久間田琳加が号泣…「音楽を聴いて泣いたのは初めて」<『SING/シング:ネクストステージ』インタビュー>
2022.03.18 17:15
モデルにとどまらず女優としても活躍する久間田琳加。4年半務めた専属モデルを卒業したこともあり、2022年は「新しいことに挑戦するタイミング」と語る。そんな彼女のように次のステージへ進む人の背中を押してくれるのが、映画『SING/シング:ネクストステージ』(公開中)。「号泣した」という映画の魅力から、久間田自身のネクストステージについても聞いた。
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豪華キャスト集結の『SING/シング:ネクストステージ』
『ミニオンズ』、『ペット』、『怪盗グルー』シリーズなど、大ヒット映画を次々生み出し続けるイルミネーション・エンターテインメント。なかでも日本で人気の高い『SING/シング』の新作『SING/シング:ネクストステージ』が、お馴染みのメンバーに新たな仲間を加え帰ってきた。日本語吹替版は主人公バスター役の内村光良を筆頭に、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)らが続投。新キャストにはジェシー(SixTONES)、BiSHのアイナ・ジ・エンドらが本作を盛り上げる。さらに、SNSでも大きな話題となったのがライオンのクレイ・キャロウェイ役を演じる稲葉浩志の参加。本作で声優に初挑戦し、劇中ではU2の名曲を歌いあげる。誰しも一度は聴いたことがある大ヒットナンバーを豪華声優キャストが歌うのも見どころだ。
一歩ずつ困難を乗り越えネクストステージに挑む彼らの物語を一足先に観た久間田は、「感情移入しすぎて号泣」「コンサートを客席で観ている気分」と興奮気味に語ってくれた。
久間田琳加「何度も泣いた…」
― まずは映画『SING/シング:ネクストステージ』をご覧になった率直な感想をお聞かせください。久間田:めちゃくちゃ感動して何度も泣きました(笑)。観る前はまさか泣くとは思っていなかったです。『SING/シング:ネクストステージ』はすごく勇気がもらえる映画で、観終わった後は「自分も頑張ろう!」と前向きになれました。
― 特に感動したシーンはどこでしたか?
久間田:ジョニーというキャラクターがいるんですが、最後のシーンは感情移入しすぎて号泣しちゃいました。ジョニーのダンスコーチをしたヌーシーが本番前にかける言葉も素敵で…。それに笑えるシーンもたくさんあって、ミス・クローリーというおっちょこちょいなカメレオンのキャラクターがツボでした(笑)。でも拡声器を使ってリハーサルの進行を仕切ったり、ここぞという時に頼りになるキャラクターで好きですね。友達に欲しいです!
― 個性的なキャラクターがたくさん登場しましたね。音楽はいかがでしたか?
久間田:音楽もすごく良いですよね。私は洋楽が好きでよく聴くんですが、あんなに好きな音楽が出てくるとは思わなくてテンションがめちゃくちゃ上がりました!
― 大ヒットナンバーがたくさん使われていましたね。
久間田:そうなんです!ショーン・メンデスとカミラ・カベロの「SENORITA」だったり、DNCEの「Cake By The Ocean」はすごく好きな曲で、特にテンションが上がりました!それに映画の中で流れるタイミングもぴったりで映画を観終わった後、「私2Dで観てた?4Dじゃなかった?」ってくらいのめり込んでいました。
― 映画館で観ると音楽がより楽しめそう?
