<「青春高校3年C組」アイドル部「好きです」インタビュー>自粛期間乗り越え再始動 個性バラバラな魅力に迫る
2020.08.03 18:00
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2018年4月よりテレビ東京にて放送中の青春ドキュメントバラエティ「青春高校3年C組」(毎週月曜深夜0時12分~)が7月29日、2ndシングル「好きです」をリリース。モデルプレスは表題曲を歌うアイドル部の頓知気さきな(とんちき・さきな/20)、日比野芽奈(ひびの・めいな/19)、持田優奈(もちだ・ゆうな/19)、川谷花音(かわたに・かのん/18)の4人にリモートでインタビューを実施し、楽曲や番組の魅力について語ってもらった。
「青春高校3年C組」が2ndシングル「好きです」リリース
同番組は、秋元康氏と「ゴッドタン」などの佐久間宣行プロデューサーが手掛け、漫画やドラマの中でしか見たことのない、誰もがなんとなく想像する「理想のクラス」である3年C組の成長を描く青春バラエティ番組。2020年1月にシングル「君のことをまだ何にも知らない」でメジャーデビューし、4月からは番組の放送枠を月曜深夜に移し、放送地域も拡大。ドラマ「あなた犯人じゃありません」 (放送未定)の制作も決定するなど、これまで以上に幅を広げて活動している。
モデルプレスでは「好きです」リリースを記念し、アイドル部4ショット編、1人ずつにフィーチャーしたソロ編、さらに佐久間プロデューサー編の6つのインタビューで特集する。
「青春高校3年C組」自粛期間が重なったリリース
― まず2ndシングルリリースおめでとうございます。今の心境をお聞かせ下さい。日比野:自粛期間を経て出せるということが本当に嬉しかったです。特に私はドラマで主演に選んでもらった後に毎日ワークショップだったり撮影が始まったりして充実した日々を過ごしていた中で、緊急事態宣言が出て急にパタリとなくなったので、どこにこの気持ちを持っていけば良いのか…という感じになってしまったんです。やりたいのに何もできないというのがすごく悔しかったしモヤモヤしていたのでこの2ndシングルを頂いたときには自粛期間中に再始動できたことが嬉しかったです。
頓痴気:1stのときから曲を出せることがありがたいし、私たちアイドル部は4つ部活がある中の1つのグループなので、そこでまた表題を頂けたということが、大人たちが1stを見て「またチャンスを与えたい」と思ってくれたんだ、と思って嬉しかったです。そろそろ発売という時期にちょうどコロナの時期が重なってしまって「このまま停滞しちゃうのかな」と心配になったんですけど、その中で大人たちがすごい努力を重ねてリモートでやれるように工夫してくれたり、スケジュールを組んでくれて完成したものなので、この時期に2ndを出そうと思えるような人たちになれたことが戸惑いもあったけどすごく嬉しかったです。
川谷:めっちゃ嬉しいです!コロナの状況で皆に会えなくてどうなるか本当に分からなかったんですけど、こうやって大人たちが動いてくれて「好きです」のMVはドッキリでメンバーを集めてくれたんですよ(笑)。私たちのありのままの表情が映っているので、是非観て欲しいです。だからこそ前回よりももっと良い結果を残せたらと思うので、頑張ります。
持田:MVは一生残るものだしそれをお家で撮るって聞いて不安な気持ちもあって、リモートだけでどういうMVになるんだろうと思っていたら、サプライズで皆と会うことができて、マネージャーさんスタッフさん佐久間さんとか皆が考えてくれて自分たちのために本気でしてくれたことが伝わってきて1stのときもなんですけど2ndはより、こういう状況だからこそ頑張ろうという気持ちになっています。
「青春高校3年C組」ドッキリの手法でMVを撮影
MVは、クラスメイトに会えなくなる夏休み前のもどかしい思いがコロナ禍の現状と重なるように描かれた切ない青春ソングに。監督を務めた佐久間プロデューサーを中心に、緊急事態宣言明けのロケ撮影で、バラエティの手法を活用したサプライズを企画。
アイドル部13人は当日までロケ地を知らされず、最寄駅から1人ずつスタッフが現場まで連れてくるという徹底ぶりで個別の撮影が進み、1人きりで寂しく撮影を行っていると、そこに別のメンバーが現れるというもの。ドッキリの洗礼を受けた13人は最後に全員で中庭に合流し、ラストのダンスシーン撮影に挑んだ。
― MVの撮影は本当に会う瞬間まで気づかなかった?
日比野:本当に知らされていなかったですし、皆仲良いから「今日どこ?何時?」とか連絡取り合っちゃうことがないように、スタッフさんが全員について、厳重に各々別の場所で撮ると思わされていました。
― ドッキリが明かされてスタッフさんの計らいだと知ったときは、どんな気持ちでしたか?
川谷:「マジで優しい大人たち~」って思いました(笑)。
日比野:ね!本当に会えないという状況を活かすという考えが、バラエティ作ってるだけじゃないなと思いました。
川谷:天才。
― それぞれ特に仲が良い2人ずつで会ってから、最後に全員集合しましたが、現場の雰囲気はどんな感じだったのでしょうか?
