チョ・ユリ「ポジティブな人間というわけではない」愛らしさに隠された素顔とは?Kep1erチェヒョン&チェ・イェナとの交流秘話も<「Op.22 Y-Waltz:in Major」インタビュー>
2022.07.15 09:00
1stミニアルバム「Op.22 Y-Waltz:in Major」で満を持してカムバックした韓国で活躍するアーティストのチョ・ユリ(20)。7月にはPLAYLISTの新ドラマ「MIMICUS(ミミクス)」(韓国の無料のラジオ「NAVER NOW.」にて、22日よる7時から放送。また、同日よる9時から「PLAYLIST」YouTubeチャンネルにて配信予定)でドラマにも初挑戦し、活躍の場を広げている。
そんな勢いに乗っているユリがモデルプレスのインタビューにリモートで応じた。愛らしい笑顔とハッピーなオーラで周囲を癒すユリだが、自身では「ポジティブな人間というわけではない」と本音を吐露した。彼女の隠れた素顔とは?家族、スタッフ、そしてファンとのエピソードを通し、その真相とユリが多くの人から愛される理由を深掘りしていく。
チョ・ユリ、ソロ活動の心境明かす
― ソロ活動をスタートして半年ほど経ちますが、活動には慣れましたか?ユリ:活動にはかなり慣れました!
― 活動において具体的にどういった時が楽しいですか?
ユリ:音楽活動をしている時、音楽放送に出ている時やステージに立っている時が特に楽しいです。
― では、逆に大変だと感じる時は?
ユリ:最初は自分が全部引っ張っていかなきゃいけないのが大変だと思っていたのですが、実際にやってみたらそこまで難しいとか大変とかではなかったです。
― リードする難しさをどのように乗り越えましたか?
ユリ:ステージというよりは、その前の事前練習をとにかく一生懸命やりました。その練習で一生懸命やったものをそのままステージで見せたので、実際に何かを克服するのが難しかったというよりは事前準備の成果を出せていると思います。
― 練習も含め準備をしっかりされていたのですね!では、事前練習で難しかったことはありましたか?
ユリ:パフォーマンスの練習やレコーディングで絶対に活かさなきゃいけないポイントがあると、そういう部分をどうやって活かすかということが難しかったです。面白い要素みたいなものが活かしたいポイントだったので、そういった部分に気を付けて準備をしました。
チョ・ユリ、印象に残っている言葉とは?
― アルバムには、ユリさんが自ら作詞作曲 した「Opening」も収録されていますが、歌詞やメロディーが浮かんだ瞬間はどんな時でしたか?ユリ:ある瞬間にパッと思いついたというよりかは、他の作曲家さんがベース演奏を聞かせてくれた時に、口ずさみながら「こういう曲がいいな」とか「こういう歌詞がいいな」とバージョンアップしながら作ったという感じです。
― ソロ活動を通して自分自身の成長を感じた瞬間はありますか?
ユリ:自分では実際に感じていなかったのですが、周りの方からフィードバックで「ステージが良くなったよ!」「自然にできるようになっていたよ!」みたいに言ってもらえた時に自分では気付いていなかったけど、そうやってちょっとずつソロ活動に慣れてきているんだなというのを実感するようになって。成長したなと感じるようになりました。
― 特に印象に残っている言葉はありますか?
ユリ:スタッフさんから「1年中、もうずっと、常にずっと活動してくれたらいいな」という言葉をもらった時にすごく気分が良かったですね。
チョ・ユリが語る“不安を乗り越えたエピソード”
― タイトル曲「Love Shhh!」では、他のアルバム収録曲とどのように差別化を図りましたか?ユリ:髪とか衣装を多様な姿に見せることでタイトル曲として差別化を付けました。
― MVの中でお気に入りのスタイリングはありますか?
ユリ:いろんな服を着たのですが、その中でも青のドレスやピンクのドレスを着たところがあって、そのシーンが衣装も含めて特にお気に入りです。
― ドレスとてもお似合いでした!「Love Shhh!」には「いかなる状況でも自分の人生を愛して楽しむ」というメッセージが込められていますが、ユリさんは不安や困難にぶつかった際、どのようにその壁を乗り越えているのですか?
ユリ:小さいことから数え出したらキリがないぐらいに沢山あるのですが…。そういった困難を練習とかを通して常に乗り越えてきて克服してきました。
― 先ほどからお話をお聞きしていて、ユリさんはとてもポジティブで努力家だなという印象を受けるのですが、何かポジティブでいる秘訣があれば教えてください。
ユリ:本来自分自身がポジティブなマインドの持ち主ではなくて。どちらかと言うと常に「最悪だった時はもしかしたらこうかもしれない」と準備をしながら挑むと、それ以上にいいことがあった時は「あっ!自分が思っていたよりはいいことがあった」と思えるし、最悪の場合になったとしても「自分が思っていたよりは最悪ではなかった」と考えられるので、ポジティブな印象を抱いてもらったのですが、普段はすごくポジティブな人間というわけではないです。
― 最悪の状態を考えるようになったのはいつからですか?
