武藤千春・杉枝真結 (C)モデルプレス

杉枝真結&武藤千春「好き」を仕事にする2人の“夢を叶える秘訣”<モデルプレスインタビュー>

2019.08.18 08:00

自分の道を切り拓き、現在様々な場所で活躍中の杉枝真結(すぎえだ・まゆ/23)と武藤千春(むとう・ちはる/24)。2人が17日、「『好き』を仕事にするわたしたちのこれまで、全部見せます!!」をテーマにトークイベントを開催。イベントの合間にインタビューに応じてくれた。

  

「『好き』を仕事にする」杉枝真結&武藤千春に迫る

アパレルブランド「BLIXZY」のプロデューサーや、ラジオパーソナリティとしてマルチに活動する武藤と、モデルやタレント、アスリートフードマイスターとして注目を集めている杉枝。今回、3度目となった「武藤千春×杉枝真結」のトークイベント。1部では武藤、2部では杉枝の人生にフォーカスし、2人と集まったファンが「『好き』を仕事にする」について深く考える時間に。

イベントで渡された2人のこれまでの人生を1冊にまとめたオリジナルブックは、本人たちが自らデザイン、編集、製作。杉枝はこのためにPCを購入するところから始めたのだという。「好き」を仕事に、自分たちの方法で行動していく頼もしい2人に話を聞いた。

イベントの様子/杉枝真結・武藤千春 (C)モデルプレス
-「『好き』を仕事にする私たちのこれまで、全部見せます!!」というテーマでイベントをしようと思ったのはなぜですか?

武藤:これまでもファンの方から「アパレルの仕事を始めるときにどうだった?」「壁にぶちあったときにどうしている?」という質問を多く頂いていたんです。23歳と24歳の私たちですが、同世代の、丁度社会人になったくらいの年齢のファンの方々が多いので、将来について悩んでいるコメントなどがTwitterやInstagramでも多くて、何かプラスになるお話をできたらという思いがありました。

今回、前のグループを卒業した理由や、今の仕事を始めた理由も話したのですが、そういうことをお話することで、ちょっとでも「私も行動してみよう」と皆さんの背中を押せたら、というのも理由でした。

武藤千春 (C)モデルプレス
杉枝:あとは、やはり幼いころから誰もが経験できるわけではないことを経験してきた身として、応援してくださっている皆さんや同世代の方々に、これまでのことをお話することで、勇気になったり楽しい時間になればいいなという思いがありました。

自分たちで一からブックを作ったり、イベントを準備することで、「頑張ろう」だけじゃなく、「人生楽しく過ごせたらいいよね」と共感していただければと思っていました。

- イベントはいかがでしたか?

武藤:自分の人生について語ることは今までなかったので、すごく緊張もしました。ただ、これまでのトークイベントではテーマを特に決めずにラフに話していただけだったので、今回はしっかりテーマがあり、これまでにない形でイベントができて、面白かったですね。

杉枝:うん、面白かった!8年くらい一緒にいて、これだけ身近な千春でも、今日初めて聞く話があったりして。自分自身でも人生を振り返り、細かく刻んで見ていくことで、そういえばこういうことあったな、と思い出すこともありました。自分に向けても、応援してくださる方々にとっても、新鮮で面白いイベントになったのではないかな、と思います。すごく濃いイベントになりましたね。

杉枝真結 (C)モデルプレス
- 「『好き』を仕事にする」というテーマで印象的だったことは?

杉枝:「『好き』を仕事にする」ということの“デメリットを知りたい”という声もありました。

確かに、私たちがやってきた歌やダンスも、趣味や特技の段階では「楽しい」だけだけれど、仕事になると、「楽しい」にたどり着くまでに辛いことや乗り越えないといけない壁があります。それでも“ワクワク”が勝つから、頑張れるんじゃないかと思います。

私たち自身も、「『好き』を仕事にする」ことの意味や、自分たちの今について考えられてとても面白かったですね。

- 8年間も一緒にいるというお2人ですが、お互いにどういう存在で、どんな刺激を受け合っていますか?

