モデルプレスのインタビューに応じた久間田琳加(C)モデルプレス

久間田琳加、結婚願望明かす 10代ラストでドラマ初主演「生まれ変わっても自分になりたい」<「マリーミー!」インタビュー>

2020.10.17 08:00

ドラマ『マリーミー!』(ABCテレビ、毎週日曜よる11時25分~/テレビ朝日、毎週土曜深夜2時30分~ ※ほか地域でも放送・全10話)で主演を務めるモデルの久間田琳加(くまだ・りんか/19)に、モデルプレスがインタビュー。ラスト10代の1年を駆け抜ける中、地上波連ドラ初主演を務めた心境や、夫役の瀬戸利樹との共演秘話、自身の結婚願望などを聞いた。

  

久間田琳加初主演ドラマ「マリーミー!」

本作は、架空の法律「ニート保護法」のもと、強制的に結婚することになった“ニート”の女性とエリート国家公務員が徐々に心開き、家族になっていく模様を描く、ピュアすぎる恋愛ドラマ。久間田が、相手役の瀬戸と“ほわキュン”な世界観を作り上げる。

久間田琳加、瀬戸利樹(提供写真)
ほか喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、高橋ひとみ、神保悟志、水沢林太郎、綱啓永、豊島心桜らが出演。

久間田琳加「好奇心は私と似ている」主人公との共通点

久間田琳加(C)モデルプレス
― 久間田さんが演じる沢本陽茉梨(さわもとひまり)は、ニートで引きこもりだったのに、新しい法律の施行によって、出世だけを目標に生きる国家公務員の秋保心(あきやすしん)と結婚することになり、共同生活を送っていくというキャラクターです。演じてみて、陽茉梨にはどんな魅力があると感じましたか?

久間田:恋愛要素もたくさんある物語なのですが、家族というものを、改めて深く考えさせられる作品だなという風にも感じました。陽茉梨が加わることによって、よりみんながいい空気になるというか、陽茉梨がすごくいい方向にもっていってくれる。それが彼女の魅力なのかなって。陽茉梨ちゃん自体に、癒し力もありますし(笑)。

― 久間田さんと陽茉梨に共通点はありますか?

久間田:好奇心です。見たことないものを見てみたい!という好奇心は、私と似ているのかなと思いました。

― 物語の中で、陽茉梨の好奇心が見えてくるのは、どんなタイミングなのでしょうか?

久間田:第2話くらいから、陽茉梨自身が経験したことのないことを外の世界に出てどんどん経験していくのですが、「私も経験する」ということはすごく好きなので、そこは似ているのかなと思いました。

― ちなみに、いま久間田さんが好奇心を抱いているものは?

久間田:最近、サウナやキャンプが流行っているじゃないですか。スタッフさんで好きな人が多くて、その話をいっぱい聞くんです。私に知識がどんどん付くくらいいっぱい聞くんですけど(笑)、気になりますね。もともとすごく興味があったわけではないのですが、気になってきました。

― スタッフさんと一緒に行くこともあるかもしれませんね。

久間田:皆さん、ソロでやられている人が多くて(笑)。だいぶ独特なのかもしれないのですが、「すごく充実していて楽しい」と言っている方が多くて、気になりますね。

久間田琳加、初共演・瀬戸利樹の印象&エピソード語る

久間田琳加(C)モデルプレス
― 秋保を演じる瀬戸さんとは初共演ですが、お芝居を通して、どんな俳優さんだと思いましたか?

久間田:すごくリードしてくださって、面白かったですし、現場を瀬戸さんが盛り上げてくださって。最初は、陽茉梨と秋保さんみたいに、「どんな人なんだろう?」みたいな距離感がリアルにあったのですが、徐々にお互いに心を開いていって、仲良くなっていきました。

― 仲良くなっていく過程が、お芝居からも感じられた?

