西野七瀬がフル稼働の2021年を総括「本当に、本当に大変でした」(C)モデルプレス

西野七瀬がフル稼働の2021年を総括「本当に、本当に大変でした」

2021.12.17 17:25

「本当に、本当に大変でした(苦笑い)」

2021年、映画にドラマ、舞台など、多彩なジャンルの作品に出続けた西野七瀬(27)に今年を振り返ってもらうと、思わず出た言葉とは裏腹に、その表情からは充実ぶりがうかがえた。主演を務めるテレビ朝日・ABEMA共同制作ドラマ「言霊荘」(毎週土曜 後11:00)も先日クランクアップ。最終話の放送を18日に控えるなか、モデルプレスの取材で語った本音とは。

  

西野七瀬、舞台1作品・ドラマ3作品・映画3作品…フル稼働の2021年

西野七瀬(C)モデルプレス
舞台「Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』」(2月~5月)、ドラマ「ホットママ」(3月~4月/Amazon Prime Videoで配信中)、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(7月~9月/日本テレビ系)、映画「孤狼の血 LEVEL2」(8月20日公開)、映画「鳩の撃退法」(8月27日公開)、「あなたの番です 劇場版」(12月10日公開)、そして現在放送中のドラマ「言霊荘」。

今年出演した作品を並べると、その多忙ぶりは明らか。作品への出演だけではなく、それぞれ関連したメディア露出も並行でこなしていたため、文字通り今年は彼女を見ない日はなかったといっても過言ではないだろう。

「本当に、本当に大変でした(苦笑い)。あまり自分の時間がとれなくて、なんとか隙間を見つけて遊びに行っていました。ご飯に行きたい、友だちと会いたい、そういう時間がないと、やっぱりちょっとしんどくなってしまうので。隙間でリフレッシュしつつ、お仕事をしていました」

西野七瀬「楽しい以外に悩むことも多かった」

西野七瀬(C)モデルプレス
直近でまた一つ、来年公開の映画「恋は光」でヒロインを務めることも解禁された。すでに撮影済みで、他の作品と同時に撮影は進行。まだ解禁されていない作品もいくつかあるという。

「6月から12月、今年の下半期は本当に大変で、一瞬で過ぎていきました。上半期は舞台に専念できたので、時間の流れはわりとゆっくりでしたが、下半期はたくさんの作品が控えていて。今振り返ると去年は本当に楽しいだけの1年でしたが、今年は楽しい以外に悩むことも多かったです」

悩むとは? その真意を深堀りすると「やりたいお仕事があって、自分で決めたことでやってはいるけれど、体力がついてこないときがあって、そういう感覚は初めてでした。あと私は器用なタイプではないんだなと再認識しました」と返ってきた。

「来年は今年以上に一つ一つ丁寧にやっていけたらいいなと思っています。ゆるく楽しめる1年にしたい。でもきっとゆるいだけではダメなんだろうな…(苦笑い)。来年もきっと新しいことがたくさん待っていて、それをもがきながらやっていくんだろうなって思います」

「ずっと頭に残ると思います」永山絢斗にハッとさせられた言葉

西野七瀬(C)モデルプレス
もちろん大変だけではなく「得られるものも大きかった」と西野。「毎年がターニングポイント」と話し「今年は特にそう感じられる作品との出会いがたくさんありました」と付け加えた。「言霊荘」で演じる歌川言葉(コトハ)のお芝居でも壁にぶつかったが、共演する永山絢斗の言葉でまた一歩、女優として成長を遂げた。

「難しいセリフもあったので、どうすれば自然に言えるんだろうと、最初から最後まで悩んでいました。あるとき永山さんが『そうやって悩むのが醍醐味じゃない?』ってボソっと言ってくださって。かっこいいことを言うなと思いながらも、確かにそうかもって思ったんです。そのあと他の作品の現場でも、セリフをどう言おうか悩んだとき、その言葉がすごくよぎって、ここが楽しむところか、と思えるようになりました。これからもこの言葉はずっと頭に残ると思います」

同世代の女優たちと共演「とても刺激的な日々でした」

西野七瀬、内田理央「言霊荘」(C)テレビ朝日
「言霊荘」では内田理央、堀田真由、三吉彩花、森田望智、石井杏奈、中村ゆりかなど同世代の女優たちと共演。演技力を求められるシーンが多いこともあり、それぞれがその役をどう演じるのか、現場では少しでも吸収できるように努めた。

「実際に近くでお芝居を見て、こうやって表現するんだ、と感じることができた日々はとても刺激的でした。同性で同世代ということもあって、自分がその役だったらどういう風に演じるかな、と考えることも多かったです。同じ出演シーンがあると話す時間もできて、お互いを知ることもできた。最終日近くにはみんな仲良くなっていて、とても雰囲気のいい現場だったと思います」

西野七瀬「最後の1秒まで油断せずに注目していただきたい」

斉藤由貴、西野七瀬「言霊荘」(C)テレビ朝日
18日に最終話を迎える「言霊荘」は、とある女性限定アパートで放った言葉が次々と現実になり、言霊の呪いに住人女性たちが次々とさいなまれていく物語。言霊という“人ならざる者”に襲われる怖さ、そして人間が内に秘めた怖さがつぶさに描かれた美しいホラードラマとなった。

「コトハは1話から変わらず『どうにかしてみんなを幸せにしたい』という想いが強い子。お人好しというか、放っておいてもいいものも放っておけないような性格で、それを最後まで貫いています。最終話のラストはすごいことになっているので、最後の1秒まで油断せずに注目していただきたいです」

西野七瀬インタビューこぼれ話

西野七瀬(C)モデルプレス
<こぼれ話1/「言霊荘」での滝行>
「久しぶりの滝行、すごくよかったです。寒いんじゃないかと思って怖かったんですけど、暖かい日だったのでそんなに寒さはなく、すがすがしい気持ちで楽しめました。いつかプライベートでも行きたいなと思って行けていなかったので、撮影で行けてすごくラッキーでした」

<こぼれ話2/時間ができたら>
「お皿を作る体験とか、ランプを作る体験とか、そういう体験系を一通りやりたいです」
(modelpress編集部)

「言霊荘」最終話あらすじ

西野七瀬「言霊荘」(C)テレビ朝日
須貝空(菜々緒)の怒りを鎮めるために、三葉の遺骨を持って管理人室=0号室を訪れた歌川言葉=コトハ(西野七瀬)は、空の気持ちに寄り添うように霊に語りかけるが、その直後に突如部屋に異変が起き、空の霊は鎮まるどころか、葉鳥久(佐野史郎)とコトハを襲い始める!

一方、25年前にアパートで起きた戦慄の過去が明らかに…! はたして、アパートに飲み込まれてしまった中目零至=レイシ(永山絢斗)や住人女性たちは無事なのか? そして、コトハたちが言霊の呪いから解き放たれる日はやってくるのか…!? ラスト27秒、驚愕の結末が待ち受ける――。

西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた、西野七瀬(C)モデルプレス
1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格して芸能界に入る。7回センターを飾るなど、中心メンバーとして活躍し、2018年12月にグループを卒業。現在は主に女優として活動し、出演作品はドラマ「あなたの番です」(2019)、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020)、ドラマ「ホットママ」(2021)、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(2021)、映画「孤狼の血 LEVEL2」(2021)、映画「鳩の撃退法」(2021)など。現在「あなたの番です 劇場版」が公開中。

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