<THE RAMPAGE川村壱馬&吉野北人「HiGH&LOW THE WORST」インタビュー>LDHメンバーからの反響は?役作り&現場裏も明かす
2019.10.02 08:00
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映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)に出演するTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬と吉野北人が、モデルプレスのインタビューに応じた。
川村壱馬&吉野北人『HiGH&LOW THE WORST』
「HiGH&LOW」シリーズと不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」(原作・高橋ヒロシ※「高」は正式には「はしごだか」)がコラボレーションする今作。川村、吉野や俳優の志尊淳らが新キャストとして加わり、「クローズ」「WORST」の戸亜留市と「HiGH&LOW」のSWORD地区、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を舞台に、鬼邪高校と最強軍団・鳳仙学園の戦いが描かれる。
川村は鬼邪高校・全日制の花岡楓士雄役。同じく全日制に通う高城司役を吉野が演じる。14人の“王子”が胸キュンバトルを繰り広げる2018年『PRINCE OF LEGEND』シリーズで俳優デビューを果たした2人。今作では“王子”から一変、全く違う顔で魅せている。
「HiGH&LOW」への想い、憧れ…
― まずは「HiGH&LOW」への思いや『HiGH&LOW THE WORST』に出演することが決定した際の心境などをお伺いできますか?川村:「HiGH&LOW」は規模感がすごいなと思っていましたし、喧嘩シーンでは泥臭いところもありつつ、ストーリーを飛び越えたエンターテインメント性がある。すごく新しいものとして刺激的ですし、男らしいテイストのものが好きなので憧れがありました。
吉野:男なら誰しもが憧れる作品といいますか、ただ戦うだけじゃなくその理由も男からしたらアツくなれる作品だと思います。自分の中にいつか出たいなという気持ちはあったんですけど、キャラ的に合うかなという思いもあって。今回、高橋先生とのコラボ作品ということで出演させていただき、不思議な気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいでした。
― キャラクター性の高さも本作の見どころですが、お2人が作品の中で好きなキャラクターは?
川村:プライベート込みで、雨宮兄弟(EXILE TAKAHIRO・登坂広臣)です。お二方ともプラベートでも親交がありますし、好きです。
吉野:僕はスモーキー(窪田正孝)ですね。ちょっと儚いのにかっこいいところが、本当に好きで。(窪田の)演技も好きなので、普通にファンです。
― 憧れの世界観の中、実際に役を演じてみていかがでしたか?
川村:キャラクターから学ぶことが多かったなと思います。自分は楓士雄みたいに明るくないですし、周りをここまで惹きつけるような愛されキャラでもないので、自分にないものを持っている楓士雄という人間を演じさせていただいて、仲間を大事にするという部分でも勉強になりましたし、インスピレーションを受けたなと。演じたのは自分ですけど、撮り終わった後に俯瞰で観てそう感じました。
― 苦労した部分は?
川村:普段はあまりはっちゃけることがないので、あのバカさ加減を出すのは…(苦笑)。ただ、楓士雄は大事なことは分かっているというか、人間として芯がありますし、それをちょうどよく出すのも難しかったです。
― 吉野さんはどうでしょうか?
吉野:この規模感とあの大人数での撮影は初めてだったので、すごく良い経験になったなと思います。初めて味わった感覚だったので、その雰囲気は勉強になりました。あと、個人的には役者として見せ方も増えたのかなとも感じています。
苦労した部分でいうと、弱々しく見えないようにっていうことは心掛けていました。顔的に決して怖いタイプではないので、それをいかに消すかということが大変でした。
LDHメンバーからの反響は?川村壱馬、吉野北人の“胸筋”に驚く
― 出演にあたって何かアドバイスを受けたこと、印象的だった言葉などあれば教えて下さい。川村:監督チームから「アクションのときにも感情が乗らないといけない」とアドバイスをいただいたときは、当たり前だけど“そうだよな”と思いました。ただ順番に殴って蹴ってだけではなく、そこには “こいつを絶対にぶっ飛ばしてやる!”って気持ちがあって。元々分かってはいたけど、言われて改めて気がついた部分でもあったので、その言葉をいただいたときに “もっといけるな”と。
吉野:僕は(EXILE)HIROさんから「ゴリゴリにいけ」「身体をバキバキにしていけ」と言われました(笑)。そう言われてから撮影までの1ヶ月くらい毎日ジムに通いました。
― 撮影はいつ頃行われましたか?
