乃木坂46山崎怜奈、“前例ない”新たな挑戦に感じる怖さ「包み隠さず100%で書いている」大切にしている信念とは?
2月10日に初の書籍『歴史のじかん』を刊行する乃木坂46の山崎怜奈(やまざき・れな/23)。歴史やクイズなど、幅広い興味を軸に様々なフィールドで活躍を続ける彼女が、同書に込めた本音とは──“前例のない”新たな挑戦への思いを聞いた。<モデルプレスインタビュー>
山崎怜奈、初書籍「歴史のじかん」
2019年までひかりTV・dTVチャンネルで放送されていた「乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん」を基にした歴史本。全50回の放送から、山崎が選んだ14回を厳選して掲載している。専門家の先生2人と山崎による解説パートと、その内容から山崎が考えたことを綴るコラムパートの2本立て。自らも歴史に詳しい彼女ならではの視点で深掘りされているため、わかりやすいのに奥深い考察が満載。書籍内にはカラーページで “歴史グラビア”も掲載されている。
『歴史のじかん』本体1500円+税
山崎怜奈、初書籍は「不思議な気持ち」
― 初の書籍、おめでとうございます!山崎:ありがとうございます!アイドルが書いた歴史本なので、アイドルコーナーなのか、教養コーナーなのか、コラムも書いているのでエッセイとして扱われるのか…本屋でどこに置いていただけるのかが今1番気になります。
― これまでに前例がないですもんね。ご自身の本を出すという実感は湧いていますか?
山崎:実感はまだ湧いてないです。それに、本を出せることは嬉しいのですが、不思議な気持ちもあるし、「誰が買ってくれるのかな…」とちょっと不安な気持ちもあって…。
でも、1つのものが出来上がっていく段階を見ることができておもしろいなと思いました。あとがきのところに、密に関わってくれた方のお名前を実名で出しているのですが、それ以外にも印刷会社の方、書店員さん、今回本に協力してくださった歴史家の方、専門の先生方…もう挙げ出したらきりがないほど、大勢のお力添えをいただいて完成した本なので、感謝の気持ちでいっぱいです。
― 今回、歴史本を出すにあたって、そういう面も知ることができたのですね。
山崎:はい。それぞれのプロの方がこんなにたくさんこの本に関わってくださって、ありがたいという気持ちとともに、たくさん手をかけてくださっているからこそ、その分返さないといけないものがたくさんあるなと思っています。
山崎怜奈が感じる怖さ…大切にしている信念とは?
― 初めてコラムを執筆してみて、いかがでしたか?山崎:これまでに乃木坂46のなかで、コラムを本にまとめるというのは前例がないので、どういう反応が返ってくるのか、少し怖いです。
― 怖さも感じているのですね。
山崎:怖いです。けっこう包み隠さず100%で書いているので…。
― 歴史に沿ったコラムだけではなく、山崎さん自身のことなども書かれていますもんね。
山崎:“孤独”についてとか書いているので(苦笑い)。アイドルは、キラキラとしたイメージが強いと思うのですが、乃木坂46山崎怜奈とは違った一面がコラムに出ているので、ファンの方が手に取った時にイメージを崩してしまわないかが怖いです。そういう部分も含めて私を好きと言ってくださる方もいるので、本当にありがたいなと思っています。
でも、あとがきにも“2020年の12月末”時点までの私の考え方なので、今後この考え方は変わるかもしれないということは書かせていただきました。歴史も、過去をどう受け止めていくかというのは、その時代に生きている人たちの価値観によって揺らいでいくものだと思っているので、そこは歴史とコラムが通ずるところだなと思っています。
― コラムの部分では、読者に寄り添うような、背中を押すような言葉がたくさん散りばめられているのが印象的で、山崎さんのこれまでの人生が表れているなと感じました。
山崎:私は、自分の名刺があるとするなら、アイドルは名刺に書いてある肩書きの1つで、「東京都江戸川区出身、23歳、独身、乃木坂46所属、山崎怜奈です」だと思っているので、アイドルとしてではなく、“山崎怜奈”個人としての主観で書いていることが表れているのかもしれないです。
私のコラムが、読んだ方全員に共感されるとは全く思っていないのですが、自分と価値観が違ったとしても、そのことを否定したり、傷つける言葉を使ったりしないということを普段から常に意識しているので、自分の価値観と違うなと思っても疎外感を感じないようにしています。
山崎怜奈、“前例ない”新たな挑戦
― コラムのテーマも「怒り」「孤独」「恋愛」など、攻めたものが多いですよね。山崎:コラムを書くことになって、自分でテーマを決めたのですが、一旦あえて何も気にせず、気になったことや思ったことをありのままに書いた結果、リアリティが溢れるものになりました。
― かっこいいです。単純な歴史本ではない形に落とし込んでいますよね。
山崎:昔のことを振り返るなら今とリンクさせないと、どうして勉強しているのかわからないし、何で興味を持てるのかがわからないと思うんです。例えば「応仁の乱」を勉強した時に、「これは王の怒りの話だ」とふわっとした感じでも、何が中心になっているかを感じ取れるとおもしろいなと思ったので、そこをテーマにして、今の世の中と照らし合わせてコラムを書きました。
― 学校の勉強だとよくわからなかった部分も、そのような切り取り方で見ることで興味が湧くきっかけにもなるかもしれないですね。
山崎:そうですね。歴史は、正直知らない場所の、知らない人の話なので、どうしても他人事になってしまうんですよね…。他人事すぎるとつまらなくなってしまって、ただ暗記するだけになってしまうので、そこに今の世の中とリンクさせられれば、少し他人事感が薄れておもしろくなると思います。
歴史が苦手だと思っている方や、学生時代に日本史の成績を伸ばすために勉強したという嫌な記憶がこびりついているから好きじゃないと思っている方にこそ、手に取ってもらえたら本望です!
山崎怜奈の夢を叶える秘訣
― 最後に、山崎さんが今思う、夢を叶える秘訣を教えてください。山崎:やりたいことがある時は、声を大きめにして伝えることが大事だと思います。私の場合学生時代の時、成績がトップだと奨学金がもらえる制度があったので、先生に「奨学金が欲しいから今年の年間トップをとるので勉強を教えてください!」と言って、職員室に通っていました(笑)。
人に伝えることによって、自分にもプレッシャーをかけられて責任も持てます。それに周りも応援してくれるし、言葉にすることはとても大事です。「◯◯が得意です」ではなく、「◯◯が好きです」なら、何を言ってもあまり嫌味がないので、好きなことは堂々と胸を張って好きだと言って良いですし、好きなものがないなら、いろいろなところにアンテナを張り巡らせれば良いと思います。それがきっかけで自分が楽しめる何かが見つかったり、それに紐づく仕事や出会いに結び付いたりする気がします。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
山崎怜奈(やまざき・れな)プロフィール
1997年5月21日生まれ。東京都江戸川区出身。最も好きな歴史上の偉人は、坂本龍馬と渋沢栄一。2013年、乃木坂46・2期生として活動開始。クイズ番組への出演を機に、知識欲の塊になる。2020年、慶應義塾大学卒業。世界遺産検定2級を取得。帯ラジオ番組のパーソナリティ就任に際し、23歳で初の人間ドックを志願。胃が弱い。もっと詳しくみる
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