久間田:はい。感じられました。

― 「面白い」ということですが、瀬戸さんの面白エピソードをお願いします。

久間田:笑わせようとしているわけではないようなのですが、ふとしたときに言った言葉が「…え?」みたいな(笑)。「そこ、いく?」みたいな感じが、こっちまで思わず笑ってしまいます。

久間田琳加(C)モデルプレス
― そんな瀬戸さんが演じる秋保は、どんな魅力がある男性ですか?

久間田:すごく素敵な人で、具体的に言うと、言葉でちゃんと伝えてくれる。「好き」など、今後そういうセリフがいっぱい出てくるのですが、そういう言葉って、恥ずかしくてなかなか面と向かって言えないと思うんです。だけどそれをちゃんと、目を見て言ってくれるところが、秋保さんの魅力なのかなと思いました。

― “ほわキュンラブストーリー”を掲げている本作ですが、久間田さんが「ほわキュン」したシーンは?

久間田:秋保さんの特徴なのかもしれないのですが、目が合っているときに「目が合っているな」という風に、すごく感じました。普段お話をするとき、携帯を見ながらだったり、ちょっと下を向いてしまったりすることがあると思うのですが、陽茉梨と秋保さんという役に入って会話をすると、目を見てちゃんと会話をしている感があって。そのときに「あ、目が合ってる!」と思ってドキッとしたりしました(笑)。普段、自分があまり目を見れていないんだなということに気づきました。

― モデルはカメラと向き合いますが、女優は共演者と向き合うので、また違いますよね。

久間田:瀬戸さんが演じている秋保さんが、目を見て伝えてくれるんですよね。ご飯を食べるシーンでは「おいしいです!」と目を見て言ってくれるので、「あ…ありがとうございます!」って、こっちが恥ずかしくなっちゃう(笑)。

久間田琳加、初主演作で実感した成長 結婚願望も明かす

久間田琳加(C)モデルプレス
― 2015年より連載開始した人気コミックを実写化した本作で、地上波連ドラ初主演となりました。この作品に出演したこと、主演を務めたことで、どんな成長を実感出来ましたか?

久間田:(女優を)今後も続けていきたいと思える作品で、やっぱり10代の最後に撮った作品ですし、本当に、自分の中で忘れられない作品になるんだろうなと感じています。初主演ですし、それが大きいですね。私にとって、今後の背中を押してくれた作品になりました。

― 久間田さんは現在19歳ですが、将来的な結婚願望は?

久間田:え~(笑)。今まで、本当に漠然としていて。するかしないかも、「考えたことないな」と思っていたんですけど、この作品を通して、「いずれは結婚したい」と思うようになりました。

― 将来の結婚相手に求めるものはありますか?

久間田:そうですね…頼れる人がいいです(笑)。

― どういう面で頼りたいですか?

久間田:書類とか(笑)。結婚するにあたっての書類とか、間違わないように(笑)。「これはこれで、こうするから」みたいな。「え、これどうやってやるんだろうね?わからないね。はは~」というよりは、全部リードしてくれる人がいいですね(笑)。

― 陽茉梨は、おばあちゃんに教わったので、料理などの家事は完璧です。久間田さんは、家事は得意ですか?

久間田:掃除がすごく大好きで、陽茉梨が掃除をするシーンもあるのですが、私も好きです。

久間田琳加(C)モデルプレス
― 掃除好きは昔からですか?

久間田:昔からですね。やりたくなっちゃうタイプです。夜中に始まったら、ずっと、終わるまで終われないという感じのタイプです。

― 料理はどうですか?

久間田:いまは実家なのですが、料理もたまにします。

― よく作るものは?

久間田:生姜焼き(笑)。

― 男性の胃袋をがっちり掴むメニューですね!

久間田:本当ですか(笑)?ならいいんですけど(笑)。

久間田琳加、コロナ期間で感じた思い おうち時間の過ごし方は

久間田琳加(C)モデルプレス
― 新型コロナウィルスの影響は、久間田さんのお仕事の現場にもあったかと思います。自粛期間は、何をして過ごすことが多かったですか?

