<本田翼インタビュー>久々ロングヘアでドラマに臨んだ理由明かす 間近で感じた亀梨和也の“すごさ”とは【東野圭吾 手紙】
本日19日にテレビ東京系で放送されるドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」(よる9時~)に出演する本田翼(26)が、モデルプレスのインタビューに応じた。同作で、主人公を支え続け、後に妻となるヒロイン・白石由実子役として初めて母親役に挑戦した本田が感じた“難しさ”とは……。作品への真摯な思いとともに、新たな挑戦が多かった2018年についても語ってもらった。
犯罪加害者の弟となってしまった主人公・武島直貴(亀梨和也)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらもやがて自分の家族を持つまでの軌跡を、劇中で交わされる兄弟の手紙を通して描く。
本田翼「なかなか答えは出ません」
― 原作もお読みになっていたそうですが、ドラマのオファーを受けたときの心境を教えて下さい。本田:原作を読み終わった時は言葉で表すのが難しいぐらい考えさせられる作品だと感じました。それをドラマとして放送するというのは勇気がいることですし、出演のお話を頂いた時も「どんな反響になるんだろう?」という思いが先でした。
― 先日の記者会見では「観た人の価値観が変わる」と仰っていましたが、本田さんがドラマを観た感想は?
本田:ドラマでは亀梨さんが演じた武島くんの人生の一部を切り取りましたが、彼が罪を犯したわけではないのに本当に辛い現実ばかりで、結局武島くんが救われたのかどうかは正直分からないです。また、もし自分が彼の周りにいる人間だった時どう接していたかなと考えると、やっぱりなかなか答えは出ません。そういう意味で答えが出ないものを考えていく作品だと思います。観る人によってこのドラマの捉え方は違うと思います。
本田翼、初の母親役に感じた難しさ
― 難しい立場の役柄でしたが、初めての母親役でもありました。本田:分からないことばかりでしたが、自分の娘だと思って撮影期間中は出来るだけ一緒にいました。
― 子役のお母さんとお話する機会もあったそうですね。
本田:子育てで気をつけていることや、大変なことなどを伺いました。3児の母でもう子育てには慣れているとはいえ1人1人性格が違うから接し方も変わるって仰っていたんですが、「1番は向き合うことなのかな?」とも教えてくれました。もし今回の役が赤ちゃんの子どもを持つ母親役だったら、新米のお母さんとして色々分からないことがあっても当たり前に見えるからいいんですけど、由実子は6歳まで育てた女の子のお母さんなので、子育てにもある程度慣れていて関係も出来つつある、その狭間が1番難しかったです。
とにかくコミュニケーションを取って、まず信頼してもらうことが大事だと思いました。子役の女の子のお母さんのアドバイス通りに出来たかは分からないですが、母として、加害者家族の1人として、色なものを背負って生きる、それはつまり強く生きることかなと思い、結果監督ともお話してサバサバしたお母さんになっていきました。
― 子役の女の子とはどうやってコミュニケーションをとっていたんですか?
本田:ひたすら遊んでました、砂場で遊んだり(笑)。
― 本当に6歳の子のお母さんって感じですね。
本田:子どもが何するか本当に想像がつかなくって、お母さんって本当に大変なんだって痛感しました。こんな慌ただしい毎日を送ってるんだなって思うと、本当に自分の親に改めて
感謝です。
― 初めての母親役に向けて、本田さん自身のお母さんには相談しなかったんですか?
本田:「覚えてない」って言われちゃいました(笑)。まあ、20年以上も前なので、そりゃそうですよね(笑)。
亀梨和也と初共演
― 亀梨さんも含め、家族役3人で遊ぶことも?本田:ありました。お家のシーンを撮影しているときの空き時間は、結構家族3人でお話していました。
― もう本当の家族みたいですね。亀梨さんとは難しい関係性での初共演でしたが、いかがでしたか?
