堀未央奈、本格コメディ初挑戦で乃木坂46時代の経験活きる?「救われている」存在も明かす<「まったり!赤胴鈴之助」インタビュー>
2022.02.02 18:00
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2021年3月に乃木坂46を卒業し、現在はモデルや女優として活躍する堀未央奈(ほり・みおな/25)が、歌舞伎俳優・尾上松也が主演を務めるテレビ大阪系ドラマ「まったり!赤胴鈴之助」(毎週土曜深夜0時56分~1時26分)に出演中。今回、自身初の本格コメディ作品に挑戦したという彼女が「難しかった」という役作りとは?アイドル卒業から約1年での変化や自身を支える存在、さらには夢を叶える秘訣についても聞いた。
同作は、半世紀以上前に子供たちを中心に絶大な人気を博した少年剣士漫画「赤胴鈴之助」の「その後」を完全オリジナルストーリーでドラマ化。かつて少年剣士として名を馳せたが、今や中年剣士となった赤胴鈴之助(松也)が、江戸時代から令和の時代にタイムスリップし、平和な日常をまったり過ごしていく姿をコミカルなタッチで描く。
堀は、鈴之助が行きつけの店のマドンナ店員・ヨシ子を演じている。
堀:今回演じた「ヨシ子」は私と年齢が近い“等身大の女の子”ということで、基本的には作り過ぎず、自然体の姿で演じることができました。でも、ヨシ子はアルバイト先でしっかりしている分、家に帰ると家族に反抗してしまう一面があって…。私自身は明確な反抗期を経験してしないので、そういった部分をリアルに演じることは少し難しかったです。
― ご自身には反抗期がなかったんですね。
堀:はい。私は16歳で岐阜県から上京してきて19歳くらいまで一人暮らしをしていたので、一般的に「思春期」「反抗期」と呼ばれる時期に反抗する環境すらありませんでした。20歳くらいのときに家族も上京してきてくれて、乃木坂46を卒業するまでは一緒に暮らしていたので、“支えてもらった”という感謝の気持ちの方が大きくて。今でも近くに住んでいて、本当に仲良しなんです。
だからこそ、「父親を毛嫌いする」という演技の感情を作ることは難しかったのですが、私は普段から男性のスタッフさんや共演者の方に対して強がってしまう癖があるので、そういった部分は役作りにすごく活きていました。
― 「男性に対して強がってしまう」というのは、女性のアイドルグループにいたことが影響しているのでしょうか?
堀:そうですね。乃木坂46で過ごした時間が長かったこともあるし、女家族で育ってきたということも大きいと思います。最近は徐々に改善できているのですが、やっぱり女性が多い環境の方が素を出せたり、安心できたりする部分は残っていると思います。
― 今回、尾上さんをはじめとする共演者の方は男性が多いと思いますが、共演者の方とはどのように距離を詰めていったのですか?
堀:スケジュールがタイトだったので、撮影中に共演者の方とゆっくりお話する時間はなかったのですが、松也さんや今野(浩喜)さんが作ってくださる空間の居心地がとても良くて、自然と距離が詰められた感覚があります。
スタッフの方々も本当に優しくて、穏やかで…。そういったアットホームな空気感が作品にも出ているし、本当に環境に恵まれていたなと思います。
堀:音楽です。私は幼い頃から歌詞を見ながら曲を聴くのが好きなのですが、自分の気分や季節によってプレイリストを作ると気持ちが高まるし、歌詞から学ぶこともたくさんあるので、日々音楽に救われているなと感じています。
― 最近の支えになっている曲はなんですか?
堀:Official髭男dism(以下:髭男)さんの楽曲です。最初は姉の影響で聴き始めたのですが、今ではライブに足を運ぶほど私がファンになってしまいました(笑)。最近は特に「異端なスター」という曲に支えられています!
この曲は髭男さんが下積み時代に書かれた楽曲なのですが、そのエピソードを聞いたときに人間の生々しさや、夢に向かって頑張って進んできた髭男の皆さんの努力がすごく伝わってきて…。それに、「第一線で活躍されている方でも、過去にはそういった時代を経験しているんだ」と思うと、自分も背中を押された気持ちになるんです。
― 普段から音楽に背中を押されたり、励まされたりしているんですね。
堀:はい。私は素人スタートなので、芸能界に入ったときは特に何もできないような日々が続いていたし、自分に自信が持てなかった時期も長くて。今でも表に出ている以上前向きな言動を心がけているのですが、中身は普通の25歳なので、たまには落ち込んだり、自信を失ったりすることもあります。そんなときに音楽を聴いて、いつも勇気をもらっています。
堀:この1年間で様々な役をやらせていただいて、キャラクターに入り込む時間が増えたので、オンとオフがより明確になりました。アイドル時代に作り込んでいたというわけではないのですが、「乃木坂46はこういうイメージだから、こう過ごそう」「私はこういうことを言わなきゃ」といった意識は常に持っていたので、今の「オフ」のときの方がより素の自分で趣味ややりたいことを楽しめているのかなと思います。
― アイドルとしての意識を高く持っていたからこその変化ですね。2021年も女優やモデルなど幅広い活躍を見せた堀さんですが、2022年新たにやってみたいことはありますか?
