結城モエ(C)モデルプレス

「ギルティ」結城モエ、篠山紀信撮影で「180度変わった」進化遂げ“悪女”再び<モデルプレスインタビュー>

2020.07.02 18:30

読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(毎週木曜よる11時59分~)に出演する女優の結城モエ(ゆうき・もえ/26)がモデルプレスのインタビューに応じ、デビューのきっかけや写真集を経て臨む今作への思いを語った。

  

“慶應卒”の美女・結城モエとは

結城モエ(C)モデルプレス
結城は慶應義塾大学を卒業後、本格的に活動をスタートさせ、ドラマ「脳にスマホが埋められた!」(読売テレビ・日本テレビ)で女優デビュー。その後ドラマ「探偵が早すぎる」(読売テレビ・日本テレビ)、「僕だけが17歳の世界で」(AEBMA)、「越境捜査」(テレビ東京)に出演した。

結城モエ、新川優愛/ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」より(C)読売テレビ
「ギルティ~この恋は罪ですか?~」には、身近な人々からの裏切りで幸せを奪われるヒロイン・荻野爽(新川優愛)の後輩・中村結役で出演中。今回のインタビューではデビューしてからの活動、女優としての進化について明かした。

結城モエ「大学の門に人が…」ミスコン時代のエピソード明かす

結城モエ(C)モデルプレス
― デビューのきっかけから教えてください。

結城:大学2年生の時に慶應のミスコンに出させて頂いて、そこで事務所の方が声をかけてくださいました。在学中に自分の進む道を悩むこともありましたが、卒業するタイミングで本格的に女優のお仕事をしようと決意しました。

― スカウトを受けた時はまだ進路を決めていなかった?

結城:やりたいという思いはあったので、プロフィール欄の将来の夢も女優って全部書いていたんですけど、いろんな不安や悩むことも多くて踏み切るのに時間がかかりました。

― 女優のほかにどのような選択肢を考えていましたか?

結城:そう言われるとなくて、結局女優になりたい気持ちが一番でした。そうじゃなかったら皆と同じように就職していたと思いますが、真剣に進路を考えた時に女優以外にやりたいことは見つかりませんでした。

― 単刀直入にミス慶應ファイナリストということで、大学でかなりモテたんじゃないですかと思います…。

結城:どうだったかなあ…(笑)。ミスコンに出ていた時は大学の門に知らない人が待っていて、「ミスコン出てますよね?」とか「写真を撮ってください」と声をかけられることや、誰かが勝手に連絡先を教えて見知らぬ学生からいきなり連絡がくるということもありました(笑)。

結城モエ「現場に行く前も不安で寝れない」

結城モエ(C)モデルプレス
― ではデビューからどのような活動に力を入れてきましたか?

結城:女優のお仕事をメインにしていますが、1度だけ「GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER」でファッションショーに出させて頂きました。今後もそういったイベントに出たいと思っていますし、引き続き女優としてお芝居の幅は広げていきたいです。

― 女優業では「探偵が早すぎる」の“悪女”役が印象的でした。

結城:当時の現場は今より何倍も緊張していました。デビュー作は新入社員の役でセリフが多くなかったので、2作目の「探偵が早すぎる」はインパクトのある役で「私にできるかな」と思い、ずっとドキドキで現場に行く前も不安で寝れないくらいでした。

― 相当なプレッシャーだったんですね。

結城:寝不足で行って撮影していましたが、アドレナリンが出て眠たいということを忘れるくらいでした(笑)。深く役と向き合わないといけないけど、その余裕も半分くらいしかなくて、現場に慣れることに必死でした(笑)。でも、家族役の方たちの雰囲気がすごく良くて優しくしてくれて、行けば行くほど楽しくなりました。

― 特に印象的だった共演者は?

結城:片平なぎささんがとても優しい方でした。背丈が同じくらいで若い頃の体型に似てるからと、ずっと大事に取っている洋服を大きな袋2つくらいに入れてくださいました。本当の娘みたいに大事にしてくれましたね。

結城モエ、撮影前に葛藤「そこまでしなきゃいけないのかなって」

結城モエ(C)モデルプレス
― その後、2019年には篠山紀信氏による大胆な撮影に挑戦されました。かなりの決断が必要だったと思いますが、そこに至る経緯を聞かせてください。

結城:撮影前に篠山先生のオフィスに何回も通わせてもらいましたが、最初は直接「絶対やらないです」って言ってました(笑)。そんなに断る人も今までいなかったみたいで、先生から「絶対に良いものを作れると確信があるのに、なぜ君はその選択肢を取らないんだ?」と言われましたけど、私も反論してすごい言い合いになりました(笑)。

― それもすごい経験ですね…(笑)。話し合いの時点では、どういう部分に迷いがありましたか?

