モデルプレスのインタビューに応じた尾崎美紀(C)モデルプレス

<“女性版バチェラー”2代目バチェロレッテ“カリスマ経営者”尾崎美紀インタビュー>運命の相手を選ぶための軸、これまでの恋愛観も語る「17人全員の内面を見続けた」

2022.06.27 00:00

Prime Videoによる婚活リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2が、2022年7月7日(木)夜10時よりプライム会員向けに独占配信される(全10話/初回は第3話まで一挙配信)。2代目バチェロレッテとして17名の男性と対峙した起業家の尾崎美紀(おざき・みき ※「崎」は正式には「たつさき」/29 ※番組撮影時は28)が、モデルプレスのインタビューに応じ、未来の結婚相手を選ぶための軸やこれまでの恋愛観など赤裸々に語ってくれた。“鎧を脱ぐ”がテーマの今回の旅で得たこと、そして経営者として様々な挫折も味わってきたという尾崎の夢を叶える秘訣とは?

2代目バチェロレッテは“若き経営者”尾崎美紀

『バチェラー・ジャパン』の“男女逆転版”である本シリーズは、独身女性が主役となり、“真実の愛”を見つけるため多数の候補者から未来の結婚相手を選び抜く、かつてない婚活リアリティ番組。“今度は女が選ぶ番”というキャッチコピーのもと、2020年に配信され多くの共感と感動を呼んだシーズン1から約2年。待望の最新作ではどんなドラマが待っているのか。

尾崎美紀「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
愛知県名古屋市出身の尾崎は、2017年3月、大学卒業とともに起業し、コスメブランドと美容メディア運営を行う会社を設立。まつげ美容液などを販売するプライベートブランドが幅広い世代の女性から支持され、わずか2年で年商15億円を達成するなど、今注目の若き経営者だ。

今回の旅のテーマは、“鎧を脱ぐ”。経営者という仕事柄、辛いことがあっても「強い自分でいなければいけない」と頑張ってしまい弱さを見せられなくなり、さらに感情に振り回されないように恋愛でも仕事でも相手に期待しすぎないようにしてきたという尾崎。その“鎧”を脱ぎ捨て「弱い自分をさらけ出せる」相手を探すことを目標に掲げ、今までの恋愛は“してもらうこと”に幸せを感じていたが、これからは“自分が何かをしてあげたいと思える”相手を探したい、という想いを持って参加した。

尾崎美紀、2代目バチェロレッテに選ばれて…

― まず、2代目バチェロレッテに選ばれたときの心境をお聞かせ下さい。

尾崎:シーズン1はやっぱり萌子さん(初代バチェロレッテ、福田萌子)のイメージがすごく強くて、芯があってかっこいい女性だなと思っていたんですけど、『バチェラー・ジャパン』も含めて皆さんそれぞれ違う旅をしてきたはずなので、「私だったらどういう旅ができるかな?私らしくバチェロレッテとしてできるかな?」というのはずっと考えていました。

― シーズン1で「自分だったらこの人を選ぶ」と思った男性は?

尾崎:シーズン1ですか?いなかったです(笑)。

― いなかったですか!

尾崎:でもやっぱりシーズン1も皆さん真剣に向き合っていたと思うし、萌子さんが泣いている姿を観て「多分こういう想いだったんだろうな」とか、自分が参加したからこそすごく分かるようになったことがありました。そういう意味で言うと、バチェロレッテとして気持ちが分かる部分が多かったです。

尾崎美紀、運命の相手を選ぶために軸にしたこと

2代目バチェロレッテとして17名の男性と対峙した尾崎美紀(C)モデルプレス
― 確かに今、日本でバチェロレッテは2人しかいないですもんね。今回、男性陣を選ぶために最も軸にしたことは何ですか?

