モデルプレスのインタビューに応じた鈴木伸之&町田啓太(C)モデルプレス

<劇団EXILE鈴木伸之&町田啓太「勇者のために鐘は鳴る」インタビュー>踊る?歌う?初プロデュース舞台でデュエット「あるかも」…今後の野望も明かす

2019.11.29 08:00

2020年上演の舞台「勇者のために鐘は鳴る」に出演する劇団EXILEの鈴木伸之(27)と町田啓太(29)が、モデルプレスのインタビューに応じた。

  

鈴木伸之&町田啓太「勇者のために鐘は鳴る」インタビュー

舞台「勇者のために鐘は鳴る」ビジュアル(提供写真)
「勇者のために鐘は鳴る」は、鈴木・町田をはじめ劇団EXILEの青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、小野塚勇人、SWAY、八木将康、佐藤寛太が総出演し、メンバー自ら原案プロデュースを務める初の舞台。2020年にLDHが開催する6年に一度のエンタテインメントの祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」の一環として上演される。

今回のインタビューでは、台本作りの真っ只中だった鈴木・町田に、劇団EXILEとして新たな挑戦となった今作への思いを聞いた。

鈴木伸之が踊る?町田啓太が歌う?「強みは活かして、弱みはダダ漏れにして」

鈴木伸之、町田啓太(C)モデルプレス
― 「勇者のために鐘は鳴る」は劇団EXILE初プロデュースの舞台ということですが、どのような舞台になりそうですか?

町田:全員が「これが面白いんじゃないか」「こうした方がいいんじゃないか」とか意見を出し、今作りあげている最中です。それぞれ楽しみながら完成に向かっていますし、観てくださった方も楽しめる舞台にしたいと思っています。

鈴木:半年以上前からメンバー会議をさせてもらって、色々なアイディアが次々出てきています。9人分の意見をまとめて脚本家さんが書いてくれているんですが、最初なかなかまとまらなく大変そうでした…(笑)。

町田:やりたいことを形にしていくって難しくて、僕たちの中では共有できても周りに伝えるとなると大変で。

― 最初に皆さんで意見を出し合っていたときから変わらず“これは実現させたい”と思っているプランはありますか?

鈴木:将康さんを飛び道具にしたいと思っています。

― 8月に行われた舞台の制作発表会見でもおっしゃっていましたね。

鈴木:そうですね、あれだけキャラクターが強い人はなかなかいないので。

町田:メンバーが将康さんをプロデュースする企画みたいになってるよね。

鈴木:感性も豊かな方で何でもできるんですよ。お芝居だけじゃなく、歌もそうですし、踊りもできるし。そんな将康さんのすごさをぜひ皆さん観ていただきたいなと思っています。

町田:ほかのメンバーもそれぞれ特技があるので、それを活かした舞台にできればいいなと。将康さんだけじゃなく、青柳さんも伸も歌が歌えるし、SWAYくんはラップができるし、そういう強み活かして、エンタメ要素をたくさん入れて“ごちゃまぜ感”のある舞台にしようってことははじめから話していました。

― 舞台制作発表時の資料には「皆で歌って踊る!?」と書いてありましたが…

鈴木:皆でやりたいですね!

― 町田さんはダンス経験者ですが、これまで歌を披露されたことはありますか?

町田:ドラマで1回だけ歌うシーンがあったんですけど、それは音痴っていう設定で歌ったので、ちゃんと披露したことはないです。

― では、初になるかも?

町田:歌ったら初ですね。

鈴木:見どころになりますよね。

町田:それこそ、それぞれやったことがないことにも挑戦する予定なんです。強みは活かして、弱みはダダ漏れにしてって。

町田啓太(C)モデルプレス
― お2人が挑戦する予定のものは?

鈴木:僕は歌わせてもらうかもしれないし、踊らせてもらうかもしれないし、今考え中です。ただ、踊りは全くやったことがないので、どうなるのか…。

― 鈴木さんの踊っている姿もぜひ観たいです。

鈴木:できない人が一生懸命挑戦している姿から希望を与えられたらとも思っています。そういう意味で言うと、町田くんにもぜひ歌っていただきたい。ピンスポット当てて、バラードを1人で!

― 2人でデュエットとかは?

鈴木:あるかもしれないですね!絡みが多い役になりそうですし、(町田に向かって)やってみたいですね。

町田:歌はサポートしてもらって、ダンスは逆にサポートして、とか補い合いながらできると面白いかなと思います。

― 制作発表の際、皆さん白の衣装で統一されていましたが、それも何か舞台のコンセプトと関係が?

鈴木:僕が案を出させていただいたんですけど、あのときは台本ができていなくてどんな内容になるか分からなかったですし、はじめて9人で舞台に立たせていただいたので、真っ白な気持ちとこれから色をつけていくという思いを込めて、白にしました。でも、照明で顔が飛んで、カメラマンさん泣かせになってしまったかなとあとで反省しまして(笑)。

町田:(笑)。

― 皆さんお似合いでした。

鈴木:皆真っ白でかっこよかったですよね?ただただ、カメラマンさん泣かせになったかもしれないってことだけが心配でしたけど(笑)。

町田:寛太は「俺だけ(顔)黒くないですか?」って言ってたね(笑)。

鈴木:(笑)。

鈴木伸之&町田啓太が語る“劇団EXILE”

― 先程お2人と八木さんについては、強みや挑戦予定のことをお話していただきましたが、ほかのメンバーについてもぜひ教えて下さい。

町田:将康さんは出てくるだけで笑いがとれる人だと思うんですけど、小野塚は器用なタイプなのでツッコみで笑わせてくれると思います。皆を回したりする役にもなると思いますし、そこも注目ポイントです。

鈴木:青柳さんはまた一癖ある役に挑戦する予定です。

― 「jam」(2018年公開の劇団EXILEが総出演した映画)も、かなり癖のある役でしたよね。

鈴木:場末の演歌歌手…(思い出して笑う)。

町田:青柳さんって強烈なキャラクターが似合うんですよね。

― あの役超えがあるかも?

