<竹内涼真「ひよっこ2」インタビュー>初“朝ドラ”の影響は今も―ブレイクを経て新たな「スタート地点にいる」【Vol.2】
2019.02.04 13:00
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女優の有村架純がヒロインを務めたNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年4月3日~9月30日)の続編となるスペシャルドラマ「ひよっこ2」の放送日が、3月25日~28日(19:30~20:00×4回)に決定した。脚本家・岡田惠和氏のオリジナル作品となる同作は、“金の卵”として茨城県から集団就職で上京した谷田部みね子(有村)が、慣れない都会での生活や突然のトラブルに巻き込まれながらも、殻を自ら破って成長していく物語。モデルプレスでは今回、前作で島谷純一郎役を演じ、続編にも出演する竹内涼真(25)にインタビューを実施した。ブレイクの年となった放送当時の思い、「ひよっこ」で学んだこと、そして今後の目標を語ったVol.2。
竹内涼真が「ひよっこ」から受けた影響は今も活きる
竹内演じる島谷は、上京したみね子が住む「あかね荘」の隣人として登場。恋人同士となった2人だったが、島谷の家族の事情により2人は破局。お互いの事を想いつつ、別れを選んだ切ない結末は反響を呼び、“島谷くんロス”という言葉も生まれた。それとほぼ同時期に、“麦野くん”を演じ世の女性たちを胸キュンさせたドラマ「過保護のカホコ」(2017年7月期、日本テレビ系)が放送開始となり、竹内はそのままブレイク。2013年の俳優デビューから、間もなく5年目に突入するといったタイミングだった。
「忙しかったです」という当時を「訓練というか、成長しなきゃいけない時期でもあったので、色々な現場を踏めたことはすごく良かったなと思います」と回顧。「『ひよっこ』はキャストの数も多いですし、リハーサルでも色んな方のお芝居を見ることができたので勉強になりました。自分でも色々試すことができましたし、集中して真剣に取り組むことが一番勉強になる。やっぱり、どれだけ準備していっても、本番でどれだけ出せたかっていう瞬発力の勝負だと思うので」と初の“朝ドラ”現場では学ぶことも多かったようで、「『こういうことを吸収できたな』ってリアルタイムではあまり感じられないんですけど、例えば『カホコ』でも『陸王』(2017年10月期、TBS系)でも、『こういうシーン苦手だったな』って思ったときに、『今日は大丈夫だった。「ひよっこ」のおかげかな』って気づくことがありました」と走り続ける中で、その影響を実感している。
2017年のブレイクを経て――竹内涼真は新たな「スタート地点にいる」
今は、「『あの人が出ているから映画を観に行こう』『あの人が出るんだったらドラマを観たい』とか、そういう風に作品をヒットさせなきゃいけないスタート地点にいる」。具体的な目標としては、2018年に新人俳優賞を受賞した「日本アカデミー賞」の舞台に再び立つこと――「自分が主演した作品であの場所にもう1回行きたい」。ワンステージ上へといった感覚だろうか。「日曜劇場もそうでしたけど、主役の方を見ているとやっぱり大変そうだし、僕らが思っている以上のプレッシャーがあるんだろうなと感じるんです。だからこそ、そこに自分も立ちたいなと思いますし、ドラマや映画好きの方たちにも『この人なら観よう』と思ってもらえるようになりたい。そのためにも、コツコツと頑張らなきゃいけないと思っています」。
みね子とヒデ(磯村勇斗)が結婚した最終回から2年たった1970年の東京赤坂と奥茨城村を舞台に、おなじみの面々が繰り広げる心温まる物語が描かれる「ひよっこ2」。竹内は第3回(3月27日放送)に登場する。「ひよっこ」以降も、着実にキャリアを積み「最近は少し肩の力が抜けてお仕事できている」という今の彼が演じる“島谷くん”に注目だ。(modelpress編集部)
竹内涼真(たけうち・りょうま)プロフィール
1993年4月26日生まれ、東京都出身。2013年、「minaカレ」オーディションでグランプリを受賞。2014年、「仮面ライダードライブ」で泊進ノ介役を務め注目を集める。主な出演作に『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(15)、「下町ロケット」(15、18)、「時をかける少女」(16)、『青空エール』(16)、『ラストコップ THE MOVIE』(17)、『帝一の國』(17)、『センセイ君主』(18)、連続テレビ小説「ひよっこ」(17)、「過保護のカホコ」(17)、「陸王」(17)、「ブラックペアン」(18)など。2019年5月に公開されるハリウッドの実写映画『名探偵ピカチュウ』の日本語吹き替え版では主人公ティムの声を担当する。「ひよっこ2」あらすじ
みね子とヒデの結婚から2年―。1970年(昭和45年)の秋を舞台に、「ひよっこ」が帰ってきます!前田みね子(有村架純)は、夫でコックの秀俊(磯村勇斗)とともに、赤坂の洋食屋「すずふり亭」で働きながら、「あかね荘」でつつましい新婚生活を送っています。夢は、いつか二人で店を持つこと。まるで家族のようなすずふり亭の仲間、個性的な商店街の人々、「あかね荘」の隣人や大家さん、大好きな友人らに囲まれ、毎日楽しく暮らしています。
最近、少し気がかりなのは、すずふり亭の店主、牧野鈴子(宮本信子)の元気がないこと。鈴子の息子で料理長の省吾(佐々木蔵之介)や妻の愛子(和久井映見)も、すずふり亭の今後について心配していて…。一方、みね子の故郷、奥茨城村では、高校2年生になった妹のちよ子(宮原和)が進路について悩み中…。
そんなある日、商店街の福引で愛子が見事「熱海旅行」を当てたことから、牧野家は初めての家族旅行へ行くことに。そして、みね子と秀俊も、奥茨城村へ帰省することになります。久しぶりの故郷で待っていたのは、ちよ子の大演説と、スキャンダルを起こし村に戻ってきた時子(佐久間由衣)?!お父ちゃん(沢村一樹)の記憶は果たして戻るのか―?!
「私たちはね、幸せになるために生きてんの」―
懐かしいひよっこメンバーが再集結!ほっこり、幸せな、近況報告です。
【Not Sponsored 記事】