堀:これからは自分だけじゃなく人の力になるお仕事がしたいと思っているので、プロデュース業やものづくりにも挑戦してみたいです。誰かの夢や幸せに繋がるようなことができたら良いなと思っています!
― 素敵な目標ですね。最後に、活躍の場を広げ続けている堀さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
堀:夢と現実の割合を調整しながら、バランスよく歩んでいくことが大切だと思います。夢を追っている人は「夢は夢」「現実は現実」と分けて考えてしまいがちなので、「現実と夢のギャップ」に悩んでしまうことも多いと思います。でも、現実だけに偏って頑張りすぎちゃうと夢は離れていくし、かといって夢を追いすぎちゃうと現実が疎かになって戻る場所がなくなってしまうこともあると思います。
私も「もし受かったら学校はすぐに退学しよう!」と決意して乃木坂46のオーディションを受けた身なので、ときには振り切ったり、賭けのようなことをしたりすることも必要だとは思いますが、色々なことを経験したなかで一番大事だと思うのは、夢や目標を思い描きながら、現実ではしっかり勉強や研究もしていくことだと考えています。
― バランス良く進めることが大切なんですね。
堀:そうですね。あと、時間やお金は限られているので、「この時期は頑張ってお金を貯める」「この期間はこのお金を使って何をやる」というように使い方を明確に考えることも大切です。理想を描きながら現実でも計画的に行動することが、夢への近道なんじゃないかなと思います!
― これからのご活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
堀は、鈴之助が行きつけの店のマドンナ店員・ヨシ子を演じている。
堀未央奈、本格コメディ初挑戦の心境は?自身の反抗期も明かす
― 今回「本格コメディ」に初挑戦したという堀さんですが、役作りで意識したことはありますか?堀:今回演じた「ヨシ子」は私と年齢が近い“等身大の女の子”ということで、基本的には作り過ぎず、自然体の姿で演じることができました。でも、ヨシ子はアルバイト先でしっかりしている分、家に帰ると家族に反抗してしまう一面があって…。私自身は明確な反抗期を経験してしないので、そういった部分をリアルに演じることは少し難しかったです。
― ご自身には反抗期がなかったんですね。
堀:はい。私は16歳で岐阜県から上京してきて19歳くらいまで一人暮らしをしていたので、一般的に「思春期」「反抗期」と呼ばれる時期に反抗する環境すらありませんでした。20歳くらいのときに家族も上京してきてくれて、乃木坂46を卒業するまでは一緒に暮らしていたので、“支えてもらった”という感謝の気持ちの方が大きくて。今でも近くに住んでいて、本当に仲良しなんです。
だからこそ、「父親を毛嫌いする」という演技の感情を作ることは難しかったのですが、私は普段から男性のスタッフさんや共演者の方に対して強がってしまう癖があるので、そういった部分は役作りにすごく活きていました。
― 「男性に対して強がってしまう」というのは、女性のアイドルグループにいたことが影響しているのでしょうか?
堀:そうですね。乃木坂46で過ごした時間が長かったこともあるし、女家族で育ってきたということも大きいと思います。最近は徐々に改善できているのですが、やっぱり女性が多い環境の方が素を出せたり、安心できたりする部分は残っていると思います。
― 今回、尾上さんをはじめとする共演者の方は男性が多いと思いますが、共演者の方とはどのように距離を詰めていったのですか?
堀:スケジュールがタイトだったので、撮影中に共演者の方とゆっくりお話する時間はなかったのですが、松也さんや今野(浩喜)さんが作ってくださる空間の居心地がとても良くて、自然と距離が詰められた感覚があります。
スタッフの方々も本当に優しくて、穏やかで…。そういったアットホームな空気感が作品にも出ているし、本当に環境に恵まれていたなと思います。
堀未央奈、“ポジティブにしてくれる”存在は?