結城:やっぱり恐怖心があり、今の自分に必要なのかとかそこまでしなきゃいけないのかっていうことを考えました。初対面の先生に対しても疑問があって、その思いを抱えたまま撮影するのは違うと思ったので「先生はなんでそれを撮りたいんですか?」という部分をとことん聞きました。先生は丁寧にすべて答えてくれましたね。

結城モエ「向き合い方が180度変わりました」

結城モエ(C)モデルプレス
― そこでご自身の思いが変化した決め手を教えてください。

結城:森星さん、水原希子さん、ローラさんのように世界で活躍されている方のスタイリングをする「Numero TOKYO」のスタイリスト、アートディレクター、ヘアメイクの方々との出会いが大きかったです。撮影しないまま今後女優として生きていくのはだめなんじゃないかと感じて、とにかく1回無心になって現場に行きました。

― 錚々たるスタッフ陣の中、実際に撮影されてみていかがでしたか?

結城:皆さんの熱量がすごくて、撮影が「怖い」とか「恥ずかしいな」と悩む自分は、プロの人たちから見たら問題外だなと感じました。最後は私も綺麗かそうではないかみたいな次元ではなく、作品として良いものを作りたいと思うようになりました。10年、20年後に振り返った時にこの瞬間にしか作り出せなかったものを残していく大切さを学ばせてもらい、女優としても貴重な経験でした。

― 撮影を経て、女優業に活きている部分を聞かせてください。

結城:物事への向き合い方が180度変わりました。撮影へ行くまでに演じる役や撮られたい写真をどうしたいか100%イメージして準備することの重要性です。そのうえで当日は準備したことを1度忘れて、人や空間を大事にして、そこにしか生まれないことを大切にするようになりました。

結城モエ、美の秘訣を紹介

結城モエ(C)モデルプレス
― 普段のスタイルキープ法や美容法を教えてください。

結城:週2、3回ジムに行って脚が太くならないようにお尻と内ももの筋肉を鍛え、上半身は背中と肩を中心にトレーニングします。美容はお水をよく飲み、お風呂上がりにスチーマーを当てていますね。でもトレーナーさんに食事が9割と言われるので、朝は王林やいちご、キウイなど食物繊維が多い果物を食べますね。あと味噌が身体に良いらしいので、夜はお味噌汁を必ず飲むようにして、抗酸化作用が強い食品やDHAが多い魚を食べて、栄養が偏らないようにしています。

結城モエ、続く“悪女”役に本音「そういうふうに見られがち」

結城モエ(右)/ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」より(C)読売テレビ
― 「ギルティ~この恋は罪ですか?~」では表裏の二面性がある役柄ですが、演じてみた印象は?

結城:爽さんは憧れの大好きな先輩だったけど、結は自分の恋が上手くいかず余裕がなくなると、段々と嫉妬心を抱いていきます。でも今回は皆裏切り者で(笑)、著しく人間味が欠けている人もいるので、結ちゃんの役が一番人間らしくて「これ現実にいるんじゃない?」と思う部分がありますね。「探偵が早すぎる」とジャンルは違うけど、意地悪をするという意味では共通しています。女の子の悪い部分が出ちゃう小悪魔的な役が続いているので、今後もそういうお仕事が多いのかなって…私はそういうふうに見られがちなんです(苦笑)。

― では今後の目標を聞かせてください。

結城:小さい頃から時代劇や、大河ドラマなどの歴史的な作品に出演することが目標の1つだったので、歴史を生き抜いた力強い女性を演じられるような女優さんになりたいです。

結城モエの夢を叶える秘訣

結城モエ(C)モデルプレス
― 最後に目標を追いかける読者に向けて、ご自身の夢を叶える秘訣を教えてください。

結城:周りの人を大事にすることです。自分が夢を追いかけるうえで、絶対に葛藤したり悩んだりする辛い時があると思いますが、そこで支えになってくれるのが家族とか友だちだと思います。そういう存在が1人いてくれるだけで「そうだ、私なら大丈夫だよな」と思い直せて、また頑張れると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

結城モエ(ゆうき・もえ)プロフィール

生年月日:1994年5月18日
出身地:福岡県
慎重:165cm
特技:ピアノ(作曲・絶対音感あり)
趣味:ランニング

慶應義塾大学法学部法律学科卒で「慶應義塾大学ミスコン2014」ファイナリストに選ばれたことをきっかけに芸能界入り。2017年7月期放送のドラマ『脳にスマホが埋められた!』(読売テレビ・日本テレビ系)蟹江小夜役で女優デビューを果たした。今年は、BS時代劇『明治開化 新十郎探偵帖』に出演を控える。ドラマ出演を重ねる一方、ファッションショー、バラエティ番組などでも活躍している。
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