということで苦労やプレッシャーも多かったのでは?

栗原:歌はカラオケで歌ったことがある程度でダンスも全くやったことない状態で加入したので、本当に大変でした。周りのメンバーは、ダンスも歌も本当に上手だったので、レッスン後に深夜のスタジオや公園で練習し、日々成長できるよう沢山努力していました。

― 歌もダンスも初めてだったのですね。現在は、ミュージカル作品に出演するなど新たな挑戦をされてきて、悩むことも多かったと思うのですがどのように乗り越えてきましたか?

栗原:ミュージカル作品で原作がある場合は、きちんと読み込んで演じるキャラクターについてしっかり理解し、染み込ませた上で望むようにしています。また舞台全体を通しての自分の立ち位置を考え「ここはどうしたらいいかな?」と聞いたりして俯瞰的な意見を貰うと、周りからの自分の見え方がわかるし、理解を深めることができるので、周囲と積極的にコミュニケーションをとるようにしています。

― 初めて出演されたミュージカルは、特に印象に残っているのではないでしょうか。

栗原:そうですね。僕が初めて出演した、2.5次元ミュージカル「饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』再演」では、舞台経験が無い中、周りは先輩ばかりで、自分だけ少し劣っていると感じる時もありましたが、沢山支えていただきました。温かいカンパニーでしたので、色々感じることもあり…千秋楽のダブルカーテンコールでスタンディングオベーションを見て、堪え切れず涙を流してしまい、カメラも入っていたのでその姿がばっちり映っていて恥ずかしかったです(笑)

栗原航大、“テニミュ”抜擢に意気込み

栗原航大(C)モデルプレス
― 7月からは、若手俳優の登竜門とも言われるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角に出演されるということで本作品への意気込みを教えて下さい。

栗原:今回演じさせていただく六角の天根ヒカルは、夏にふさわしい爽やかな人物です。公演も夏ということで、熱気を纏ってボルテージを上げて臨みたいと思っているため、体力づくりやトレーニング、メンバーのみんなと仲を深めるなどして熱い夏にしていきたいと思います!

― 今後はどんなお仕事や作品に挑戦したいですか?

栗原:最近2.5次元ミュージカルに出演する機会をいただいて、まだ出始めている最中ですが、チャンスを1つひとつ逃さず次に繋げられるようにしたいですね。今後は「A3」や「ヒプノシスマイク」など有名な作品に出演できる俳優になりたいです。

栗原航大、海外留学で挫折を経験

栗原航大(C)モデルプレス
― アイドル活動を経て2.5次元ミュージカルという新境地への挑戦をされていく中で不安を感じることや葛藤が多くあったということですが、栗原さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

栗原:高校2年生の時に、1年ほどニュージーランドに留学をしており、その時に言語の壁にぶつかりました。一応、自分の中では準備万端にしてきたつもりでしたが、実際現地に行くと話すスピードが早かったり習っていた発音と違ったりしてまともにコミュニケーションがとれず、優しい言葉をかけてもらっても理解できないのが悲しかったです。めげそうになりましたが、乗り越えるために同じ寮で生活している男の子と話し、色んな発音を聞くようにしたり英語を教えてくれる子には、積極的に「これはどういう意味なの?」「これはどういう時に使うの?」と質問をしたりと積極的に動いた結果、3ヶ月ぐらい経った頃には普通に会話ができるようになりました。

栗原航大(C)モデルプレス
― 留学での経験は、現在の活動に活かされていますか?

栗原:そうですね。留学中は携帯を持っていくのを禁止されていて、日本にいる友達や親とは手紙でしか連絡を取ることが出来ない状態で孤立していました。これは訓練だ!と思って臨んだ結果心が強くなり、初挑戦のこともまずやってみようという前向きな姿勢ができたと思います。

栗原航大の「夢を叶える秘訣」

栗原航大(C)モデルプレス
― これまでの活動や自身の経験を踏まえた上での、将来の目標を教えてください。

栗原:海外生活をした経験があるので日本には留まらず、自分の言語力を生かして英語を使った演技にも挑戦し、世界でも活躍できるような俳優になりたいです。

栗原航大(C)モデルプレス
― 現在、有名な作品への出演や海外活動への夢に向けて努力をしている最中だと思うのですが、読者に向けて栗原さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

栗原:僕は、夢を持つことがとても大切だと思います。そこから夢を叶えるかどうかは周りの環境などあると思うのですが、どんな困難があっても信じることは絶対に大切。いざという時は、周囲に頼るとか家族に頼るということも必要なことではあると思うのですが、自分をしっかりと信じてあげて、夢を持つ自分自身を褒めてあげて欲しいです。そこから次の成長にどんどん繋げていき、最終的に夢を叶えるところまでいければいいのかなと思いました。

― 今後のご活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

栗原航大(くりはら・こうだい)プロフィール

栗原航大(C)モデルプレス
2000年6月12日生まれ。プラチナムプロダクションからのスカウトがきっかけで芸能界入り。2021年8月には、イケメンダンス&ボーカルグループ「Zero PLANET」新メンバーオーディションでグランプリを獲得し、約1年間グループ活動を行った。俳優としての出演作は、テレビドラマ「午前0時に、キスしに来てよ」(2019年)「銀座黒猫物語」(2020年)など。そして「饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』再演」(2022年)では、初の舞台作品に挑戦した。2023年7月には、「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学VS六角」を控えている。
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 一生愛される♡男性が「尽くさずにはいられない」彼女の共通点4つ

    Grapps

  2. その男、ホントに彼氏?男性が「本命以外の女性」に見せるサイン

    Grapps

  3. 横浜・鎌倉観光でアクセス良好!一度は泊まりたい非日常に浸れるホテル5選

    Sheage(シェアージュ)

  4. ヒルトン名古屋でマイメロ&クロミのスイーツビュッフェ、不思議可愛いスイーツ14種

    女子旅プレス

  5. 2023年【K-POP男性アイドル】LIVEスケジュール情報!

    Ray

  6. 2023年【K-POP女性アイドル】LIVEスケジュール情報!

    Ray

おすすめ特集

  1. 【予選投票 受付中】モデルプレスの読者モデルを募集

    特集

  2. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  3. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

  4. 【モデルプレス流行語大賞2024】全22語を発表

    特集

  5. モデルプレスが選ぶ「今年の顔」15組を発表

    特集

  6. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  7. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  8. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  9. フジテレビ × モデルプレス Presents「"素"っぴんランキング」

    特集

  10. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  11. 12月カバーモデルは「今年の顔」選出のMrs. Green Apple

    特集

  12. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    乃木坂46金川紗耶、目指す“先輩像”は齋藤飛鳥 大切にしている考え方は「否定しない」【「歩道橋」インタビュー】

    モデルプレス

  2. 02

    【乃木坂46の“サラツヤ髪”が話題沸騰】田村真佑&金川紗耶のヘアケア事情に迫る マストアイテム&マイルールは?

    モデルプレス

  3. 03

    乃木坂46田村真佑、加入6周年で“新たな決意”「いつまでも後輩気分ではダメ」継承したい先輩の思いとは【「歩道橋」インタビュー】

    モデルプレス

  4. 04

    和田雅成、初単独主演&アーティストデビューで飛躍の1年「これから新しく始まる世界」 蒼井翔太とのコラボエピソードも<1st Album『Raise』インタビュー>

    キングレコード株式会社

    PR
  5. 05

    GENIC増子敦貴「体感予報」で感じた“マジック現象” 俳優よりアーティスト業が難しい理由【インタビュー】

    モデルプレス