安達祐実、30代で訪れた転機「ずっとそれが正解だと思っていた」 家族との関係・変わらない美しさの秘訣も<モデルプレスインタビュー>
女優の安達祐実(あだち・ゆみ/37)が、デビュー35周年を記念したビジュアルブック『YUMI ADACHI A to Z』を発売した。モデルプレスのインタビューでは、37歳にして芸歴35年という彼女の仕事観、家族の話、そして年々磨きのかかる美貌の秘密に迫った。
安達祐実ビジュアルブック、カバー写真の顔の大きさは“原寸大”
安達のデビュー35周年を記念して制作された本書は、ビューティー、ファッション、ライフスタイル、大切にしているもの、好きなもの、苦手なものなどをAからZのキーワードで表現したビジュアルブック。なお、カバー写真の顔の大きさは原寸大。驚異的な小顔ぶりも体感することができる。― これからお渡し会ということでファンの皆さんと対面されますが、心境はいかがですか?
安達:楽しみですね。もう見ていただいている方もいるかと思うんですけど、こうやって直接ファンの方に会える機会はなかなかないので、喜んでいただければ嬉しいです。
― デビュー35周年を記念して制作されたということですが、ビジュアルブックという形を選んだのはなぜですか?
安達:写真集は何冊か過去にも出させてもらっていますし、2年前に出した「home」という本にはロングインタビューも入れていただいたんですが、基本的には写真がメインでした。今回はちょっとずつ自分で書いた文章を入れたり、私の日常に迫った内容にすることで、イメージとのギャップを埋めるというか、もう少し私を身近に感じてもらえるんじゃないかなと思います。
― 本書の中に登場するAからZのキーワードはどのように決められたんですか?
安達:「この文字だったらこれはどうかな?」という案をたくさん出し合って、その中から1番良さそうなものや自分にぴったり当てはまるものをチョイスしていきました。
夫以外のカメラマンに撮影してもらった理由
― 『Closet』というキーワードで、お嬢さんとお洋服を共有されているというエピソードがすごく素敵だなと思いました。お嬢さんから感想はもらいましたか?安達:娘は見たんですけど、なんか時間がない時に見せちゃったみたいで、パッと見て「ちょっと待って。ゆっくり見るから」と言われました(笑)。
― (笑)。カメラマンであるご主人の桑島智輝さんの反応はいかがでしたか?
安達:多分なんですけど、主人は主人以外の人が撮った写真をじっくり見る機会はそんなにないんです。なので、ちょっとヤキモチみたいなことを言ってましたけど、「あぁ、そうですか」という感じです(笑)。
― 今回、ご主人ではない方に撮影してもらったのはなぜですか?
安達:主人は基本人物を撮るカメラマンなんですが、今回はファッションっぽいページから物撮りまで何でも撮らなくちゃいけなかったので、まず全部撮っていただける方に、ということがありました。あと、主人の写真はまた別の機会に夫婦の共同制作として作品にできると思ったので、今回はあえて違う方にお願いしたいなと。いつも一緒にやってしまうとお互いにとってどうなんだろう、というのもあって、一緒にやるタイミングは考えつつですね。
安達祐実、30代で訪れた転機
― ブライスやユニコーンなど好きなものを紹介した『Collection』というキーワードでは、「自分の好きなものを好きと言えるようになった30歳頃」とつづられていました。それまでは好きなことを秘めていたんでしょうか?安達:そうですね。やっぱり小さい頃からこの仕事をしているので、人の顔色を伺ったり、人が欲しい答えを言うことが癖になっていて、ずっとそれが正解だと思っていた部分があって。
でも、途中からそれは正解じゃないというか、相手は私の意見を求めているんだということに気づいたんですけど、それに気づいてからも癖がついちゃってるからなかなか伝える勇気が出せなかった。そういう時期を経て30歳くらいになった頃、「まぁもういっか!」みたいな(笑)。吹っ切れたんですよね。それは違うんじゃないかと思われても、とりあえず自分はこう思ってる、ということを言っちゃおうと。
― それは何か大きなきっかけがあったんですか?年齢的なものでしょうか。
安達:年齢的なこともあると思います。あとはキャリアが積み重なってきたことや、仕事の上でのポジションとしても、自由さを求められることが結構多くなってきて。それなら自由な方がいいな、と思うようになりました。
― デビューから35年間を振り返って、1番のターニングポイントはいつですか?