川村・吉野:(2018年の)9月から10月です。
― ということは、ホールツアーが終わった直後?
吉野:はい。細くてガリガリなので、一から鍛え直しました。HIROさん的には『HiGH&LOW』の世界観に“合わせて”という意味だと思うんですけど、ご飯もたくさん食べました。
川村:(メンバーの武知)海青とかにも聞いてたもんね。
※武知はLDHの中でもトレーニングに対する熱量がすごく、グループ内の筋肉担当としてもファンの間で有名。
吉野:聞きましたね。ほかにもRIKUさんとか陣さんとか。メンバーと日替わりでジムに通って。
― どの部分を一番鍛えましたか?
吉野:胸と背中を特に。周りから言われたトレーニングをひたすらやっていました。
― 金髪もその役作りのひとつですか?
吉野:役のイメージ的に金髪だなと思ったので、自分で「金髪にします」って提案しました。
― 『PRINCE OF LEGEND』と比べても雰囲気がガラリと変わって、初めて見る吉野さんでした。川村さんは、何かトレーニングなどは?
川村:最低限のトレーニングをしていたという感じです。今ほど痩せてなかったですし、がっちりしていた時期だったので、それプラスで少し。
― 川村さんから見て、吉野さんの身体の変化はどうでした?
川村:すごく頑張っていて、明らかに胸筋がプクッとなっていました。触ってみて、びっくりしました。
吉野:もうあのトレーニングはやれないです(笑)。あんな気合いはもう…(笑)。ドラマ(7月期に放送された日本テレビ系ドラマ「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O」)より先に映画を撮ったので、映画の方が身体が大きいんです。ちょっとむっちり。
川村:確かに。間が空いたっていうのもあって、映画はむっちり見えるかもね。
― 身体作りについてはHIROさんからのアドバイスということでしたが、メンバーやLDH所属の方から反響は?
吉野:メンバーでいうと、(与那嶺)瑠唯さんとか陣さんがセリフを真似してくれます。
― ちなみにどのセリフを?
吉野:映画の予告編にも出てくるシーンで「おいお前ら、死んだぞ」っていう。すごくコアなところを攻めてくる(笑)。それを僕の声に寄せて、目の前で言ってくるんです。これも愛ですよね(笑)?
― 愛ですね(笑)。川村さんは?
川村:メンバーは何人か観てくれて「良かった」って反響をもらいました。先輩だと、(EXILE/EXILE THE SECONDの黒木)啓司さん、(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口)メンディーさんが直接「すごく良かったよ」って真面目な感じでいってくださいました。
― 先程お好きだとおっしゃっていた“雨宮兄弟”からは何かありましたか?
川村:(雨宮兄弟)次男のTAKAHIRO兄さんから。(EXILE/EXILE THE SECONDの)AKIRAさんと一緒にお食事されているときにテレビ電話をもらったんですけど、そのあと「ありがとうございました」ってお礼の連絡をしたら、お2人が肩組みしている写真と「ハイローおめでとう 琥珀/雅貴より」って役名でお返事がきました。その写真はInstagramでも上げられているものなんですけど、嬉しかったです。
川村壱馬&吉野北人「驚くほど息ピッタリ」なアドリブシーン
― 「HiGH&LOW」シリーズといえば、やはりアクションシーンが見どころのひとつかと思いますが、普段同じグループで活動している2人だからこその関係性が活きたシーンなどあれば教えて下さい。川村:台本にないアクションのアドリブは、驚くほど息ピッタリで。アクションのアドリブなんて、ただの喧嘩じゃないですか?環境的に足場も泥だったので滑るくらいぐちゃぐちゃで、倒れながらも蹴って殴ってって、カットがかかるまで続けていたんです。お互い「カットがかかるまでやろう」って思いがあったんだと思うんですけど、阿吽の呼吸というか、当たることもなく息ピッタリ。アドリブがそのまま映像に使われています。
吉野:あれはまさに阿吽の呼吸でしたね。
川村:パッションの部分もそうだし、全部息ピッタリ。
― お2人は全日制の生徒役でしたが、現場でのほかのキャストの方々とのエピソードもお伺いしたいです。
川村:全日メンバーは、皆でしゃがんでヤンキー座りして円になって、なぞなぞをやっていました(笑)。
吉野:皆で一生懸命考えたね(笑)。
川村:基本的に泰志役の佐藤流司さんとか、轟役の前田公輝さんがなぞなぞを出してくれるんです。それを皆で“うーん”ってマジになって考える(笑)。
吉野:最初は泰志さん(佐藤)発信で始まって、そこから広がっていきました。たくさんレパートリーがあるんですよ。
― 全日メンバーだとかなりの人数になりそうですね。誰が強かったですか?
