渡辺大 (C)モデルプレス

「中学聖日記」に“第3の男” 渡辺大の登場で物語が加速<モデルプレスインタビュー>

2018.11.14 10:00

俳優の渡辺大(34)がモデルプレスのインタビューに応じた。女優の有村架純が主演を務めるTBS系ドラマ「中学聖日記」(毎週火曜よる10時~)に6話より出演している渡辺。有村演じる女性教師・末永聖に思いを寄せる中学生・黒岩晶(岡田健史)、聖の婚約者・勝太郎(町田啓太)に続く、まさに“第3の男”として登場している。

  
同作は女性向けマンガ雑誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載の漫画家・かわかみじゅんこ氏による同名漫画が原作。中学生と女教師の“禁断の恋”を、儚くも美しく描くヒューマンラブストーリーとなっている。

(左から)有村架純、渡辺大 (C)TBS
これまで、子星中学校で3年1組のクラス担任を務める聖、聖の10歳年下の中学生・晶を中心に、物語の舞台は中学校だったが、6話から聖の勤務先は小学校に。渡辺が演じるのは、聖と同じ小学校に務める教師の野上。晶、勝太郎と離れ、山の中の小学校で働く聖との恋の予感も…?

渡辺大 (C)TBS

「中学聖日記」に第3の男が登場

― 6話から登場している野上ですが、どのような役柄なのか教えてください。

中学校でのやり取りがあった後、聖先生がやってくる小学校の教師です。僕が演じる野上が3年生のクラスの担任をしていて、聖先生には副担任をやってもらっています。同僚で、次第に聖先生に惹かれていく役どころです。

― 婚約者の勝太郎、惹かれていった中学生の晶に続く、第3の男の登場なんですね!

そうですね(笑)これからどうなっていくのか、期待して見てほしいです。

― 教師と中学生の純愛ドラマということですが、このテーマに対して率直にどのような印象がありましたか?

僕らが中学生の頃だとあまり考えられないと思うのですが、最近の子どもはすごく大人な感じというか…少しリアルな部分もあると思います。それに、有村架純ちゃんが先生だったらそりゃあ好きになるだろうし(笑)少なからず、恋愛対象として見る人もいると思います。

「中学聖日記」より (C)TBS

有村架純の印象

― 撮影はいかがでした?

小学校は小学校でネグレクト気味の親がいるなど、いろんな問題があり、保護者との関わりが増えてきます。聖先生の過去に突っ込もうとする人たちも出てきたり、そういった複雑な人間模様が描かれますが、ストーリー的に考えさせられるような重たい話もあり…そんな中で子どもたちの天真爛漫さには救われましたね(笑)。

― 物語もガラッと変わりそうですね。

そうですね。前にいた中学校は海辺でしたが、新しい小学校は山奥ですし。雰囲気としてはのどかですが、人間関係などはピリついているので、そのアンバランスさもおもしろいかと思います(笑)

(左から)有村架純、渡辺大 (C)TBS
― 主演の有村架純さんの印象を教えてください。

初共演なのですが、まだ25歳ながらとても大人で、主演を何本もやっていて、朝ドラのヒロインも務められた方なので、あれだけの責任感を背負っていてすごいなと思いました。年下ですが、とても尊敬できる人です。

― 共演するうえで話し合いなどはありましたか?

役に関してはとくに。プロデューサーさんや監督とはお話しましたが。ただ、途中参加でしたし、架純ちゃんがどんな方なのか、まずは人となりを知らなきゃというところからのスタートでしたので、コミュニケーションを取らせてもらいました。

「中学聖日記」より (C)TBS
― 途中参加ということですが、心持ちなどは違うものなのでしょうか?

手探りでなくて、だんだん出来上がってきて流れやリズムを掴んでいるところに、どういう感じかがわからない状態で入っていくわけなので、現場の雰囲気を掴まなければなりません。また、この作品のように、恋愛ものをあまりやったことがなく、その点も少しプレッシャーでした。野上という役も、とても純朴で、初めて人を好きになったくらいの青年で、そこに関しても新鮮でしたね。

― ドラマは中学生の恋を描いた作品ですが、渡辺さんの学生時代のエピソードを聞かせてください。

中学3年間は野球ばかりでしたね。ポジションは外野でしたが、中3くらいの思春期ピークには、女の子が見ているところでキャッチしたいなとか、みんな意識してやっていました(笑)懐かしいですね。エスカレーターの学校で、中学や高校に上がる度に、新しい友達ができるのも楽しかったです。学校もわりと自由な校風で、怒られることも多かったですが(笑)いじめがあるわけでもないし、みんな個性があってのびのびしている平和な学生時代でしたね。

