モデルプレスのインタビューに応じた伊藤千晃(C)モデルプレス

<伊藤千晃インタビュー>音楽活動再開後の変化とは?育児と仕事の両立に苦労も…2018年の“挑戦”を振り返る

2018.12.08 08:00

アーティスト・モデルの伊藤千晃(31)がモデルプレスのインタビューに応じた。ソロでの音楽活動再開後ファンクラブイベントを開催した伊藤に変化を聞いてみると、「みんな(ファン)との距離が近くなった気がした」「みんなと共に歩んでいけたら」と、ファンの存在を笑顔で語ってくれるとともに、「やっぱり音楽って楽しい」と音楽活動に対する思いも語ってくれた。さらに、12月5日にリリースしたミニアルバム「New Beginnings」についても紹介してくれた。

  

伊藤千晃のミニアルバム「New Beginnings」とは

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 全5曲が収録されたミニアルバム「New Beginnings」が発売されましたが、9月のソロデビューからすぐにアルバムリリースだったので驚きました!そのときから計画していたのでしょうか?

伊藤:そこまで計画していなかったので、すごく怒涛の日々でした(笑)。スタッフさんたちの間ではミニアルバムリリースを考えていたそうですが、私が聞いたのは「New Beginning」が発売する少し前でした。

― 9月にリリースした2曲以外は、ミニアルバムリリースが決まってから制作&レコーディングを行ったということですか?

伊藤:もともと作りたい曲リストが、私の中でいくつもありました。考え出したものもありますが、その中から曲を選んだり、新たに作ったりしました。

― 短期間で制作していたことにもビックリです!

伊藤:ものづくりってタイミングが大事だと思っています。時間をすごくかけたからいいものが出来るなんてわかりません。誰とどんなものを作るかによって違ってきます。今回のミニアルバムは「New Beginning」と同じチームで作ったので、話し合いもスムーズに進み、自分のやりたい世界観を楽曲に落とし込んでもらえました。イメージ通りのものというより、イメージ超えのものができたので、短期間で集中したからこそ出来たアルバムだと思っています。

― 改めてになりますが、今回のミニアルバム「New Beginnings」はどのようなアルバムなのか、教えてください。

伊藤:今の自分をさらけ出しています。メロディも歌詞も、今の自分の気分を反映させてもらいました。出来上がったときに、今の私ってこんなことがやりたいんだ、こんなことを表現したいんだって気付かせてもらいました。「はじめまして、伊藤千晃です」みたいな(笑)、自己紹介的なソングが集まったのかなと思います。

伊藤千晃(C)モデルプレス
― その自己紹介を具体的に教えてください。

伊藤:一番わかりやすいのは、歌詞と世界観。5曲とも異なる世界観でやらせていただいたのですが、「New Beginning」は最初の曲というのもあり、自分の音楽への葛藤や悩み、新しい道を切り開いていこうというそのときの私の気持ちを歌詞に落とし込みました。「happiness」はファンの方の温かさ集まって大きな輪になるんじゃないのかな、それってきっと幸せなんじゃないのかなという私から見たファンの方を表現しました。

「Eternal Story」はクリスマスソングになるんですけど、私が憧れるクリスマスを表現しました。いつもよりもスペシャルな料理が出てきて、クリスマスツリーの下にプレゼントが置いてあって、クリスマスという日に改めて自分の周りにいる大切な人たちと過ごす時間を幸せに、そして愛おしく感じようという思いをこの歌に込めました。

クリスマスって気が付けば周りに自分の大切な人たちがいて、その人たちを大事にしていきたいなと改めて思う日でいいんじゃないのか、そして家にいてスペシャルな料理が出てきて、クリスマスツリーの下にプレゼントが置いてあって、ザ・クリスマスらしく過ごしたいなという思いを落とし込みました。

「LOVE or LIPS」は私が好きなファッションやメイクをイメージして作った楽曲です。女性のメイクで象徴的なのはリップだと思うので、そのリップにまつわるストーリーで組み立てていきました。ファンの方に楽しんでもらえるような振付もついているので、合わせて楽しんでもらいたいです。

最後の「A Song For You」は、実はファンの方からたくさんのキーワードをもらって作った楽曲です。ファンの方たちへの贈り物にしたいなと思って作ったのですが、今年10月に開催したファンクラブイベントで、会場にメッセージボードを設置させてもらい、そこにいろんなメッセージを書いてもらいました。そのメッセージを全部読ませていただいて、その中で私が感じたことやファンクラブサイトに集まってきた応援メッセージなど、みんなが書いてくれた内容を歌詞に落とし込みました。

― ファンからのメッセージが心に響いて「A Song For You」を作ろうと思ったんですね。

伊藤:そのボードを読ませていただいている中で“会う”という言葉がキーワードだなと感じました。“会う”っていろいろな表現方法があることを知りました。「また会える日まで楽しみにしています」「今回はイベントに行けないけど、いつか絶対に会いに行きます」「会えない日が続くと寂しいよ」「今日は会えるから嬉しい」とか、“会う”という言葉の表現方法がすごく心に響いて。楽曲の1番はみんなからの思いをまとめて、2番は私のアンサーソングというか、“こういうふうに思ってくれたありがとう”という感謝の気持ちを込めています。

― ファンの方は絶対に喜ぶと思います!

