Jewel、クールに大胆イメチェン!新ヘアのポイントをスタイリストが直伝<インタビュー>(C)モデルプレス

Jewel、クールに大胆イメチェン!新ヘアのポイントをスタイリストが直伝<インタビュー>

2019.07.22 19:00

2019年6月、3人組ボーカルダンスグループ・J☆Dee'Z(ジェイディーズ)が結成10周年記念ライブで「Jewel(ジュエル)」への改名を発表。少女(原石)から大人の女性(宝石)へ変化していくように、改名には次のステージに進む決意が込められている。そんなJewel改名後、初シングルとなる「前へ」MV撮影の裏側にモデルプレスが潜入。色っぽくスタイリッシュにイメチェンした平均年齢18歳の彼女たちに迫った。

イメチェンのポイントは「ウェット感」

今回、Jewelのヘアスタイリングを担当したのはモード系ファッション誌のスタイリングを担当する山口恵理子氏。スタイリングのポイントは、今までのようなナチュナルで可愛いイメージではなく“クールでマニッシュ”な雰囲気。先日公開された「前へ」のMVでも、イメチェンした彼女たちの姿を観ることができる。


そんな3人に共通しているのが「ウェットな質感」だと語る山口氏。「ドライで柔らかい感じにするよりは、ウェット感を出したほうがクールでマニッシュな雰囲気を出すことが出来ます」とのこと。また、それぞれのスタイリングのポイントも明かしてくれた。

<MOMOKAスタイル「外ハネボブ」>
ロングだった髪をバッサリ50cm切ったMOMOKA。髪も染め雰囲気がガラリと変わったが、少し手を加えることでよりクールな印象を演出することができる。

MOMOKA(C)モデルプレス
山口:前髪に厚みがあったんですけど、今回は量を少なくしてスッキリさせてます。スタイリングはオイルとクリームでツヤのある質感に。ボブで内巻きだとおとなしくて可愛くまとまってしまうので、外ハネにしてクールな女性を演出しています。ただ外ハネも巻きすぎると女性らしさが強く出るので、ちょうどいい巻き具合を探すのもポイントですね。

<amiスタイル「ボーイズライクなベリーショート」>
髪を10cmほどカットし、ボーイッシュにイメチェンしたami。前髪のセット一つでクールで洗練されたイメージを演出することができる。

ami(C)モデルプレス
山口:今までは前髪を横に流すスタイルが多かったんですが、気持ちセンター分けにすることでボーイッシュだけどカッコいい女性の印象を出すことができます。前髪ひとつで印象が大きく変わるので、スタイリングもツヤを出して質感を変えてあげるくらいで洗練された雰囲気になります。

<Nonoスタイル「かきあげ前髪」>
髪の長さは2人ほど変わっていないNono。しかし前髪をかきあげあるだけで、色気のある大人っぽい女性のイメージを演出することができる。

Nono(C)モデルプレス
山口:前髪を上げてキープするために、固まるミストを使っています。ミストを使えばツヤが出るし、前髪は落ちてきやすいのでしっかり固めてあげるのがポイント。ただ激しい運動をしなければツヤの出るクリームやオイルを使うのでも良いと思います。セットするときはペタッとさせすぎず、手ぐしで整えるくらいがベスト。ナチュラルな感じを残しつつクールな雰囲気を出すことができます。

大胆イメチェンにJewelの3人も驚き

スタイリング中のNono(C)モデルプレス
― 大胆なイメチェンに驚きましたが、実際にしてみていかがですか?

MOMOKA:“黒髪ぱっつんロング”って呼ばれるくらい、昔の髪型は自分の中でも安定感がありました。それが変わるのは不安もあったけど、変わるなら今しかないなと思い、バッサリ切りました。

― 最初見た時、一瞬誰だか分からなかったです。

MOMOKA:ですよね!自分でも美容室で鏡を見た時に「え?誰?」ってなりましたから。活動を始めてから今が一番短いです。

― 50cm切ったとのことですが、今の長さには慣れました。

MOMOKA:もう慣れました!意外と慣れるものですね。でも最初髪を切って踊った時はあまりの違いに驚きました。いつもは髪の遠心力がすごいんですよ(笑)。それに今回、初めて髪を染めたんです。美容院に行くのにこんなドキドキするのかってくらい緊張しました(笑)。

カット直前のMOMOKA(提供写真)
切った髪はヘアドネーションに(提供写真)
― (笑)。セットも慣れるまでは大変かもしれないですね。

MOMOKA。そうなんです。ショートのアレンジが全然わからないんです。ロングの時は自分で髪を見ながら出来たけど、ショートは鏡でも見えないところをセットしないといけないから難しいなって。

