モデルプレスのインタビューに応じた水嶋ヒロ(C)モデルプレス

水嶋ヒロ、育児をブログで公開する理由&家族最優先の私生活を明かす<「BLOG of the year 2019」インタビュー>

2020.02.06 07:00

「BLOG of the year 2019」優秀賞を受賞した俳優・起業家として活躍する水嶋ヒロ(35)がモデルプレスのインタビューに応じた。

  

水嶋ヒロ「BLOG of the year 2019」芸能人・有名人ブログ部門を受賞

「BLOG of the year 2019」とは、著名人から一般の方まで、「Ameba」の中で2019年の1年間で最も注目されたブログを表彰するもので、水嶋は芸能人・有名人ブログ部門で優秀賞を受賞。

水嶋のブログには俳優や起業家としての活動だけでなく、2児の父親として奮闘する日々を水嶋らしい感性でつづり、注目を集めていることから受賞に至った。

モデルプレスのインタビューでは、「将来の娘たちへの手紙」としているブログや、「家族が優先」と語る育児などの私生活について、語ってもらった。

水嶋ヒロ、ブログは「将来の娘たちへの手紙、家族の大切な記録」

2019年1月17日投稿の水嶋ヒロブログより(提供写真)
― 「BLOG of the year 2019」優秀賞受賞おめでとうございます!

水嶋:ありがとうございます!まさか選ばれるとは。僕はアメブロさんの特性を活かせていない方だと思っているので、正直意外でした。アメブロをTwitterのように短文と写真だけで1日に何回も、しかも毎日投稿する人も多いじゃないですか。そうすると当然閲覧回数も増えますが、僕はそこを取りにいくことを重視していないちょっと違う形なので、もしも量より質でというところで選んでいただけたなら嬉しいですね。

― 2人の娘さんの記事は大反響を呼んでいると思います。

水嶋:(メディアで)ニュースにしてもらえたり、結構(反響が)ありましたね。アメブロに移る前までは自社サイトでブログを運営していたので、その頃と比べたら違う大きさの反響をいただけてます。

― ブログを投稿するとき、気をつけていることはありますか?

水嶋:僕がブログをやる理由は、将来の娘たちへの手紙、家族にとっての大切な記録という意味合いが強い。娘がもっと育っていろいろとわかるようになった時、私はパパやママにどんな風に育てられたのか、パパはどんな考え方や人生観を持つ人なのか、などを感じとれるような記録って子供には貴重になるタイミングがいつか来ると思うんです。きっとその時に喜んでくれるんじゃないかと願いながら書いているので、そこからはブレないよう書くようにしています。

― 娘さんのためにブログを始めたということなのでしょうか?

水嶋:記録していく意味で言うとそこが一番強いですが、それだけだとわざわざ公開しなくてもいいじゃんって一部では思われるかもしれません。ただ、僕は家族を優先することが生き方の最優先事項なので、じゃあ家族を優先しつつ仕事もするにはどうしたらいいんだろうって考えるわけです。そうすると、自分らしさとか自分の大事にしているコトを発信していくことで、自分のライフスタイルの延長線上に仕事を創る際に筋が通る。いわゆるブランディングにも繋がりますし、私はこうゆう人間だよということを仕事相手にも理解してもらえる。そんなブログを続けているからこそ、僕が興味を持てる仕事のオファーをいただけたりするので、ブログを公開していくことで、自分が望む形で仕事ができる機会が増えているんだと思います。

― 例えばどんな仕事がブログとの繋がりがありましたか?

水嶋:例えば、僕が代表を務める株式会社Be YouthfulがJUDROPというライフスタイルブランドを運営していて、そこから全身シャンプー(商品名:JUICY SHAMPOO)を発売しているのですが、家族のためにというところが商品を創造する源泉となっていたり、実際に育児にフルコミットしてきたからこそ気づけたシャンプーに対する疑問や問題解決意識から誕生したのが先に述べたシャンプーです。こうしたプロジェクトを発表するにあたり、今まで書いた家族にまつわるブログの積み重ねがないと、全く説得力が無くて情報を得た人たちには唐突に感じてしまいますよね。自分のライフスタイルや、大切にしていることを発信することも、自分のやりたいことに繋げる上では大事なことだと思います。

水嶋ヒロ、“イクメン”と呼ばれることへの本音

― ブログでは水嶋さんの“イクメン”ぶりが注目されていますが、ご自身ではどう受け止めていますか?

水嶋:きっと褒め言葉として言っていただけているんだと思うんですけど…親として責任を持って育児をすることは当たり前で、お父さんが子育てに参加することで称賛されるのには違和感がある。だったらお母さんはどうなの?って話で。母親は育児をするのが当たり前だから称賛されない状況なら、それはかなり微妙。僕はただただ当たり前の責任として、子供を世話して、心から愛して、必要な時は正しく導いてあげる。ただそれだけ。世のお母さん達が当たり前にやっていることを、積極的にやっているだけです。

― 読者からのコメントなどを気にしたりすることもありますか?

水嶋:嫌なコメントは嫌だし、共感や僕の人生観を良しとしてもらえた上でもらえるコメントは嬉しい。ただ、閲覧回数やいいねの数は気にしない。本当に目的が娘たちへの手紙、あとは僕たち夫婦にとって娘たちの成長や思い出を思い出すための記録なので、見返せるものがあるのは嬉しい。だからこそ、もし今後書いていく内容に反響がなくなったとしても続けていくつもりです。

水嶋ヒロ、子育ては「何があっても最後に笑顔が勝つ」

2019年2月21日投稿の水嶋ヒロブログより(提供写真)
― 子育てはいかがですか?

