櫻坂46小林由依、銀幕デビューで北村匠海・小松菜奈・吉沢亮から刺激「夢を追うことが苦しくなってしまった」挫折経験し得たもの<「さくら」インタビュー>
映画「さくら」(11月13日公開)で銀幕デビューを果たす櫻坂46の小林由依(こばやし・ゆい/21)。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮ら豪華なキャストの中でも存在感を放つ彼女が、大きな挑戦を前に感じていたプレッシャーや不安とは──。
小林由依、初映画出演「さくら」
原作は累計60万部を突破する直木賞作家・西加奈子氏の同名小説。登場するのは、サクラと名付けられた1匹の犬と5人の家族とその大切なひとたち。残酷な運命に翻弄されながらも強く生きていく姿をやさしいユーモアを交えて描いた家族の物語だ。矢崎仁司監督のもと、北村、小松、吉沢が長谷川家の兄弟妹を演じる。小林が演じるのは、小松が演じる長谷川家の末っ子・美貴に初めてできた友人の大友カオル役。サバサバとした性格で、友達のいなかった美貴とも親しくなっていく。劇中では方言指導のもと見事な大阪弁を披露し、アクションシーンにも挑戦。自らオーディションで勝ち取った役柄で、大きな存在感を残している。
銀幕デビューで感じた思いや今後について、小林が今考えていることとは。
小林由依、初映画出演での葛藤
― “カオル”は、自分の存在が周りから否定されても変わらずにいるという芯が強いという役柄でしたね。小林:はい。“カオル”を見ていて、芯が通っていて、自分の気持ちを大切に生きているところがすごくかっこいいと思いました。私も自分の気持ちがぶれない、芯のある女性に憧れます。
― 劇中では、人間の弱い部分や繊細な部分が丁寧に描かれているので、役作りや向き合い方が難しい作品だったと思います。演じる上で悩んだことはありましたか?
小林:そうですね。難しい役だなと思って、ずっと悩みながら演じていました…。でも“カオル”自身、人と違っている部分に対して違和感はないし、“カオル”にとっては当たり前のことなんだなと思ったので、私もそこに寄り添いながら演じるように心がけました。
1人で台本を読んでいる時はなかなかしっくりこない部分があったのですが、現場でみなさんの雰囲気を感じながら演じると、そこまで気にしなくて良かった部分なども見えてきたので、最後まで演じきることができたと思います。
― 初めての映画出演でしたが、撮影に入る前にプレッシャーなどは感じましたか?
小林:「私なんかがここにいて良いんだろうか?」とずっと思っていました。でも、お芝居に関してはまだまだ未熟ですし、勉強させていただけるすごく良い機会なので、撮影期間を通してなにか得るものがあれば良いなと思って挑みました。
北村匠海・小松菜奈・吉沢亮ら豪華キャストから刺激
― 現場では小松菜奈さんと一緒のことが多かったと思いますが、どんな風に過ごしていましたか?小林:小松さんが出ている作品をたくさん見ていたので、初めて会った時はオーラがすごくて「あ、本物だ!」という感じでした。私は人見知りだし、初めての映画出演ですごく緊張していたので、なかなか深くはお話しすることができなくて…。でも撮影の合間とかには、少しお話させていただけて嬉しかったです。
― ほかにも北村匠海さん、吉沢亮さんなど錚々たるメンバーが揃っていますよね。
小林:みなさんがお芝居されているのを間近で見て、すごく勉強になりました。直接アドバイスなどを受けたわけではないですが、肌で感じる部分がたくさんあって、刺激を受けました。
― 物語の登場人物が「サクラ」の存在にそれぞれが救われていたように、小林さんにとっても自身が救われた存在や、帰る場所・変わらない大切な場所はありますか?
小林:家族です。やっぱり1番一緒にいて落ち着きますし、私の思っていることを否定せずに肯定してくれる唯一の存在なので、そういう存在がいるということはすごく心強いですし、安心できる場所だなと思います。
小林由依、挫折経験し得たもの
― 先輩グループである乃木坂46さんや櫻坂46さんの中でも、女優としても活躍されている方がたくさんいますが、同じアイドルから女優業へ羽ばたいている方たちを見て、刺激を受けますか?小林:1人でグループから1歩外に出て活躍している姿を見ると、自分ももっといろいろ挑戦したいなと刺激をもらいます。
― 今回映画デビューで大きな作品に関わって、小林さんの中で吸収したことや、女優業に対する気持ちに変化はありましたか?
小林:今回すごく緊張していたのですが、そういう自信の無さは周りにも伝わるんだろうなと感じたので、もっといろいろ勉強をして、自信を持ってお仕事ができるようになれたら良いなと思いました。
女優業に対して、今はいろいろなことに挑戦させていただけて嬉しいという気持ちが大きいですが、グループにいるうちに、“小林由依と言えば◯◯”という名刺代わりになるようなことをお芝居でできたら良いなと思っています。
― 演技面ではまだ自信が持てないですか?
小林:演技に限らず、モデルの仕事など、1人でお仕事をさせていただく時は、やっぱり不安になる時の方が多いです。今回共演した北村匠海さんなどは、音楽もお芝居もやっていらっしゃる方なので、自分ももっと表現の部分を勉強して、グループ活動に還元したいなと思いました。
― 銀幕デビューという1つ夢を叶えた今思う、夢を叶える秘訣を教えてください。
小林:1つひとつのことを大切にして、積み重ねていくことです。私は前まで、夢を追うことが苦しくなってしまったり、叶えられなかったことに対してマイナスになってしまったりしていたのですが、今叶えたいことを全部リスト化してノートに書くことで、その考え方が変わりました。その夢を叶えるたびに1つずつチェックをつけていくのですが、チェックがつくと嬉しさを感じるし、もっと頑張ろうとも思えて、マイナスに思う部分が減ったんです。この小さな積み重ねで、夢にどんどん近づいていくんだろうなと思います。
― チェックがつくたびに、自分を奮い立たせることできそうですね。その中から1つ夢を教えて欲しいです。
小林:個人としては、また映像の作品に携われたら良いなと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
小林由依(こばやし・ゆい)プロフィール
生年月日:1999年10月23日/出身:埼玉県/身長:161cm/星座:てんびん座/血液型:A型2015年に欅坂46第1期生オーディションに合格し、「サイレントマジョリティー」でCDデビューを果たす。その後、2020年10月12日・13日のラストライブをもって欅坂46としての活動に幕を閉じ、新たに「櫻坂46」として活動。アーティスト活動のほか、雑誌「with」の専属モデルとしても活躍。テレビドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」(2016年)、「残酷な観客達」(2017年)、「女子高生の無駄づかい」(2020年)への出演を経て、映画「さくら」で銀幕デビューを果たした。
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