久間田:「あつまれ どうぶつの森」をずっとやっていました。「どうぶつの森」をやって、「梨泰院クラス」を見て、寝る、という感じでした(笑)。あと、スイーツをたくさん作っていました。スイーツ作りが大好きで、自粛期間中に作ったのは、バナナケーキと、アップルパイと、チーズケーキと、流行ったダルゴナコーヒー(笑)。家族に分けて、チーズケーキがけっこう良くできて、褒めてもらえました。

― コロナ禍や自粛期間中で、生活にどんな変化がありましたか?

久間田:自分自身で気づいたことは…ずっと外にいることが大好きで、お休みがあってもお買い物に行ったりしているタイプだったのですが、自粛期間に入って、家がすごく好きなんだと思って。まったりすることも好きなんだって、自分の新たな一面に気づきました。それが、ちょっと役にも活かせたのかなって。家での生活の時間が長いというところが、リアルに陽茉梨っぽい生活ができたのかなと思います。

久間田琳加(C)モデルプレス
― 美容や健康にも時間をかけることができましたか?

久間田:そうですね。どうしても現場だと、お弁当が増えてしまうこともあったので、食事を見直すことができました。今まではボディクリームなど外側からのケアが多かったのですが、内側のケアも気をつけるようになりましたね。

― お仕事に対する考え方や向き合い方に変化はありましたか?

久間田:この状況下になって、今まで月に何回もカメラの前に立っていたので、一気にそれがなくなってしまったから、正直、久しぶりにカメラの前に立つのは、ちょっと緊張して。それを素直にカメラマンさんに伝えたんです。「ちょっと久しぶり過ぎて、緊張してます」と。そしたら、カメラマンさんも「いや、俺もめっちゃ緊張してる」って(笑)。久しぶりの撮影は、みんなすごくそわそわしちゃって(笑)。コンスタントに入っている撮影だったのですが、久しぶりにやると、楽しさが、より理解できた感じがします。

久間田琳加、10代を振り返る「生まれ変わっても自分になりたい」

久間田琳加(C)モデルプレス
― 久間田さんは、今年がラスト10代ですが、10代の活動を振り返ると、いかがですか?

久間田:本当に色々な経験をさせていただきました。モデルもそうですし、バラエティも、女優業も。なので本当に、今は生まれ変わっても自分になりたいと思っています。

― 2月のバースデーイベントの取材では、ラスト10代でやっておきたいことを聞いたのですが…

久間田:なんて言っていましたっけ(笑)?

― プライベートに関しては、ブラックコーヒーが飲めるようになりたいとおっしゃっていました(笑)。改めて、同じことをお聞きしたいです。

久間田:あ~!やばい(笑)。いつも“飲む飲む詐欺”がすごいので、リアルに達成できることにしよう(笑)。え~、なんだろう。ラスト10代かぁ…あ!得意料理を一個増やす(笑)。今は生姜焼きとハンバーグというお肉系なので、お魚系を増やしたいです。

― 20代で伸ばしていければと思っているのは、どんな部分ですか?

久間田:深いですね(笑)。私、20代なんて考えられないです~(笑)。伸ばしたいこと…でも、やっぱりコミュニケーションかな。

久間田琳加(C)モデルプレス
― 明るく積極的なイメージを持っていました。

久間田:たまに緊張しすぎちゃって、いつもの私を一気に出せないときがあるんです。徐々に徐々に、という感じなので、やっぱり大人なら、最初から出せるくらいになったら、かっこいいなと思います(笑)。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

久間田琳加(くまだ・りんか)プロフィール

久間田琳加(C)モデルプレス
2001年2月23日生まれ。東京都出身。「Seventeen」専属モデル。モデルとして、数々のファッションショーに出演。「Seventeen」専属モデルの傍ら、10月から日本テレビ「ヒルナンデス!」水曜シーズンレギュラーとして出演中。また、文化放送「りんくま*めがへるつ」、NHK Eテレ「ガールズクラフト」などモデルだけでなく、女優・タレントとして活躍の場を広げている。
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