モデルプレスのインタビューに応じた十味(C)モデルプレス

“平成最後の奇跡の原石”十味の素顔とは グラビア挑戦までの経歴、成長し続ける心意に迫る「失うものがなかった」<モデルプレスインタビュー>

2019.01.04 18:10

2018年7月、「週刊ヤングジャンプ」で同誌が見つけた“平成最後の奇跡の原石”として十味(とーみ)が彗星の如くグラビア界に現れた。身長149cmと小柄ながら、その洗練されたビジュアルとボディが瞬く間に注目を集め、10月に同誌の表紙、11月には川崎あやとアンジェラ芽衣と3人で2度目の表紙を飾り、ほか雑誌でも存在感を発揮。“平成最後の奇跡の原石”の名に相応しい活躍を見せている。

今回、モデルプレスではそんな十味にインタビューを実施。“平成最後の奇跡の原石”が見つかるまでの道のりとともに、その素顔に迫った。

  

十味が見つかるまで…

― まずは、2018年の4月に今の事務所に所属したそうですが、それ以前のことについて教えて下さい。

十味:高校1年生の頃からニコニコ動画に「踊ってみた動画」を投稿していまして、大学1年生になった時ぐらいから被写体の活動も始めました。それで、そのポートレート写真を見た事務所の方に声を掛きそのままヤンジャンと言う運びだったので、普通に趣味で「踊ってみた」やって、写真を撮っている大学生でした。

― 「踊ってみた」を始めたキッカケは?

十味:私の友だちがやっていて「すごいでしょ」って自慢されたので(笑)、ちょっと悔しくなっちゃって「私もやってみよう」って始めました。

― なるほど、それが今の特技「踊ること」にもつながっているんですね。

十味:スキーも得意で、めちゃめちゃ田舎の出身なので小さい頃は自然と戯れてまし、冬は競技スキーの大会に毎週出て小さい大会では賞も獲ったりしてました。

― 「踊ってみた」をやっていた時を含め、これまで芸能活動をしていたことは?

十味:スカウトして頂いたことは何回かあるんですけど、事務所に入っていたことはなくて、今の事務所が初めてです。

― ということは、なにか今の事務所には決め手があったんですね。

十味:(桃月)なしこちゃんが所属していたので、可愛いなと思ってつられて入っちゃったんです(笑)。でも「踊ってみた」も、ポートレートも、私が活動していた世界がずっとネットだったので、何かこのネットの中から抜け出したい、自分の中でレベルアップしたいなと思いがあって、イチかバチかじゃないですけど事務所に入ることを決めました。

― ネットの人が外の世界に活動を広げるのは「不安、怖い」とお聞きしたことがあるのですが、十味さんにそういう思いは無かった?

十味:私はそんなに怖くなかったです。多分、そういう「怖い」って思うネットの人は、もうネットで自分が完成しているからこそ、そういう不安を抱くのであって、私はそんなに大したこともしていなかったし、失うものがなかったですから(笑)。

十味、グラビアへの抵抗は?

― 事務所に入る時、親御さんはどんな反応でしたか?

十味:お父さんは「踊ってみた」のことやポートレートのことを全然知らなかったので驚いていました。事務所に入ってからも、最初の仕事がグラビアだったので「水着かあ…」って完全には受け入れられていなかったと思います。でも、そのグラビア1回だけではなくて、ちゃんと次のお仕事につながって、そのお仕事を真剣に出来るなら良いよって言ってくれました。

― ポートレート経験があったとはいえ、水着グラビアには抵抗はなかった?

十味:最初は怖かったです。1回目は恥ずかしくてポーズが縮こまっていて縮こまっちゃって、仕上がった画像を見て「もっと肘とか開いたほうが良かった」「腰反ったほうが良かった」って反省点が多かったです。でも、1回目より2回目、2回目より3回目のほうがいいねって言ってもらえているのですごく嬉しいです。

― 先程からお話を聞いていて、十味さんは分析することが得意なのかなという印象を受けました。

十味:興味があることだけですね、集中すると周りが見えないタイプと言われてます(照笑)。でも、最初はそうじゃなくて、ポートレートの活動を始めてから自己プロデュースを大事にするようになりました。「踊ってみた」はニコニコ動画という狭い世界だったのでファンの人の反応があまり分からなかったけど、Twitterだとすごく顕著に反応が出るので「こういう感じの写真が伸びる」「こういう言葉を入れて、こういう時間帯にアップした方がいいのかな?」などすごく気にするようになって、そういう癖がついちゃったのかもしれないです。

― 十味さんのSNSを見る限り、その自己プロデュースは事務所に入った今も活かされているのかなと見受けられます。

十味:事務所に入って“所属タレント”となってから、それまでに比べて飛躍的にフォロワー数も伸びて、最初は戸惑いましたけど、今はその環境と上手く付き合いながら発信しています。

“平成最後の奇跡の原石”十味、あっという間の半年

― 初の「ヤングジャンプ」登場から約半年が経ちましたが、周囲の反応は?

十味:両親は当たり前になってきちゃったみたいで、昔は何もない時でも「大丈夫?」って心配していたんですけど、最近は雑誌が発売された時に「買ったよ」とかだけなんです(笑)。

― 十味さん自身は、この半年を振り返っていかがですか?