尾崎:(男性)皆がデートや挨拶の度に愛情表現や前向きな言葉を伝えてくれている状況だったので、私もそれに応えたいと思えるか。“この人に幸せにしてもらう”だけじゃなくて、“自分が幸せにしたいか”は軸として大事にしていました。

― それは旅に出る前から考えていましたか?

尾崎:そうですね。経営を始めてから、すごく色々な苦難を経て自分の価値観や人生観が少しずつ変わってきた気がするので、そういうことを絶対に意識して選ぼうと、旅の前から考えていました。

尾崎美紀、旅のテーマは“鎧を脱ぐ” 経営者として困難を乗り越え至った想いとは

尾崎美紀「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
尾崎美紀「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
― 参加を決めたのは、結婚への想いが強いタイミングだったんでしょうか?

尾崎:決めたのは去年でしたが、本当に想いが強かったです。経営を始めてから5年が経ちますが、去年一番大変なことがあったんです。いつもだったらどれだけ大変なことがあっても「自分で乗り越えよう」とか、「自分一人で頑張ろう」というマインドでやってきましたが、そのときばかりは本当に心が折れてしまって。家で落ち込んでいるときに、今の気持ちをシェアできて一緒にいるだけで支えになるパートナーがいたらすごく幸せなんだろうなと思ったんです。そこから恋愛をしっかりしたいなという想いが生まれました。

― この“鎧を脱ぐ”というテーマに至るまで色々と考えられたと思いますが、今まで鎧を脱げる相手はほとんどいませんでしたか?

尾崎:いませんでしたし、わざと脱がないようになっていました。学生時代は少しマインドが違っていましたが、起業してからはいなかったです。経営を始めてから一人で乗り越えてきたことが多いので、気付いたらかっこいいところばかりを周りに見せようとして、「その方が人から頼られるんじゃないか」とか、「嫌なところを見せて幻滅されないか」とすごく思うようになっていたんです。それを続けて自分がどんどん強くなったのは分かりましたが、いつの間にか人への頼り方が分からなくなっていて。自分の弱い部分をパートナーや好きな人にもあまり見せたくなかった。でも、本当は見せたい想いもどこかにあったはずなのに、矛盾していたんですよね。これから結婚に向かって一緒にいる相手だったらそうした部分を隠すのは無理だなと思い、このテーマにしました。

― では、どんな相手だったら自分が鎧を脱げるか、ということはこの旅を通して分かりましたか?

尾崎:詳しくは配信を観ていただいて(笑)。

バチェロレッテ尾崎美紀、これまでの恋愛・理想の家庭像

― これまでの恋愛について、お聞きしたいと思います。お相手はどんな方が多かったですか?

尾崎:一番長い相手は高校でも大学でも付き合っていて、なんとなく腐れ縁というか、起業してからもずっと仲が良くて「結婚するならこの人かな」と思っていた人でした。名古屋と東京で遠距離になってしまったので結婚までの話にはならなかったし、続かなかったです。その人が一番長くてその後は職業などもバラバラです。

― 元々、何歳で結婚したいという目標などはありましたか?

尾崎:周りの友達は大学を卒業して、大学時代から付き合っていた人と1、2年経って25、6歳くらいで結婚することが多かったのでそのときは私も考えました。でもその後は仕事優先になってしまったので、この旅に参加できることになってそれ以来真剣に結婚について考えたかもしれません。

― 理想の家庭像はありますか?

尾崎:女性も男性も性別関係なく、2人とも自分がやりたいことをやって人生を楽しんだ上で一緒になれるのが理想だなと思っていて、その上で高め合えたり、子育てを一緒にできたりする関係が良いと思います。

― ご自身の性格上、「こういうことをされたらちょっと冷めちゃうな」という相手の行動などありますか?

尾崎:私の今までの人生の大変なことや辛いことを表面的にしか知らない状態で、出会って間もない人に「美紀ちゃんってこうだよね」と決めつけられると、そこが違った場合すごく違和感があるので、それはちょっと嫌かもしれないなと思いました。

バチェロレッテ尾崎美紀「17人全員の内面を見続けた」旅を振り返る

― 今までのお相手は年齢が近い方が多かったですか?