川村:主要メンバー10人くらい集まって。
吉野:強かったのは、公輝さんかな。あと、壱馬も強かった。あっジャム男(福山康平)も!僕は最後の最後まで考えていました(笑)。
― その交流が全日の結束を高めたのかもしれないですね。インタビューは以上になります。ありがとうございました。
川村壱馬&吉野北人の“魂”がスクリーンにも
グループとしては、9月に結成5周年を迎えたTHE RAMPAGE。ホールツアー、アリーナツアーなどを経て、進化を続けてきた2人が、“俳優”という新たなフィールドで挑戦を続ける。インタビューでも語っていたように2人にとって「憧れ」であった「HiGH&LOW」シリーズ。群雄割拠の鬼邪高校・全日制で“頂点(テッペン)”を目指す楓士雄・司の姿に、THE RAMPAGEとしてさらに先を目指す自分たちを重ねた部分もあるのかもしれない。2人の仲間への想い、目標に向かって突き進んでいく決意がスクリーンにも映し出され、その姿が映画をさらにアツくさせる。(modelpress編集部)
映画「HiGH&LOW THE WORST」ストーリー
荒れ果てた街<SWORD地区>の中で通称“漆黒の凶悪高校”と呼ばれる鬼邪高校。そこは定時制と全日制に分かれ、定時制の番長・村山が鬼邪高校の頭を張っていた。そんな鬼邪高校の全日制に転入した花岡楓士雄は、いつか村山にタイマンを挑む為、全日制の天下をとる野望を持っていた。
全日制は、実力的にトップの強さを誇る轟と芝マン、辻の轟一派。二年を仕切った中越と一年を仕切った中岡が率いる中・中一派。
狂った戦い方で成り上がる泰志、清史が率いる泰・清一派。楓士雄とかつて同じ団地に住んでいた司と手下のジャム男が仕切る司一派ら、新世代の覇権を争う一大戦国時代を迎えていた。
一方、SWORD地区からやや離れた街・戸亜留市では、幹部以外全員スキンヘッドの最強軍団、鳳仙学園が勢力を強めていた。
過去最強と謳われる鳳仙は、リーダー・上田佐智雄を筆頭に、小田島、沢村、仁川、志田の四人からなる鳳仙四天王、幹部のサバカンら、最強の布陣を揃えていた。
そんな中、鳳仙の生徒が鬼邪高を名乗る者たちに突然襲撃され、時を同じく鬼邪高の生徒も鳳仙を名乗る者たちに襲われる事件が発生。
仲間が襲撃されたことをきっかけに、両高校は互いに敵対心を抱き、殺気立っていく。
楓士雄を筆頭に個性派揃いだが圧倒的力を持つ鬼邪高校。 佐智雄を筆頭に一枚岩に組織化された鳳仙学園。
夕暮れの河原で両校ぶつかり合う、世紀の頂上決戦が幕を開ける―。
川村壱馬・吉野北人プロフィール
川村壱馬:1997年1月7日(22歳)、大阪府出身。吉野北人:1997年3月6日(22歳)、宮崎県出身。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEは、2014年にEXILEの新メンバーを決めるために行った「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」など3つのオーディションから選ばれたメンバーで構成され、結成から約3年、2017年1月25日にシングル「Lightning」にてメジャーデビュー。
グループとしては今年、1月30日に7thシングル「THROW YA FIST」、7月31日に8thシングル「WELCOME 2 PARADISE」、10月2日に9th「SWAG & PRIDE」、10月30日に2ndアルバム「THE RIOT」をリリース。
2020年に開催するLDHの祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」では、2度目のアリーナツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 “RMPG”」が決定している。
また、個人としては川村・吉野ともに2018年『PRINCE OF LEGEND』シリーズで俳優デビューを果たした。
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