― じゃあそこはヘアアレンジが得意なamiさんに。

MOMOKA:リリースイベントの時とかはamiに手伝ってもらったりしてるんです。

ami:MOMOKAは自分でコテを使うと「火傷しそう!」ってね。

MOMOKA:ロングだとウェット感を出すことができなかったので、今すごく新鮮ですね。

MOMOKA(C)モデルプレス
― amiさんもMOMOKAさんほどではなくても、かなり切りましたよね。

ami:そうですね。髪型一つで見た目年齢ってすごく変わるんだなと実感しました。ベリーショートにしてから年齢が上に見られることが多くなって。大人っぽくイメチェンする気持ちで髪を切ったので、鏡を見た時に「なるほど!そういうことか!」って思いましたね。

― セットによっては少年のようでもあり、自由自在ですね。

MOMOKA:ファンの方にイケメンって言われてるよね。

ami:後ろ姿だけだと男性と間違われることもありますね。刈り上げまではいってないけど、首はバッチリ見えるくらい短いので。私は人生の中で今が一番短いです。スタイリング剤はお兄ちゃんと同じの使ってて(笑)。

MOMOKA:むしろamiより髪の長い男性もいっぱいいるしね。

ami:そう。色も何年ぶりかくらいに黒髪にして。髪色を変えるだけでメイクも変わるし、自分でもすごく印象が変わったように感じます。髪型を変えることで服もシンプルになりました。昔は柄物だったりワンピースが好きだったんですけど、今はシャツにデニムとか。

ヘアカット中のami(提供写真)
― 確かにショートでカジュアルなファッションの女性ってカッコいいですよね。

ami:そう!雑誌を見る時もショートのモデルさんを参考するようになって。イメチェンの最初は髪型だけど、それに合わせて全部が変わっていくのを実感しました。

MOMOKA:amiは本当にファッションも変わったよね。今まで着てた服も違って見えるから面白いし。

Nono:黒髪にしたのも大きかったかも。今までamiは明るい髪色だったから、黒髪にすることで大人感がすごく出たなって。黒髪のほうがぱきっとしててカッコいいし。

MOMOKA:amiの顔に黒髪似合ってるよね。

― 少し青も入っていますか?

ami:染めた時は真っ黒に染めてもらったんですけど、カラートリートメントで少しずつ青を入れています。今の髪型すごく好きなんですけどセットが難しくて…!

Nono:最初の頃、迷走してたよね。

ami:ただワックスを付けてるだけって感じでね(笑)。長いと巻くの大変だったりするけど、ショートはショートで自由がきかないから難しくて。その中でどう変化させるか模索中です。

Nono:髪が短い分、ちょっとのアレンジでもだいぶ印象変わりそうだしね。

ami:今はウェットにしたりクリームを使って後ろに流したり。髪の流れを変えるくらいですね。「今日このワックス使ったよ」とかメンバーと話し合ったりしながら。

― ワックスをメンバーで共有したりも?

ami:してます!

MOMOKA:リリースイベントとかだとみんな同じスタイリング剤を使ってます。ワックスがこんなに重要なんだって髪が短くなって気付きました。今までワックスは使わなかったし、こんなに細かい作業をしていたのかって。

ami(C)モデルプレス
― Nonoさんは切るというよりも伸ばしている?

Nono:そうですね。今伸ばし途中って感じです。これから徐々に完成していく感じです。

― それでもだいぶ印象が変わりましたよね。

Nono:そうですね。鏡見た時に私も「え、誰?」って(笑)。前髪がないことで、眉毛の印象がすごく大事なんだなってことにも気付きました。私は眉毛が薄いので、色んな所に書けちゃうんです(笑)。最初はどこに眉毛を書くかで苦戦しましたね。

― 逆に位置が自由に変えられるっていいですね(笑)。前髪を上げることでメイクが変わったんですね。

Nono:やっぱり目元は強いメイクにするようにしています。目の印象をぱきっとさせたほうが前髪を上げている時はバランスがいいんです。でも前髪がある時に目元を強くすると、影がかかったみたいになって。前髪がないからこそ目元のメイクを強くできるかなって思います。