安達:まずはやっぱり「家なき子」に出たことです。あの作品をやらせてもらったことはすごく大きくて、代表作と言えるものをもらえたというのはすごくありがたいですし、「家なき子」がなかったら私のその後の女優人生ってどうなっていたのかなと思うこともあります。
大人になってからは徐々にですね。この作品が、というよりもちょっとずつ自分の意志で仕事の舵取りをしていくようになって、1つ1つの作品を積み重ねてきた感じです。
衰え知らずの美貌が話題に
― 最近は、年齢を重ねても全く変わらないビジュアルにも注目が集まっています。安達:ありがとうございます。すごい恥ずかしい(笑)。
― 食事やスキンケアなど、ずっと続けている美の秘訣があればぜひ教えてください。
安達:本当にもうずっと何もしてないです。たまに思い立ったように「ヨーグルト食べよう」とか、それぐらいで(笑)。ヨーグルトもほとんど毎日食べてはいるんですけど、それも食べたいから食べているというのが大きい(笑)。
― 美の秘訣というより好きだから食べていると。
安達:そうです。でも35歳も過ぎたので、そんなことを言っていたら大変なことになっていくということにようやく気づき始めて、この2年間くらいはちょっとずつやるようになりました。多分皆さんが普通にやってることです。「吹き出物ができたら皮膚科に行かなきゃいけないんだ」とか、言うのも恥ずかしいくらいの(笑)。あとは試すようになったかな。これが美容に良いとかこの化粧水が良いよとか、人から聞いたらとりあえず試してみるようにしています。
昔、先輩たちがずーっと健康の話をしていたのが信じられなかったんですけど、まさにその年代に入ってきたので、今やっとその気持ちがわかりました(笑)。食生活もちょっと気をつけたり、いつもだったら車で行っちゃうところをちょっと歩いて行こうとかそういう小さなことですけど、健康のために、今後のために実践するようになりましたね。
安達祐実の“夢を叶える秘訣”
― では最後に、モデルプレス読者に向けて、安達さんが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。安達:私は2歳からこの仕事をやっているので、夢を見る前にその職業に就いちゃってるところがあるので(笑)、どうやって夢を叶えるというのがわからない部分もあるんですが。例えば私は好きでこの仕事をさせてもらっているけど、時には大変だなとかちょっと苦しいなと思うこともやっぱりあるわけですよね。でもそういう時に投げやりになってしまうのではなくて、1つ1つ真摯に向き合うということが大事なのかなと思っています。
現実を見るのってすごい怖いじゃないですか。「ここに行きたい!」と思った時、自分はまだ全然届かない場所にいるということを思い知るのが怖くてそれを見ないようにしがちですけど、ちゃんと常に自分の今いる立ち位置を確認することはすごく大事。「今は全然ダメ。今いるのはここ」ということを認識して、じゃあ何をやったらいいかを考える。ちょっと遠回りに思えることでも、ゆくゆくは自分の行きたい場所にたどり着くために必要なことを逃げずに考えていくこと。それはすごく大事だと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
安達祐実(あだち・ゆみ)プロフィール
出身地:東京都生年月日:1981年9月14日
血液型:A型
2歳でモデルデビューした後、子役としてCMやドラマで活躍。12歳の頃にドラマ「家なき子」に主演し、一躍脚光を浴びる。以降、現在にいたるまでドラマ、映画など幅広く活躍中。
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