今までにない演劇「ハイキュー!!」に挑戦!主演・永田崇人が語る不安と責任…「負けたくない」ライバルとは?<モデルプレスインタビュー後編>
2019.01.22 19:00
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女優の深田恭子が主演を務めるTBS系連続ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(毎週火曜よる10時~)に出演中の俳優・永田崇人(25)。同作の出演でも話題を呼んでいるが、永田の代表作といえばハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」だ。今年春には、彼が演じる孤爪研磨ら東京の古豪・音駒高校を主役に据えたハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“東京の陣”が上演される。主演を任された永田の今の胸中とは?「ハイキュー!!」にまつわる話もたっぷり語ってくれた。
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」は、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載中の古舘春一氏の高校バレーボールを題材にした人気コミック「ハイキュー!!」の舞台化。物語の主人公は、幼い頃、偶然テレビで見た烏野高校の“小さな巨人” に憧れ、バレーボールに没頭にする宮城県・烏野高校の日向翔陽。永田が演じるのは、東京の古豪・音駒高校のセッター・孤爪研磨役。烏野高校にとって音駒高校は因縁のライバルで、日向と研磨も練習試合などで交流を深めてきた。
原作、舞台ともに主人公は日向翔陽だが、今回の“東京の陣”の主役校は音駒高校。同舞台で、ライバル校を主役にした公演は今回が初。主演を務める永田の心境とは…。
そうですね。決まったときは本当に嬉しかったです。ファンの方のお声があって実現したので。音駒高校の東京都代表をかけた試合を舞台化できるのは「やってほしい」といった声がたくさんあったから。ファンの皆さまに感謝です。
― 新鮮な公演になりそうですね。
「ハイキュー!!」を知っている人からすると「研磨が主演?」となるかもしれません。「ハイキュー!!」の良さってザ・スポ根というか、部活動にかける熱い想いがすごく面白いと思うんです。でも、孤爪研磨は日向に影響を受けるもののそれほど熱くないので、彼が主役で演劇「ハイキュー!!」が成り立つのかというドキドキもあります。
原作キャラがあってこそなので、イメージは大切にしています。「ハイキュー!!」の登場人物の中でも、一番気だるそうな人だし、あまり動かないタイプだと思うのですが、やはり舞台だとそうはいかなくて。ある程度動きをつけるなど、パフォーマンスをしっかりやらないと成立しないんですね。だけど、気だるさは残しとかないといけない。そこのところはすごくこだわってます。あとはトス。ポジションがセッターの役なので。できるだけ、一つ一つのトスに意味を持たせています。
― 臨場感たっぷりのステージですが、公演までにどのような苦労がありますか?
僕たちのチームはみんなで息を揃えることを一番大事にしています。稽古が終わってから、僕らのチームだけ残ってずっとパフォーマンスを通したりすることもありますね。チームごとに練習することも多く、たくさん時間をかけないと僕らの良さは出ないと思うので。とくに音駒高校は粘って繋ぐ守備がチームカラーなので、床を這いずり回る動きがすごく多いんです。あざができることもよくありますが、そこに関しては高校の時の部活をしているような感じですね。
― 体力的にも大変なのでは?
稽古でしっかり体力がつきます。1日2公演はやれるくらいの体力はつくかな。
― 孤爪研磨役を通して、学んだことや成長したことを教えてください。
技術的なことでいえば発声です。あまり快活なキャラクターではなく、棒で喋るようなイメージなので。それからやはりパフォーマンスですね。
いますね。影山飛雄を演じていた木村達成くんです。僕に持ってないものを持っていて、オールマイティに何でもやれるので、負けたくないと思っていました。そういった意味ではライバルですが、休みの日になったら最初に連絡するのが彼。くだらない話が8割を占めますが。真面目な話もできます。最初は少し苦手意識があったのですが、だんだん彼のことがわかってきて、すごく仲良くなれました。マッチアップするシーンも多く、すごくいい目をしているなって。同じセッター役ということもあり、すごく助けてもらってたし、自分も負けてられないと思わせてくれました。とくにアドバイスをくれたりはないのですが、背中で見せてくれるタイプでしたね。
― 素敵な関係ですね。これまで日向役を務めてこれた須賀健太さんとの思い出はありますか?
ジャンプで日向と研磨がいいやり取りしてる度に、LINEが荒れます(笑)「やばい!やばい!」って(笑)。本当は烏野高校と音駒高校が全国大会で戦う「ゴミ捨て場の決戦」も一緒にやりたかったのですが、須賀くんが去年の秋の公演を最後に卒業されたんです。須賀くんは自分のチームはもちろん、他のチームのこと、公演全体のことを常に頭に置いていて、すごく器用な方でした。なので、須賀くんの後に主演をやれるかな?という不安もありますね。
― 須賀さんの後を受け継いでがんばらないとなりませんね!