町田:あると思いますよ。

鈴木:あのクールな感じと内側にある闇みたいなものが…(笑)…

町田:(笑って話せなくなった鈴木の代わりに話し出す)顔はクールなんですけど、すごく茶目っ気のある方なので、そのギャップを舞台でも見られるかもしれないです。青柳さんは笑わせにくるんじゃないかなと思っています。

SWAYくんはやっぱりラップ。奇想天外な方なので未知数な部分もあって、その読めなさが楽しみです。

あと、秋山さんはキャリアも長く器用ですし、秋山さんと同じシーンなら何をやっても大丈夫だろうなっていう安定感があります。しっかり基盤を固めてくださると思います。小澤さんはブレイクダンスも活かすと思いますね。

鈴木:小澤さんに関しては、逆に踊らせないっていうのもありですよね。

町田:踊らせないんだ(笑)!歌は?

鈴木:歌わせない。

町田:じゃあ何させるの!?

鈴木:分かんない(笑)。

町田:分かんないの(笑)!?小澤さんはハプニングメーカーなので、何かやらかしてくれるんじゃないかなって期待もありますね。

鈴木:やらかしそうなシーンに挑戦してほしいです。

町田:ジャグリングとか。絶対成功させなきゃいけないみたいな(笑)。

鈴木:そういうの!

町田:プレッシャーがすごいやつね。

鈴木:成功しても失敗しても、どっちに転んでも大丈夫なように演出つけて。

町田:いや、成功する方にしか演出つけない。

一同:(笑)。

― 小澤さんにだけ厳しい…(笑)。

町田:(笑)。絶対成功させないといけないっていう緊張感の中やってもらう。その小澤さんがすごくチャーミングだと思うので。

鈴木:寛太はあのフレッシュなキャラクターで舞台を明るくしてくれるはず。

町田:ついつい応援したくなるようなタイプ。それを活かしつつ、ちょっと憎らしさも出して…とか、そういう役になるんじゃないかなと思います。

「LDH PERFECT YEAR 2020」に向け…劇団EXILEの野望とは?

― 今回の舞台は「LDH PERFECT YEAR 2020」の一環として行われますが、そのほかに“PERFECT YEAR”の中で何か挑戦してみたいことはありますか?

鈴木:武道館とかアリーナで誰もやったことのないような舞台をやってみたいです。普通の舞台だとお芝居の箱でやると思うので、それとは違う新たなエンタテインメントを劇団EXILEとして確立したいです。

町田:劇団EXILEの人数が1000人になったらできそうだね。

鈴木:毎日誰かが公演してるみたいな。

― そういう意味では、この舞台が起爆剤になって次に繋がっていく可能性も。

鈴木:年1、2回のペースで続けていきたいなという思いは全員持っています。今回は“PERFECT YEAR”ということで、(EXILE)HIROさんから提案していただいたことがきっかけになり、劇団EXILEプロデュースの舞台が動き出したんですけど、またできたらいいですね。

町田:そのためにも、まずは何よりこの舞台を成功させたいです。劇団EXILEのことをまだ知らない方が多いと思うので、会議の中でも「もっと頑張らないとね」って皆で話しています。

― そういったお話も。

町田:まあ、ほぼほぼ雑談ですけどね(笑)。

鈴木:3時間会議して、8割関係ない話、2割舞台の話(笑)。

町田:ちゃんと話せば30分くらいで終わるよね(笑)。先輩方もチャーミングな方が多いので、すぐ脱線しちゃうんですよ。秋山さんもしっかりしているように見えるじゃないですか?お笑い好きで結構ね…(笑)。

鈴木:皆で悪ノリ(笑)。

鈴木伸之、町田啓太(C)モデルプレス
― では、最後になりますが、舞台に向けモデルプレス読者にメッセージをお願いします!

町田:「面白かったな」と思ってもらえたり、「明日も頑張ろう」と活力にしてもらえたり、そういう舞台にしていきたいと思っています。エンタテインメント性も盛りだくさんになる予定なので、気軽な気持ちでただただ楽しんでいただきたいです。

鈴木:笑いの絶えない、また劇団EXILEの舞台を観に行きたいと思ってもらえるようなパワフルな舞台になればいいなと思います。モデルプレス読者の皆さんにも楽しんでいただける2時間にしていきたいので、ぜひ劇場にお越しください!

(modelpress編集部)


舞台「勇者のために鐘は鳴る」

東京・ TBS赤坂 ACTシアター(2020年1月24日〜2月2日)、大阪・梅田芸術劇場メインホール(2020年2月13日〜2月16日)にて上演予定。

鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール

1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。2010年、舞台「ろくでなしBLUES」でデビュー。近年の主な出演作は、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年、NHK)、「あなたのことはそれほど」(2017年、TBS系)、「今日から俺は!!」(2018年、日本テレビ系)、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」など。また、現在放送されているTBS系火曜ドラマ「G線上のあなたと私」(毎週火曜よる10時~)に出演中。

町田啓太(まちだ・けいた)プロフィール

1990年7月4日生まれ。2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年12月、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目を浴び、近年の出演作に、大河ドラマ「西郷どん」(NHK、2018年)、ドラマ「中学聖日記」(TBS系、2018年)、「PRINCE OF LEGEND」シリーズ(2018年)など。今後は映画「前田建設ファンタジー営業部」(2020年)などが控える。また、1st写真集「BASIC」が発売中。
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