<指原莉乃インタビュー>アイドル業界との今後の関係性・プロデューサーとして大切にしていること
8月2・3・4日の3日間、お台場・青海周辺エリアにて開催される『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』(TIF2019)で、3年連続チェアマンを務める指原莉乃(さしはら・りの/26)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
「この指と~まれ!season3」が放送
司会を務めるフジテレビ系『この指と~まれ!season3』が26日より放送開始。同番組は、“アイドル総合バラエティ番組”として2017年より放送しており、アイドルを先日卒業し、芸能界を走り続ける指原の元(この指)に、夢を抱いて頑張るアイドル達が集まる(と~まれ!)ことで生まれる化学反応で、アイドル業界をもっと盛り上げていくという内容。土田晃之がサポーターを務める。初回は26日25:55~26:55で、以降は不定期で“ほぼ”月イチ放送。初回のトークゲストにはでんぱ組.incとBEYOOOOONDSを迎える。
モデルプレスは初回収録後の指原を直撃し、収録の感想はもちろん、アイドルを卒業した直後の現在の心境やチェアマンとしての思いなどを聞いた。
指原莉乃、現役アイドルとの共演で学ぶこと
― まず、収録を終えて感想をお願いします。指原:1回目のTIFから出ているベテランのでんぱ組.incさんと、今年デビューのBEYOOOOONDSさんという全然違うタイプの2組がゲストだったので、対比も面白かったですし、色も違って、どっちも応援したくなるし、好きになる内容になったと思います。
― 指原さん自身、でんぱ組.incさんの楽曲を聴くことは?
指原:聴きます。やっぱり映像のダイナミックさとかオシャレさとか、”アイドルとオシャレの融合”を世界に発信していく感じとか自分たちのグループには無いですし、自分がプロデュースしてるアイドルにもないので勉強になりますね。
― 3年目ということで、これまでを振り返ってこの番組で一番得たことはなんですか?
指原:ゲストの皆さんがすごく一生懸命で「どうにか好きになってもらうぞ、どうにか覚えてもらうぞ」という気持ちで番組に出て下さるんですけど、ありがたいことに自分はテレビに出る仕事が毎日日常になってしまってるので「こういう気持ちで昔テレビ出てたな」とかあるいは「自分も改めてこういう姿勢でいたいな」という一生懸命さ、“これがアイドルだ”みたいな初心を教えてもらえます。
― 今までのゲストで1番「良い意味で必死だったな」と思うアイドルは?
指原:純粋カフェ・ラッテさん!めちゃめちゃすごくて超ガツガツガツガツで。「自分たちなんか…」という控えめなアイドルもそれはそれで可愛いし素敵だと思うんですけど、短い時間しか喋れないこの番組にとってはあのガツガツ感はありがたかったですね。
指原莉乃、これまでのTIF出演でHKT48メンバーに話していたこと
― 指原さんはこれまでHKT48として実際にTIFのステージに立たれていましたが、今年はご自身がアイドルを卒業して初めてのTIFになります。これまでと心境の違いはありますか?指原:なんだかんだでこれまではやっぱり出る側だと楽しめる時間も少なくて。曲の流れを覚えなきゃいけなかったり、「こういう風に盛り上げなきゃ」という気持ちがあったり、ある程度知名度があると言われているグループとしてダラダラ出るのは嫌で、どのステージに立つ皆さんとも同じ熱量でステージに立ちたいと思っていたので、そういう話をメンバーにしていました。なので、楽しむどころじゃない部分もあったんですけど、今年はどちらかというと気楽で何をするかも分かってないので、観る側として普通に楽しみたいなと思っています。
― 元々アイドルファンの指原さんですが、もしアイドルにならずに一般人としてTIFに来場していたらどう楽しんでいたと思いますか?
指原:えー!(悩む)でも最前で張り付いてずっといるのもめちゃくちゃキツいと思うので…どのくらい前に入れば前の方で見れるんだろ?でも好きなアイドルが有名だったら「規制入る前にもう中に入らなきゃいけないな」とかちょっと頭を使いますね。とはいえ、大きいステージだけじゃなく小さめのステージとか、初ステージを喜んでいるのを観たりもしたいし、色々な楽しみ方ができますね。
― ファン時代はコールや、ヲタ芸をするタイプでしたか?