そうですね。毎日稽古場に来てほしいくらいですが(笑)
責任や、俳優という仕事の考え方とか捉え方が変わりましたね。ただ演じればいいっていうだけではなく、演劇「ハイキュー!!」ってすごく演出に俳優の考えることや、俳優が提示することを取り込むんです。そういった面白さを感じていて、自分はどんなことを提示できるんだろうと考えさせられます。あとは、チームワーク。みんなで一緒に1つの作品を作ろうという強い団結力がありますね。
― 演劇「ハイキュー!!」以外にも舞台で「東京ワンピースタワーONE PIECE LIVE ATTRACTION」ライブアトラクション でのモンキー・D・ルフィ役、『「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~』日番谷冬獅郎役といった人気キャラクターを演じてこられた永田さん。役ごとに全く印象が異なりますね。
もう、それはメイクさんや衣裳さんのおかげで…(笑)ただ、憑依したいと思って演じている部分もあります。少し、中2病っぽいですが(笑)そのキャラクターが持つオーラは大事にしているかもしれないです。
― これまでの活動の中で、転機となった出来事や意識が変わったタイミングを教えてください。
去年の夏、『宝塚ボーイズ』という舞台に出演したのですが、お芝居の奥深さみたいなものに改めて気付かされました。楽しいなとも思いましたし、その分苦しいなとも。新しい発見がありました。
― ご自身の幅が広がったところで、現在はTBS系連続ドラマ『初めて恋をした日に読む話』にご出演。さまざまな経験を積んでいる途中かと思いますが、憧れの俳優や目指す姿は?
憧れの人は堤真一さんです。ドラマ「やまとなでしこ」が大好きでなんです!恋愛映画にも出てみたいですし、サスペンスもやってみたいな。「犯人じゃなかったんだ!」と思わせるような役をやってみたいです(笑)あとは、研磨を演じてきたからか素朴な人の役のほうが得意なような気がします。そういった役もたくさんやっていきたいです。
今回のような公演は、他の作品でもあまりやられていないと思うので、新しいチャレンジになるかと思います。すごく楽しみではありますが、あくまでも「ハイキュー!!」の主人公は烏野高校なので、音駒高校がメインの演劇「ハイキュー!!」はどうなるんだろうと不安があるのも正直なところです。自分に務まるのか、みんなをまとめることができるのかとも思いますが、平成と新しい年号をまたぐ公演になりますし、自分にとっては5回目の演劇「ハイキュー!!」です。今まで積み上げてきたがたくさんあるので、それを存分に発揮してやろうかなと思っています。ぜひ、研磨が、音駒高校が主役の演劇「ハイキュー!!」がどんなふうに形作られるのかを劇場で観ていただきたいです。
― 最後に、永田さんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。
その先のやりたいことをたくさん考えることです。「いつかこうなりたい」というのをたくさん考える。ドラマにも出てみたいという夢が叶い、そうしたらもっと大きい目標もいろいろ出てきて、それらを一つずつ叶えていければと思います。今回の演劇「ハイキュー!!」での主演も叶ったことの一つ。本当にファンの方あっての公演ですので、感謝の気持ちを忘れずにがんばります。
― ありがとうございました。
主人公ではなく、ライバル校のメインキャラクターを主役とした新作公演。大変光栄な主演作と言えるが、その一方で、不安があるのも確か。しかし、今回の公演が決まったのは永田の人気、実力、熱意があったからかもしれない。取材でも彼の人懐っこく、ムードメーカーな性格が印象的だった。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」としても初の試みで挑戦的な公演となるが、永田が共演者やスタッフを引っ張り、盛り上げてくれるに違いない。
彼が演じる孤爪研磨は、チームメイトより「音駒の背骨で脳で心臓」と称される。チームにとって重要な存在だ。永田も研磨のように“背骨で脳で心臓”となり、今作演劇「ハイキュー!!」で、これまで座長として先頭に立ってきた須賀健太からのバトンを繋ぎ、より高く跳ぶことが期待される。(modelpress編集部)
身長:167cm
血液型:A型
出身:福岡県
趣味:絶叫系アトラクションに乗ること、銭湯に行くこと、球技、カラオケ
特技:アクロバット、サプライズムービー作り、笑顔
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の孤爪研磨役などで知られる。2019年1月スタートのTBS系連続ドラマ「初めて恋をした日に読む話」に出演。
原作、舞台ともに主人公は日向翔陽だが、今回の“東京の陣”の主役校は音駒高校。同舞台で、ライバル校を主役にした公演は今回が初。主演を務める永田の心境とは…。
今までにない演劇「ハイキュー!!」に挑戦!永田崇人が主演!