久間田:そうだと思います!映画館の雰囲気と相まって、最後のシーンはコンサートを客席で観ている気分になりました。
久間田琳加、ネクストステージは「常に挑戦」
― 雑誌の専属モデルを卒業された久間田さんもネクストステージへ進むタイミングかと思いますが、特に共感したキャラクターはいましたか?久間田:やっぱりジョニーですね。すごく魅力的なキャラクターで惹かれました。ジョニーは初めてダンスに挑戦するんですけど、私も昔クラシックバレエを習っていたので親近感があって昔のことを思い出しました。私も当時は上手にできなくて逃げだしたくなることもあったけど、やっぱり好きだから続けることができて。大きな舞台を目標に頑張っているジョニーの姿は、応援したくなったし自分を見ているようでもありました。
― 色んなキャラクターがいるので、必ず誰かに共感できそうですね。
久間田:そうですね。みんなリアリティあるキャラクターで、学ぶこともたくさんありました。特にコアラのバスター・ムーンの折れない心だったり、気持ちの“切り替え力”は憧れます。バスターのような強い意志を私も持ちたいなって思いました。
― ネクストステージに行くタイミングで、今後チャレンジしてみたいことなどはありますか?
久間田:モデルのお仕事も続けながら、女優のお仕事も次のステージへ進めたらなと思っています。最近21歳になったのですが、やっと20代という自覚も湧いてきました。映画同様、新しいことに挑戦するタイミングだなと感じます。もしかしたら新しいことにチャレンジしているロジータとも似ている部分があるのかもしれないなと感じますね。
― 女優のお仕事は例えば今までにはない役柄に挑戦してみたり?
久間田:そうですね。色々な役に挑戦してみたいなと思っています。もちろん不安はあるかもしれないですけど、振り返ってみると「不安に立ち向かっている時が一番充実していたな」と感じるんです。その当時は辛いですが(笑)。でもその辛い経験があるからこそ、今に活きているんだと思います。
― クラシックバレエを習っていた経験も今に活きている?
久間田:振り返るとそう思います。あの時の経験は折れない心だったり、続けていればできるようになるということを学びました。性格的に妥協できないタイプなので、常に挑戦しながら100%の力で全部頑張っていきたいと思っています。
― 21歳はチャレンジしていく年になりそうですね。
久間田:そうなる気がします!だからこそ今のタイミングで『SING/シング:ネクストステージ』を観ることができてすごく嬉しかったです。きっと10代の頃に観ていたら感じ方も変わったのかなって。今出会うことができて良かったです!
久間田琳加も興奮の大ヒットナンバーがずらり
― 様々なシーンを彩る大ヒットナンバーも本作の見どころです。音楽好きの久間田さんおすすめのシーンを教えてください。久間田:全部素敵で、どれを紹介しようかすごく悩んじゃって…。多くなっちゃってもいいですか?
― もちろんです!
久間田:まずジョニーがカフェでショーン・メンデスの「There’s Nothing Holdin’ Me Back」を歌うシーンです。私も最初はカフェにいる人と同じで「え?このタイミングで歌い出す?」って思ったんです。でも歌声が素敵で、ガラッとみんなの印象が変わるんですよ。ショーン・メンデスとはまた違った優しいテイストで、ジョニーの人柄が出ているのが良かったですね。お気に入りのシーンです!
― 今回、久間田さんは吹替版でご覧になったので、スキマスイッチの大橋卓弥さんが歌っているシーンですね。
久間田:セリフと歌のどちらも大橋さんがご担当されているので、ジョニーの人柄がすごい伝わってきました。
久間田:ポーシャが歌うアリシア・キーズの「Girl On Fire」もすごかったです。最初にポーシャが登場したときは大物感が強くて「この子何者?全部かっさらっていっちゃうんじゃないの!」って思ったんです(笑)。そのポーシャが宙を舞いながら気持ちよさそうに歌うシーンは印象的でした。しかも歌っているのがアイナ・ジ・エンドさんだとエンドロールで知ったときはビックリしました!
― アイナ・ジ・エンドさんだとは気づかず?
久間田:事前情報を入れずに観たので、「ポーシャって誰?歌声が素敵すぎる!」ってずっと気になっちゃって(笑)。アイナ・ジ・エンドさんは唯一無二の歌声をされているので、良い意味で「人間がこの声を出せるの?」って衝撃でした。
― 続いてのシーンは?