持田:「皆いる!」みたいな。走った先に皆がいてドラマの撮影ぶりですごく久々だったから嬉しさがすごかったです。「久々だ~!痩せたね!」みたいな(笑)。
「青春高校3年C組」全員のダンスシーンは当日いきなり撮影
― 自粛期間中に各々トレーニングした上で、実際に合わせるのは大変だったのでは?日比野:初めて先生がいる状態ではなく、レクチャー動画を観て家で練習するという方法だったので結構不安だったし、周りがどこまで踊れるようになっているかとかも分からなくて焦りました。他のメンバーがここまで踊れるならもっと頑張らなきゃとか、周りが見えないからこそ怖かったです。
― 中庭での練習時間は撮影までどれくらいあったんですか?
持田:位置を決めるのに30分とか。
日比野:練習は全然できなかったんです。
頓知気:まずあそこが別にレッスンスタジオとかでもなく鏡もなくて。全員が入るには室内だと今はちょっと厳しいということもあって中庭でやったんですけど、皆化粧しているのに日差しがすごかったんですよ(笑)。タイムスケジュール的にもコンディション的にも長時間は無理で、30分から1時間弱くらいで位置決めと振り入れをパパっとやって撮った感じです。
― すごい貴重な内容になっているんですね。完成したMVを観ていかがでしたか?
持田:こうなるんだ!という感じでした。
頓知気:各々2人ずつ会っていたので、自分と相手の対面シーンしか知らなくてあとの5通りはどんな感じか分からなかったので、外野みたいな感じになっちゃうんですけど、初めて皆が2人ずつ出会っているところを観て感動しました。
持田:お家で14種類くらい素材を撮ったんですけど、それがどういう順番でどう組み合わせていくのか全く分からない状態だったので、バラバラで撮ったものが合わさったらこうなるんだ、すごいなと思いました。
日比野:皆の頑張りが分かってそれも嬉しかったです。
「青春高校3年C組」アイドル部、経験も個性もバラバラ
― 普段のパフォーマンスの練習は誰が中心になってしているんですか?日比野:パフォーマンス面だったら前川歌音かな?前川が先生の動画をしっかり観て、そこからメンバーに教えることは多いです。
頓痴気:あとはみゆぴ(黒木美佑)とか。
持田:凜ちゃん(兼行凜)とかも。
頓痴気:できる子と苦手な子が半々くらいなんです。
― 経験値が全然違うんですね。
日比野:全員が全員「アイドルやりたい」と入ってきたわけではないので、やっぱり歌が苦手な子もいればダンスが苦手な子もいるし、両方めちゃくちゃ上手い子もいたり、バランスはバラバラですね。
― 普段はLINEグループとかで連絡を取り合っているんですか?
川谷:そうです。
持田:今「ヒット祈願行こうよ」みたいな話題になっています(笑)。
「青春高校3年C組」4月から深夜に移動、意識して変えたことは?
― 深夜帯に移動して3ヶ月ほど経ちましたが、ファン層が広がったのは実感されていますか?頓痴気:そうですね。SNSでもハッシュタグをつけて呟いている方たちが前までは青春高校をアイコンにしているファンの方ばかりだったんですけど、最近は違うグループだったり関係ない普通のアイコンの方が増えていて、外に広がっているなと感じます。
持田:放送中にハッシュタグがトレンド入りしてたり、私が出ている「電脳トークTV」とかも毎週トレンド入りしてたり、4月以降になってからすごく増えたなと思います。
― 内容も変わったと思いますが、自分が意識して変えていることはありますか?
日比野:ほとんどリモートの期間なんですけど、さっきもお話したように私は気持ちをどこにぶつければ良いのか、という心境だったので、バラエティ色が強くなったからこそちゃんとスタッフさんに「面白い」と思ってもらえるようなアンケートを提出したいと思うようになりました。夕方の頃は毎日放送があったから、アンケートを丁寧に出せないこともあったのに対して、今は「念入りに考えよう」とか「絶対選ばれるには何が必要かな」とか考えてそのおかげで自分のキャラをちゃんと見いだせるようになった気がします。今までは結構迷走していたんですけど「あざとい」とか「ぶりっ子」キャラの魅せ方を自分で分かってきて、提出期限とか収録日までに毎日毎日ご飯食べながら「コスプレ何やろうかな」とか考えたりするくらい、重点的に考えることが増えました。
― 考案されたキャラクターの“桃山あすか”がすごく人気ですが、どういうきっかけで誕生したんですか?