― 春の高校バレー全国大会・東京都代表をかけた熱い戦いを描く新作公演。ライバル校を主役として物語を展開するのは、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」としても新たな試みとなります。そうですね。決まったときは本当に嬉しかったです。ファンの方のお声があって実現したので。音駒高校の東京都代表をかけた試合を舞台化できるのは「やってほしい」といった声がたくさんあったから。ファンの皆さまに感謝です。
― 新鮮な公演になりそうですね。
「ハイキュー!!」を知っている人からすると「研磨が主演?」となるかもしれません。「ハイキュー!!」の良さってザ・スポ根というか、部活動にかける熱い想いがすごく面白いと思うんです。でも、孤爪研磨は日向に影響を受けるもののそれほど熱くないので、彼が主役で演劇「ハイキュー!!」が成り立つのかというドキドキもあります。
あざができることはしょっちゅう…公演までの苦労
― そんな研磨演じるうえで、大切にしていることはありますか?原作キャラがあってこそなので、イメージは大切にしています。「ハイキュー!!」の登場人物の中でも、一番気だるそうな人だし、あまり動かないタイプだと思うのですが、やはり舞台だとそうはいかなくて。ある程度動きをつけるなど、パフォーマンスをしっかりやらないと成立しないんですね。だけど、気だるさは残しとかないといけない。そこのところはすごくこだわってます。あとはトス。ポジションがセッターの役なので。できるだけ、一つ一つのトスに意味を持たせています。
― 臨場感たっぷりのステージですが、公演までにどのような苦労がありますか?
僕たちのチームはみんなで息を揃えることを一番大事にしています。稽古が終わってから、僕らのチームだけ残ってずっとパフォーマンスを通したりすることもありますね。チームごとに練習することも多く、たくさん時間をかけないと僕らの良さは出ないと思うので。とくに音駒高校は粘って繋ぐ守備がチームカラーなので、床を這いずり回る動きがすごく多いんです。あざができることもよくありますが、そこに関しては高校の時の部活をしているような感じですね。
― 体力的にも大変なのでは?
稽古でしっかり体力がつきます。1日2公演はやれるくらいの体力はつくかな。
― 孤爪研磨役を通して、学んだことや成長したことを教えてください。
技術的なことでいえば発声です。あまり快活なキャラクターではなく、棒で喋るようなイメージなので。それからやはりパフォーマンスですね。
永田崇人のライバル 須賀健太との胸熱エピソードも
― 永田さんが演じる研磨と主人公の日向は互いに影響を与え、高めあっていく様子が描かれていますが、永田さんにとってそういった存在はいますか?いますね。影山飛雄を演じていた木村達成くんです。僕に持ってないものを持っていて、オールマイティに何でもやれるので、負けたくないと思っていました。そういった意味ではライバルですが、休みの日になったら最初に連絡するのが彼。くだらない話が8割を占めますが。真面目な話もできます。最初は少し苦手意識があったのですが、だんだん彼のことがわかってきて、すごく仲良くなれました。マッチアップするシーンも多く、すごくいい目をしているなって。同じセッター役ということもあり、すごく助けてもらってたし、自分も負けてられないと思わせてくれました。とくにアドバイスをくれたりはないのですが、背中で見せてくれるタイプでしたね。
― 素敵な関係ですね。これまで日向役を務めてこれた須賀健太さんとの思い出はありますか?
ジャンプで日向と研磨がいいやり取りしてる度に、LINEが荒れます(笑)「やばい!やばい!」って(笑)。本当は烏野高校と音駒高校が全国大会で戦う「ゴミ捨て場の決戦」も一緒にやりたかったのですが、須賀くんが去年の秋の公演を最後に卒業されたんです。須賀くんは自分のチームはもちろん、他のチームのこと、公演全体のことを常に頭に置いていて、すごく器用な方でした。なので、須賀くんの後に主演をやれるかな?という不安もありますね。
― 須賀さんの後を受け継いでがんばらないとなりませんね!
