西野七瀬インタビュー 「上手くできることなんて全然なくて…」謙虚な彼女が胸を張って語ったこと
2021.08.25 18:40
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<西野七瀬・映画「孤狼の血 LEVEL2」(公開中/白石和彌監督)モデルプレスインタビュー>
「上手くできることなんて全然なくて…」
乃木坂46卒業後もオファーが途切れることなく、連続殺人犯や新人病院薬剤師、警察官など、性格も職業も様々な役を演じ、“女優”という肩書がすっかり板についてきた西野七瀬(27)だが、決して驕ることはない。
もし履歴書を書くことがあったらアイドル以外のことも書けるようになったのでは?と聞く。
「まだまだ自分じゃないとできない仕事なんてないなって思います」
とても謙虚な人、である。
一方で、とても負けず嫌いな人、でもある。
「苦手に思っていることや、できないことは一つずつ克服していきたいタイプです」
「オファーをいただいたときはすごくびっくりしました。でも絶対にやりたいと。自信はなかったですが、できることは全部出しきろうと思いました。最初は緊張もあって、なかなか現場に馴染めなかったですが、監督が丁寧に指導してくださって、少しずつ真緒を演じることに違和感がなくなっていきました」
「一人で長いセリフを喋るのが苦手で。淡々と喋ってしまうのも違うし、テンポや抑揚をどうしたらいいんだろうって。その悩みを相談したら『自分はなにを1番伝えたいのか、それを考えてそこを強調して喋るようにするといいよ』と教えていただきました」
「初めての舞台はとても勉強になりました。特に喋ってないときの立ち居振る舞い。舞台は喋ってないときもずっと引きで見られているので、自分でなにかやらない限りは棒立ちで舞台にいることになります。そういった環境だったので、これやってみようかなって、自分で考えて動いて、演技に足していけたのはすごく良い経験になったと思います」
一人になり3年目。グループ卒業直後は不安になることも多かったという。常にどこか儚さを漂わせる彼女が、この日、胸を張って語ったこと。
「どんなに忙しくても今の自分は楽しめるんです。自分の中で唯一の良いところなのかなって思います。もはや特技(笑)、どんな状況でもどこかで楽しめちゃう。休みがいっぱいあるよりは、お仕事がいっぱい入っている方が楽しいです。それはきっと毎日がとても新鮮に感じるから。今はいろんな人に出会えて刺激をもらえる、それがすごく楽しいです」
―――変化を恐れず、真摯に仕事に向き合う西野七瀬。近い将来「上手くできることなんて全然なくて…」なんて言えなくなりそうだ。
「どうなんだろう、乃木坂46にいるときは、隣のメンバーにもたれかかったり、腕を組んだりするのがすごく好きだったんです。今も女性の共演者の方やスタッフさんにやっちゃうことがあるので、そういうときはまだそうなのかなって(笑)。でもきっとそれは性格で、アイドルとかあまり関係ないですかね(笑)」
<こぼれ話2/褒められて伸びるタイプ?叱られて伸びるタイプ?>
「叱られて伸びるタイプだと思います。くそー!って思った方が悔しい、頑張るってなるので。でも褒められたい気持ちもすごいあります(笑)」
(modelpress編集部)
「まだまだ自分じゃないとできない仕事なんてないなって思います」
とても謙虚な人、である。
一方で、とても負けず嫌いな人、でもある。
「苦手に思っていることや、できないことは一つずつ克服していきたいタイプです」
ひと味もふた味も違う西野七瀬
映画「孤狼の血 LEVEL2」では清純派のイメージから一転、地毛を明るく染めてスタンド(スナック)「華」のママ・近田真緒を体当たりで演じた。タバコを吸うシーンや共演者を引っ叩くシーンなど、これまでとはひと味もふた味も違う彼女に驚く人は多いだろう。「オファーをいただいたときはすごくびっくりしました。でも絶対にやりたいと。自信はなかったですが、できることは全部出しきろうと思いました。最初は緊張もあって、なかなか現場に馴染めなかったですが、監督が丁寧に指導してくださって、少しずつ真緒を演じることに違和感がなくなっていきました」
松坂桃李からのアドバイス
作品ごとになにか一つでも得られたら、という気持ちで臨む。今作でも主演の松坂桃李からのアドバイスは今後の血となり肉となる。「一人で長いセリフを喋るのが苦手で。淡々と喋ってしまうのも違うし、テンポや抑揚をどうしたらいいんだろうって。その悩みを相談したら『自分はなにを1番伝えたいのか、それを考えてそこを強調して喋るようにするといいよ』と教えていただきました」
初参加の舞台で手に入れた自信
今年は2月から5月にかけて「2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』」で初参加の舞台にも挑んだ。不安視されていた声量も、周囲が舌を巻くほど短期間で克服していった。「初めての舞台はとても勉強になりました。特に喋ってないときの立ち居振る舞い。舞台は喋ってないときもずっと引きで見られているので、自分でなにかやらない限りは棒立ちで舞台にいることになります。そういった環境だったので、これやってみようかなって、自分で考えて動いて、演技に足していけたのはすごく良い経験になったと思います」
西野七瀬が胸を張って語ったこと
レベルアップしてますね。と声をかけると、照れくさそうに「そうなのかな…」と笑った。一人になり3年目。グループ卒業直後は不安になることも多かったという。常にどこか儚さを漂わせる彼女が、この日、胸を張って語ったこと。
「どんなに忙しくても今の自分は楽しめるんです。自分の中で唯一の良いところなのかなって思います。もはや特技(笑)、どんな状況でもどこかで楽しめちゃう。休みがいっぱいあるよりは、お仕事がいっぱい入っている方が楽しいです。それはきっと毎日がとても新鮮に感じるから。今はいろんな人に出会えて刺激をもらえる、それがすごく楽しいです」
―――変化を恐れず、真摯に仕事に向き合う西野七瀬。近い将来「上手くできることなんて全然なくて…」なんて言えなくなりそうだ。
西野七瀬インタビューこぼれ話
<こぼれ話1/まだ“アイドル”だなって瞬間はある?>「どうなんだろう、乃木坂46にいるときは、隣のメンバーにもたれかかったり、腕を組んだりするのがすごく好きだったんです。今も女性の共演者の方やスタッフさんにやっちゃうことがあるので、そういうときはまだそうなのかなって(笑)。でもきっとそれは性格で、アイドルとかあまり関係ないですかね(笑)」
<こぼれ話2/褒められて伸びるタイプ?叱られて伸びるタイプ?>
「叱られて伸びるタイプだと思います。くそー!って思った方が悔しい、頑張るってなるので。でも褒められたい気持ちもすごいあります(笑)」
(modelpress編集部)
西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール
1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格して芸能界に入る。7回センターを飾るなど、中心メンバーとして活躍し、2018年12月にグループを卒業。現在は主に女優として活動し、出演作品はドラマ「あなたの番です」(2019)、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020)、ドラマ「ホットママ」(2021)、ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(2021)など。待機作に映画「鳩の撃退法」(8月27日公開)がある。映画「孤狼の血 LEVEL2」
第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした前作「孤狼の血」(2018年)の続編。広島の裏社会をおさめていた伝説の刑事・大上(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)を主人公とした、原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーとなる。
【Not Sponsored 記事】