日比野:1回目のリモート収録が、「ヒーローのコスプレを家にあるものでしよう」みたいな企画だったんですけど、ヒーローと言われたときに私が最初に浮かんだのがプリキュアで、あの制服が家にあったので、「ピンクっぽいプリキュアにしよう、ピンクっぽいのはぶりっ子だな」とか見た目からキャラ付けして、プリキュアにいそうな名前を付けました。アイドルという設定もやっていく内に段々固まってきました。
― すごい人気ですよね。
日比野:今YouTubeで冠企画争奪プレゼン配信バトルというのをやっていて私と桃山の動画が両方あるんですけど再生回数が桃山の方が高いです(笑)。
― 本物より(笑)。偶然の産物ですごいですね。他の方は深夜になってから意識していることはありますか?
頓痴気:深夜放送は最初の2回を除いて全部リモートなので深夜というよりかはリモートでなんですけど、集中力を絶やさないようにしています。夕方帯は収録自体が長くなかったのに対して深夜は1時間の枠をもらっているので、まず1本の収録が長かったり1日に2本録りしたり、ミニコーナーとか含めると割と終日収録しているみたいなこともあるんです。そういうのも初めてだし、しかも家で小さい画面をずっと覗き込みながら1人でやるというのは結構大変だと思うので、そこで集中力を絶やさないで真剣に番組に参加することを心がけています。やっぱり皆が周りにいないとどうしても緊張感がなくなってしまうので緊張感を集中力で補っています。
持田:私はMCの方と喋るときに、会話のテンポとか間を作らないようにとかそういう基本的なことを今までは何も意識せずにやっていたんですけど、リモートになってからちゃんと意識するようになりました。
― “如月すずめ”(持田が考案した”桃山あすか”に対抗するキャラクター)はどうですか?
持田:ちょっとモチベーションが下がった時期があったんですけど、ディレクターさんたちと話して「また頑張ろう」という気持ちに今なっているところです(笑)。
― 川谷さんはいかがですか?
川谷:最近は学校で収録に出れていないんですけど、深夜枠になって自分に嘘をつかずに素の自分のままでいいや、と自分を出せるようになりました。理由はよく分からないんですけど、多分おばあちゃんが観られるようになったからなんですよ。あとは父ちゃんも今名古屋に転勤中なんですけど地上波で観られるようになって、「楽しんで観てる」とかおばあちゃんから連絡が来ると「すごい嬉しい!頑張らなきゃ!」という気持ちになります。番組に出始めの頃は生放送だったので失敗が許されない分、言いたいことがあるのに言えないことがあって、「ここで言ったらどう思われちゃうんだろう?空気がおかしくなっちゃったらどうしよう?」とか気にしていたんですけど、収録にもなったし家族が観ているので最近は前よりも思ったことを言えるようになりました。ありのままの性格をテレビで出せるのがすごく楽だし、イェイって感じです(笑)。
「青春高校3年C組」アイドル部、ソロインタビューも配信予定!
今後公開予定の1人ずつにフィーチャーしたソロ編では、アイドル部のこれまでの活動で一番大変だったこと、自分が一番成長した部分、他の生徒についてなど様々な角度から質問。自分以外の3人に魅力を語り合ってもらう質問ではアイドル部の深い絆を感じることができた。(modelpress編集部)頓知気さきな(とんちき・さきな)
2000年3月6日生まれ、大阪府出身の20歳。“少年院出身アイドル”として知られる元ZOC戦慄かなのの実妹で、姉妹ユニットfemme fataleのメンバー。アイドル部のユニット・ハイスクールベイビーとしても活動し、姉とともにバラエティ番組に出演したことも。さらに「ミスiD2019」の受賞者でもある。また、フジテレビ系バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」に出演した際には「あの美少女は誰?」「可愛すぎる」とネット上で話題に。大きな丸い瞳、癒やし系の笑顔を武器にグラビアで表紙を飾るなど多岐に渡り活躍の幅を広げている。
日比野芽奈(ひびの・めいな)
2001年6月27日生まれ、神奈川県出身の19歳。過去にはりぼんガールやモデル・アイドルとして活動し、番組オーディションの際、審査員が口を揃えて「可愛い」と絶賛した3年C組のマドンナ的存在。番組では学級委員長としてクラスを引っ張っており、漫才部も兼部。アイドル部のユニット・Blue Springのリーダーを務めている。さらに「あなた犯人じゃありません」にて主演に抜擢。女優としての飛躍にも注目が集まっている。
持田優奈(もちだ・ゆうな)
2001年3月16日生まれ、神奈川県出身の19歳。アイドル部のユニット・Blue Springのメンバーで「サンダルガール」「青春のスピード」でセンターを務める。番組では、数々の激辛グルメを淡々と平らげ、激辛クイーンの称号も。女優のような端正なビジュアルやスタイルの良さで人気を博し、昨年行われた「GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」にてランウェイに出演するなど、今後のモデル業の活躍にも期待がかかる。
川谷花音(かわたに・かのん)
2002年3月23日生まれ、東京都出身の18歳。アイドル部のユニット・ハイスクールベイビーのメンバー。モデルのNikiらを輩出したオーディションプロジェクト「東京ガールズオーディション」(TGA)では2017年・2018年と2年連続でセミファイナリストに残った経験もある実力者。番組内では数少ないギャルアイドルとして存在感を発揮している。
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