MOMOKA:Nonoはメイクした後すごい聞いてくるんですよ。「今日変?」「大丈夫?」って。

Nono:メイクをしているとパッと見た時の印象がわからなくなっちゃうんです。だからメンバーに聞いて確認していて。

ami:だから「大丈夫だよ―!」って。

Nono:だいたい「大丈夫」って返ってくるんですけど(笑)。

Nono(C)モデルプレス

改名後、初となるシングルに込めた想い

インタビュー後には「前へ」MV撮影の裏側にも潜入。ダンサーのKANATA氏と話し合いながら、立ち位置や振り付けを一つひとつ確認していく3人。一人ひとりが「こうしたほうがいいんじゃない?」「このほうがキレイに見える」と真剣に意見を出し合う姿は、楽曲に込める強い想いとJewelへ改名した決意を感じさせた。

MV撮影中の様子(C)モデルプレス
― Jewelに改名し初リリースとなる10thシングル「前へ」はどのような楽曲になっていますか?

Nono:J☆Dee'Zが10年目に突入し改名することを決めるまですごく話し合ったし、決断した後も本当に改名するべきなのか悩むときもありました。ファンの方にも「J☆Dee'Zのほうが良かった」って言われるかもしれないという不安もあり、その思いをすべて「前へ」の楽曲に込めています。

MOMOKA:髪を切った時の想いも歌詞になっているんです。髪は伸びるにも年月がかかるし、切ることに対する不安や寂しさもありました。その想いも歌詞で表しています。

ami:10年目突入の日に近づいていくにつれて「結成当時こうだったよね」とか「デビューの前日は泣きまくったよね」とか話すことが多くなって。そこで昔のMVを見返したりすると、自分たちが成長できていることにも気付くことができたんです。これからも成長・変化をしながら前へ進んでいきたいなと考えることができるようになり、そういった前向きな気持ちも「前へ」に込められているんです。

― みなさんの気持ちをそのまま詰め込んでいるんですね。

MOMOKA:そうですね。サウンドはFuture Bassや2stepなど今までにない感じで、ダンスがすごく映える楽曲になっています。

Nono:ダンスもめちゃめちゃかっこよくなったんです!今のビジュアルとも合っているし、曲ともピッタリ。

ami:Jewelになってダンスの雰囲気も変わりましたね。

Nono:前はヒップホップやスポーティーな感じのダンスというか。今回の「前へ」は女性らしいラインを強調するようなダンスもあって、大人になった3人をみせることができたと思います。

― 振付を担当したダンサー・KANATAさんはNonoさんが紹介したとか。

Nono:そうなんです。オフにダンスレッスンに通っていたことがあって、その時に出会った先生なんです。初めてインスタでダンスを見た時にすごくカッコ良くて。それで「前へ」は是非、KANATAさんに振付をお願いしたいと思ってメンバーに提案したんです!

MOMOKA:これも初めてのことだよね。

MV場面カット(提供写真)
― 新しいことだらけなんですね!先程お話に出た「みんなでMVを観た」というのは改名前?

ami:そう、すごい観てたよね。

Nono:めっちゃ観てました。

MOMOKA:改名するって決めてから発表するまでの間が1番話し合ってたんじゃないかな。

― Jewelというグループ名にはもう慣れましたか?

MOMOKA:最初はめっちゃ違和感ありました(笑)。「ジェ、Jewelです!」ってね。なかなか言い慣れなくて間違えそうになったり。

ami:10年間ずっと言ってきたからね。令和に変わるよりも衝撃大きかったな。

MOMOKA:想像ですけど、名字が変わるような衝撃なんじゃないかなって思います。

クールでマニッシュな雰囲気に(C)モデルプレス

Jewel改名への本音語る

(左から)Nono、ami、MOMOKA(C)モデルプレス
― お話を聞いていると、ここ数ヶ月間は結構濃い期間だったんですね。

MOMOKA:そうですね。かなり濃かったと思います。常にハラハラしていたかも。ふとした時に改名のことが頭に浮かんだりして。

ami:この数カ月は今まで以上に3人で話すことが多かったです。過去を思い返すこともあれば、これから先どう変化していくのかを考えたり。答えが出るわけじゃないけど、「こういうグループになりたいね」「じゃあこうしようか」ってみんなで話し合っていました。

MOMOKA:リハの前後とかよく話し合ってたよね。

― 発表までの期間で気持ちの整理もしていたんですね。

MOMOKA:そうですね。もし自分の好きなアーティストさんが改名するとなったら…とも考えました。きっとファンの方はすぐに理解できないと思うし、どう思うか私たち自身も不安に感じていました。だからこそ自分たちの言葉で改名する意味をしっかりと伝えたいと思ったんです。

J☆Dee’Zとして最後のライブ(提供写真)
― 実際発表する時の気持ちはいかがでしたか?