― 今作への出演が決まった際に「嫌なことを忘れられて、ポジティブな明るい気持ちになれる、とってもハッピーな作品」というコメントをされていた堀さんですが、ご自身にとって「ポジティブにしてくれる」存在はなんですか?堀:音楽です。私は幼い頃から歌詞を見ながら曲を聴くのが好きなのですが、自分の気分や季節によってプレイリストを作ると気持ちが高まるし、歌詞から学ぶこともたくさんあるので、日々音楽に救われているなと感じています。
― 最近の支えになっている曲はなんですか?
堀:Official髭男dism(以下:髭男)さんの楽曲です。最初は姉の影響で聴き始めたのですが、今ではライブに足を運ぶほど私がファンになってしまいました(笑)。最近は特に「異端なスター」という曲に支えられています!
この曲は髭男さんが下積み時代に書かれた楽曲なのですが、そのエピソードを聞いたときに人間の生々しさや、夢に向かって頑張って進んできた髭男の皆さんの努力がすごく伝わってきて…。それに、「第一線で活躍されている方でも、過去にはそういった時代を経験しているんだ」と思うと、自分も背中を押された気持ちになるんです。
― 普段から音楽に背中を押されたり、励まされたりしているんですね。
堀:はい。私は素人スタートなので、芸能界に入ったときは特に何もできないような日々が続いていたし、自分に自信が持てなかった時期も長くて。今でも表に出ている以上前向きな言動を心がけているのですが、中身は普通の25歳なので、たまには落ち込んだり、自信を失ったりすることもあります。そんなときに音楽を聴いて、いつも勇気をもらっています。
堀未央奈、乃木坂46卒業後の変化は?「夢を叶える秘訣」も語る
― 堀さんは2021年3月に乃木坂46を卒業してからもうすぐ1年が経ちますが、心境の変化はありましたか?堀:この1年間で様々な役をやらせていただいて、キャラクターに入り込む時間が増えたので、オンとオフがより明確になりました。アイドル時代に作り込んでいたというわけではないのですが、「乃木坂46はこういうイメージだから、こう過ごそう」「私はこういうことを言わなきゃ」といった意識は常に持っていたので、今の「オフ」のときの方がより素の自分で趣味ややりたいことを楽しめているのかなと思います。
― アイドルとしての意識を高く持っていたからこその変化ですね。2021年も女優やモデルなど幅広い活躍を見せた堀さんですが、2022年新たにやってみたいことはありますか?
堀:これからは自分だけじゃなく人の力になるお仕事がしたいと思っているので、プロデュース業やものづくりにも挑戦してみたいです。誰かの夢や幸せに繋がるようなことができたら良いなと思っています!
― 素敵な目標ですね。最後に、活躍の場を広げ続けている堀さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
堀:夢と現実の割合を調整しながら、バランスよく歩んでいくことが大切だと思います。夢を追っている人は「夢は夢」「現実は現実」と分けて考えてしまいがちなので、「現実と夢のギャップ」に悩んでしまうことも多いと思います。でも、現実だけに偏って頑張りすぎちゃうと夢は離れていくし、かといって夢を追いすぎちゃうと現実が疎かになって戻る場所がなくなってしまうこともあると思います。
私も「もし受かったら学校はすぐに退学しよう!」と決意して乃木坂46のオーディションを受けた身なので、ときには振り切ったり、賭けのようなことをしたりすることも必要だとは思いますが、色々なことを経験したなかで一番大事だと思うのは、夢や目標を思い描きながら、現実ではしっかり勉強や研究もしていくことだと考えています。
― バランス良く進めることが大切なんですね。
堀:そうですね。あと、時間やお金は限られているので、「この時期は頑張ってお金を貯める」「この期間はこのお金を使って何をやる」というように使い方を明確に考えることも大切です。理想を描きながら現実でも計画的に行動することが、夢への近道なんじゃないかなと思います!
― これからのご活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
堀未央奈(ほり・みおな)プロフィール
1996年10月15日、岐阜県生まれ。身長162cm。O型。2013年、乃木坂46の2期生として加入後、8ヵ月という驚異的なスピードで7thシングル「バレッタ」にて初選抜・初センターを務めた。2017年には、女性ファッション誌「ar」のレギュラーモデルに抜擢。これまで1stソロ写真集「君らしさ」(主婦と生活社)、2nd写真集「いつかの待ち合わせ場所」(ワニブックス)、乃木坂46卒業記念 1stフォトブック「いつのまにか」(主婦と生活社)を刊行している。2019年には、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」にて映画初出演にして初主演を務め、2021年3月に乃木坂46を卒業した後もドラマ「サレタガワのブルー」(MBS/TBS)や「ドクターホワイト」(フジテレビ系)などに出演し、女優として活躍。また、2021年7月からはオフィシャルファンクラブも開設している。
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