尾崎:同じくらいか年上でした。

― 年下や、年齢が結構離れている男性はどうですか?

尾崎:これまではあまり恋愛対象として見ていなかったかもしれません。ただ、今回の旅では日本にいたら意識してしまう年齢や職業を1回置いて、とにかく17人全員の内面を見続けたと思います。

― 視聴者の方にヒントにはなってしまうと思うんですが、その中で「さよなら」をした方はどういうところで決断されましたか?

尾崎:人としては好きだけど恋愛対象として見れるか、「すごく話していて楽しいけどこの人とパートナーになりたいんだっけ?」と考え直したり、結婚を意識して選択していました。

尾崎美紀が語る困難や挫折を乗り越えた方法

尾崎美紀「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
― 旅を通して自分が一番成長したことは?

尾崎:“伝えること”がすごく大事だと再認識できました。今までは親や友達に普段「ありがとう」と思っていても恥ずかしくて言えないこともありましたが、今回は時間が短い中で気持ちを伝えることがすごく大事だったので、旅が終わっても習慣的に続けられるようになって、当たり前ですが“伝えること”をベースにする大切さを再度実感できました。

― 経営において様々な困難を経験されてきたと思いますが、挫折したときはどうやって乗り越えてきましたか?

尾崎:私は挫折すると悔しくなるタイプで、「ここで終わってたまるか!」みたいな精神になるので(笑)、基本的に辛いことがあったら1回ズンと落ち込みますが、根底にある悔しいマインドから「このままじゃいられないからどうして行くんだっけ?」と考えるようにしています。

今までを振り返ると、辛いことや大変なことがあったときは、落ち込んでいても現状が変わらないことだけは自分で分かっているから、気持ちが落ち込みすぎて動けないときを除いて、動けるようになったらとにかく現状を変えていくために自分ができることを書き出します。人のことは変えられないので、自分が変えられそうなところだけを明確にしてどのように変えていくかを考えるようにしています。

尾崎美紀の夢を叶える秘訣

― すごく勉強になります。では、最後に尾崎さんの夢を叶える秘訣を教えてください。夢を叶えるために大事にしていることはありますか?

尾崎:自分が自分のファンで居続けることと行動力です。来年の自分が今の自分を振り返ったときに、「あのときこうしておけば良かった」とか「あれをすれば良かった」と思わないようにしたいから、常にそのときにできる頑張りを続けて、結果的に「頑張って良かったな」と思えることを意識するようにしています。少しずつ行動を続けていると、結果的にいつの間にか大きく成長していることをこの5年で実感したので、1つずつしっかりやっていくことの積み重ねで夢を叶えられるんだなと思いました。

― ありがとうございました。配信も楽しみにしています!

(modelpress編集部)


『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2概要

「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2キービジュアル(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
配信開始日:2022年7月7日(木)夜10時より独占配信開始
話数:全10話

7月7日(木)夜10時 第1話-第3話
7月14日(木)夜10時 第4話-第6話
7月21日(木)夜10時 第7話-第8話
7月28日(木)夜10時 第9話-第10話
番組URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B09PTTNKP9
予告編URL:https://youtu.be/MR7M4kS64-c

尾崎美紀(おざき・みき/29 番組撮影時は28)プロフィール

尾崎美紀(C)モデルプレス
出身:愛知県名古屋市
特技:ピアノ・バイオリン・クラシックバレエなど

2017年3月、大学卒業時にコスメブランドと美容メディア運営を行う「DINETTE(ディネット)株式会社」を立ち上げ、代表取締役社長に。2年で年商15億円の企業に急成長させた。世界的な経済誌であるForbes誌が発表した、「Forbes 30 Under 30 Asia」(「Retail & Ecommerce 2020」部門選出)では、アジアを代表する“世界を変える30歳未満の30名”の起業家として選出された。


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