十味:定期的に雑誌に出させて頂いているのは、すごくありがたいことです。この半年は実感がないぐらい走り抜けてきてしまったんですけど、今振り返ると、ステップアップ出来たなって思います、ネットの住人から(笑)。大学との両立も大変ですけど、事務所に入ったことも、グラビアに挑戦したこともよかったと思っています。

― “平成最後の奇跡の原石”というキャッチコピーとの付き合いも半年ですね。

十味:最初はすごく恐縮でしたけど、ちょっとずつステップアップして、今はパワーストーンぐらいにはなれたんじゃないかなと思ってます(笑)。

― 11月に「ヤングジャンプ」の表紙を飾った時、回を増す事に良くなっていると「ヤングジャンプ」さんのコメントにありました。

十味:嬉しいけどちょっとプレッシャーだなあ(笑)。

― それも、自己プロデュース、自分で分析出来ている成果ですよね。撮影では、どんなことを気にかけているんですか?

十味:ポージングはガラっと変わりましたけど、特に体型の絞り方は変わりました。最初に掲載された時は本当に何もしていなくて「今出てきました」みたいな感じだったんですけど、ジムに通ったり、走ったりして絞るようにはしています。あと、普段の生活では気にしてなかったんですけど、肌の乾燥も写真で見るとちょっと分かっちゃうので、ちゃんと保湿して寝るようになりました。

― その努力の成果は実感してますか?

十味:お腹に筋が出てきたり、脚もちょっと筋肉質になって、細くなったりしたと思います。

― では、十味さんが自分の自信のあるパーツを挙げるとしたら?

十味:うーん…目ですかね。

― 確かに!撮影しているとき、大きさもそうですけど、すごく綺麗な目をしているなと思いました。

十味:ありがとうございます(照笑)。

十味の今後の目標

― 2019年は、早速1月10日発売の「ヤングジャンプ」に出演されるんですよね?

十味:2018年「ヤングジャンプ」で活躍した女の子がいっぱい集まった表紙と誌面になっていて、その子ごとの良いところがギュッと詰まっているので是非観て欲しいです。

― 今後ますますの活躍が楽しみです。

十味:今まで撮影で海外に行ったことないので、今年は是非!

― ほかに今後の目標があればお聞かせ頂きたいです。

十味:今ちょっと演技のお勉強をしていて、それが楽しいです。演技の先生曰く「演技は楽しいもんじゃねえ」とのことですが(笑)。

― 厳しい(笑)。

十味:でも、やっぱり楽しくって、それを突き詰めてお仕事に繋げられたらなと思っています。後は、女の子向けの雑誌にも出たいです。

― ファッション系?美容系?

十味:どっちかと言うとビューティー。私、そんなに元からすっごい可愛いってわけじゃなくって、結構頑張ってここまで持ち上げたみたいな感じなので…。

― そんなことないんじゃないですか?

十味:私自身、メイクとか美容を勉強して頑張るようになったらすごく人生変わったので、今度は私がお手伝いできたらいいなと思ってます。

― そうやって「頑張ろう」と思ったのはいつ頃からですか?

十味:中2ぐらいです。好きな男の子に好きな女の子ができちゃって、「絶対見返してやる」と思って(笑)。高校に入って「踊ってみた」を始めてからも、ちょっとずつ人に見られるということを意識しだしましたし、東京や大阪に行くことが増えて、可愛い子を見て刺激を受けるようになりました。

「1回挫折しないとレベルアップ出来ないみたい」十味の“夢を叶える秘訣”

― 演技の方はいつ頃から興味を持ち始めたんですか?事務所に入る時には「演技をやりたい」って仰っていた?

十味:いや、全く。1度、何にも演技についてやっていないのに、オーディションに行かされて(笑)。で、行った時に本当に何も出来くて「絶対どうにかしてやろう」と思って、演技の勉強とレッスンに行かせてもらったら「楽しい」って。

― 十味さんは負けず嫌いでもあるんですね。

十味:そうなんです。1回挫折しないとレベルアップ出来ないみたいです。

― この半年徐々に「ステップアップ出来た」と仰っていたいうことは、その分挫折もあった?

十味:自分なりに小さくポキって心が折れるところはいっぱいあります(笑)。レベル違いに可愛い女の子と会うことが多いので、鏡に映る自分をみて「ああぁ」って凹んじゃって…。

― 例えばどんな方?

十味:同じ事務所だと、アンジェラ芽衣ちゃん。普段はすごいふざけてて「この人絶対モデルじゃないでしょ」って思うんですけど(笑)、なんかスって立っていたスタイル抜群で9頭身あるとか(笑)。あと、なしこちゃんもすごい綺麗な体してるのに顔も小さくて、なのにすごいおっぱいあっていいなとか(笑)。

― でも近いところに刺激をくれる人がいると、自分も頑張ろうって思えますよね。

十味: 自分も負けずにじゃないですけど、自分は自分で頑張っていこうっていう感じです。

― 最後に十味さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

十味:最近挑戦した賞のグランプリも満足に獲得できず悔しい思いをしているので夢を叶えてるとは言えないのですが、やっぱり「劣等感を感じる」ことかと。「自分はこれでいいや」って思ったら全然努力しない、「怖い」「嫌だな」「恥ずかしいな」って思うから努力するんだと思います。常に新しい物や人に刺激受けて、「私、こんなんじゃダメだな」って思って、さらに新しいところに向かってランクアップする。このランクアップする時も、今自分がいるところのランクアップだけじゃダメで、ちょっと抜けて違うところで頑張る。自分を客観視するとより上手くいくと思います。

― 貴重なお話、ありがとうございました。

十味は、ただ磨かれて輝くのを待っているのではなく、自らを磨いて輝こうとする「強い向上心」を持った、まさに“奇跡の原石”だった。スタートを切ってからまだ僅かだが、平成が幕を下ろす頃には、磨きあげられた“宝石”として新たなステージで輝きを放つに違いない。2019年は彼女の成長から目が話せない。(modelpress編集部)

十味(とーみ)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた十味(C)モデルプレス
生年月日:1999年2月8日
出身:長野県
身長:149cm
趣味:コスプレ・踊り手
特技:スキー・踊ること
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