水嶋:当然子育てをしていると、山あり谷ありいろんなことがあります。ただ、笑顔にさせてくれることの方が圧倒的に多いので、子育て以上に、家族以上に大事なことってないんじゃないのかなって思う。どんな時でも最後に笑顔の回数が勝ちます。

― 本当にずっと娘さんのそばにいるイメージがあるので、どんな私生活を送っているのかなと、謎だらけです(笑)

水嶋:普通ですよ(笑)。1日の流れをザックリ言うと、毎日午後3時頃に仕事を切り上げるので、僕は朝5時前に起きて、家族みんなが起き出す7時までに前日の3時から夜までにきたメールをさばいて、余った時間は進行しているプロジェクトのチェック物や企画する仕事やブログや会社の事務作業をやる。7時からは娘にご飯を食べさせて、登校する準備を手伝ったり、赤ちゃんにミルクをやったりオムツをかえたりして、プリスクールに送りにいきます。大体9時から自分が経営している会社の仕事が始まるのですが、午前中に打ち合わせを多くても3本までで組んで、お昼を食べてから3時ぐらいまでに必要なことをやって、そこからは子供と家族の時間にしています。もちろんこのルーティンじゃない形になるケースもたまにありますが、撮影とかで無い限り、仕事でなにかあったときは全部を家でできる状況を作っているので、家族との時間が完全に削れることは無いです。平日はそんな感じで過ごしています。ただ、今現在は2人目がまだ生まれて3ヶ月の赤ちゃんで大変なので、上記したルーティンでの仕事に関しては半分くらい停止状態。いろいろ安定するまで、要所以外は育休中です。

― 家事の役割分担があるのでしょうか?

水嶋:基本的にはやれる方が目についたことをやる感じなんですけど、洗濯もやるし、掃除もやるし、料理もちょっとずつ習得してきてるので、家事全般手分けしながら、その時々でやっています。

― 素敵な旦那様です!(笑)

水嶋:ありがとうございます(笑)とにかく家族の時間を優先しても、家で何も家事や育児を手伝わずにいたら邪魔な存在でしか無いので。妻が助かる動きは何かなって常に考えています。

― すべてにおいて家族優先ということなんですね。

水嶋:そうですね。僕には家族以上に大事なものはありません。

― そこまで“家族優先”と強く思ったきっかけがあったのでしょうか?

水嶋:小さいころから温かい家庭を築くことが夢でした。僕は小学生のころスイスに住んでいたのですが、文化にも馴染めず、英語も話せず、いろいろと辛い思いをしてきました。そのときよく老夫婦が手を取り合って幸せそうに歩いている姿を見て、僕もこんな素敵なパートナーに巡り会いたいと思ったことがきっかけです。小学1年生の時に心に決めてました。

― ずっとそう思い続けてきたんですね。

水嶋:そうですね。だから自己犠牲をいとわないというか…。自己犠牲って働き盛りの時期ほど選択しづらいと思うんです。僕は夢がそれありきのことだとわかってたからよかったなと思います。

水嶋ヒロ、夢を叶える秘訣を語る

水嶋ヒロ(C)モデルプレス
― 最後に夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

水嶋:僕の場合は壮大な夢ではなかったので、偉そうなことは言えないんですけど、この時代だからこそ自分が誰なのか?っていうのをSNSなどを駆使して表現していけるので、自己プロデュース力を磨けば自ずと自分探しにも繋がっていくと思います。なんかぼやっとしていたり、なにをやりたいのか見えなくても、Who are you?という問いに対して、明確に答えられるようになっておくのがとても大事。それが大小問わず胸を張って言えないと、海外では一切興味を持たれません。なので、そこを追求していくと、その過程でいろんな気づきがあると思います。この時代だからこそ、グローバルにSNSを使ってリサーチすれば、将来なりたい人物像を発見できる可能性も高い。もしかしたら、そんな人たちの真似をするところから始めてもいいのかもしれません。少し見方の角度を変えるだけで、昔より選択肢はいっぱいありますよ。極論、今まであった肩書を目指さなくてもいいと思うんです。例えば、僕は学生の頃本気でサッカーをやっていたんですけど、プロになることしか見えてなかった。でも今は当時ではあり得なかったドリブルデザイナーという仕事を作った人がいるんですよね。YouTubeをうまく使えば、自分の好きなことだけをやって生きていくことができるわけだし。こうやってゼロから職業を作れちゃう時代だからこそ、まだまだいろんな職業を創造できると思うので、先が見えなくて悩んでる人は、先ずそのための自己プロデュース能力を養っていこうとすれば、その過程で新たな形が見えてくるかもしれません。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

水嶋ヒロ(みずしまひろ)プロフィール

二児の父。日本の俳優、起業家、投資家、プロデューサーとして幅広く活動。YouTubeチャンネル「Hiro Mizushima」を開設。世界初の著名人バーチャルヒューマン化プロジェクト“Lewis Hiro Newman”を1sec Inc. と始動させる。
オフィシャルWEBサイト:https://www.hiro-mizushima.com
【Not Sponsored 記事】

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