瀬戸利樹「偽装不倫」インタビュー 話題のピンク髪・肉体美への役作り【前編】
2019.08.14 23:00
views
日本テレビ系水曜ドラマ『偽装不倫』(毎週水曜よる10時~)で、ピンク髪のイケメンボクサーを演じている俳優の瀬戸利樹(せと・としき/23)のモデルプレスインタビュー前編。仲間由紀恵演じる主人公の姉の不倫相手となる年下彼氏役を好演し話題を呼んでいる彼に話を聞いた。
「偽装不倫」ピンク髪の不倫相手役・瀬戸利樹
同作は『海月姫』『東京タラレバ娘』などで知られる東村アキコ氏の新作漫画をドラマ化。杏演じる独身の主人公・濱鐘子(はましょうこ)が、一人旅で出会った宮沢氷魚演じる年下のカメラマン・伴野丈(ばんのじょう)に、つい「既婚者」だと嘘をついたことから始まる、コメディタッチのラブストーリー。瀬戸演じる八神風太は、鐘子の姉・吉沢葉子(仲間)が“不倫の恋”に落ちた天真爛漫な年下男。甘え上手で人懐っこいタイプだが、プロボクサーとしては負けず嫌いな一面も。人妻とは知らずに葉子と出会い、惹かれていく…という役どころ。
テレビ朝日系『仮面ライダーエグゼイド』の出演も記憶に新しい瀬戸は、100人近い候補の中からオーディションを経て役を掴み、ピンク髪の強烈なヘアスタイルにも負けない力強い目元と整った顔立ち、母性本能をくすぐる子犬系年下キャラクターで女性視聴者を虜に。宮沢とともにネクストブレイクが期待されている。
瀬戸利樹、オーディションで「偽装不倫」風太役決定
─ 『偽装不倫』毎回楽しませて頂いています。まず、オーディションで役が決まったときはどういう心境でしたか?瀬戸:絶対に合格したいという気持ちで挑みました。だから素直に嬉しかったです。今、自分に出来ることを、1回1回のシーンで出していけるように挑んでいます。
─ 瀬戸さん自身と風太との共通点はありますか?
瀬戸:“カッコつけない”というのはオーディションのときもだし、台本を読んだときもそこはちょっと似ているかなと思いました。僕自身カッコつけることが苦手なので(笑)。あとは年齢も同じ23歳で、負けず嫌いなところも似ているし、ないようで意外と共通点はあると思います。
瀬戸利樹、ピンク髪が話題に
― 放送が始まってからファンが増えた実感はありますか?瀬戸:髪もあると思うんですけど、名前は覚えてもらわずとも「水曜のドラマ観ています」と声をかけられることが増えて、すごく嬉しいです。
― 変装が難しそうです。
瀬戸:最初は帽子を被っていたんですけど会社の人に「逆に堂々としていれば?」と言われて、今日も被って来ませんでした。もう帽子が蒸れて暑くて!ファッションにも疎いので帽子も黒ばっかりしか持っていなくて、熱を持っちゃって(笑)。これからは帽子も被らないで外に出ることをどんどん挑戦してみようかなと思っています。
― 実際にピンク髪に染めるのは大変だったと思います。何回ブリーチしたんですか?
瀬戸:2、3回しました。ここまでピンクにするのも、人生でこれからあるかって言われてもない可能性の方が高いし、役だからこそできているので普段はこの髪色を楽しみたいなと思います。
瀬戸利樹、ボクサー役で渾身の役作り「比にならないくらいキツイ」
― ボクシングジムでストイックにトレーニングされているんですよね。ボクサー役の役作りはいかがですか?瀬戸:役を頂いてから、撮影するまでの約1ヶ月前からトレーニングに通わせてもらいました。普段ジムにも通っているんですけど、比にならないくらいキツイです。ジムは2時間行くんですけれど、ボクシングは練習が1時間ちょっとなんですよ。でも、汗の量が3倍くらい違くて。ダイエット方法として今、世間でキックボクシングとか流行っている理由も分かりました。あとは、人を殴るっていうのは、普段しない行為じゃないですか?だから、殴ることが殴られるより自分の中では結構辛い部分があります。6話の試合のシーンでも、お互い相手に本気で当てていたので、打たれるのは痛かったんですけど、それよりも自分が殴ることが精神的に来るものがあったので、ボクサーの方々は本当に相当な覚悟でやられているんだなと思いました。
― 体重的には減らされていますか?
瀬戸:増えたけど、減りました。筋肉付けて、この暑さでなぜか落ちたという(笑)。筋肉量は増えたはずなんですけど、顔もシャープになりました。
― 脱いでいるシーンも多いと思うんですけど、気をつけていることはありますか?