杉枝真結・武藤千春 (C)モデルプレス
武藤:見たとおり、外見のタイプも違いますし、性格も結構違うんです。普段一緒にいるときも、真結はよく喋るけど、私は静かだったり。でも真結に合わせて「私もたくさん喋らなきゃ」とはならないんです。性格がこれだけ間逆なのに、すごく心地よくて、だからこそステージで一緒にやると自分の素の部分が出せたりとか、プライベートでもとても居心地がいいと感じるんです。

杉枝:千春が言ったように、結構私たちは間逆なところが多いんです。でもお互いに気になるポイントだったりとか、「ここはきっちり取り組みたい」と思うところとか、そういう細かいニュアンスが一緒だったりします。

例えばステージに立っているときに「多分ここ話してほしいんだろうな、とか、こういう会話があったら千春の話がもっと生きるんじゃないか」とか、無意識のうちにお互いがリスペクトして考えていて、行動に移せるんだと思います。私は本当によく喋るので、千春が落ち着いているときに、わざと話をふっかけたりするのがプラスに向いていたり。あとは私は真面目にコツコツやっていきたいタイプなのですが、千春はどちらかというと「まず行動してみようよ」というタイプなので、私もいい刺激を受けて、即行動してみたことが良い方向に向いたりとか、お互いの持っている部分がお互いのプラスになっているのではないかと思います。

武藤千春・杉枝真結 (C)モデルプレス
武藤:あとは、描いているゴールがいつも一緒かもしれないですね。だから性格とかが違っても、最終的にこうしたい、というのが一致するので、うまくいくのかもしれないです。

杉枝:考え方が違っても、ゴールが一緒なので、ゴールにたどり着くまでのルートが違うだけなのかもしれませんね。「どうしたら応援してくれる方々に楽しんでもらえるか」とか、応援してくださる方々と「家族みたいにいよう」とか、2人ともそういう意識が一緒なんです。

- お仕事でもプライベートでも濃い交流が?

杉枝:プライベートの時間も仕事の時間も2人がリンクするポイントではあるので、トークイベントとかの仕事にもどんどん繋がっているのかなとは思います。こうやって表に立たせて頂いているお仕事でもあるので、24時間365日、そういう意識の中でいますね。

武藤:プライベートの延長と言ったら変なのですが、この間も2人で動画を撮ってファンサイトに上げて。

杉枝:そうしたら私が撮影中に足が攣ってしまって(笑)。そういうくだらない会話の様子もファンの方にそのまま見せたりしています(笑)。

武藤:今回のトークイベントもそうなのですが、普段から自分たちの活動の中で、やりたいことや2人でやったらもっと面白くなるだろうということを話して、「あれやろう、これやろう」と行動しています。

-今度の活動への意気込みを聞かせて下さい。

イベントの様子/武藤千春 (C)モデルプレス
武藤:やりたいことをまずやってみて、自分が好きなものかそうじゃないものかを判断する、という風に24年間やってきたのですが、これからもそうしていきたいです。5年後、10年後、どういう自分になっているかは全然想像がつかなくて、だからこそ、楽しいしワクワクするし、そういう部分を皆さんと一緒に共有しながら、楽しい空間をもっとたくさん作って行けたらと思っています。今は24歳ですが、30代になっても40代になっても、出会った人たちと一緒に楽しいことができたらと思っています。

杉枝:私自身は今、モデルやタレント、リポーターのお仕事もさせて頂いて、千春のようにアパレルブランドのプロデュースなどとは違って、どちらかというと表に出る方だと思います。グループを卒業してからは、一人っ子だったこともあり、親孝行も兼ねて地元関西・大阪を盛り上げたいという気持ちで、地元での活動が多かったんです。でも今、同年代の子たちが社会に出るタイミングで、私もまた東京に出てきて、どんどん活動の幅を広げていけたらと思います。私の中でこの1年間はどんどんステップアップしていきたいなと思っています。

イベントの様子/杉枝真結 (C)モデルプレス
そしてこの春、もっと全国、海外でも活動していきたいと思い、もともと所属していた事務所から独立させて頂いたんです。今は自分自身で活動しているので、もっと皆さんの目に触れる場所に出られるように頑張っていきたいなと思っています。皆さんに楽しんで頂きたいのが一番です。

