モデルプレスのインタビューに応じた藤原樹(C)モデルプレス

THE RAMPAGE藤原樹「皆泣きながら話し合って」グループでぶつかった壁とそれでも思い続けた夢「RAMPAGEじゃなかったら俺は何にもなれない」<インタビュー後編>

2022.05.31 17:00

MBS/TBSドラマイズム「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS:毎週火曜24時59分~、TBS:毎週火曜25時28分~)に出演するTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの藤原樹(ふじわら・いつき/24)。俳優としての抜擢が止まらない彼が過去にぶつかった壁、それでも思い続けた夢とは―――決してぶれることのない彼の芯の強さが垣間見えたインタビュー後編。

  

藤原樹、佐藤寛太からのアドバイスで「ハッとしました」

藤原樹(C)モデルプレス
― 個人での演技のお仕事が増えてきた中で、メンバーや先輩にアドバイスをもらうことはありましたか?

藤原:(佐藤)寛太くんや(佐藤)大樹さん、ガンさん(岩田剛典)に相談しました。

― その中で特に印象に残っているアドバイスはありますか?

藤原:寛太くんは普段からすごく仲が良いので、「明日カノ」が決まった時にはまず「原作ものをやる時ってどうしてる?」と聞いて。僕は初めてやるので「とにかく原作に近づければいいんだ」と思っていたんですが、寛太くんから「原作に全て近づけることが良いとは限らない」と言われました。「マンガはマンガだから、人間が演じるからこその気持ちの作り方は自分で考えた方がいいよ」という言葉にはハッとしました。

藤原樹(C)モデルプレス
― そのようなアドバイスも活きながらハルヒができていったんですね。これまでのTHE RAMPAGEとしての活動が、俳優としての仕事に活きたと感じたことはありましたか?

藤原:ハルヒはホストなので、常にかっこよく見られていなきゃいけないんですよね。そういった部分では、今までRAMPAGEのミュージックビデオなどでかっこいい瞬間をたくさん撮ってきたので、それがすごく良い経験になっているなと感じました。

藤原樹、壁にぶつかっても思い続けた夢「これしかない」

藤原樹(C)モデルプレス
― 「明日カノ」に登場する5人の女性はそれぞれ違う悩みを持っていますが、藤原さんもそのように悩んだり壁にぶつかったりした経験はありますか?

藤原:ありました。

― 1番悩んでいた時期はいつ頃ですか?

藤原:RAMPAGEのデビュー前です。デビュー前に武者修行※をやって、そこから1年間活動休止だった時期があったのですが、その時はもう先が見えなくて。何をすればいいかも分からないし、「何をしたらここから抜け出せるのか」「何をしたらデビューできるのか」みたいなことをずっと考えていました。僕だけでなくメンバー皆そうだったんですけど、その時は本当に辛かったです。(※グループの正式メンバーになるために全国を回りパフォーマンスを行うこと)

― その1年間をどのような気持ちで乗り越えられていったのでしょうか?

藤原:やっぱり自分がこの業界に入ったのも、ダンスに夢中になったのも、きっかけは「EXILEみたいなアーティストになりたい」という夢だったので、それを思い出していました。昔からそれ以外の夢は考えていなかったですし、「これしかない」「RAMPAGEじゃなかったら俺は何にもなれない」という気持ちで、とにかく真面目にやれることを全力でやっていました。

藤原樹(C)モデルプレス
― その間はメンバーの方とも今後について話し合われていたんですか?

藤原:話しました。合宿に行った時には毎晩全員で円になって、皆泣きながら話し合っていましたね。

― その1年間があるからこそ、THE RAMPAGEは絆が強いんですね。

藤原:そうですね。その1年がなかったら多分今ここまで来ていないし、それがデビュー前で良かったなというのは皆思っているはずです。

藤原樹が今後挑戦したいこと

藤原樹(C)モデルプレス
― 「明日カノ」に加え、ドラマ「ワンナイト・モーニング」(8月にWOWOWにて放送・配信)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(9月9日公開)など続々と俳優としての抜擢が続いていますが、今までも「俳優をやってみたい」という気持ちはあったのでしょうか?

藤原:ずっとありました。初めて役者の仕事をしたのが6年前の舞台で、それまでもやりたい気持ちはありましたが、まだデビューしたばかりでグループ活動がメインなので、「やりたいけどまだまだ後なんだろうな」と思っていました。でもその舞台がきっかけで芝居の楽しさを知って、そこから「いつかやりたいな」という気持ちはずっと持っていました。グループとしてのスケジュールの関係でなかなか個人の仕事がはまらないこともあったんですけど、最近はようやくそれぞれが個人活動をやり始めていて。僕も今年はありがたいことに色々な経験をさせてもらっていて、自分でもびっくりしています。

― 色々な作品を経験されて、「今後もっと俳優としてやってみたい」という気持ちも生まれましたか?

藤原:もちろんやりたいです!

藤原樹(C)モデルプレス
― やってみたい役柄などはありますか?

藤原:色々あるのですが、1番は殺陣です。「るろうに剣心」のような役がやりたいですね(笑)。去年「ETERNAL」という舞台で殺陣をやって、その前にもちょっとレッスンを受けたりしていたのですが、すごく楽しいし自分に合っているなと思ったんです。

殺陣はフォームが綺麗であることが重要ですが、自分もダンスで体幹を使って綺麗に踊ることを意識しているので、それが自分にもはまるんじゃないかなと思っています。色々な方に「殺陣もっとやった方がいいよ」と言っていただくこともあったので、やりたい気持ちが強いです。また、それ以外のアクションにももっと挑戦したいです。「ハイロー」(HiGH&LOW)で初めて本格的にやって、それもすごく楽しかったので。

― では最後に、俳優としての抜擢も含め色々な夢を叶えられている藤原さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

藤原:「継続は力なり」です。僕の父がそれを座右の銘にしていて、子どもの頃からずっと聞いていた言葉なので自然と身に付いていました。もちろん継続できないこともたくさんありますが、夢を叶えるためには1回頑張っただけでは絶対無理だし、コツコツ継続して力を溜めていくことが秘訣だと思います。実際はそれが難しいんですけど(笑)、それはこれからもずっと大切にしていきたいです。

― 貴重なお話をありがとうございました。

インタビューこぼれ話

藤原樹(C)モデルプレス
自身やTHE RAMPAGEに関するモデルプレスの記事をよく読んでくれているという藤原。合間の時間には「モデルプレスさんの記事が家族のグループLINEで送られてきます(笑)!」と明かしてくれた。

チェキの撮影では、ハルヒ役にちなみ“ホストっぽいポーズ”をリクエスト。藤原は頭を悩ませた末に突然人差し指をこめかみに当てたお茶目なポーズを決め、現場で見守っていたスタッフたちも思わず笑顔に。さらに流行りの“ギャルピース”も披露。同席したマネージャーもレアだと語る藤原のキュートなピースにも注目してほしい。(modelpress編集部)

藤原樹の“ホストポーズ&ギャルピース”チェキ(C)モデルプレス

藤原樹(ふじわら・いつき)プロフィール

藤原樹(C)モデルプレス
1997年10月20日生まれ、福岡県出身。2017年1月25日にシングル「Lightning」にてTHE RAMPAGEとしてメジャーデビューし、パフォーマーとして活躍中。ドラマ&映画「PRINCE OF LEGEND」シリーズ、舞台「ETERNAL」(2021年)など俳優としても活躍し、2022年はWOWOWオリジナルドラマ「ワンナイト・モーニング」(8月にWOWOWにて放送・配信)、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(9月9日公開)と2本の待機作が控える。


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