久間田:先ほども少しお話に出ましたが、ジョニーが最後に歌うコールドプレイの「A Sky Full Of Stars」です。これは本当に良くて号泣しました!私は今まで音楽を聴いて泣くことって無かったと思うんです。今回初めて音楽を聴いて涙が出る感覚を味わいました。映画ではあるんですが、コンサートを観ているような感覚にもなるんです。もうジョニーのファンでしかないですね(笑)。
― (笑)。
久間田:あとクレイとアッシュがデュエットで歌うU2の「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」も泣いちゃいました(笑)。ネタバレになるので詳しくは言えないんですが、クレイの過去が垣間見えるシーンは感動です!
― 歌っているのが稲葉さんというのもすごく豪華ですよね。
久間田:稲葉さんの声は気づきました!持ち運べるオーディオプレイヤーに入れた最初の曲がB'zさんで、よく聴いていたんです。声をすごく覚えていたので、話している時に「稲葉さんの声だ!」ってなりました。
― その他のシーンもありますか?
久間田:アッシュが弾き語りで歌うU2の「Stuck In A Moment You Can't Get Out Of」もすごく良かったです!ストーリーとしても重要なシーンで、アッシュの魅力が詰まっていました。アッシュみたいになりたいし、アッシュみたいな友達も欲しいなって思いました。
― そして歌っているのが長澤まさみさん。
久間田:セリフはもちろん歌のシーンも「アッシュそのもの!」という感じでした。他にも有名な曲がたくさん出てくるんですけど、「こんな贅沢な使い方していいの?」というシーンもあって驚きました。とにかく音楽がいいので、大きなスクリーンの映画館で観るのがおすすめです!
久間田琳加「きっと背中を押してくれる」
― それでは最後にどんな方におすすめの映画か教えてください。久間田:夢に向かって頑張ってる方や、新しいことに勇気を出して一歩を踏み出したい方に響くと思います。私自身がまさにその状況なので、きっと背中を押してくれると思います。それに音楽がすごく良いので、音楽が好きな方が観れば絶対に楽しめます!
― 色んな方に刺さりそうなポイントがありますね。
久間田:そうですね。音楽を聴くだけでも楽しめるし、それぞれのキャラクターに感情移入すればもっと楽しめると思います。例えば年齢で夢を諦めようと考えている方であればクレイの姿に勇気をもらえると思います。私も人生一回きりだし年齢で諦めるのはもったいないなって。それに卒業シーズンでもあるので、新しいステージへ進んでいく方も刺さるポイントがあると思います!
― もう一度観るとしたら、誰と観に行きたい映画でしたか?
久間田:やっぱり学生時代の友達ですね。今はみんな違う道に進んで頑張っているから、一緒に観ればお互い良い刺激になるんじゃないかなって思います。描写がかなり細かいので、次観るなら細かい部分まで注目してみたいです。
― ちなみに久間田さんもクレイのように、もう一度チャレンジしてみたいことも?
久間田:些細なことなんですけど、運動神経を良くしたいなって考えています。今はダンス動画の動きすら致命的で…。説得力ないと思うんですけど、クラシックバレエを習っていた頃は足も速かったのでクレイを見習って運動神経を取り戻そうと思います(笑)!
― ありがとうございました(笑)。
(modelpress編集部)[PR]提供元:東宝東和株式会社
『SING/シング:ネクストステージ』あらすじ
歌のオーディションを開催し、取り壊し寸前の劇場を見事に復活させたニュー・ムーン劇場の支配人バスター・ムーン。だが、彼の夢はそれで終わらない。次に目指したのは、エンターテインメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演だった!バスターは仲間たちを引き連れてショービズ界の超大物、ジミー・クリスタルのところへオーディションに行き、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける!でも、その契約には15年以上、人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイをキャストに迎えるという条件があった。
地元の小劇場を飛び出し、途方もなく大きな舞台に立つチャンスを手にしたバスターたち。
それは、数々の困難のはじまりだった――。いま、ネクストステージに挑む彼らの、笑いと感動の物語が始まる!