- 「『好き』を仕事にしている」お二人から、モデルプレス読者に“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。

武藤:私は「やりたい」と思ったことをすぐに行動に移すことを小さい頃からすごく大切にしています。大人になるにつれて、「これがあるからできない」とか、壁を作りがちだと思うのですが、なるべくそれを無くして、やりたいことをやってみるのが大切だと思います。やっぱり自分に合わなかったとか、やっぱり目指す場所ではないかもとか、そういうこともやってみないと気づかないじゃないですか。とにかく自分で選択肢を広げながらやっていって、自分の向いてることや楽しいと思えることを見つけることが、夢を形にすることに繋がっているのかなって。

イベントの様子/武藤千春 (C)モデルプレス
アパレルを始めた時も、普通だったら服飾系の学校とかに行くと思うのですが、何も勉強しないままスタートして、まずやってみて、やりながら勉強していったんです。最初は形にならないことばかりで、大変な思いもしました。でもそれも自分がやりたいと思えることだったので、大変も大変と感じていなくて。何かをやろうと思ったら、色々と考えてしまうと思うのですが、それよりもまず、失敗してもいいから行動することが重要だと思います。

私も行動した分だけ失敗したことがたくさんあります。でも失敗も悪いことではなくて、次に進むための、夢を叶えるためのヒントになる出来事だと思うので、失敗を恐れずにすぐ行動してほしいなと思います。

イベントの様子/杉枝真結 (C)モデルプレス
杉枝:私は「『好き』を仕事にする」=「自分の気持ちに素直に生きる」ということなのかなと感じているんです。「『好き』を仕事にする」といっても、大人になれば小さい頃のように、好き勝手に好きなことだけできるわけではないですよね。大人になればなるほど考えが先に進んで、不安や困難を考えがちだと思います。でも、「私はこれをやりたい、こう生きていたい」とか「人の気持ちを大切に生きていきたい」とか、そういう心の素直さを持って生きるほど、どんどん好きなことが仕事になるのではないかな、と思うようになりました。

私は人の心や気持ちを大事にしたいタイプの人間なので、当たり前なことですが、周りの方々を大切にすること、自分の“好き”に協力してくれたり、愛に愛で返してくれる方々に、愛を還元していくことで、“好き”を仕事につなげていけるのではないかと思います。

- ありがとうございました。

杉枝真結・武藤千春 (C)モデルプレス

武藤千春 (むとう・ちはる)プロフィール

1995年生まれ。幼い頃からブラックミュージックに触れ、2011年~2014年、アーティストとして活動。

卒業後、独自の世界観と突き抜けたセンスで支持を集め、2015 年より女の子が発信するメンズファッションという新しい試みとして、ユニセックスストリートブランド「BLIXZY」のトータルプロデュースを手がけ、企画・デザイン・モデル・PR等マルチに行う。2018年には、地元・五反田にて若年層を中心とした団体「五反田 WAVE 実行委員会」を設立し、実行委員長としても活動。現在は、J-WAVE「ZAPPA」月曜日をナビゲートするなど、ラジオを始め、イベントMCやダンスイベントの審査員等としても活動の幅を広げる。

Instagram : @iamchiharumuto
Twitter : @iamchiharumuto

杉枝真結(すぎえだ・まゆ)プロフィール

1996年生まれ。2009年~2014年、アーティストとして活動。卒業後、これまでの経験を活かし 2014年「KANSAI COLLECTION2014 AUTUMN&WINTER」にてモデルデビューを果たす。

その後、国内外問わずモデルとして勢力的に活動。出身地でもある大阪・関西地方を中心に、朝日放送「おはよう朝日です」リポーターや読売テレビ「すもももももも!ピーチ CAFE」レギュラーなど、様々な番組に出演し、番組やイベントのメインMCを務めあげるまで成長、トーク力の才能も発揮。アスリートフードマイスターの資格まで持つ多才さで、多岐にわたって活動の場を拡大中。

Instagram : @mayusugieda_official
Twitter : @sugiedamayu0102

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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