指原:うるさかったと思います。
― じゃあ今年も指原さんが客席にいたらバレちゃいますね。
指原:でも本当に普通に楽しむ気持ちで行きたいと思います。
指原莉乃、現役アイドルとの今後の関係性は?「“たまに部活に顔出すウザいOG”になれたら」
― =LOVEさんのプロデュースや、HKT48さんの劇場公演「いま、月は満ちる」書き下ろしが決定と、プロデュース業がメインになるとは思うんですけど、今後アイドル業界とはどういう距離感で関わっていきますか?指原:すごく少ないんですけど自分に憧れてアイドルになった子もたまにいるので、そういう子たちや、少なくともAKB48に憧れて入った子たちには、教えたいこと、お話したいことが自分なりにですけど少しはあるので、伝えていきたいです。さっきも話したんですけど、逆にガツガツ感とか「皆に好きになってもらいたい、知ってもらいたい」という気持ちを始め、他のアイドルの方から勉強になることがいっぱいあるので、教えながら教えてもらいつつ。自分はもうアイドルじゃないので、教えられることもそんなにないんですけど、とはいえちょっとは経験したこととか相談に乗れることがあれば乗りたいなと。そういう“たまに部活に顔出すウザいOG”的な付き合いができたら良いなと思っています(笑)。
― ちなみに、指原さんはHKT48の支配人も同時に退任されたんですよね?ファンの中で改めて「退任したんだよな?」みたいに話題になっていました。
指原:本当ですか!そうです、ぬるっと辞めちゃったんです(笑)。
指原莉乃が考える“強いアイドル”
― 最近のアイドル界をすごく見ていらっしゃると思うので、指原さんから見て、「今強いな」と思うアイドルグループや「こういう部分があると強い」と思うものは?指原:難しいな~。でもそれぞれ個性がすごく強いんですよね。坂道で言ったら乃木坂46さんだったら美人系、欅坂46さんはカッコいい系、日向坂46さんだったら可愛い系とか、出て下さったでんぱ組.incさんはでんぱソング、BEYOOOOONDSさんはお芝居で始まるとか、皆さんそれぞれ強みがある。どれを好きになるかを選べるのがアイドルの良いところなので「これ!」というよりも全体としてそれぞれ武器があるアイドルが伸びるんじゃないかなという印象です。
― 特筆した武器があると強いと。逆に全体として足りないなという部分は?
指原:本当にそういう考えは全く無くて、皆さん本当にファンの方としっかり向き合って頑張ってますし、「すごいな、頑張ってんな」という気持ちでいつも見ています。
指原莉乃、プロデューサーとして大切にしていること
― 指原さん自身がプロデュースするときに、1番大切にしていることは何ですか?指原:すごくリアルな話になるんですけど、うちのグループ(=LOVE)は、まだアルバムも出していないし、曲数も多くないので、基本的にはライブで全部使える曲と決めています。バラードとかも出したいんですけど、それには曲数が足りなくて、まずは=LOVEで純粋なコンサートができるようになってから、そういう風にしたい。とにかくコンサートで盛り上がらない曲は今はいらないという感覚ですね。
― 歌詞を書くことは慣れましたか?
指原:慣れてはいないですし、「よし行くぞ」と書き出すまでには時間がかかるし悩むことも多いんですけど、さすがに2年もやっているので、楽しくやっています。
指原莉乃、卒業直後の実感は?
― 卒業してまだ日が浅いと思うんですけど、実感はありますか?指原:感覚的に実感はまだ無くて、これから先、AKB48とかHKT48のシングルやライブで自分がいないのを見て「うわ~辞めたんだな~」と思うんじゃないかな。自分としてもスケジュールに音楽番組がないとか、なんとなく気づいていくのかな。
― 卒業コンサート当日の夜はSNSで沢山食事をされた写真を投稿されていましたね。
指原:食べました!あの日からめっちゃ食べています。当日はアドレナリン出まくっていて全然寝れなくて本当に終わったのかなという感覚でした。
― では、最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします。
指原:今回のTIFはアイドルとしてじゃないんですけど、多分ステージにも立つので、ぜひ会いに来て頂いて。今後も何らかの形でみなさんに会える機会を作っていきたいですし、こういう風に記事にして頂けるように自分もまだまだ頑張るので応援よろしくお願いします。
(modelpress編集部)
指原莉乃プロフィール
1992年11月21日生まれ、大分県出身。2007年にAKB48第二回研究生(5期生)オーディションに合格し、AKB48に加入。アイドルらしからぬへたれキャラや親しみやすさ、ブログでの秀でた表現力などで人気を集め、才能を開花。2012年にHKT48へ移籍。2013年にはHKT48劇場支配人にも就任し、同年、第5回選抜総選挙で1位に。第6回選抜総選挙(14年)では2位となるも、第7回で見事首位に返り咲き、その後前人未到の3連覇を成し遂げた。2018年12月、平成の内にアイドルを卒業することを発表し、2019年4月28日、神奈川県・横浜スタジアムにて「指原莉乃卒業コンサート~さよなら、指原莉乃~」を開催。11年間のアイドル人生に幕を閉じた。5月28日にマリンメッセ福岡で「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」を開催予定。アイドル活動のほか、2017年にはアイドルグループ「=LOVE」のプロデューサーに就任。アイドルオーディション番組「ラストアイドル」(テレビ朝日系)では、織田哲郎、小室哲哉、つんく♂、秋元康とともにグループのプロデュースを手掛けるなど、プロデュース面でも実力を発揮。また、日本テレビ系「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」を始め、多数のバラエティ番組でMCとして活躍。女性タレントとしても不動の地位を確立している。
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