「中学聖日記」より (C)TBS

海外の映画賞での快挙も話題

― 主演映画「ウスケボーイズ」では、「マドリード国際映画祭2018」にて外国語映画部門最優秀主演男優賞を受賞し、外国語映画部門最優秀作品賞とのW受賞。「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018」でも最優秀主演男優賞を受賞された渡辺さん。今年は大活躍の1年ですね。

大変ありがたいですね。日本の方に向けて作った映画ではありますが、海外の映画祭で賞をいただけて、実際に海外での反響を感じられたことも大きいです。まだまだ全然なところはありますが、やっとひとつステップアップできたかな。この調子で爆走して、もっともっと前に進んでいかなければなりません。

― 出演作が途切れませんが、最近参加された作品でとくに印象に残っているものは?

「散り椿」は木村大作さんなど、ベテランの方々と仕事をさせていただき、監督にはこてんぱんにやられましたね。「全員で作品を作るんだよ!」と、みんなが毎日毎日必死に死に物狂いで作ってるのを見ると、やっぱり映画ってこういうものだなと感じました。長年やってこられた方々の情熱やスピリッツを持っておかなければいけないとも思いましたし、携われてよかったです。

― その一方で今年夏に放送されたテレビ朝日系ドラマ「ヒモメン」では、最終話にゲストとして出演。こちらはコミカルでおもしろかったです。

個人的にコメディは好きで、見ている作品もコメディが多いです。コメディも自分の引き出しとしては持っておきたいなと思っています。

渡辺大 (C)モデルプレス

渡辺大のこれから 意気込み新たに

― 様々な役を演じていますが、今後、どのような俳優を目指していますか?

いろんな作品にめぐり逢いたいですね。「ヒモメン」のコメディな役もそうだし、真面目な役も、悪役も、幅広くいろんな役に挑戦したいです。どの作品においても「これ、前にやったな」というのはあまりなく、いろんなパーソナリティが生まれてくるので、それを追究していきたいです。やっていけばやっていくほど、まだまだ知らない部分がいっぱいあるので、それをどんどん探求したいですね。映画祭でも、世界にどういう作品があって、どんなディレクター、監督、プロデューサーがいるのかを見れたので、もっといろんな世界を知っていきたいです。

― では、今回演じた野上は渡辺さんにとってどのような存在になりました?

歯がゆい部分もあるのですが、愛される人になれたかと思います。視聴者のみなさんが愛してくれるキャラクターをやれたらいいなと思っていて、自分もそういう引き出しを持てればと演じました。

渡辺大 (C)TBS

「中学聖日記」“見逃せない展開”へ

― 中学生と女教師の“禁断の恋”を、儚くも美しく描くヒューマンラブストーリーとなっている今作ですが、渡辺さんが思う、この作品に込められたメッセージを教えてください。

人を好きになるって一筋縄ではいかないんだなと考えさせられますよね。とくに、この作品の登場人物たちはすっごくこじれてます(笑)でも、現実にもそういった部分があると思うんです。なかなか人生は単純明快な答えを1つ持って生きているわけじゃないので。視聴者の方がどのように見ているのか気になりますね。いろんな恋愛の形があるので、そこも楽しんでほしいです。

― 最後にドラマを楽しみにしている視聴者の方へ、メッセージをお願いします。

本当にどんでん返しで、1話も見逃せない展開になっています。展開の仕方がすごくセンセーショナルだったりもしますが、楽しんでもらいながら、続けて見ていただけると嬉しいです。目が離せない展開となりますので、ぜひご覧ください。

― ありがとうございました。

渡辺大(わたなべ・だい)プロフィール

生年月日:1984年8月1日
血液型:A型
出身地:東京都
身長:185cm
特技:乗馬、殺陣
趣味:野球、ゴルフ

2002年にTXスペシャルドラマ「壬生義士伝~新撰組でいちばん強かった男~」で父である渡辺謙演じる吉村貫一郎の青年期役で俳優デビュー。主な出演作に映画「彼岸島」「サブイボマスク」ドラマではテレビ朝日「就活家族」などがある。今年は6月に「空飛ぶタイヤ」、9月に「散り椿」、10月に主演をつとめた「ウスケボーイズ」が公開。さらに2020年公開の「峠 最後のサムライ」出演も決定している。

「ウスケボーイズ」では、「マドリード国際映画祭2018」にて外国語映画部門最優秀主演男優賞と外国語映画部門最優秀作品賞、「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018」にて外国語映画部門最優秀主演男優賞と外国語映画部門最優秀監督賞を受賞した。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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