瀬戸:ボクサーの方々は毛がスレてないらしいんです。リアル感を出すために衣装合わせのときにない方向で行くことになったので、裸になるシーンではケアを心がけています(笑)。実は『チア男子!!』のときも腕や足の毛は処理してました。少し女性の気持ちが分かった瞬間でした(笑)。
― 筋肉はどうですか?
瀬戸:ジムでバンバン鍛えていて、肩の筋肉が張って盛り上がるようになりました。今までTシャツも全部Mサイズだったのに着られないMサイズが出てきて、それは嬉しいような悲しいような。でも目に見えて身体に結果が出てくるのは自分の中でもモチベーションになるし、あまり苦なくやれています。
仲間由紀恵とバックハグシーン…ぬいぐるみ相手に練習
― 今回は仲間由紀恵さんと2人のシーンも多いです。キャリア的に大先輩の役者さんですが、最初の印象はいかがでしたか?瀬戸:「あ、本物だ!」と思いました。もう、一般人みたいに(笑)。本読みの時にお会いして、そのとき優しく「ボクシング練習しているんでしょ?」という話題から話しかけて下さったんですけど、それがあったからクランクインして、大先輩と2人で芝居という状況になっても、緊張せず入れました。それがあったとなかったとでは全然違ったと思うので、本当にありがたかったなと思います。
― 第2話では葉子に風太がバックハグするなど、ラブラブするシーンも。
瀬戸:バックハグのシーンはクランクインしてから2回目の撮影だったので、めっちゃ緊張するなと思って、何度も想像で練習しました。ぬいぐるみ相手だったり、会社で「ちょっとお願いします」とスタッフさん相手にしたり(笑)。そうやって挑んだんですけど、普段休憩中とか仲間さんがすごく声をかけて下さるので、実際の撮影で緊張は今のところほぼほぼしていなくて、全力でぶつからせて頂いているという感じです。
― 宮沢さんとは共演シーンがほとんどないと思いますが、お会いされたことは?
瀬戸:本当に数えるくらいしかないので、もっと仲良くなりたいんです。大体メイク室で会ったり、氷魚くんのシーンが終わったら僕が入り時間になって、帰り際に「お疲れさまです!」と声をかけたり、そういうタイミングしかなくて。それでスタッフさんももうちょっと会う機会を増やしたいとすごく気を使って下さっているのか、「今、氷魚くんあそこにいますよ!」とか向こうにも「(僕が)いますよ!」とか言って下さっているみたいで(笑)。同じ年代なのに絡む機会が少ないので、もっとお話できたら良いなと思います。
瀬戸利樹、年上女性とは「相思相愛(笑)」
― 年上の女性に魅力を感じている役柄ですが、瀬戸さん自身は風太の恋愛観に共感できますか?瀬戸:できます。元々年上の女性は素敵だなと思っていたんですけど、風太を通して恋愛感情で年上の方と接していて、包んでくれるような感じはすごく魅力的だな、最高だなと思ってしまいました。
― 今は年上女性の視聴者の方が、瀬戸さんの魅力にかなりやられていると思います。
瀬戸:じゃあ、相思相愛ということで(笑)。
瀬戸利樹、葉子は「どっちも得ようとするなんてズルい!」
― 風太は葉子が既婚者だと知らずに、不倫関係になってしまいます。不倫というテーマはどう思われますか?瀬戸:やっぱり不倫はダメだと思います。だから今、葉子さんは風太のことがすごく気になってしまっていると思うんですけど、これからの展開で、谷原(章介)さん演じる賢治さんか、僕が演じる風太、1人に絞ってほしいし、どちらかを捨てないといけないと思います。どっちも得ようとするなんてズルい(笑)!少なくとも自分はそれで満たされているのかもしれないけど、相手の2人は傷ついているはずなので。
逆に杏さん演じる鐘子さんと、氷魚くん演じる丈の“嘘から始まる恋”は良いと思います。今は本当に色々な出会い方があると思うし、恋の始まり方は何でも良いと思っているので。ただただ、相手のことが気になってしまったからこそ、ついてしまった嘘だと思うし、有りなんじゃないかと思います。
※デビュー前の学生時代のエピソードや、『仮面ライダーエグゼイド』での経験、同世代の俳優との交流について聞いたインタビュー後編も後日配信予定。
(modelpress編集部)
瀬戸利樹(せと・としき)プロフィール
生年月日:1995年10月7日出身地:千葉県
身長:176cm
趣味:映画鑑賞
特技:野球
2014年、日本テレビ系ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』で俳優デビュー。2015年には映画『ストレイヤーズ・クロニクル』にてスクリーンデビューを果たした。テレビ朝日系『仮面ライダーエグゼイド』(2016~2017)で鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ役を演じたことで、若い世代を中心に人気が急上昇。このほかの出演作にABC・テレビ朝日『深夜のダメ恋図鑑』(2018)、MBS・TBS『都立水商!~令和~』(2019)、映画『PとJK』(2017)、『チア男子!!』(2019)など。
【Not Sponsored 記事】