MOMOKA:今でも6月13日のことはすごく記憶に残っています。Jewelに改名する日でもあり、同時にJ☆Dee'Zとしてはラストパフォーマンスの日でもありました。J☆Dee'Zとしてファンの方の前に立つのが最後だったので、一曲一曲に対する気持ちも違うものがありましたね。「Melody」を歌っている時はこみ上げてくるものがあったし、最後の曲「あと一歩」を披露した後の「以上、J☆Dee'Zでした」という言葉は今までで一番気持ちが気持ちが込められてたような気がします。

Nono:勢いよく言わないと「J☆Dee'Z」って言えなくて、でもまだ言いたくないような気持ちでした。

MOMOKA:その後、楽屋に戻りアンコール(※1)でステージに出るだけなんですけど、その時“目に見えない変化”を感じたんです。

(※1)改名の発表はアンコールの冒頭で発表された。

ami:ファンの方もやっぱりすごく驚いていて。発表した時は会場がすごくどよめいて、なかなかアンコールが歌い出せなかったです。

― 今は気持ち的にどうですか?不安は少なくなった?

Nono:そうですね。今は不安よりも「とにかくやるしかない!」という気持ちになれたような気がします。

MOMOKA:前向きな気持ちですね。「前へ」は改名を発表した時に初めて披露した曲ということもあり、「前へ」を歌うと気持ちが引き締まるように感じます。

曲に込める気持ちも違ったと語るMOMOKA(提供写真)
― 改めてこれから「Jewel」として活動していく想いを聞かせて頂けますか?

Nono:J☆Dee'Zは一曲一曲がむしゃらに全力で歌って踊って、私達の想いを届けてきました。もちろんその想いをこれからも大事にしていきながら、表現の部分にもさらに力をいれていきたいと思っています。全力なのは変わらず、歌やダンスの細かい表現で想いを伝えていければなと思います。

ami:パフォーマンスのレベルをもっと高めていきたいですね。J☆Dee'ZあってのJewelなので、10年間頑張ってきたものを無駄にはせず、今まで挑戦して得たものをかき集めて、Jewelとしてのパフォーマンスにしていきたいと思います。観ている方が自然とノッちゃうような、3人でしかできないパフォーマンスをしたいなと思います。

MOMOKA:改名したことで「J☆Dee'Zでやってきた挑戦は無駄じゃなかった」と改めて思っています。今の自分たちの力になっている実感もあるし、そのおかげで昔よりも余裕が出来た部分もあります。そこで生まれた余裕でさらに頑張れば、もっとパフォーマンスも磨いていけると思うんです。まだまだな部分もあるけど、着実に目標へ近づいているように感じます。


― 改めて昔のMVを観て、気付くことも多かった?

ami:たくさんありました。CD音源を聴きながら、この時はハモること自体に苦戦していたけど、今はもっと難しいハモリもできるようになったなぁとか。

MOMOKA:「ハモリってなに?」から始まった私達がここまでこれたのは、負けたくない気持ちがあったからだと思うし、今までの活動を無駄にしたくないという気持ちもあったと思う。それをJewelとしても生かしていきたいですね。

― 確かに最初はダンスパフォーマンスだけでしたね。

MOMOKA:そうなんですよ!

Nono:そう考えるとすごいですよね(笑)。

ami:違うグループのようだよね。

MOMOKA:J☆Dee'Zだった時もすごく変わった実感があるし、それが今の私達の土台になってくれています。だからこそJewelになって、もっともっと成長できるんじゃないかなと思っています。

― ありがとうございました。

(左から)Nono、ami、MOMOKA(C)モデルプレス
改名することに「不安も感じていた」と本音を語った3人。しかしその不安な気持ちを後押ししてくれているのは、変わらず応援してくれているファンの存在と、彼女たち自身が歩んできたJ☆Dee’Zとしての活動。グループ名やビジュアルは変わっても、彼女たちが活動を続ける理由や叶えたい目標は変わらないという強い意志を感じるインタビューとなった。(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ

Jewel New Single「前へ」

初回生産限定盤(提供写真)
通常盤(提供写真)
【初回生産限定盤】(CD+DVD)/¥1,852(税抜)
【通常盤】(CD)/¥1,111(税抜)

<CD>
M1.前へ
M2.アシタノアタシ
M3.Jewel-next story
M4.手紙~拝啓 十五の君へ~

<DVD>
4月27日@横浜ベイホールライブ映像を収録

2019年7月24日(水)発売

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