ユリ:子供の頃から常に「最悪なことがあったら…」という風に考えながら過ごしてきました。なので、何かきっかけがあって変わったというよりは、本当に幼い時からそういった心構えで育ち、自然と備わっていました。
チョ・ユリ、家族・ファンから受け取った「愛」
― タイトル曲にかけてずばり、ユリさんにとって「愛」とは?ユリ:「愛」をこれと定義できるほど自分の人生を長く生きていないので定義はまだ分からないですが、大事にして「好きだな」と思う気持ちが今の自分の思う「愛」ではないかと思います。
― 最近、身近な方から愛を感じた瞬間はありますか?
ユリ:お母さんと電話で話している時やファンの皆さんとサイン会などで会う時に「ああ、愛されているな」という実感はすごくあります。
― お母さまとは頻繁に電話しているのですか?
ユリ:元々お母さんとよく一緒に電話していたのですが、最近ドラマの撮影が忙しいのでお母さんがちょっと気を遣ってくれて電話をかけて来ないようにしています。電話では「ご飯は何食べたの?」「家出る時に鍵かけた?」とか、ちょっとしたことを常に話しています。お母さんにとっては自分がまだ赤ちゃんなので、大きなことというよりは日頃のちょっとしたことを話すことが多いです。
― では、逆にユリさんが最近愛してやまないものは?
ユリ:ファンの方、そして釜山にいる家族がやっぱり自分の中でも愛してやまないもの。好きすぎてもうどうにかなってしまいそうです(笑)。
― ファンの方との交流の中で、何か印象に残っているエピソードはありますか?
ユリ:いつも自分が「何か歌って」とか「何か見せて」という立場なのですが、サイン会の時に逆にファンの方が歌や何か見せるものを準備したりしてくれて…。「いつも見せる側の人だけどたまには見せてもらう側の人になるのはどうか?」と言われて見せてもらった時にすごく愛を感じたというのがエピソードとして記憶にあります。
― 素敵ですね!歌の他にも何か見せてもらいましたか?
ユリ:今回の「Love Shhh!」のダンス動画を実際に練習してダンスを踊ってくださったり、自作曲を準備して練習してきて歌ってくださいました。
Kep1erチェヒョン&チェ・イェナとの交流秘話
― ユリさんのTikTokでは、Kep1erのチェヒョンさんをはじめ、様々なアイドルの方々と「Love Shhh!」を踊られているのをよく見かけますが、撮影時のエピソードやお会いした時の印象などがあれば教えてください。ユリ:チェヒョンさんは初めて会った時、本当に「可愛い~!」と思い印象的でした。あとは、チェ・イェナさんとの撮影がすごく印象に残っています。イェナお姉さんの事務所に行って撮ったのですが、私の事務所とお姉さんの事務所がとても離れているのでわざわざ移動してそこで練習をして一緒に撮影したことがすごく記憶に残っていて、お姉さんも記憶に残っているのではないかと思います。
― イェナさんとは踊り以外で何かお話されましたか?
ユリ:お姉さんはすごく覚えるのが早かったので、すぐに撮影したことが記憶に残っています(笑)。
チョ・ユリ、歌手から見る演技の難しさ
― 現在、ユリさんは、先輩もいれば後輩もいるという中間の立場にあたると思うのですが刺激を受けることはありますか?ユリ:先輩・後輩とはちょっと違うのですが、今撮影しているドラマ「ミミクス」でwoo!ah!のナナさんと一緒に演技をしているのですが、彼女がすごく幸せそうに踊る姿を見て自分もいい刺激を受けています。
― 現在ドラマを撮影している中で、歌手との違いは感じますか?
ユリ:同じカメラの前に立つにしても、歌手活動と違って、カメラの見方が違います。1から10まで全部が難しくて学んでいる最中ですが、一緒に出ている俳優の皆さんや周りのスタッフの皆さんがすごく助けてくれて。手伝ってもらいながらやっています。
― 演じる上で、過去の韓国の作品を見て研究されているのですか?
ユリ:今回出る作品は「PLAYLIST」から出ている作品なので、そこに上がっている作品を事前にいろいろ見て勉強しました。
― 撮影中、楽しかったことはありますか?
ユリ:皆さんとお喋りしている時や人が多いのでガヤガヤした空気感が楽しいです。あと、皆で「○○チャレンジ」といったコンテンツを撮ったり、写真を撮ったりする時間がすごく楽しいですね。
― 職種問わず、今注目されている方や憧れている方はいますか?
ユリ:クォン・ジナさんとペク・イェリンさんをすごく尊敬しています!
― 具体的にどんな所が?
ユリ:(日本語で)声がすごいです。
― ありがとうございます(笑)!