伊藤:そう思ってくれたら嬉しいです。私が音楽活動をさせてもらうことができたのは、ファンのみなさんがいてくれたからだと本当に思うことができた1年でした。みんなになにか恩返ししたいなと思ったとき、やっぱり音楽で伝えることが1番私の思いが伝わる方法だと思いました。

伊藤千晃、ファンの存在を語る

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 先日行ったファンクラブイベント開催後、ファンへの思いに変化はありましたか?

伊藤:より一層みんなとの距離が近くなった気がしました。後半にかけては自分からふざけてしまう場面もあったのですが、ファンの方たちに頼ってもいいのかなみたいな感覚になりました。自分がしっかりしなくちゃ、引っ張っていかなくちゃというよりかは“共に歩んでいけたらいいね”と思えました。

― そう思えたきっかけがあったのでしょうか?

伊藤:ファンクラブイベントには私のことが大好きという方たちが集まってくれて、その方たちが出してくれたオーラがすごく心地よかったからだと思います。すごくやりやすいイベントだったので、私も素の部分がたくさん出てしまったんだと思います。

― そのファンクラブイベントでは歌も披露したそうで…

伊藤:やっぱり緊張はしましたが、すごく楽しかったです。心地よくて、これがライブになったらもっと楽しいんだろうなと思い、また次への期待が膨らんだというか、みんなの前で歌うことってこんなに楽しくて気持ちがいいことなんだと、改めて実感しました。

― ライブ開催を期待しているファンの方もたくさんいると思います!

伊藤:ライブ頑張りたいですね!私もみなさんと楽しみたいです!

伊藤千晃、2018年を振り返る

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 2018年もあと1ヶ月で終わりますが、どのような1年でしたか?

伊藤:子育てと仕事の両立の大変さを感じた1年でした。どちらも100%がんばろう!と気持ちが先走ってしまい、身体がついていかない…みたいな感じでした(笑)

― 上手に両立されているイメージがあったので、そんなふうには見えませんでした。

伊藤:春頃は育児と仕事の気持ちの切り替えというのに苦労しました。そんな中での今回のソロでの音楽活動再開したことは私にとって挑戦でした。

― その両立をしていく中で大変なことも多いと思いますが、どのように気持ちを切り替えていましたか?

伊藤:それこそファンのみなさんが支えてくださったおかげで頑張ろうと思うことができました。本当にみんなには感謝しています。前向きな言葉をかけてくれなかったら私はどうなっていたんだろうと。あとは家族や友達に話を聞いてもらいます。どうやら私は考え過ぎちゃうみたいです。周りの支えのおかげで元気を取り戻したりもします。

伊藤千晃(C)モデルプレス
― やっぱり伊藤さんにとってファンの方の存在が大きいということが伝わりました。

伊藤:すごく大きいなと思います。やっぱりきちんと会う機会があることが1番私にとっては大きいのかなと。SNSでのコミュニケーションが多い世の中になり、便利になったこともあるのですが、「千晃ちゃん、頑張ってね!応援しているよ」と、リアルな声で聞くと「よし、頑張ろう!」ってより思うことができます。結構単純なところもあるので(笑)、ファンの方の声がすごく大きいです!

― 前半はそんな日々でしたが、後半は両立できた日々を過ごせたのでしょうか?

伊藤:それこそ9月のデジタルリリースぐらいですかね。今回ソロでの音楽活動を再開するにあたり、新しいスタッフさんがすごく多くて、自分の気持ちを相手に伝えることって難しいなと悩みました。でもやっとチーム感が出てきて、9月ぐらいから定着し始めて、アルバム作りでもっと深くなっていったので、充実していました。その頃から、育児と仕事の切り替えもスムーズにできるようになっていたと思います!

― 切り替えられるとおっしゃっていましたが、この笑顔のまま、ママをやっているイメージがあります。

伊藤:本当ですか!?子どもの前ではゆるゆるですよ(笑)。家に帰ったらハグしたり、もうデレデレしてしまいます(笑)

伊藤千晃、2019年は“音楽”の年に

伊藤千晃(C)モデルプレス
― シングルもアルバムもリリースして、2019年はどのような1年になりそうですか?