本田:この「手紙」というストーリーで、直貴をずっと演じるのはとても大変だったと思うんですが、現場では気さくに明るく振る舞っていらっしゃいました。あと、お芝居に入って直貴になった時は急に存在感が薄くなって普通の人に変っていたのも間近で見ていてすごかったです。
― 亀梨さんは会見でもキラキラ感を消して臨んでいたことお話していましたね。
本田:現場ではたまにキラキラが出ちゃってましたけどね(笑)。
久々“ロングヘア”本田翼
― 今回、久々にロングヘアのシーンもありますが、敢えて髪を長くした理由があるんですか?本田:なにか変化が欲しかったんです。武島と出会った時期、お付き合いした時期、夫婦になった時期という3つ軸があって、その変化をつけるために長くしました。
― 久々のロングは新鮮で、確かにその変化は感じ取れました。
本田:エクステをつけていたんですけど、私自身とても新鮮でした。
― これを機に伸ばしたいなとかは?
本田:今ちょっと伸びてるんですけど、これ以上は伸ばせないなって。もう短いのになれちゃいました。当分はこれぐらいか、もうちょっと短いかです(笑)。
2018年は“新しい一歩” 本田翼が振り返る
― ここからはちょっと話題を変えて、年の瀬なので1年を振り返っていただこうかと思います。2018年は今回の母親役や、「non-no」モデルを卒業して「MORE」モデルに加入。YouTubeも始めたり、色々変化があったかと思いますが、振り返って1番印象に残っているのは?本田:「non-no」卒業は大きかったです。8年間居た場所だったので、そこを卒業するのは勇気がいることでしたが、新しいステップが踏めたのかなと思っていてます。それも含めて、今年は新しい挑戦が多かった、一歩踏み出せた年です。
― プライベートの方で変化や挑戦は?
本田:また自炊し始めました、ちょっとずつですけど…。
― それは健康を考えて?
本田:健康に気を使い始める年齢になってきまして、20代に食べたものが30代に出る聞いているので。来年は27になる年、もう大人なのでそろそろ備えとかないと(笑)。
― 体質を意識する以外にも、大人を感じることはありますか?
本田:考え方の変化は少しあります。何かをすごく変える訳ではないんですけど、これまで通りの生活をずっと続けるのも何となく違うかなと頭を掠めて。モデルとして雑誌に出て、女優としてお芝居をやって、たまにバラエティ番組に出てっていう日々もすごく楽しいんですけど、そこに何か少し新しいことが出来ないかなって思ってます。だから今年は新しい雑誌に挑戦するなど、自分が楽しない方向に持っていくというか、新しい場所に身を置きたくなった1年になりました。
― 同じ場所にいるもの居心地がいいですけど、前に進んでみようと?
本田:そうですね、多分自分の中で何か変化していたいんだと思います。
― 新しいことに挑戦する時に不安や心配は?
本田:あります。なので、しっかり備えてから挑戦します。
― では、最後に夢に向かって挑戦しているモデルプレス読者に、挫けそうになった時の壁の乗り越え方をアドバイスするとしたら?
本田:私は、一歩踏み出せているんだったらそれで十分だと思っています。その一歩が踏み出せない人の方が多いので、まず踏み出せた自分を褒める、その先は焦っても仕方がないこともあるので、ゆっくり進みたい方向を決めていけばいいと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
本田翼(ほんだ・つばさ)プロフィール
生年月日:1992年6月27日出身地:東京都
趣味:ゲーム、漫画、数独
2006年にモデルとしてデビュー。2012年よりドラマ・映画の出演作多数。2014年『アオハライド』で主演。2015年には「恋仲」(フジテレビ系)で初めて月9ヒロイン演じた。近年の出演作は、ドラマ「奥様は、取扱い注意」(日本テレビ系)、ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)、映画『鋼の錬金術師』、映画『今夜、ロマンス劇場で』など。
ドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」概要
放送:12月19日よる9:00~11:09出演:亀梨和也 佐藤隆太 本田翼/広瀬アリス 中村倫也 高橋努 眞島秀和 西田尚美/渡辺いっけい 田中哲司 榎木孝明 小日向文世
監督:深川栄洋
脚本:池田奈津子
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