チョ・ユリの夢を叶える秘訣
― 今後の目標やこれから挑戦したいことがあれば教えてください。ユリ:来年か今年か、いつになるのか分からないですが、コンサートをやってみたいです。
― では、これまでグループ活動からソロ活動と様々な経験を通して夢を叶えてきたユリさんが考える「夢を叶える秘訣」は?
ユリ:すっごい沢山の努力とほんのちょっとの1%ぐらいの運じゃないかと思います(笑)。
― その努力を続けられるパワーの源とは?
ユリ:これという原動力があるというよりは、歌手・アイドルという職業を愛していること、歌やステージに立つことを楽しむことが、自分が常に努力できるパワーの源です。
― そんな努力家のユリさんが指す1%の運はどこで発揮されましたか?
ユリ:「これです」というタイミングがあるわけではなくて、例えばすごく寒い日に喉の調子が悪くて、「明日絶対歌えないな」と思っていたのに、翌日起きてみたらすごく喉の調子がいいとか、そういった日頃のちょっとしたところに残りの1%の運があると思います。
― 現時点で日本デビューは考えていますか?
ユリ:日本デビューはすごくしたいのですが、まだ韓国でやらなきゃいけないことも沢山残っているので、順を追って日本デビューも考えたいと思います。
― 順序があるとした上で、目標でお話していたコンサートの開催の前にも何か挑戦したいことはありますか?
ユリ:もし最終がコンサートだとしたら、その前にファンミーティングもやってみたいですし、小規模のミニコンサートとかもやりたいです。もちろん次のアルバムの準備もそうですし、今挑戦している演技も一生懸命やっていきたいです。
― 最後に日本のファンの方に向けてメッセージをお願いします。
ユリ:もう本当に沢山会いたいですし、これまで待っていてくださってありがとうございます。近々、私が日本に行って会えるようにしたいと思いますので応援お願いします!
― ありがとうございました。
インタビューこぼれ話:チョ・ユリを探るQ&A
― 最近覚えた日本語は?ユリ:日本に行かなくなって時間が経ってしまったので、新しく覚えた日本語はないです。早く勉強しないといけないなと思っています(笑)。
― お気に入りの日本語はありますか?
ユリ:(日本語で)ドン・キホーテ!
― どこで覚えたのですか(笑)?
ユリ:ドン・キホーテは日本にいた時は毎日行っていたので覚えました。
― 何を買っていたのですか?
ユリ:ドン・キホーテでは絶対にこんにゃくゼリーとアロエのヨーグルトを買っていました。あとコンビニに行ったら親子丼を必ず買っていました。コンビニは毎日行っていました (笑)。
― 日本で行きたい所やしたいことは?
ユリ:ディズニーランドに行ってみたいです!(IZ*ONEの)メンバーが何人かで行っていたけどその時自分は一緒に行けなかったことを後悔しているので、次行った時は行きたいです。
― 絶叫系は得意ですか?
ユリ:怖すぎる絶叫系はちょっと苦手で乗れないけど、ちょっとだけ怖いぐらいなら大丈夫です!
― ストレス解消法は?
ユリ:辛いものとか刺激的なものを食べて常にストレス解消しています。
― 最近お気に入りの食べ物は?
ユリ:タッパルにハマっています(※鶏の足を辛くしたもの)。
― 日本で食べたいものは?
ユリ:(日本語で)蕎麦!
― どんな蕎麦が好きですか?
ユリ:ざる蕎麦です!
チョ・ユリ、編集後記
通訳の方を通してオンラインでの取材となったが、思ってもいないタイミングでの日本語に、驚かされながらも思わず「可愛い」と周囲がこぼしてしまうほどの愛らしさを画面越しで届けたユリ。取材が終わると日本語で「お疲れ様でした」とユリから声をかけられ、記者は完全にノックアウトされた。こうしたお茶目で可愛らしい要素が詰め込まれていながらも、時折見せる芯の強さや努力を惜しまない一面が多くの人々に愛される理由なのだろう。(modelpress編集部)チョ・ユリ プロフィール
2001年10月22日生まれ。韓国・釜山出身。2018年、グローバルガールズグループ「IZ*ONE」のメンバーとして華々しくデビュー。グループではメインボーカルを務め、透明感溢れる歌声と自身が得意とする高音パートで世界中のファンから熱い支持を獲得する。そして、2021年10月7日に初のソロシングルアルバム「GLASSY」をリリースし、ソロデビューへ。2022年6月2日には、1stミニアルバム「Op.22 Y-Waltz:in Major」でカムバック。アーティストとして成長を見せるほか、7月にはPLAYLISTの新ドラマ「MIMICUS(ミミクス)」でドラマに初挑戦し、女優としても活動の幅を広げている。リリース情報
1stミニアルバム「Op.22 Y-Waltz : in Major」
Andante ver./ Allegro ver.(タワーレコード限定特典付き)
価格: ¥2,700(税込)
ソロ活動以降初となるオンライントーク会などタワーレコード対象店舗限定特典付きアルバム発売中。
詳細:https://tower.jp/article/feature_item/2022/06/09/0102
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