伊藤:今年自分がやりたいことの基盤が見え始めたので、2019年は定着化できたらいいなと思っています。引き続き音楽はみんなに届けていきたいし、ライブもできたらいいなと、目標にしたいなと思っています。

― やっぱり“音楽”がやりたいと。

伊藤:やっぱり音楽って楽しいですね!作ってても楽しいなと実感します。もちろん、美容やファッションも好きで雑誌に出演するのも糧になるので頑張っていきたいのですが、音楽の要素があることが私らしいなと思える年だったので、2019年は伊藤千晃といったらこれだよねと定着させていけたらいいなと思います。

― 約2年ぶりの音楽活動で、音楽が好きと改めて感じたんですね。

伊藤:そうですね。やっぱり楽しいなと、この感覚がたまらないみたいな。人前に出たときに「キャー」って言われたり、歌うときにみんなが聞き入ってくれる姿を見ると、すごく気持ちがいいなと思いますし、自分ももらえるものがあるなと思います。受け取ってくれる人たちと共に、伊藤千晃を築き上げていきたいです。

伊藤千晃(C)モデルプレス
― ソロで歌うとき、音楽に対する思いや考え方は変わったのでしょうか?

伊藤:変えざるを得なかったですね。やっぱり以前はさまざまな意見が混ざりあって1つのものが出来ていた中で、ソロは私の意見が全て反映されます。私のやりたいことが基盤にあるので、自分のやりたいことってなんだろう?って自分に問いかけることから始めました。そこからの作業が初めてでしたし、今までとは全然違うなと思いました。でも、なにがやりたいのかと問うといっぱいあるんですよ。自分の今の気持ちを言葉にしたり、音楽にすることって勇気がいることなんだと、このアルバムで学ばせてもらいました。「私ってこんなこと言っちゃいけないんじゃないの?」「イメージ的にやったらちょっと違くない?」とか、いろんなことを思ったのですが、「新しい私だもんね」と思ったときに、「これでいこう」とか。今の私を見て、受け入れてもらいたい願望もありました。そうやって調整した曲がいくつもあり、本当に新しい自分の始まりだなと思いました。

― 2019年は、伊藤千晃=アーティストみたいな年になっていくことを楽しみにしています!

伊藤:そうやって言っていただけるなんて嬉しいです!

― ライブも本当に期待しています!

伊藤:待っていてくれたら嬉しいです!ライブができるように頑張ります!!

伊藤千晃、挫けそうになったときの乗り越え方は?

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 2018年も楽しいことも辛いこともたくさんの経験をしたと思いますが、最後に挫けそうになったとき、諦めそうになったとき、伊藤さんはどう乗り越えてきましたか?

伊藤:私は出口の見えない道を歩くことがすごく辛いので、ここまでが自分の頑張り時と見極めることが大事かなと思っています。いつか叶うだろうって人生を生きていたら、いつなのかわからなくなってしまいます。運で早く叶うこともあるし、自分の才能や能力があっても全然叶わないこともあるので、自分でここまでやると決めたらやる。だけど、ここまでやっても出来なかったら諦めるという設定をして、実際に来たときに続けるかやめるかは決めればいいと思います。そういう目標設定をして、挫けそうになっても、もうちょっと頑張ってみようとか、自分の中で見極めていくことは大切なんじゃないかと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

伊藤千晃ミニアルバム「New Beginnings」

12月5日発売

伊藤千晃(画像提供:avex)
【CD収録内容】全曲伊藤千晃作詞(共作)
New Beginning
happiness
Eternal Story <新曲>
LOVE or LIPS <新曲>
A Song For You <新曲>
全5曲収録

【DVD収録曲】
「New Beginning」Music Video
「Eternal Story」Music Video

伊藤千晃(いとうちあき)プロフィール

伊藤千晃(C)モデルプレス
1987年1月10日生まれ、愛知県出身。

コスメブランド「C-TIVE」のプロデュースやアパレルのコラボ商品開発などで幅広く活躍中。ジュニア野菜ソムリエの資格も取得し、美容やファッションに関する豊富な知識で同世代の女性からの支持も高い。今年9月5日に「New Beginning」をデジタルリリースし、ソロでの音楽活動を再開させた。

【今後の活動予定】
12月24日にはリリース記念イベントをタワーレコード渋谷で行う。12月28日~2019年1月14日までミニアルバムの発売を記念した展覧会「CHIAKI ITO EXHIBITION“New Beginnings”」も開催される。そして、毎年恒例となっているバースデートークショーも1月12日から行われる。

【Not Sponsored 記事】

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