そうですね。毎日稽古場に来てほしいくらいですが(笑)
演劇「ハイキュー!!」で学んだことと役者としてのこれから
― ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」ではどのようなことを学びましたか?責任や、俳優という仕事の考え方とか捉え方が変わりましたね。ただ演じればいいっていうだけではなく、演劇「ハイキュー!!」ってすごく演出に俳優の考えることや、俳優が提示することを取り込むんです。そういった面白さを感じていて、自分はどんなことを提示できるんだろうと考えさせられます。あとは、チームワーク。みんなで一緒に1つの作品を作ろうという強い団結力がありますね。
― 演劇「ハイキュー!!」以外にも舞台で「東京ワンピースタワーONE PIECE LIVE ATTRACTION」ライブアトラクション でのモンキー・D・ルフィ役、『「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~』日番谷冬獅郎役といった人気キャラクターを演じてこられた永田さん。役ごとに全く印象が異なりますね。
もう、それはメイクさんや衣裳さんのおかげで…(笑)ただ、憑依したいと思って演じている部分もあります。少し、中2病っぽいですが(笑)そのキャラクターが持つオーラは大事にしているかもしれないです。
― これまでの活動の中で、転機となった出来事や意識が変わったタイミングを教えてください。
去年の夏、『宝塚ボーイズ』という舞台に出演したのですが、お芝居の奥深さみたいなものに改めて気付かされました。楽しいなとも思いましたし、その分苦しいなとも。新しい発見がありました。
― ご自身の幅が広がったところで、現在はTBS系連続ドラマ『初めて恋をした日に読む話』にご出演。さまざまな経験を積んでいる途中かと思いますが、憧れの俳優や目指す姿は?
憧れの人は堤真一さんです。ドラマ「やまとなでしこ」が大好きでなんです!恋愛映画にも出てみたいですし、サスペンスもやってみたいな。「犯人じゃなかったんだ!」と思わせるような役をやってみたいです(笑)あとは、研磨を演じてきたからか素朴な人の役のほうが得意なような気がします。そういった役もたくさんやっていきたいです。
演劇「ハイキュー!!」“東京の陣”への意気込みと夢を叶える秘訣
― いろんな永田さんを見られることを楽しみにしています。では、公演を控える演劇「ハイキュー!!」“東京の陣”への意気込みをお願いします。今回のような公演は、他の作品でもあまりやられていないと思うので、新しいチャレンジになるかと思います。すごく楽しみではありますが、あくまでも「ハイキュー!!」の主人公は烏野高校なので、音駒高校がメインの演劇「ハイキュー!!」はどうなるんだろうと不安があるのも正直なところです。自分に務まるのか、みんなをまとめることができるのかとも思いますが、平成と新しい年号をまたぐ公演になりますし、自分にとっては5回目の演劇「ハイキュー!!」です。今まで積み上げてきたがたくさんあるので、それを存分に発揮してやろうかなと思っています。ぜひ、研磨が、音駒高校が主役の演劇「ハイキュー!!」がどんなふうに形作られるのかを劇場で観ていただきたいです。
― 最後に、永田さんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。
その先のやりたいことをたくさん考えることです。「いつかこうなりたい」というのをたくさん考える。ドラマにも出てみたいという夢が叶い、そうしたらもっと大きい目標もいろいろ出てきて、それらを一つずつ叶えていければと思います。今回の演劇「ハイキュー!!」での主演も叶ったことの一つ。本当にファンの方あっての公演ですので、感謝の気持ちを忘れずにがんばります。
― ありがとうございました。
主人公ではなく、ライバル校のメインキャラクターを主役とした新作公演。大変光栄な主演作と言えるが、その一方で、不安があるのも確か。しかし、今回の公演が決まったのは永田の人気、実力、熱意があったからかもしれない。取材でも彼の人懐っこく、ムードメーカーな性格が印象的だった。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」としても初の試みで挑戦的な公演となるが、永田が共演者やスタッフを引っ張り、盛り上げてくれるに違いない。
彼が演じる孤爪研磨は、チームメイトより「音駒の背骨で脳で心臓」と称される。チームにとって重要な存在だ。永田も研磨のように“背骨で脳で心臓”となり、今作演劇「ハイキュー!!」で、これまで座長として先頭に立ってきた須賀健太からのバトンを繋ぎ、より高く跳ぶことが期待される。(modelpress編集部)
永田崇人(ながた・たかと)プロフィール
生年月日:1993年8月27日身長:167cm
血液型:A型
出身:福岡県
趣味:絶叫系アトラクションに乗ること、銭湯に行くこと、球技、カラオケ
特技:アクロバット、サプライズムービー作り、笑顔
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の孤爪研磨役などで知られる。2019年1月スタートのTBS系連続ドラマ「初めて恋をした日に読む話」に出演。
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